ほほう@東京武道館

東京武道館で中島先生と試したした『歩法』について
技アリ本や稽古会で歩法を教わってきた私にとって、
新たな歩法の検証をする中島先生にリアルタイムで立ち会えるのはとても嬉しいこと。
中島先生はもっと色々検証されていると思うけど、今回の日記ではこの日試した歩法について整理。

■基本は骨盤おこし。
1.足で拳をつくる。
2.踵を踏む。
3.足を背屈。

2で前に進むためには『骨盤を起こし+胸を前に出す』は前提条件。
検証したプラス要素は、3で足の指先に『離陸』をかけた場合の効果。
甲野式で言うなら、足首の背屈による『井桁』。
『垂直離陸』と区別するために『井桁離陸』としておこう。
※いずれ『井桁離陸』も『垂直離陸』だということになるかも。

上体は重心に乗せる感じ。前傾しすぎると踵を踏めなくなる。
井桁の形を崩すような前傾はNGですね。

■ポイント
膝がつま先を追い越さないように歩く。これも骨盤おこしから。
1歩目・・・重心が前にある状態からスタート。重心が後ろにあると踵が踏めない。

■課題
2歩目の離陸。3歩目の離陸。
2歩目の離陸は予め構えておくことで数回に1回はうまくいっている感じ。
3歩目は着地時にり力んでしまい、離陸がかけられない。
3歩目の「あぁ、これでは駄目だ」という感じは、『太ももゆるゆる歩法』の駄目な時の感じととても似ている。
MP関節に乗り込む感じとの関連。

■展望
指先の離陸は足首の背屈動作であり、この動作は太ももを緩ませる動作である。
このまま検証していって、骨盤おこしトレーニングの『太ももゆるゆる歩法』と、
甲野式の『垂直離陸』歩法からの『井桁離陸』歩法が繋がると面白いなぁ。

■効果
ちょっと試しただけで、どれだけの効果を期待してよいのかは疑問ですが、
受けた印象を一言で整理すると以下の通り。
※手を持たれた状態で前に進むという動作で検証。
1.『垂直離陸』
”ぐぐーっ”と浮かされる感じ。
2.『井桁離陸』
”くっ”と浮かされる感じ。
起こりが減ったか。

■もう1つ課題
受けが同じように構えると(がっちり止められてしまうので)効果が検証しにくい。。。
どう有効性を見出すかも課題です。

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