新たな稽古@第2回 骨盤おこしセミナー

腰痛解消と動きやすい身体になる為に参加している、骨盤おこしセミナーの話。

2回目の参加。
前回は骨盤がおきるポジションについて、その位置を確認した。
今回はこのポジションを身体全体でどのようにキープするかについて関心を持ちながら参加。

キープする方法は以下の通り。書くのは簡単、やるのは大変だ。
・まず骨盤をおこす(上体は前傾する)。
・頸椎、腰椎だけでなく胸椎も曲げて顔をあげる(上体の前傾を解消する)。
・この時、肩を引かずに胸を前に出す。
・足指で握り拳を作る(股関節の自由度が増す)。
・土踏まずに重心をかけない。


明らかにNGだったのは、胸椎が曲がらない(意識出来ない)のと足指の握り拳が緩い点だ。
緩いといっても自分としてはそこそこ強く握れているつもりだったのだが。

このポジションは動きの土台にあるもので、動作や技の向上を目指すならクリアすべきものだという。


参加者から「どうやれば胸椎を動かす感触がわかるのか。」と質問があがった。
その質問に対する中村先生の答えは「胸椎の感触は、出来るようになればわかる」だ。
この答えを聞いて「それではわからない。」と思ったと同時に「あぁ、そうか。」と納得した。
「これは稽古だ」と思ったのである。
目の前で実演されている動きが自分には出来ない事に気づき、それを意識づけの段階から改善していく。
という取組む姿勢が稽古っぽい。
さらポジション作りは自分の身体を割っていく(意識出来るブロックを細分化していく)必要があるが、この内容も稽古に通じるものがあると感じた。


稽古だとしたら、焦らず楽しんでやれば良いわけだ。
まずはやってみるところから。
先月から続けている意識づけにポジション作りを加えて取り組んでいこう。
《意識づけ》
・自分の骨盤が後傾しているかどうか意識して確認する。
・椅子に浅く座って骨盤を前傾させる。
・椅子に深く座って骨盤を前傾させる。
《ポジション作り》
・腰を反らせない。
・胸を前に出す(出そうとする)。


出来なければわからない感覚を伝えるには比喩が有効なようだ。
中村先生も何とか伝えようと「バストトップを10センチ上げるつもりでやると良い」という言い方をされていた。
注意すべきは比喩から受ける感覚が人によって違う点。
この時は男性に向けてどのような比喩を使えばいいかが難しいようでした。
中島さんが私に「胸を(前後に)井桁でずらす」みたいな事を言ったが恵比寿で稽古している人にはこちらのほうがしっくりくるかもしれない。

とにかくしばらく継続してみようと思う。
※約一週間後の昨日、早速発見があったので今度の日記に書きます。

骨盤おこしセミナーに参加すると思い起こす本があるので再びご紹介。
『ナンバの身体論 体が喜ぶ動きを探求する』2004 光文社 矢野 龍彦, 金田 伸夫, 長谷川 智, 古谷 一郎


骨盤おこしについては書いてないけど、胸鎖関節や骨盤のトレーニングが図入りで説明されていてわかりやすい。
本にある胸郭ボックスを前後に潰す動きは、結果的に胸椎を曲げる動きになるし(たぶん)、これはまた胸を井桁に動かす稽古にも通じるものがある。

ちなみに胸椎はここ!
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/irisiris/studies/bone03.html

その他にも。
下駄の履き方、歩き方(トレーニング用)
高下駄(二本歯)の鼻緒をギュッと摘んで足指の握り拳を作る。
左右の足に乗るように(下駄の前歯の上にMP関節が乗るように)歩く。
もちろんこの時も骨盤をおこして胸を上げる。

あと一部の人が反応する『縁』Tシャツを購入。
帰って着ていたら、妻に似合うとほめられた。
胸に『縁』とプリントされているこのTシャツ。
シンプルさと『縁の森』っぽさがおすすめ。

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