おこせばいいじゃない!

昨年の11月に「骨盤をおこして果たしてそれが『技』だろうか?!」
という内容の日記(※)を書いた。

疑問を持った理由には、
>「『骨盤おこし』が、技に入る前の準備にしては『色々やり過ぎ』で『時間かかり過ぎ』だからかもしれない。」
と書いていた。

それで、その日記にはこうも書いていた。
>「普通の状態が骨盤後傾じゃなくなればあまり気にしなくても良いかな。」

それで今まさにそんな感じがしてきているのだ。
ただ、骨盤おこしの姿勢が自分の自然な姿勢になったかというとそうではない。
骨盤おこしトレーニングにも常に「その先」があって、「はい出来ました。終わり。」とはいかないからだ。
そうなると骨盤をおこさないで稽古するのも難しくなる。
つまり、どの時点の自分に戻って稽古すれば良いのかがわからないのだ。
・骨盤おこしをやる前の自分?
・股関節は意識できるけど、胸が動かないときの自分?
・胸が動き始めた時の自分?
・腹圧をかけていない時の自分?


何がいいたいかというと今自然にしている姿勢が骨盤おこしのトレーニング成果であろうとなかろうと、
自分の自然な姿勢には違いないのだから、
それで稽古すればいいじゃないかという考え方になったということ。

こう考えるようになったのは、Iさんとの稽古中に姿勢を”極端に”意識するとかえって緊張がはしり、
可動域に余裕がなくなっていて良くないという指摘を受けたことも理由の1つ。
指摘そのものは以前から受けていたが、最近になってようやく自覚出来るようになったという事が大きいのだろうと思う。
骨盤おこしの姿勢と言えどもトレーニングでやるような頑張ってとる限界の姿勢は、技の稽古には良くないという事です。

そうそう、それに最近骨盤おこしをやる方が増えて、姿勢だけの技では通用しにくくなってきたのも安心材料の1つかな。


と思っていたらS水さんの日記に、中村先生が中島先生に言った話として、
「骨盤を立てないところに戻る技ではなくて、その先の技を練ることをされてはどうですか?」ということが書いてあった。
これには賛成だ。
だって面白そうだから。

でも中島先生は教える立場だからそう単純にはいかないだろう。
技を教える前に姿勢を教える必要があるのだから。
あ、だから中村先生から骨盤おこしトレーナーをまかされたのか!!
もう心配なしだ!!!

というわけで迷うことなく骨盤おこしトレーニングをしながら、技の稽古を続けて行きたいと思います。


※11月の日記「おこせばいいってもんじゃない?」
http://vtotai.blogspot.com/2008/11/blog-post.html

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