千代田武術稽古会

千代田武術稽古会に参加した話。
この日は野田古武術の会からのはしご参加。

なんといっても甲野先生の最新の気づきである『風見鶏の原理』を体験しなくては。
輪の中で機会を伺っていると袋竹刀で技を受けるチャンスをゲット。
■影抜き
外で見ていてもとんでもない速さであったが、受けてみるとやはりとんでもない速さ。

■斬り結び
甲野先生曰く、「効果としては子供が竹刀の先にぶらさがったような感覚。」
自分の技を受けていないのに的確な表現をされていると感じた。
まさに喩えの通りの感触で全然止められない。

Mさんの受け
甲野先生がさんざん柄を持つ手を離していると体中がつまってしょうがないと説明されているのにもかかわらず、
思い切り持ち手を離して対応する姿に思わず応援してしまったが、甲野先生の動きは私がみる限り相当な速さと思われるMさんが苦笑いするほどの速さ。

しばらくした後、風見鶏の説明でも技を受けることが出来た。
■正面の斬り@風見鶏
もはや正面ではないような気もするが、常に相手の力に対して正面を向くような構造が出来上がっていて、
自動的に力が発動するような感じだそうです。
ただ、強力な力を出すという説明では、腹に向かって凝縮される力を感じられるようになる必要があるとも言われていた。

■平蜘蛛返し
野田古武術の会からご一緒した武道好きのM女史に先生の平蜘蛛返しを受けてもらうべく代理で勝手にリクエスト。
滞空時間に感動されていたので、すすめて良かった。


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千代田は色々な稽古人がいるので色々な稽古が出来るのも魅力なのです。
・池袋古武術倶楽部のY氏の技を受けたり。
・W女史に会社で出来る腰の力み解消法(通称:ゴリラの背)を教わったり(前回は肩の力み解消法を教わった)。
・主宰のT氏と一緒に知らないおじさまに「グーパー引き」と「跳ね吊り」の違いを説明したり。
・K氏と「三角締め」からの脱出@甲野先生をまねしてみたり。
・意拳をされている方に「グーパー引き」「跳ね吊り」の説明をしたり。
・意拳をされている方に「三角締め」をかけたり。
・静岡からの常連さん、T森君、H君らと風見鶏もどき(別名ブルドーザー)の稽古をしたり。
・千代田でよく見かける常連さん@禅の人(仮称)と初めて稽古したり。

特に静岡の常連の彼と風見鶏もどきの稽古を始めたあたりでは、ギャラリー含め人が何人か集まってきた。
T森君、H君まではいつも通りの感じだったけど、ひとしきりやった後で禅の人とやったのはなかなか刺激的だった。
たしかこの方は筑波稽古会のS氏といつも相撲を取っている方だ。
ものすごく粘るとは聞いていたが、今回はその理由が明らかになった。
何でも禅により自分のリミッターを外すことにより、
「ああ、ここまでやられたら終わりだな。」とか余計な事を考えない状態にするとのこと。
こうすると一度動き始めたら壁で止まるか相手が強力で止まるか、相手が動かなくなるか(!)、身体が完全にあきらめるまで止まらなくなるのだそうな。
すると一回一回の稽古が徹底的に崩すか、完全に崩れるかまでならないと終わらないということになる。
面白いのでつい何度もやってしまったが、呼吸とリラックスを忘れてしまったこともあってとっても疲れてしまった。
禅の人を止められるのはS氏しかいないのか。


K氏には、生まれてはじめて「三角締め」をかけさせてもらった。
逆にかけてもらったときの「グーパー引き」による構造の安定は、首と腕の間の空間が保たれる点で有効なように感じた。

講座後、Iさんから『股割り』に関するあらたな気づきについて話があった。
その内容は”方向”について。
前回の気づきである”脱力とテンションのメリハリ”に加えて、動けそうな方向を探るのだそう。
いくら脱力しても不自然な方向を目指していては、動けないということだ。
帰ってさっそく試してみたら自分にも変化が!!
これについては別の日記に書こうかな。

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