変化の予感@東京武道館

東京武道館で行われた甲野先生の講座の話。

この日は大学時代の友人を3人連れ添っての参加。
楽しんでくれていればいいなと思いつつ、私はいつも通り半分くらい勝手に稽古していた

後で聞いてみたら、技はもちろん、先生のトークも面白かったらしい。

身体中が動作に参加することをサッカーにたとえて、
「観客席から110人くらいピッチに降りてきてワーッとやったらいくら優秀なチームでも多勢に無勢で勝てないでしょう?」
というものや、最近の話している(これはたとえ話ではないけど)蛙を「バフッ」っと踏んづけて気づいた技の話など(ちなみに蛙は元気)。
確かに面白い。
技の説明も上で書いたように実際の身体操作がイメージできないものから、
刀を扱うときの重心のとらえ方のように理屈としてわかりやすい話まで”解説のわかりやすさ”という点で玉石混合のトークがまた面白かったようだ。
「面白いよ」と言って紹介した手前、楽しんでもらえたのは本当に良かった。

自分で稽古するようになるかどうかは別として、人生のスパイスのように感じてもらえていたら、紹介者冥利に尽きる(笑)
と思っていたら本当に興味を持ってくれたらしく、
今度中島先生の講座にも参加したいと話していた。
皆さん、私の友人が参加した際はよろしくお願いします


周りで稽古していた私の方はと言うと、変化の予感が2つ。
■「バフッ」に手がかり
といっても先生の気づきと同じかどうかは不明。
それでも試してみると何かしら得るものがある。
この日試してみたのは骨盤おこしトレーニングでやっている『腹圧』をかけながら、
潰された蛙のように意識して胴体が縮みながら横に膨らむようにするというもの。
それなりの効果があったみたいだが、まだまだ改善の余地がある。

■まかせる
もう1つは、中島先生の解説による稽古だが、
これはこの先(私自身の)大きな変化を予感させるものであった。
まかせるということ。
鏡写しの原理との繋がり。
パントマイム的な動きとの違い。

自分が相手の抵抗に逆えずに動いてしまうつもり(実際に動いてしまって良い)で相手に触れると相手に鏡写しでその動きが発生する。
この動きを正確に捉えた後で、体幹部と相手の距離がかわらないようについていく。
出来たときには受け、取りともに感覚が残らない。
再現するのに苦労する部類の動きだ。

中島先生も言っていたけど、甲野先生の最新の技の1つである両手でブロックする相手を片手で崩す(場合によっては吹っ飛ばす)動きも、この原理が隠されているようだ。

これからの稽古が楽しみだー!!
と思っていたら、半身動作研究会@柏でさっそくこの稽古をやっていたらしい。
ウズウズ。
半身動作研究会@柏の動画
http://www.youtube.com/watch?v=6iDRblN9ytM

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