下腹ついた!@第4回構造動作トレーニング(基礎編)


構造動作トレーニング(基礎編)に参加した話。
この日は半身動作研究会から続けて参加。

講座と講座の合間、喫茶店でリニューアルされたえにし治療院のホームページの話などしながら過ごす。

今回参加した講座は基礎編。
2年間続けてきて基礎編かと思われるかも知れないが、まだまだ勉強になることばかり。
回にもよるがこの日は『座る』『立つ』ことを中心に取り組んだ。
座る姿勢では”まっすぐ座る”をテーマにしながら、
・骨盤の傾きを確認する方法
・真っ直ぐ置いたスネの位置の確認
・頭、胸の位置の説明
などを実践していく。


■座る(椅子)
スネの向きなどは毎回、自分の思っている位置よりも外側に修正される。
これはつまり、座った姿勢でのスネが内側に傾いているということである。

「骨は長軸方向に使うと一番丈夫。」

と説明があるが、
実際修正された位置にスネがあると、中村先生が真上から体重をグイグイかけてもびくともしない。
これは姿勢を維持すると、それだけで大きな力に耐えられる丈夫さを発揮できるということだ。
姿勢を維持するのに筋力はほとんど必要としない。
以前、 中村先生が、

「女性でも鍛える必要はない。今の筋力で十分。」

と言われていたが、本当にその通りなのだ。


■立つ(両足)
壁の前に立ち、両手を壁について前傾姿勢で寄りかかる。
このとき、壁につくのは小指球。
腕の長軸方向が壁と垂直になるように手の位置を調整する。前重心ということとこの手の使い方が大事。
肘の角度は90度くらいでキープする。肘が背中より後ろにくるほどの前傾はしない。
前傾したら胸、頭をスッと上に伸ばしていく。
このとき、足は座りで確認したスネの状態が理想。
足裏にかかる加重が、親指だけに偏らないようにする。
見てもらうと毎回のように修正されるが、このとき言われるのは

「たいさんはもっと背が高いはずだ。」

というもの。
首と顎を持たれ、上方向に向かっていくよう修正される。
手で支えられている時は気持ちよく上方向に向かっていられるのだけれど、離されると元通り。
一人でやるのは難しい気がするが、上方向に向かったときの肩胛骨が下がる感触を頼りに上方向を探ってみよう。


■立つ(片足)
『片足立ち』
基本的なことは両足の時と同じ。
肘の骨を長軸方向に使えるように壁に接する。


■立つ(牧神の蹄)
木製のトレーニンググッズ(牧神の蹄)の上に立つ。
片足立ちは足指の付け根あたり(MP関節)が痛む
中村先生でも痛いそうな。可動域の問題だろうか。
※牧神の蹄を使っている動画
http://www.youtube.com/watch?v=vKIrHmu_Kww


■股割り
この日は基礎編だったが、合間合間で股割りの自主トレを織り交ぜながら参加していた。
いま私の中では股割りが流行っているのだ。
段差参考ながらも下腹がついたあの感じ。先に進みたい。

「たいさん、ちょっと。」

セミナーの後半で声をかけられ、股割りに挑戦。
セミナー中にやった『座る』『立つ』の効果だろうか、段差なしとは思えないくらい股関節が動いた。
段差のない床でちょっとだけだが下腹がついたのである。

「これは腹圧が抜けている。」

しかしまだまだだ。
きつくなってくる後半、頑張りすぎて腰で曲がってしまう。
これは、前傾角度を戻してでも丁寧にやり直す必要がある。
腹圧!腹圧ー!!

この日の朝日新聞朝刊で構造動作トレーニングが紹介されていた。
そんなこともあって、次回の基礎編セミナーは満員らしい。
すごいなー。


追記
股割りの説明の中で、骨盤を後傾させて上体を倒そうとしたところ、全然前にいけなかった。

「前のやり方だと、全然いかないままなんですね。」

この姿勢でやってみると、2年前と同じ程度かあるいはそれよりも硬いくらいだ。
それが教わってトレーニングしている股割りでやってみると、下腹が床につくところまで動けるのだから、違いは歴然である。
自分が取り組んでいるものがグイグイ伸ばすストレッチ的な動きではないのだということが確認出来た。

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