やぶれかぶれ@野田古武術の会

毎月柏、流山近辺で行われる中島先生の稽古会。

この日は初参加の方3名を含む5名での稽古。
まずは”歩法”から。いわゆるナンバ歩きである。
最近中島先生は”ナンバ”の説明を始めると30分はひたすらしゃべり続けてしまうということに気がついたらしく、
この日の説明はポイントを絞った5分程度で、あとはやりながらという形になっていた。
過去に一度、説明30分を経験しているだけに私としては一安心であった(笑)

『抜き足・踏み足』
これが”歩く=立つ動作の連続”と言われるナンバ歩きの基本稽古である。
方法の記述は省くが、この稽古はいつやってもその時あらためて身体がまとまってくる感じがする不思議な稽古である。

『一足立ち』
受けに腕を掴んでもらい、その腕があがらないように頑張ってもらう。
取りはその手を挙げようとする動作を、普通に立った場合と一足立ちになった場合の両方で試してみて、その効果を確認する。
実際やってみると一足立ちになったほうが明らかに掴んでいる側としては止め辛い。
中島先生曰く、この一足立ちでの稽古は、甲野先生が技の説明で話す”人間は立つということに一生懸命である。”という性質を利用出来る形とのこと。
つまり、片足で立つという普段やりなれない&身体全体が参加しないと倒れてしまうような姿勢を取ることで、
両足の場合についつい使ってしまう腕や肩を使うことを忘れさせる効果があるとのこと。

『正面押し』
一足立ちの形で力まなくても相手が崩れることを確認したので、今度は両足で同じ効果を得られるかどうかの稽古。
みなさん初参加なので当たり前ですが力むこと力むこと!
かつての私もこうであったのだとちょっと感慨深かった。
私と組んだ方にはなんどかよけいな力を抜いてもらおうと、あれやこれやと説明したが長年染み着いた身体の使い方はそう簡単には取れるものではない。
かえって何もしたことがない人の方が、すんなり出来たりして。
何度か力みのない状態の技を体験してもらって、力みのない状態で素振りして、素振りの感覚が抜けない内に動いてもらう。
こうすると良い感じで動けるようだった。
しかし、2回目の法則。「ではもう一度。」とやってみるとうまくいかない。
素振りですら力んでしまったり。

そんなときは気分転換です。
形を変えて、壁に背を向けて思い切り寄りかかって正面押し。
これは身体を前傾させることが出来ない形なので、たいていの人が力まない感じを体験出来るという優れモノな稽古。
しかし、この形でも力んでしまったり。
こういう方はやればやるほど力んでしまったりするので、
とにかく力まない状態の技を受けまくるというのが良いと思われます。

力みが相手に伝わるように、リラックスも伝わっているので、
そのうち身体のほうがリラックスを受け入れてくれるようになると思うのです。
”身体で覚える。”とはそういうことなのではないかなぁと思いました。
だから中島先生は、甲野先生の技を受けなさいと言うのでしょう。


さて、ちっともタイトルに書いた”やぶれかぶれ”な日記になっていません。

稽古後は北柏にあるマスターりゅうこくさんが経営する喫茶ストリームバレーへ。
この日マスターから聞いた、マスターお勧めのラーメン屋にさっそく行ってきました。
つけめんを頼んだのですが、スープが特徴的。
鴨南パン蕎麦のスープのような感じのつけだれで、
割りスープで味の濃度を調節するというもの。
いやー、ペロリといっちゃいました。大盛りにすれば良かった。
また行きたいです。



そのラーメン屋の名前が「やぶれかぶれ」。
新京成電鉄の前原駅から徒歩3分。
うちの姫が通っている保育園から徒歩1分。
おかみさんが美人。
一緒に仕事している人からもオススメされていて、ずっと行きたかったのだけれど、
これはまたいっちゃいそうです。

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