エアジョウ@半身動作研究会

先日の恵比寿の話。 

始まったと思ったら、もう終わりの時間。 
ここでは時間の進み方が早い。 
でも振り返ると内容は盛りだくさん。密度が濃いなぁ。 


私の祈りが通じて(?)、今回は『杖』。 
杖と書いて、ジョウと読むほうの『杖』。 

この日は私がかつて経験していない程の、すごい人数。 
杖なんて全然足りないし、足りたとしても振り回すにはスペースが、、、 
さすがに他の稽古に変更かな、と思いきや中島先生は宣言通り『杖』を開始。 

もちろん足りないので、長いの短いの、竹刀、木刀。 
それでも足りなくてエアギターならぬエアジョウの方も何名か。 

動きの確認なので、道具はなんでも良いのだが、 
さすがにエアは厳しい、その時は説明に集中した。 
説明にあった「杖だから下段から始まる。」には、あらためて納得。 
杖は、ついて歩いている前提なのである。武術的だ。 

でも私の杖術の目的は、体裁きの感覚を養う事です。 

前回教わった『巴』の一連の動きを、(今度こそ)覚えた。 
室内用の『コンパクト巴』も。 
一人稽古の強い見方が出来たぞ。 

追う動き。 
動きのなかで、なるべく手で操作しない。 
手は杖の受け渡しや、支えに使うだけにするということ。 
体に合わせて杖を動かすと手で操作する事になるのでよろしくない。 
手で操作すると相対した際、杖の動きが読まれ易くなってしまうのだ。 
逆に、杖の動きに合わせて身体が動くと、消える動きになる。 


Tさんが、稽古はじめにFさんに『巴』を聞いていた。 
 Tさん ・・・ 「『巴』を見せてください。」 
 Fさん ・・・ 「こうです。」(やって見せる。) 
 Tさん ・・・ 「そんなに早くやらないで下さい。」 
 Fさん ・・・  「いや、ゆっくりですよ。」 
確かにかなりゆっくりでした。 

Tさんも今見たら、きっとゆっくりに見えますよ。 
私も同じ経験をしていますから。 
http://vtotai.blogspot.jp/2008/02/blog-post.html


その他、色々やったので忘れないようにメモ 
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その他 
・羽交い締めから抜ける。 
左右方向の井桁崩し版。 
かなり強く締められても抜ける。 
というよりも、やんわり締められて、抜ける方向についてこられると抜けない。 
やんわりだったら抜ける必要もない。武術的だ。 
Tさんと 
強く締められたまま着いて来られた。 
抜けられないことはないが、二人とも床までしゃがんでなにがなんだか(^^; 


・手がかりを与えて、周り込む。 
前に出した手に触れて、接点の状態を変えないように相手の背後に回りこむ。 
回りこむ時に手で相手を押さえようとすると気付かれて回りこめない。 
接点の状態を変えないようにする事が大事。 
Tさんと 
Tさんが目をつぶって挑戦。 
手を残すだけでは、接点の動きがバレてNG。 
接点を変えないように意識すると、気づかれなかった。 


・掴まれた瞬間の動きについて行く 
お互い向かいあって正座。 
「取り」は、両手を掴まれた時、掴まれた手が進む方向に付いていく。 
ついていくと相手が勝手に崩れるので、 
その動きに乗って相手を制するという稽古。 

説明によると、 
1.掴まれると少し動く。 
2.動くからそれについていく。 
3.動きに乗って相手を制する。 
というもの。 

周りでみんながやっていたが、私を含めて、2.の”ついていく”で、文字通りついていけない人が続出。
どうしても 
1.掴まれると少し動く 
2.掴まれるので動けない 
3.・・・ 
となる。 

掴まれたときに「ついていく」だとどうにもならないので、 
「動けるほうに動く」という感じでやってみると、 
2.の”ついていく”まではなんとなく出来るようになった。 
ここら辺の微妙な感覚をどう表現するかは、人により違って当然だと思う。 
でも勘違いで違う技になってしまう恐れがあるので、 
なるべく言われたままの感覚で出来ると良いのですが。 

さて、この日は結局、 
1.掴まれると少し動く。 
2.動くからそれについていく。 
3.いつの間にか逆について来られている! 
まで進歩(?)した。 
今回はこれで良しとしましたが、2から3へいかに運ぶか。 
道のりは遠い。 


・浪之下 
ちょっと長くなったので、次の日記に書こうかな。 

・そういえば 
膝行、膝退はやる時間がなかった。 
まいっか。 

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