システマ@トロント土産

システマ
半身動作研究会からのはしご参加。
いつもと会場が違ったが、I女史の案内で無事到着。
トロント土産のトレーニングになるということで楽しみにしていた。

■マッサージ
呼吸でリラックスしながら、自分のお腹を丁寧にマッサージ。
おへそとかかなり痛かったんですけど、どこか悪いのでしょうか、、、
とにかく呼吸でリラックスしながら痛みの原因となっている緊張をのぞく。

■プッシュアップ、シットアップ
10カウントで沈んで、10カウントで戻る。
限界が来たら負荷を軽減する姿勢を取ることは良しとするが、
絶対に途中でやめてはならないとのこと。
沈みの6カウントくらいからきつくなって、11カウント目で戻るときにはすでに限界近かったが、
バーストブリージングで何とか乗り切った。
目を閉じて横になり、余分な力が抜けきったときの自分を感じるワーク。
この為の準備であった。
疲れきって、もう力など入れたくない状態。
痛い、きつい、苦しいが嫌いな私のこと、自主トレでは絶対にこのような状態にはならない。
システマはそういった意味でも普段出来ない体験が出来る貴重な機会だ。

■プッシュアップで上り下り
プッシュアップの状態から相手の膝、もも、腰、腹、胸に拳を当てながら上り、
逆に当てながら下がる。
自分の拳がピタッとくる場所をさがす。

■マッサージ@ストライク
相手をマッサージするつもりで、ストライクを打つ。
実際にそのつもりで打たないと、力んで打った衝撃は自分にダメージとして跳ね返ってきてしまう。
背中側から、肩をのあたりを打ってほぐすマッサージで打つ。
北川さんから、肘よりも肩が堅くなっているというアドバイスを受けた。
なるほど、言われてみれば私の拳は階段を1段ずつ落ちるように肘で1クッションおいている形で落ちている。
北川さんのアドバイスにしたがい、肩を柔らかくすることを意識してみると、その場で明らかに威力があがったように感じた。
セミナーの後で、このとき相手をしてくれたH川さんが、聞いた側から威力が上がっていたと証言してくれたので間違いないようだ。

■暗闇
この日、この後は照明を落としてほぼ暗闇の中でのドリルとなった。
トロントの夜の森で行われたワークのお土産だ。
自分と周りを感じながら動く。
これも普段の稽古ではなかなか出来ない体験だ。
歩いたり、転がったり、プッシュアップしたり、シットアップしたり。

2人組で相手の動きを感じて動くというドリル。
・手を合わせて、相手が前蹴りをすると感じたときにスッと手を押す。
・片手を繋いで、相手がもう一方の手でストライクを打ちにくると感じたときに、相手をコントロールして防ぐ。
・手を繋がずに相手がストライクを打ちにくると感じたときに、避ける。
3人組のドリル。
・2人がストライクを打ちにくるので、それを感じたときに避ける。

感じたままに動く。
打たれまいと緊張するくらいなら打たれた方が良い。


相手を崩すドリル。
・相手が向かってきたところをその力に逆らわないようにして崩す。
・崩してから相手が起きあがろうと動くところを、こちらも動き続けることにより自然と押さえる。

■課題
この日組ませていただいた中で、どうにもやりにくいと感じたケースがあった。
向かってくる相手の動きに逆らわずに相手を崩すというワークで、
相手のストライクを私が避けた時点で、相手が止まってしまうという状態があった。
(さあ、どうぞ無抵抗ですから崩して下さい。)
という状態なのだけれど、私はこの状態から崩すのが苦手なのである。
仕方なく相手の横に回り込み、首を下から上になでると同時に腰を上から下にという形で崩していたのだけれど、
止まった相手にやるのは、どうもこの日のポイントとずれていたように感じていた。
今は、相手が止まっても私が止まらなければ良かったのかも知れないとか考え中。
今度北川さんに聞いてみよう。

面白かったこと。
やはり北川さんに相手をしてもらうのは楽しい
崩した相手が起きあがろうと動くところを、動きを止めずについていくと相手が勝手に自滅して追い込まれる。というワークで、逃げる側の相手をしてもらった。
このワークで相手をしてくれた方とはお互いけっこうな確率で逃げきることが多かったので、意外と逃げる方が有利なのではと思っていたのだ。
実際やってみると、局面局面では逃げきったと思いながらも北川さんが常に動き続けているので次々と新しい局面が生まれる。
その結果、ずっとやっていればそのうち逃げられるかもという心理状態から、ずっとやっていればそのうち捕まるという心理状態に変わっていった。
その結果が頭を両足でロックされてのホールド。タップして終了であった。
まだまだリラックスが足りない!!

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