6%?!@池袋コミュニティカレッジ

池袋コミュニティカレッジで行われた甲野先生の講座に参加した話。 

電車窓枠からまた変化されていた。 

剣が使えれば体が使える。 
願流剣術物語の11段、21段に繋がる気づきとのこと。 

「剣は動かさない。」 
「剣は兜。鎧。」 

何度か受けをとらせていただいたが、また変化されていた。 
斬り落とし、浪之下などで相手に触れる方の手は何気なく伸ばすだけ。 
触れていない方の手を蕎麦屋の出前のように構えておく。 
それだけで威力がすごいことになっている。 
じゃあ、自分もと言って真似すれば効果があるかといえば、そうではない。 
電車窓枠の原理がわかってくれば、理解ができるのかもしれないが。 
直入り身では両手をのばす格好になるので、膝のあたりでやるのだそう(何をやるのだ?!) 
見た目にいえるのは肩があがらないように、相手にとらわれないようにただ自然に手を伸ばす。 


■上体起こし 
介護系の動きにはあまり興味が持てていなかったのだけれど、 
この日は剣術の気づきをもとにした説明をされていて、とても気になったので「何か、ご希望があれば。」のタイミングで珍しく介護系の技である上体起こしを選んでリクエスト。 
解説を受けながら何度も受けさせていただいた。 
剣術の気づきをもとにした説明では、 
「真上に持ち上げるでもなく、前から引っ張りあげるのでもなく、一番楽に動く弧を感じながら動く。」 
これは完全に身体で覚えたぞ。 
で、これと剣術がどう繋がるのか?という疑問だが、 
説明では自転車の車軸とタイヤを例に、車軸が動かなければ先端であるタイヤは一番速く効率的に回るというようなことをおっしゃっていた。 
剣術では剣を動かさずに自分が動くということ、上体起こしでは相手の股関節を車軸と捉えて一番回転させやすい軌道を探しながらあげるということだ。 

支点を固定したワイパー運動、ヒンジ運動は井桁のときに否定されていたはずだが、、、 
それとは違う質の動きなのだろう。しかし、説明はワイパー運動そのものに思えた。 


■ウッチーさんとの稽古 
非常に文章化するのが難しい。 
稽古は感覚であるなぁと実感。 
手をとって初めて伝わってくることの多いこと。 
この日伝わってきたのは、『過程』にある状態。 
言葉にすると何のことやらわからない。 
途中、言われた通りの状態にしてウッチーさんに触れていたら、 
自分の状態とウッチーさんの状態が混ざって揺らいでいるような何ともいえない感じになった。 
力の拮抗状態とは違う、状態の拮抗というか、何と言えばよいのか。 
ちょっと気持ち悪い感じ?! 
形を決めて止まってはいけない。 
決めた形に向かっていってはいけない。 
見た目にはある形を取っていてもそれは、過程が続いている一場面にすぎない。 
特に感じるのは”上下”の感じ。 

■6%?! 
この日紹介された気づきで全体の60%が理解できたとすると、これまでの気づきは6%ほどだったと随感録で書かれていた。 
http://www.shouseikan.com/zuikan1012.htm#3 
これはこれからの発展から目が離せない! 

コメント