やってるね@第9回骨盤おこしセミナー

前回はまさかの見学に終わってしまったので、
なんとしても参加したかった第9回骨盤おこしセミナーの話。


朝からすごい雨。

初めてのかたが多く、導入メニューから。
もちろん初めてじゃない私もトレーニングを兼ねておさらい。

■正座での骨盤おこし
このトレーニングのポイントは、
「股関節から動く」
「胸を出す」
「腹圧をかける」
の3つと、
「腰を反ったらやり直し」
のルール厳守だ。
以前よりも腰の反りを敏感に察知出来るようになっているのが自分でもわかる。
「腰を反らずに骨盤を動かせるようにする」という目的で動くといいようだ。


■立位体前屈
小学生の頃やった形とはだいぶ違う。
「足を腰幅に広げる(逆ハの字)」
「膝に遊びを作る(曲げて良い)」
「お尻を後ろに引かない」
「着いた手に重心を乗せる」
これも「手を着く」ではなく、「股関節から折り畳む」を目的に動かないと腰を引いてしまう。
見た目の結果は追い求めないほうが良いようだ。


■立位体前屈(逆回し)
しゃがみの姿勢で腿とお腹をくっつけた状態から、
膝裏で手を組んで膝を伸ばしていく。
ポイントは、
「腿とお腹を離さない」
「顔は下に向けない(前を向く)」
今はこのトレーニングが一番股関節に「キク」ような感じがする。


■股割り
セミナーの最後の方でMさんと一緒に股割りに挑戦。
開脚の度合いは角度にして100度程度だったけれど、
股割りを見た中村先生から「たいさん、やってるね。」と一言。
あとで聞いてみたら股割りの準備動作での姿勢に変化が見られたとのこと。
『股割り』は腰に違和感が出るのでトレーニングを避けていたのだけれど、
立位体前屈で股関節から畳むトレーニングを中心にやっていたのが結果的に良かったのかもしれない。


応用編と思われるメニュー。
■垂直飛び
着地時の柔らかさがポイント。
膝をロックさせて着地するのではなく膝に遊びを持たせたまま着地する。
膝をロックさせない為のポイントは、
「足の小指側を使う」

今度は着地時に沈み込まずに止まる動作を試す。
この時も足の小指側を意識して着地する。
これは結果としてフラットに着地するためのもの。
たいていの人は足の土踏まず側で着地しているので、
小指側で着地するくらいの意識で丁度よいのだそうだ。
私の場合も「まだ内側に(体重が)かかっている。」と指摘されたが、
それでも足の小指側を意識して股関節にテンションがかかる状態で着地出来ると、
そのまま鞠のように跳ね返る感覚があった。


■歩く
膝の向きと足の中指の向きがあうように歩く。
足首は逆ハの字になっているので膝はやや外側に向かって動く形になる。
足裏に乗り込んでいくように歩く。
膝頭をつま先が追い越さないように気をつける。


■股間節の外旋で動く
足首を背屈または伸張させて、曲がりたい方向の小指を意識すると股関節が使いやすくなる。
使いやすくなった股関節の外旋を使って動くとスムーズに動ける。
実際やってみるとこれはスポーツに応用できたら有効だと感じる。
何となく出来た感じがしたけど、外旋しないほうの足が窮屈だったので中村先生に見てもらったら、
「股関節が働いていない。内旋・外旋ともに可動域が少ない。」との事。
そして、内旋・外旋の可動域を高めるには『股割り』トレーニングが有効!!


■ボール奪取(バスケット)
相手が掴んでいるボールを奪うのに手の力だけで奪うのではなく、
体幹部の力を使えるようにする方法。
手をボールに触れておいて、膝の抜きで一気に体重をボールに乗せる。
これがうまく行くと手の力だけで挟んでいるボールは簡単に外れてしまう。


■ボール胡座
ボールを持参して質問。
パソコンを使うときにボールに座るようにしているのだけれど、
しばらくすと腰に負担を感じるのでやり方を確認したかった。
中村先生からのアドバイスは「もう少し前傾する。」と「足の小指に力を入れる。」の2つ。
実際にやってみると腰の違和感が消えた!!
特に「足の小指に力を入れる。」には驚いた。なんでも股関節が働くようになるので腰の負担が減るとのこと。
この状態でバランスを取ることが骨盤おこしでのバランストレーニングだ。
身体中を力ませてまで、ボールに座ることが目的ではない。
必要なところ以外の余分な力を抜いた状態でボールに座れるようにならなければ、
効率的な動きから遠ざかってしまう。


聞けば聞いただけ奥の深さを感じる骨盤おこしトレーニング。
『別世界』を感じるのはいつの日か?!



そうそう、次回のセミナーまでに中村先生の”物理用語での説明ブーム”がやんでいることを祈ろう。
てこの原理を用いた説明もピンと来なかったし、そもそも物理は得意じゃないので余計分かりにくい(笑)

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