古武術 for 子育て@寝かしつけ

先日(と言っても一ヶ月くらい前)の青山で甲野先生にこんな相談をしました。
1.赤ちゃんが抱っこしないと寝てくれない。
2.やっと寝てくれたのでベッドに寝かしたいのだけれど、ベッドまで下ろす動作は腰が痛い。
3.しかも置いた途端に泣く。


いろいろ教わったので書きます。

1.抱っこ。
まず、抱っこの方法は以前の日記に書いた甲野式。
これで長時間の抱っこがだいぶ楽になります。
http://vtotai.blogspot.com/2008/02/for.html


2.ベッドに下ろす。
背中や腰を曲げて下ろすのはNG。
まず、ベッドの際ギリギリまで近づく。
腰や背中を曲げずに膝を曲げて真っ直ぐに下がり、ベッドの高さと同じになるまで下がる。
この体勢から赤ちゃんを置くと、腰が痛くなりません。
※スクワットのような動作になるので腿とか疲れますけど。


3.泣かせずに置く。
2の方法でも慌てて置いてはいけない。
講座で『こうですか?』と2の動作をしながら聞いたら、先生に『まだ駄目。』と止められた。
先生:『置いたら泣くでしょう?赤ん坊は凄く敏感なんです。気配が出ているから駄目なんです。』
赤ちゃんに気配を悟られないようにするのだそうです。武術的です(笑)

先生:『だからこちらの気配を消して、相手の様子を観察する。』
先生:『すると、相手の呼吸やリズムが感じられるようになる。それを感じたら置くんです。』
先生:『それから気配が出やすいのは置いた後、抱っこしていた手を抜く時。』
先生:『この場合、手の甲が赤ん坊に触れていたほうが気配が出にくい。出来れば手の甲で抱っこすると良い。』

7KGぐらいの赤ちゃんであれば、手の甲があたるように抱える。
これにより、自分の存在を不安定にして気配を悟られにくい状態にする。

私:『ありがとうございます!やってみます。』


後日、試してみました。
気配を消す為に手の甲で抱っこしようと、もたもたしていたら泣きました(ToT)

手の甲で抱っこするのは置いといて、1、2はとってもお役立ちです。
ちなみに最近の姫は勝手に寝てくれるようになって、とても楽。
私の技の上達よりも姫の成長のほうが遥かにはやいぞ(^_^)

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