池袋コミュニティカレッジ

遅れて参加した池袋コミュニティカレッジでの甲野先生の講座の話。
新年から綾瀬、恵比寿、池袋と良いスタートを切れている。
まだ日記に書いていないけど、野田古武術の会にも参加出来たしv(^^)v
今年もたくさん参加出来るといいなぁ。


この日は、太刀取りのときの身体の状態についてヒントが得られた(かも知れない)。
この状態を先生は別の動きで説明されていた。
それは、『真っ直ぐに立った状態から、踵をつけたまましゃがむ』。
というもの。
ポイントは『手は下げたまま(前に出してバランスを取らない)』
ということと、
『上体が前傾しない』
ということ。

自分でやってみるとわかりにくいので、誰かに横から見てもらうのが良い。
けっこう出来たつもりでも意外と上体が前に傾いてしまっているのだ。
実際先生に見てもらったが、「なかなかいいけどまだこれくらい傾いている。」と示された角度がイメージよりも傾いていたのだ。

この動作は中腰になったあたりから急激に難しくなる。
この時、先生の背中は細かいブロックに分かれて微調整を行っているらしい。
この背中が細かい単位で微調整できる状態が、太刀取りの時にも必要らしいのだ。


とここまで書いておいて何ですが、ちょっと聞き間違えのような気がしてきた。
”身体が割れる”という説明を2つの局面ではなしただけで、
この2つの動きが直接的に繋がっているとは言っていなかったかも知れない。

太刀取りについては、この日も”半身になった後ろ足から動き出せる状態で、実際には前の足から動き出すと結果として後ろ足が残らずに身体と一緒に回収される”という具体的な説明があったので、
こちらのほうからアプローチしたほうが良さそうだ。


さてこの日も最近の気づきである『グーパー引き』からの展開であった。
目には目をということで、グーパー引きの状態を先生の技の受けで使うようにしてみたところ、
これがなかなか有効なようである。
しかし、私の方は特定の形でこの状態を保つのが精一杯で、まだこの状態のまま自由に動くことが出来ない。
実際には先生の変化の前にあっけなく崩されてしまうのだけれど、
感触としては強力な変化の可能性を感じることが出来た。
何とかこの状態が意識せずとも発生している感じをものにしたいところだ。

後日、随感録にも書かれていたが、ここの常連さんと思われる方々も以前見たときよりもずいぶん粘り強い感じになられていた。
好きで続けると言うことが上達に繋がるのだという良い例だと思う。
もちろん私もそうありたい。


さてこの日はオーストラリアから来日(※日本人です)中の浅谷さんも参加されていて、
少しだけお話する事ができた。
あとで中島先生から彼の動画があるページを教えていただいたのだけれど、
その中で彼はすごすぎて甲野先生に教わる必要があるのかと思えるような動きを見せていた。
そんな彼でも(彼だからこそとも言えるか)今回の来日は刺激的でとーっても楽しく過ごせたとのこと。
楽しみを共有できる人が増えるというのは、なんだか嬉しいものですね。


そうそう、この日は講座後のお茶会で腕相撲の格好で先生がグーパー引きの応用を検討されていたのをきっかけに、
甲野先生に私の広沢先生直伝の宴会芸@『腕相撲で完全に負けたところから復活する』というのを受けて頂いた。
「八光流の皆伝師範直伝です。」と断ってから受けてもらったせいか、
『おお、これ(八光捕りの指先で耳を触りにいくジェスチャーで)ですね。』
と、感心していただいた。
そう言われたところで、広沢先生に教わっていた時に、
『八光捕りと同じだよ。』
と言われたことがあるのを思い出した。
そうだったのかー!と今さらながら納得。
あー、久しぶりに広沢先生に転がしてもらいたくなっちゃったなぁ。


勝手にご紹介
広沢先生のHP
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/
柔術妄想日記には稽古のヒントが隠されているようですぞ!
要チェック!!

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