ストライク!@キタシス

書きたい日記の続き、まだ先週分。 
先日行った、北川先生のロシア武術(システマ)体験会(通称キタシス)の話。 
野田古武術研究会からのはしご参加。 

この日のテーマはストライク。ストライクというのは、要するに殴ること 
今まで生きてきた30数年分の何十倍か、殴られたし殴った。 

色々なメニューの後にストライク。 
この辺は、北川先生の巧みなメニュー構成により、 
ストライクを行う前の準備を(たぶん)入念にかつ自然にやってから、 
ストライクに突入できた。 


ストライクする(殴る)のと、ストライクを受ける(殴られる)を両方やる。 

いやしかし、なかなか人は殴れませんね。 
相手をしてくれたIさんは、「今の1.5倍くらい強くても大丈夫。」なんて言ってくれるのですが、 
自分の中の勝手なリミッターが働いて、強く出来なかった。 
自分としては、リクエストに答えたい気持ちもあったはずなのに。 

どんなに言っても、私が強くストライクしないので、 
Iさんは、私が疲れてしまって、出来ないのかと思っていたみたい

一方、受けるほうは相手を信じて受けるだけだったので、 
自分としては気持ちが楽だった。 
「殴られるより、殴るほうが難しい。」のです。 
相手は信じられても、自分は信じられないということか。 

北川先生にストライクを受ける。お腹。 
人に殴られる経験など無かったので、加減されるとわかっていても 
体がビクビク反応するし、ガチガチに構えてしまう。 
それでも私の反応をみながら、初めはほんとに弱く、 
硬い身体と心をほぐすようにストライク。私はその間ブリージング。 
硬さが取れるに連れて、徐々に強く、ストライクを受ける。 
いつの間にやら、初めは絶対に無理だった強さのストライクを受けていた。 
あら、不思議。 
横で見ていたIさんは、私がかわっていく様子が見れて面白かったそうな。 
変わりましたよねぇ。 


いやー、満足 


色々やったのに、かなり忘れてしまったけど、覚えている限りのメモ。 
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・まずは呼吸 
ブリージングと言って、鼻から吸って口から吐く。 
これは常にやり続けて、きつい時にこそハイペースで行うといいらしい。 
ハイペースなのは、バースト呼び、これでもうひと頑張り出来る。 
自分の限界をちょっとだけ超える為のおまじない。 
何をするにも忘れてはいけない。 

・拳立て 
板張りの床でやると、痛い。 
しかもゆっくりやるので、なお痛い。 
きつい人は膝をついてやっていいと聞いて、すぐに膝をつけた(笑) 
要バースト。 

・柔軟1 
2人で。寝転がって足同士で負荷をかけ合う。 
前後、左右。私はからだがカチカチに硬いので前後には足を倒せない。 
相手の方に「なんでこの人は負荷をかけるばかりで、足をたおさないのか!?」 
と思われたかも。 
※後日その方にお会い出来たので、事情を説明したら「途中から気づいてました。」との事。 
そっか。 

・柔軟2 
2人で。長座で座って後ろに手をつき、ついた手を後ろにずるずる遠ざける。 
限界まできたら、もう1人がちょっとだけ手伝う。するともっと遠くへ手をのばせる。 
「柔らかい!」と驚かれた。 
肩こり体操のおかげで、私の肩甲骨は可動域がひろがっているようです。 

・崩しに耐える 
2人で。右肩と左腰を押す・引くなどの、崩しに耐える。 
崩す方は、適度な負荷がかかるように力をかける。 

・崩されから戻って、耐える 
上のようりょうで色々、横から首と肩を前後に押す・引くとか。 
耐えにくいところは、崩された状態から適度な負荷を感じながら元の位置に戻す。 
戻ってから同じ負荷をかけても、今度は耐えられる。 
不思議。 

・8の字まわし 
足とか、膝とかを8の字に回す。 
首も回す。 
手も回す。 
8の字じゃなくても自由に回す。 
回しながら動き回る。 

・ショルダーチャージ(?) 
片足で動き回って、出くわした人にショルダーチャージ。 

・倒す 
2人で歩いて、合図で相手を倒す。 
倒すときは後頭部を打たないようにフォロー。 

・起こす 
横たわっている人を起こす。 
甲野先生繋がりのせいか、上体起こし&添え立ちの人が多数。 
これがなかったら、起こすのって大変! 
ちなみに私は添え立ちで「痛っ!」と言われてしまって、反省。 
焦って急ぎすぎた。あーぁ。 

・腕立て 
腕立て伏せの状態で、動き回る。 
近くの人の手を払う。 

・避ける 
まっすぐ歩いて来る相手を最小限の動きで避ける。 

・避けて、当てる 
上の動作の時に、拳を当てる。1回、2回、3回 

・避けて、軌道をかえる 
上の動作の時に、拳を当てて相手の方向をかえる。 

・助ける1 
3人で。曲者メニュー。 
1人が横たわり、もう1人が踏みつける為に歩き、 
もう1人が横たわる人を動かして助ける。 
踏みつける役の人は、踏みつけなきゃダメ。 
助ける役の時は、あきらめるともう1人が踏まれてしまうので大変。 
どうやっても自分の限界+αぐらいまでやってしまう。 
楽しんどい。ブリージング忘れてた。 

・助ける2 
3人で。曲者メニューその2。 
1人が横わたり、もう1人がその人の足を持つ。 
もう1人が横たわる人を蹴ろうとするのをブロックする。 
蹴る役の人は、蹴らなきゃダメ。 
もっと、楽しんどい。 
でもこれはサッカーのDFが役立って、けっこう助けることが出来た。 
ブリージング忘れてた。 

・拳でマッサージ1 
壁沿いに立った相手に拳たてでよじ登る。 
関節には当てずに、マッサージをするように。 
要バースト。 

・拳でマッサージ2 
横たわった相手に拳たてでマッサージ 
これも拳を関節には当てないで、マッサージをするように。 
要バースト。 

・拳立て 
調整が目的。 
ブリージングも忘れずに。 

・焼鳥やさん 
ホッピーを飲みながら。 
北川先生と、そのパートナーのあやさんコンビとお話。 
私はあやさんの親戚にそっくりらしい。 
隣に座ったT氏の体験談。ブルース・リーのジークン道とか。 
先輩稽古人のRさんは、先輩パパだったりする話とか。 
楽しかったなぁ。 

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