武術の世界@平直行氏ミニセミナー

先週は空手ミニセミナーに参加。
空手どころか格闘技は全然やりませんが、参加案内の文章(※)を読んで以来、気になってしょうがなかったのです。

平さんは元総合格闘家で今は武術家兼指導者をされている方(ブラジリアン柔術アカデミーストライプル代表)。知る人ぞ知る漫画「グラップラー刃牙(バキ)」のモデルにもなった人です。

平らさんが紹介してくれたのは、武術の世界。
空手の型(サンチン)を例に取りながらの説明、
重心を感じて動くことやお腹から動くことの重要性について実演・説明されていた。
月刊フルコンタクト空手の取材ということで空手の型をテーマにしたらしいのですが、
サンチンの型を説明するとそれだけで真夜中までかかってしまうという事で途中で切り上げ。
空手の突きで説明される”引き7分”について、身体中が連動して動くという前提で引き7分ということを説明されていた(たぶんそういうことなんじゃないかなぁ)。
つまり、引き手の動きが結果として突きの動きに繋がるという意味で、重要なのは引き手のほうだという事なのではないかということ(ちょっと違う理解になっているかもしれませんが、めちゃくちゃ間違っているわけでもないと思います。ご了承ください)。
こうしてミニセミナーは空手に限らない武術の世界に突入した。
セミナーの途中で平さんが取材の方に「これは『しぃー(内緒)』」のようなジェスチャーをしていたけれど、この日記にうっかり登場してしまうかも知れません。
でもあの場にいなくては(いたとしてもあるいは)、そうそう伝わるものではないと思うので、差し支えないという判断で書き進めてしまいます(^^;

■身体の可能性
本人が気づいていないだけで、細胞1つ1つがとんでもない働きをしている。
傷をおったときの修復過程で細胞におこる変化に注目してみるとその一例をみることが出来る(ここでは省略~)。


■武術的動きの可能性
いろいろな形で武術的な動きの有効性を紹介・検証していったが、
その前段として武術の特徴とも言うべき説明があった。
・相手を傷つけるのではなく、制するものである。
・人を殺めることが出来るが、それは苦しみを与えずに介錯する為である。
・護身術としての武術は、相手と喧嘩しないということが大事。

実際に行ったのは以下のような形。
・膝を押さえてもらって腰を沈める。
・手刀で相手の腕を払う。
・腕を掴まれた状態から動く@片膝をついてしゃがむ版。
・腕を掴まれた状態から動く@円の動き版。
・などなど

大事なことは重心を感じて、地球の重力を見方につける。
護身術の説明の中で、踏ん張ったり、力んだりすると相手と喧嘩になってしまうという話をされていたけど、
ブレーキをかけて地球と喧嘩しているとも言える気がしました。

重力を見方につけるには自分が真っ直ぐでいること。
斜めにゆがんでいてはそれを支える筋力が働いてしまいます。


■鍛えながらストレッチする
もう1つ紹介されたのが「鍛えながらストレッチする。」という一石二鳥な方法。
平さんが取り組んでいる『操体法』(セミナー中にこの名前は出なかった)の一部を紹介してくれたのだと思う。
2、3回同じ動作を繰り返すうちに1つの動作に身体全体が参加してくる変化が出てくるのには驚いた。
やり方は文字では説明しにくいので省略。
実際体験させていただいたけど、その場で身体に変化が訪れた。格闘技で試合をやる方は、試合前のストレッチは筋肉の働きを鈍らせるということで控えたほうが良いと言われているが、このやり方であればパフォーマンス向上が期待できそうです。


職場が立川という遠方からの参加ということで、常連さんたちよりも色々と優先的に体験させていただけて嬉しかった。
平さんをはじめ参加された皆さま、ありがとうございました!

平直行氏のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/strapplestrapple

※もう終わっちゃいましたが、気になっちゃったミニセミナーの案内文
http://blogs.yahoo.co.jp/strapplestrapple/50219595.html

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