平蜘蛛返さない@子育て

ちょっと技ありな(?!)先週末の一コマです。


姫がつかまり立ちを始めたのでちょっと前からベビーベッドをやめて布団にしている(柵から落ちたら大変!)。

姫は寝ている時もよく動く。
90度回転、180度回転。

いつの間にか布団から出てきて、枕の上で寝ていたり。
隣の布団で寝ていたり。
ちなみに姫はだいたいうつ伏せで動きまわる。

親としては寒いといけないので、元の位置に戻して布団をかけてあげる。
戻す手順は以下の通り。

1.(うつ伏せなので)片手を首と胸の間位に、もう一方の手を股からお腹あたりに差し込む。
2.持ち上げて移動する。
3.置いて布団をかける。

見ていた妻が『上手だねー』と感心したように言うので理由を聞いたら、
『持ち上げた時になぜ頭が「ぐでーん」となって首を圧迫しないのか、不思議。』だという。
言われてみれば1.の形だと首が苦しくなりそうだ。
口で説明するより体感してもらったほうが早い。

妻には姫と同じように正座からお辞儀をしたようなかっこうになってもらい、
そこから『上体おこし』のうつ伏せ版のような感じで片手を首のあたりにあてておこすというのを受けてもらった。

まずは腕力でやると「ぐえっ」となるのを確認(笑)
続いて姫の時と同じようにやってみる。すると苦しくないままスーッと起き上がる。

わかったようなわからないような反応だったけど、『稽古が役に立ってるのね』と言ってもらえた。

それにしても指摘されるまで自分でも気づかなかったということは、
このような身体の使い方が身についてきた証拠!
いい傾向ですo(^-^)o
しかしその分、人に教えるような事があったら『当たり前のこと』として説明出来なくなってしまう恐れがある。
これまでの過程は忘れたくないなぁ。

というわけで、今の感覚で詳細な手順を書いておこう。

1.姫になるべく近づく。
2.真っ直ぐ立てる体勢を作る。
3.片手を首と胸の間位に、もう一方の手を股からお腹あたりに差し込む。
4.自分の腕と体の位置関係を変えずに起き上がる。
5.移動する。
6.自分の腕と体の位置関係を変えずに置く。
7.布団をかける。


2は4をやりやすくする為の準備。わかる人向けに言うなら、『骨盤おこし』。
4がポイント。
腕で持ち上げようとして、体に近づけもしないし、起き上がる時に腕を伸ばして遠ざけもしない。
手には圧力がかかるが、動き出してからは一定。
腕に力が入ると『ぐえっ』となってしまいます。


名前をつける程でもないけど、あえて言うなら『平蜘蛛返し』ならぬ『平蜘蛛返さない』かな。
ゆっくり丁寧に。

中村先生の『抱き上げる』もこれに近い感覚かも知れない。

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