手をあげろ!@東京武道館

東京武道館の話。


・両手をあげる(新技?)
座りで両手を上から押さえ付けられた状態から、手を上にあげる。
正座のような格好で座る先生に対して、押さえるほうはほぼ立っているような体制で上から押さえ付けるのだが、ゆっくりと技の説明をしながら軽々と手をあげてしまう。

上と言うより前方にただのばす感じか。
少林寺拳法のOさんと色々試す。
動く前と初動は悪くないらしい。実際、胸の辺りまではあがるが、そこでぶつかってしまいそれ以上動かせない。
『腰を僅かに上げ、落とすと同時に胸を引く。この間、手はただ前にのばし続ける。』を試してみた。
一度だけうまくいったが後はダメ。明らかに考えすぎだろう。
拳銃でもつきつけられたらスッとあがるかも(笑)
この技は面白い感覚を得られます。


・一畳相撲みたいなこと。
Hさんと。
いなされると対応が難しい。
なんでも私の中心を捉えているとの事。
私にはHさんの中心が見えない。これも稽古が必要だ。
途中で何度も力んでしまい、リセットしなければならなかった。私はすっかりへばってしまったが、Hさんは全然平気らしい。
そういえば呼吸を忘れていたかも。
この稽古はよっぽど気を付けてやるか、『いなし無し』などのルールをつけないと、私の場合力み系に感覚が慣れてしまう恐れがある。気をつけたい。
ここでも骨盤おこし。Hさんに少しだけ骨盤をおこした状態でやってもらうと、明らかにパワーアップ。恐るべし骨盤おこし!


・指相撲
甲野先生と。
親指を相手の両手親指で押さえられた状態から抜ける。
親指だけを動かすと抜ける。
これは先生相手にも成功!と思ったのもつかの間、先生が押さえかたを変えると万力のように締め付けられた(痛すぎて)ギブアップ。

・袖を掴んでいる手をはずす
斬り落とし?
袖を掴んだまま潰されてしまう。この技は説明したり分析しようとすると途端に効きが落ちるとの事。
複雑な処理を同時並列的に行なっていて、一つずつ取り出して説明しだすと直列処理になってしまうからだという。


・本番であがる人
参加者から『練習ではうまくいくが本番ではあがってしまいうまくいかない。何か良い方法はないか。』という質問が出た。
先生は『今生きている人生は常に本番の連続なんだから、普段からそのつもりで取り組めば練習、本番の区別はない。そうやって取り組めばいいんですよ。』と言っていた。
質問者だけではなく、周りで聞いていた他の参加者の心にも響いているようでした。
もちろん私にも。

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