システマ青

前回参加したシステマインストラクター北川さんによる『システマ赤』の続きで第2回は青。
青は『青あざの青』?『青ざめるの青』?


暗闇!!
会場の照明を落としてさらに目を瞑ってのワーク。
『システマ青』というよりも『システマ黒』といったほうが良いかも。
寝るとき以外にこんなに長時間目を瞑る事はないでしょう。
でも目を瞑って前の人の背中に触れてひたすら付いていくというワークで、
やたら激しく動く人の後ろになってしまって、何度も手が離れてしまった。
その為、早々に薄目を開けて修正というのをやってしまったが、
あそこは手が離れた時点でいったん途方に暮れるのが正解だったかも知れない。
ズルが出来るなどと思っていたら目を瞑ったときの感覚など開かれないだろう。
反省してその後のワークでは素直に目を瞑ったまま過ごした。

ワークの中では目を瞑った状態の自分の感覚にちょっぴり期待してみたりしたが、結果としては全然駄目だった。
駄目だったけど、『自分の感覚を信じて動けることが大事』というような事をきたろうさんが言っていたので、
薄目を開けた以外(この時点で駄目か)は自分の感覚を信じて動けたんじゃないだろうか。

手を鳴らすきたろうさんに向かって歩くというのは結構素直に動けたけど、
集まった後に最初に組んだパートナーを探すというのは、記憶通りの感触の人と出会えずにタイムオーバーをむかえてしまった。
目を開けて確認すると私のパートナーだった人は別の人と組んで座っていた(笑)


目を瞑った側が崩される役となり、
崩しに来る相手の気配で位置をあてたり避けたりするワークでは、
一緒に組んだMさんの気配が全然読めなかった。
避けているつもりがむしろ近づいていたり、
”そっちだ!”と思ったて指をさしたら反対側から現れたり。
でも丁寧に崩してくれたおかげで、安心して殺られることができたけど(笑)
Mさん曰く心地よい崩しを「ゆわん」というらしい。
「ゆわん」と崩されました。


相手の胸に手のひらで触れて相手の呼吸に合わせていると、
だんだん動いてくるので腰をマッサージするつもりで動きについていく。
というワーク(この時点では暗闇から解放されています)では、
システマジャパンのS本Kさんと組ませて頂いた。
通常触れていると相手は手前から後ろか下方向へ崩れていくものと思われるのだけれど、
S本Kさんは何故かどんどん手前に迫り出してきた。
そのあと、「すみません、変なことしちゃいました。(笑)」と言っていたので、
どうやら変なことをしていたらしい(笑)
私は感触に従って素直に手前に動けたので結果としては良かったみたいだけど
、、、ちょっと戸惑ったッス(笑)


他にも拳銃を隠し持っている人を当てるワークや、
ナイフを持って歩いている人を当てるワーク、
目を瞑って寝転がり、踏みに来る人を避けるワーク、
向かってくる2人のうち、どちらが殴ろうとしていてどちらが握手を求めているかを当てるワーク(外れると殴られる)など
面白い内容が盛りだくさんで、終始楽しんで過ごすことが出来た。


この日のワークを通じて思ったのは、こういう『勘』みたいなものってとらえどころが無いようでいて、
実は鍛えられるものなんだなあという事。
当たらないにしても自分の中では「おや?」「ヘンだ!」「こっちだぁ!」というのは感じることがあったし、
まぐれにしろ当たる事もあった。
当たる当たらないは結果としてついてくるのだけれど、とにかく動き続ける事が大事なのだ。
システマ流の説明では「止まっていたら撃たれちゃうでしょ。」という事。
考え込んで止まるよりも勘を信じて動けるようになるという効果が大事なのかも知れないな。


終盤のワークでは、それらを踏まえて腕を掴みに来る相手を避けてそのまま「ゆあん」(Mさん)と崩すというワーク。
Yさんと。たまに掴まってしまったりしながらも、止まることなく動けていた気がする。
自分は真っ直ぐのまま動き続ける。


今よりももうちょっと自分の『勘』を『勘』のまま使ってみるのもいいかなと思うようになったこの日のシステマでした。
北川さんはじめ、みなさまありがとうございました!!

それにしても前回のシステマ赤とは全く異なる内容でこの充実感!
いつ参加しても楽しい。

あ、またまたシステマTシャツ買い忘れた。

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