古武術 for 子育て(赤ちゃんを持ち上げる)

子育ては共同作業。 
といいつつも、仕事がある平日はほぼ全て妻にまかせきり。 
週末はなるべくたくさんやるようにしているけれども、 
どうしても負担の大部分は妻が被ることになってしまう。 

姫の体重も6kg近くになり、抱っこの負担もかなりのもの。 
この頃になると、以前の日記に書いた甲野式抱っこ術でも大変です。 
使わないともっと大変ですが。 


しかし妻曰く、今負担がきているのが膝まわりだそうな。 
日々重くなる姫を抱えあげる、置く。 
この動作を毎日何十回と繰り返す。 

「これはいかん」ということで、またまた甲野先生の技を妻に伝授。 
今回は『垂直離陸』。 
これは年末の大掃除でも活躍した、重いものを持ち上げる時に役立つものです。 

妻には膝にくるそれぞれの場合に絞って伝授。 
1.低い位置で寝ている赤ちゃんを抱えあげて立つとき 
2.自分が座った状態で膝に抱えあげるとき(おもに授乳時) 

妻の感想は、 
 「うおー!」 
 「全然違うー!!」 
 「すごーい!!!」 
 「痛くなーい!」 
でした(^^)
妻は既に膝が痛くなっていたので、そこに負担が集中しない「垂直離陸」の効果は、 
私の想像以上に強く実感出来たようでした。 

これでなかなか貢献できなかった平日にも役立つ事が出来そうです(^^) 
紹介してくれた甲野先生と、わかりやすく教えてくれた中島先生にあらためて感謝。 


知らないけど興味ある人向けにやり方。 
※試している途中で痛みや違和感を感じたら失敗ですので、すぐに止めてください。 

1.低い位置で寝ている赤ちゃんを抱えあげて立つとき 
『足裏の垂直離陸』 
まず①~④で『垂直離陸』状態の感覚を掴む。 
 ①.立つ 
 ②.右足だけあげる(常に足裏が床と並行になるように) 
 ⇒当たり前だけど、簡単にあがる 
 ③.左足だけあげる 
 ⇒こちらも当然、あがる 
 ④.両足を上げようとする(足裏は床につけたまま)。 
 ⇒当然あがらないけど、足裏、スネ、モモとかが”ギュっ”となる。 
 ※④の”ギュっ”という感じが、『垂直離陸』状態です。 
で、赤ちゃんを抱えて立ち上がる時に④をやりながら立つと、 
あら不思議、膝も腰も痛くない! 

2.自分が座った状態で膝に抱えあげるとき(おもに授乳時) 
『膝の垂直離陸』 
まず1.の①~④で”足裏の”『垂直離陸』状態の感覚を掴む。 
 今度はそれを”足裏”ではなく床についている”膝”でやる。 
 ①.赤ちゃんの前に座る(この場合は正座)。 
 ②.手を伸ばして抱っこできる状態にする。 
 ※普通はここから、「よいしょ」で持ち上げるけど、ちょっと待った! 
 ③.床についた膝を床から上に離そうとしながら、赤ちゃんを持ち上げると、 
あら不思議。膝も腰も痛くない! 
 ④.足を崩して楽な体勢になる。 

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