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2011年12月30日金曜日

繋がってきた@甲野善紀(BULINK)東京武道館での講習会


甲野先生の講座。
この日もNHK効果が続いているのか満員御礼。
いつもより輪の厚みがあって、なかなか甲野先生には近づけない。
でもこういうにぎやかな雰囲気もいいですね。

この日は、これまで聞いてきた事が細い糸ながらも具体的に繋がってきた気がする。
甲野先生の「技の構成要素は3つ。構造が丈夫であること。体幹が早く動くこと。起こりがないこと。」
http://vtotai.blogspot.com/2011/11/blog-post_14.html

構造動作トレーニング 中村先生の「女性でも鍛える必要はない。今の筋力で十分。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/10/blog-post.html

半身動作研究会 中島先生の「骨盤おこしをやっていれば甲野先生の技の半分くらいは出来るようになる。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/05/blog-post_25.html

琉煌会 城間先生の「根本のところ。動ける身体で、身体にとって自然な動きが出来ればそれが技になる。」
http://vtotai.blogspot.com/2010/04/blog-post_28.html

コツコツ日記を書いてきてよかったと思った今日この頃。
他にもあれもこれも私の中では繋がっているのだけれど、あまりかくとこじつけの様に見えてくるのでやめておこう。
でも何がどう繋がっているのかと聞かれるとはっきりとは答えられない。。。


■太刀奪り
私に声がかかって皆さんの前で私の太刀奪り。
甲野先生「この人はだいぶやっていて、さっきの『辰巳返し』も出来るようになっている。」
私「先生、そこまで言われちゃうと何だかプレッシャーが、、、」

甲野先生「たまに良さそうなのもありますが、やはり残ってしまいます。出来かけという感じですね。」
甲野先生「出来かけの例ではなく、出来る例になって下さい。」
私「へい」
というわけでますます励んでいきたいと思います!

■木口返し
この日受けたのは、太刀奪りとこれの2つだったが、いただいた感触としては十分。
前回の説明では確か「座りの太刀奪り」、ところが今回は「太刀は動かぬものと知るべし」に変わっていた。
動きが内在化され、消えかけている。
そのうち説明も「ちょっと、こう。」などと手がかりが薄くなってしまう事だろう。
実際、受けの工夫でこちらが足下が居着かないように座りの太刀奪りをするつもりで動くと、今まで為すすべのなかった木口返しに対していくらか粘ることが出来た。

■辰巳返し
先生に促されて参加者の方を相手に。
腰を浮かせて足を開き上から体重をかけてくる形。
いつも通りやってみると上がるには上がるが途中でひっかかるように感じた。
それを見ていた甲野先生のアドバイス。
「相手の状態を見て、重心に向かっていくように動く。」
同じ方を相手にお手本を見せていただくが鋭さがまるで違う。
先生を囲む輪の外に引っ込んでK磯さんに受けていただき動きの検証。
押さえられている手は、肩のように身体と一緒に動く。
わかってきた感じ。

■動ける身体@プッシュアップ
先日突然出来るようになって、また出来なくなってしまった「片手プッシュアップ」に再チャレンジ。
先輩稽古人のK氏に「片手プッシュアップ」をリクエストされる形でのチャレンジとなった。

ちなみにこのK氏は芸名が「三増紋右衛門(みます もんえもん)」という江戸曲独楽師で、「キシタカ」という芸名でジャグリングをされていて、中島先生の技アリ本の挿し絵を書いたりして、甲野先生の袋竹刀を作成されていて、ロシア武術システマのインストラクターで、たまにバルーンアートを作成していたりするという、どこからどこまで紹介すればよいのかわからない方。
私個人にとっては色々教えていただける先輩稽古人です。
で、チャレンジしてみると、、、
出来た!!左の方がきついが、左右どちらも出来た!
確実に私の身体に変化が起き始めている。
K氏「もっと身体が平らになると良いですが、いきなりでそれだけ出来れば十分です。」

■動ける身体@スティックワーク
K氏「それが出来るなら。。。」
システマのスティック(杖)ワークの1つを教えていただく。
仰向けになり、頭の横にスティックを立てて持つ。
その状態からなるべく体が水平を保つようにして起きあがるというもの。
杖を全面的に頼ると(=腕に力を入れて引っ張りあげようとすると)全く起きあがることが出来ない。
K氏「手は添えておくくらい」

足に体重が乗るようにポジショニングしてみるとほとんど手を使わなくても起きあがれる。しかしどうも足の負担が大きい。
K氏「もう少し手の方に体重をかけてもいい。それで体はなるべく床と平行に。」

今度はさっきよりも楽に出来た。
K氏「これがすぐに出来るのはすごいです。」

K氏も誉め上手なので浮かれすぎはよくないが、誉められたのは嬉しかった。
もう1つ。杖を立てて両手で持ち、膝をつけないまま杖を持つ位置を徐々に下げていって、床近くまで来たら今度は上に向かって徐々に上がっていくというワークもきついながらもいきなり出来てしまった。
※このワークは杖が滑ると危険なので誰かに杖を支えてもらった状態で行って下さい。

■動ける身体@柔道トレーニング
続いて忍者(のアルバイトをしている)のI嵐さんとの稽古。
先日の八光流の稽古でパワーアップした宴会芸(腕相撲)を体験してもらって、片手プッシュアップも見てもらった(嬉しいので見せびらかしています。みなさんごめんなさい。)
お返しに柔道のトレーニングを紹介してもらった。
・海老:仰向けになり、足裏を起点に左右にお尻を突き出しながら頭の方向に進む。
・逆海老:海老の逆動作。足裏の方向に進む。
・蟹:仰向けになり足と頭を上げた状態で、真横に進む。
「蟹」がどう動いたら良いのかわからなかったが、「肘を使って」のアドバイスでピンときて無事成功。

ここでもI嵐さんに「いきなり出来る人はなかなかいないですよ。新入部員なんかは出来るまで2ヶ月くらいかかる場合もありますから。」と誉められていい感じ。
海老はやったことがありましたが。

中島先生にも報告を兼ねてプッシュアップが楽になったという話から、プッシュアップでピョンピョン跳ねるというのを見ていただく。
中島先生「・・・それが見せたかったんですね。」
私「え、ええ、そうなんです。」

さすが中島先生、誉められないと急に恥ずかしくなるんですね。冷や水ありがとうございます。
現状に満足せずに励みます。


ほかには、声をかけてこられた初参加(?)の方の質問に答えながら斬り落としなどを少々稽古。
質問に答えながら稽古するというのは自分にとって良い稽古になりますね。
私の場合は何か聞かれても「どうなんでしょうねー。」になってしまいますが、それでも私の解釈を伝えることで何かしら掴んでもらえると答える側としても嬉しいものです。

2011年12月27日火曜日

片手プッシュアップ@半身動作研究会「体幹を作る」


この日は半身動作研究会の稽古、テーマは「体幹を作る」。

構造動作トレーニングを元に体幹(強い姿勢)の作り方についての説明があった。
・足指の握り込み
・ソフトフラット接地(小指側重心)
・前重心
・頭蓋骨の位置(カンペル平面)
・骨盤と胸骨の位置関係
・膝の遊び
・力こぶの位置
これらを丁寧にやっていく。

私は説明を聞きながら合間を見て股割り、胸割り、腰割りのトレーニング。あと足首伸展で立つというのも。

講座の最後に中島先生が、「プッシュアップも楽になる」という話をされていて、
その話に納得しながら自分でもプッシュアップを試してみた。
確かに以前よりも楽に出来る。
拳を片方ずつ交互に床から離しても楽でいられる。
などとやっていると常連参加者の方から「片手で出来るんですか」と驚かれたので「支えるだけです。上げ下げは無理ですよ。」と答えながら(あれ、できるかもしれない)と感じてやってみたところ、何と出来てしまった。
着替えたあと、(本当に出来たんだっけ?)と思ってやってみたら、やはり出来る。
みなさんにも驚かれてこの日は気分良く帰宅した。

プッシュアップは苦手で、ましてや片手で出来るというのは想像もしていなかったので我ながら驚いたし、嬉しかった。

しかし、家に帰ってから(寝る前にもう一回やっておこう)と思ったが、ついさっき出来たのにやり方がわからない。
片手で身体を支えるなんて重くって出来たもんじゃないという感覚に戻ってしまっていた。
骨で支えているようなあの感覚はどうやっていたのだろうか。
その後も色々と試してみたが、また出来るようにはならなかった。
どうも、背中(胸椎)と肩胛骨の自由度が関連しているようだ。まずは再び出来るようになるまで研究していこうと思う。

(数日後の甲野先生の講座@東京武道館で無事出来るようになりました!)

2011年12月16日金曜日

満員御礼@甲野善紀 身体運用術理説明会


甲野善紀先生の講座@千代田区スポーツセンターに参加。

NHK「爆問学問」出演の影響でしょう、私が参加していらい初めての満員御礼。初参加の方の多いこと。
ヨーロッパ帰り初の講座ということで私も楽しみにしていた。

参加者が甲野先生を囲む輪の密度が濃い。
予想はしていたが、熱心な参加者からの質問や体験希望でほとんど技を受ける機会がなかった(みなさん本当に興味津々というご様子)。

■辰巳返し
甲野先生に呼ばれ、先生相手に私も実演。
私もリクエストして久しぶりに甲野先生の辰巳返しを受けさせていただいたが、パワーアップされていて驚いた。
手が身体に一瞬も遅れていない。
丁寧に見直すと、身体が動くとき指先が働いていないと腕全体が遅れるということが確認できた。
技を受けられたのは辰巳返しのみだったが、あらためて先生と私との動きの質の差を確認出来たのは収穫。

■虎拉ぎ
柔術をされているという青い胴着の方を受けに実演。
この日はこの方がたくさん受けを取られていて羨ましかった。

■柔道技
襟を持たせて
肘も鈍角、脇も鈍角のまま体捌きで相手を崩す(ように見える)。
先生はこの気づきを「上水道は圧力で水を送っているが、下水道は傾斜が必要。」というたとえで説明されていた。

背負い投げに対して
右利きの背負い投げを受ける。
右手の甲で相手の右肘を引っかけると、相手が自滅するように崩れる。右手の平で相手の右肘を引き寄せようとするとますます背負い投げにかかりやすくなる。
太刀奪りの体捌きが出来ることが前提の技。
左手を「釣鐘人参」にする技もあったと思うが、あれは何だったか。

■鎮心のツボ
中指の付け根より少し下の部分を凹ませる手の内、手首の遊びをなくし、力の伝達に無駄がなくなるよう。
効果は大きい。
招き猫のように指を曲げてはならない。棒手裏剣を打つ時のように縦に曲げる方が感覚としては近い。

■浪之下
鎮心のつぼを凹ませる手の内は「鷹爪」だったか、名前を忘れてしまった。「浪之下」で相手に持たれる前からこの状態でいると、相手はしっかり持った感じがしない。

■屏風座
踵をつけたまま背中を地面と垂直に保ちつつしゃがむ。
足幅が狭いほど難易度があがる。

■影抜き
速すぎてわけが分からない。
危ないので座ったまま立てた杖を高くあげてもらい、その杖を相手に影抜き。
TVで爆笑問題の太田さんが田中さんに「立つなよ、立つなよ」と前振りしていたあれ。



私は途中であきらめて、周りで稽古開始。
輪の外に出ると同じ状態に陥っていた常連の方が何人か輪の外に出てきた(笑)


■平蜘蛛返し
H沼さん、N須さんと稽古。
H沼さんの平蜘蛛返しが、以前受けたときと比べると驚くほど柔らかかった。こちらが固めて受けたせいもあるかも知れないが、ふわクルって感じ。

■柔道技
大外狩りからの変化
N須さんと。
ここで私にとって大きな気づきがあった。
大外狩りにいくような形から、相手の膝裏を滑らせるように足を差し込んでいき、差し込んだ自分の膝を伸ばしていく。すると相手の足が払われるというもの。
つい差し込んでいく右足ばかりに工夫をしようとしてしまうが、大事なのは左足。
こちらが踏ん張ってしまっていると相手も踏ん張れてしまう。
軸足となる左足は非常に居つきやすい。先日の八光流で教わった居つかない足でいることが重要。

■正面の斬り(一教)
木口返しのリクエストを失念。

■若者
初めてあった学生さん。
開始前に八光流の広沢先生に教わった稽古をしていたら、興味深そうに寄ってきた。
ちょこっと実演と説明をしながら動きを紹介したところえらい勢いで転がって、そこからさらに興味が沸いた様子。
終始興味深く取り組んでいました。


ここに書いた以外でも私が周りで稽古している間、ひたすら説明&実技を続けられていたはずだから、参加された方々にとっては盛りだくさんの講習会になったと思われる。
中でもこの日は青い胴着の方が技のモデルに何度も抜擢されていたのが羨ましかった(笑)

2011年12月15日木曜日

雑誌取材@半身動作研究会


最近われながら働きすぎの為、とっとと仕事を切り上げて半身動作研究会の稽古に参加。
某雑誌H(Hな雑誌じゃないです。武術系の有名雑誌)の取材に協力するという名目でこの日は無料。


テーマは『皮膚』
私が好きな稽古であった。
取材したS氏の中島先生への質問が的確で、いつもより技の原理の部分に踏み込んだ説明を聞くことが出来た。
内容は1月発売予定の雑誌H伝にばっちり書かれるはずなのでここでは省きます。

私は私でこの日集まった取材協力者達と取材のじゃまにならないように横で稽古、たまにお手伝い。

私も参加者に説明しながら皮膚の稽古を行う。
・皮膚をキュッキュと動かして相手が抵抗する気が起きないまま動くことを確認。
・皮膚をキュッとして止まるつもりで動く。すると相手が動くのでそれについていく。結果として止まらずに動き続ける。
・前のめりになって皮膚の圧力が増してしまう失敗をしやすい
・自分が倒れてしまうようなつもりでただ皮膚をキュッしてみると相手が動き出すのでそのまま手だけ伸ばしてついていく。こうすると前のめりになりにくい。
・皮膚がキュッとなっている状態は変わらないように動く


■手を伸ばす、拳を伸ばす
うまくいったときの感覚は、手応えがなく、相手を動かしている実感もない。
(本当にこれでいいの?)というような疑問が浮かぶほど。
稽古を始めた頃はこの感覚を何とか思い出して再現しようとするのだけれど、手応えも実感もないものを再現するというのは無理というもの(再現出来たときには実感がないのだから)。
毎回新たな気持ちで中島先生の説明の通りに動こうとするのが良いようです。
それにしてもこの日は色々喜んでもらえてよかった。

■手を伸ばす2
バレーボールのコーチをされているという方と稽古。
構造動作トレーニングに参加されていた方だ。
リクエストを受けて「手を伸ばす」を体験していただく。
・寄りかかっても耐えられる程度の強さを保って立ってもらう
・寄りかからずに触れた手をただ伸ばす
・触れられた相手はどう踏ん張って良いのかわからずに動いてしまう
手を伸ばす側の目安は、足裏にかかる重さの変化。
寄りかかれば外側の足に踏ん張る分の圧力がかかる。
「手を伸ばす」で動くと、足裏にかかる重さのバランスは変化しない(自分は立ち続けているだけ)。

■股割りのスタートポジション
この方は元々、テーマ「足指トレーニング」の稽古に興味があって参加申し込みされた方。
構造動作トレーニングに興味をお持ちということでそちらの話とからめて説明。
後ろ重心(骨盤後傾)と前重心(骨盤立位)での動きの質の違いを検証。
・片足立ちになる
・相手の膝裏をあげている方の足裏で踏み込むように触れれる
相手に寄りかかれば自分が後ろに倒れるだけだが、骨盤立位の状態で寄りかからずに触れれば相手が崩れる。

バレーボールを打つような形で、腕だけで動いた場合と、胸割りによって体幹と繋がった状態との違いを検証。
・腕相撲のように向かい合って手を組む
・胸割りをしていない状態で腕力のみで動かす
・胸割りをした状態で同じように動かす
胸割りをした状態では、相手が身体ごと動く上にやる方は楽に動ける
ボールが相手だとどうなるかはわからないけれど、楽に動き続けられるのではないか。

■悪い例
取材のお手伝い。
Sさんと私で悪い例のお手伝い。悪い例ならたくさん経験しているのでいくらでも出来る(笑)
・皮膚を上方向に持ち上げてしまう
・体が前のめりになってしまう
・相手の腕を掴んでしまう
・腕の力で押してしまう
etc
悪い例ですが、うまく出来たと思います(笑)

■居つかない
これは先日の八光流の稽古であらためて思い知ったこと。
皮膚の稽古とも通じるものがある。接触面の状態をかえずに動き続けるには足が居ついてはならない。
それを意識して動くと相手の腕を掴んだまま横に移動しながらしゃがんでいくだけで相手もついてきてくれる。
コーチの方はなぜ自分がひっぱられた感触も無いのに連れて行かれてしまうのかが不思議で面白かったよう。
「面白いですよねー。」と実演する私もなぜそうなるのかなんて説明出来ない。

■寄りかからない
同じくお手伝い参加の方条さんと稽古。
「寄りかからないことの重要性があらためてわかった。」
1つ前に書いた「居つかない」もそうだが、言葉だけなら前から聞いているし、頭の中だけなら重要だとも思っていること。
しかし稽古を進めていると同じことにあらためて気づき直すということが良くある。

■宴会芸
さっそく出しました(笑)
先日八光流の広沢先生に新たなヒントをいただいた腕相撲の形から相手を身体ごとゴロンとひっくり返す形、正式名称「宴会芸」のパワーアップ版である。
何人かに受けてもらったけど、相変わらず鉄板ネタ。コーチの方含めてウケがよいこと。
これは難しいと言えば難しく、簡単と言えば簡単なもの。
力まずに動くのが難しく、力まずに動ければ簡単。
両手対片手でもうまくいったのでやはりパワーアップしているようだ。

■韓氏意拳
この日は 韓氏意拳の教練である駒井氏もお手伝いで参加。
駒井さんは武術的というより話術的な印象。話が面白いのだ。
武術的な稽古をつけてもらえるチャンスでもあったけど、この日は取材がメインだったから、これはまた次の機会に取っておこう。


取材後、中華料理店で食事して解散。
楽しい稽古になりました。
ありがとうございました!(なんか手伝ったという実感がなくて申し訳ない気持ち)


それにしても最近の仕事の詰め込みっぷりはよろしくないなぁ。
と思っていたところに駒井さんや参加された皆さまからの助言を聞くと色々考えさせられます。

2011年12月7日水曜日

2年半ぶり!@八光流柔術


職場近くで開催されている八光流柔術の稽古。
八光流皆伝師範の広沢先生には2年ほど前に「ノーブランド柔術研究会」と称した実験的な稽古会を主宰されていた頃、いろいろと遊んでいただいた。
ノーブラ研終了後、正式に八光流皆伝師範としての活動を開始され、今では千葉、東京、神奈川の各地で定期的に稽古会を開催されています。

この日は、仕事終わり(というか抜け出しというか)に突然電話して参加をお願いしてしまったが、快くOKしていただいた。
たまたま他の参加者がおらず、私にとってはラッキーなことにマンツーマンの稽古。

ノーブラ研の時からそうだったけど、稽古後に身体が軽くなるのが広沢先生との稽古の特徴。
マンツーマンで技を受けて、かけて。これを左右繰り返す。また別の技で繰り返す。
術者の居つきのなさがこちらにうつるのだろう、技を受けて転がるたびに軽くなる。
特にこの日はたくさん技を受けることが出来たせいか本当にずいぶんと軽くなった。
途中で広沢先生にも「たいさんは柔らかいなぁ。」との感想をもらったくらいだからいつも以上のほぐれ具合だったに違いない(笑)

それにしてもさすがマンツーマンで稽古してもらっただけあって、稽古時間としては1時間だったけど内容は濃いものになった。
広沢先生、ありがとうございました!!

この日記を見て興味をもたれた方は広沢先生の八光流サイトをご覧下さい。
http://ankoroneko.blog115.fc2.com/

ノーブラ研初参加の私にとって懐かしい日記はこちら
http://vtotai.blogspot.com/2010/06/blog-post_15.html


さてさて、濃い内容を忘れないように稽古メモ。
■雑談
久しぶりにお会いしたがTwitterやブログで活動を拝見しているので、”股割りどうですか?”なんて話から始まる。
外旋可動域が広がる感覚がでるトレーニングを紹介するなどして情報交換。
楽楽動作研究会のこともお話した、そのうち何か面白いことをやってみようかと思ったり。

その中で「腰を抜かす」を教えていただく。肋骨と骨盤を分離させて動かすということと、腰椎周りを緊張させずに骨盤の角度を前後・左右に動かす練習。タヒチアンダンスのようだ。

■先を動かす
拳を握った状態で両手を伸ばし、腕を緊張させてもらう。
この腕を動かそうとすると力と力にぶつかりが生じるが、拳の先端にふれて動かすと力はぶつからない。これが相手の「先」を動かすということ。
視線を相手の頭の先にうつし、頭を動かすつもりで動くとやはり力がぶつからない。人間の「先」は頭ということ。
このとき頭を「なでる」つもりで動くようにと説明される。おそらくぶつかりが起きないように動くということだと思われる。

■近くで動く
稽古の初期段階としてはわかりやすく大きな動作を伴う形で行うが、稽古が進めばそれは小さく、目でみてもわからないくらいの動作にしていく。
相手の近くで動くというのも同じ、なるべく省エネで動くのだ。
実際に技を受けてみると、突然足元に現れた渦に巻き込まれるように崩される。

■緩める順番
必ず足元が緩んでいること。
相手との接触面が緩むのは最後。
つまり、接触してから緩めたのでは遅く、すでに緩んでいる状態で触れればそれが技になる。

■居つかない
緩んだ状態とはすなわち居ついていない状態(=いつでも動ける状態)である。
これは動いているときも止まっているときも同じ。
たとえば足を一歩踏み出したらその着地も緩めたまま行うこと。
これは自分では気づきにくいところ、一歩踏み出したら居ついているのだ。
見た目に止まって見えるときも、いつでも動ける状態であること。

■脱力
脱力とは読んで字のごとくだが、力を入れてはいけないということではない。相手とぶつからないことが脱力の意味である。
以前教わったときは、たくさんあるボリュームのつまみを1う1つ微調整出来るようになることと説明されていたが、これも単に力を抜く(ボリュームを0にする)だけでは違うということを言われていたのだ。
結果的に接触面の状態は変わらないということになる。

■腕と体幹を繋げる
何かしようとすると肩が前のめりになったり、動き始めた途端に腕力に頼ってしまったりすることがあるが、これは腕と体幹のつながりが切れてしまっているため、技にはならない。
鎖骨を動かして腕を上から後ろへ回す。このとき肩や上腕には力を入れる必要は無い。
やってみるとわかるが、これだけで相手との繋がりも感じることが出来る。

■型
覚えられない。こういうのは全く苦手のようだ。
小手を捻るような形で相手が拳を握って頑張ったら、そのまま捻ることは出来ない。
拳の先端を相手の「先」、さらに相手の頭を全体の「先」として、先を動かすようにすると相手の身体ごと動かせる。

■力んだ人は軽い
同じ。
触れている場所の「先」、人間の「先」を意識してクイっとやれば吹っ飛ぶ。
力んでいる場合の方が受けていて、やられたときの動きが大きい

■宴会芸パワーアップ
腕相撲の形での宴会芸。稽古仲間に評判がいい鉄板ネタだ(笑)
以前教わったときは、肩・肘の順に緩めて動くだったが、今回教わった「先」の意識で動けばさらにパワーアップしそう!

2011年12月2日金曜日

足元3年@構造動作トレーニング基礎編


構造動作トレーニング@基礎編に参加した話
講師の中村考宏先生は、最近著書にDVDが出て依頼セミナーは毎月満員御礼。


ここ最近、本当に多忙すぎて帰宅後のトレーニングが出来ていなかったので、ここぞとばかりに腰割り、股割り、胸割り。
常連参加者として初参加の方に股関節で動くことや、腹圧の説明などお手伝いさせていただきなたら、目立たないようにセミナー会場後方の端っこで自分もトレーニング。

基礎編の説明内容は聞いたことがある話ばかりのはずだが、あらためて言われるとハッと気づかされるところがある。
「腹で割っていくのが股割り」
股割りでこれを忘れると背中が丸まってしまう。
背中が丸まれば股関節の回転が止まってしまい、すなわち股割りが止まってしまう。


まずはここから
■股関節の位置・股関節で動く
正座での前後運動で股関節の位置を確認する。
股関節の感覚は、動くようになったらでないとわからない。
股関節が動いていない方の骨盤は後傾していて、股関節は、運動のはじめから終わりまでお尻の下敷きになって潰れていた。
これまでも同じ説明を受けていたが、今回ようやくその説明が指す状態がどういうものか、ハッキリと理解できた。

中村先生に呼ばれて私と初参加の方との動作比較。
中村先生「違いがわかりますか?」
参加者「お腹から折れているか、折れていないか」

股関節から動くと、前後運動とともに座骨結節の位置が移動する。
前傾に伴って座骨結節がお尻の後ろ側に移動するのを確認出来る。
骨盤立位の目安となる座骨結節だが、骨盤後傾の状態で探し出すのは難しい。
座骨結節がお尻の中に入ってしまっているのだ。
とにかくお尻の後ろ側で座骨結節に触れたら、それが骨盤立位目安です。


■身体の作り方
セミナーではいくつかのトレーニングとその効果が説明されるが、はじめのうちは覚えるだけで精一杯。それを”正しくトレーニングしなければ!”なんて思ったら出来るものも出来なくなってしまいそう。
その点について、中村先生が最後に説明されていた。

中村先生「これだけでいいですからやって下さい。」

それは足指の握り。
足首の背屈・底屈を繰り返しつつ、足指を握り続けるという動作。
私はこれをやるといまだに足裏がつってしまうのですが、
中村先生は「つってもいいですからやって下さい。」
と言う。
地面と設置する部分がしっかりしてないと、いくらその上をやっても効果が期待できないとの事。

中村先生「足元3年」

だそうです。
私は3年経ちましたがまだまだやっていかないといけません。
足元見られちゃいますね(^^)


■股割り
今回は基礎編なので股割りはなし。
ということでセミナー後に質問させていただいた。
私「股関節の外旋は、足首屈曲時の小指側をつける事で実感出来るのですが、外転方向のトレーニングはどうすれば良いのでしょうか。」
中村先生「腹で割っていく。」

これはつまり、正しく股割りトレーニングをすれば、結果として股関節全体の可動域が広がっていくということ。
地道ですなぁ。

2011年12月1日木曜日

システマ「ソードワーク」


システマソードワーク。
仕事が長引いてちょっと遅刻してしまったが、ようやく行けた。
久しぶりに参加できたこともあって、嬉しくてしょうがない。
日記を遡ってみれば前回参加したのは2010年?!
こんなに間が空いていたとはびっくり。


反省をあげればきりがないが、この日は楽しめた。
・相手の緊張を感じられていたか。
・緊張に気づいたとき、呼吸でリラックス出来たか。
・動くとき、相手とつながる感じはあったか。
普段意識できていない部分が拓かれる感覚。システマではこのような体験をする事が多い。
この日は道具を持つだけで生じる緊張が強く感じられた。


■剣を避ける
・当たってから
・当たる前に
・相手との間に剣を置く
ゆっくりと動く。
早く動いたときに不自然になる動きをしない。

■側飯付け
剣を相手の剣にくっつけたまま相手の動きについていく
くっつけるだけ。押さないし、離さない。
相手は座ったり、寝たり、転がったりと自由に動く。

■剣の重みで崩す
自分の力みが増幅されて伝わってくるよう。
相手の状態を感じて、剣の重さを方向つけてやるだけ。

■セミナー終わりの感想
輪になって一人ずつ感想を言い合う。
初参加の男の子の感想にハッとさせれらた。
「相手との間に剣を置くことで、自分が自然と動けるようになったのが面白かった。」
すばらしい感想だと思った。良い稽古が出来ている。

動きを感じる余裕などなかった私は、どうやら頭の中が緊張していたようだ。
脳みそにストライク希望。


■セミナー後
明日からトロントに行くという北川さんとみなさんでラーメン屋へ。
そこで話した内容で稽古法への確信が高まった。

北川さんは「ミカエルの技はほんの少し受けるだけで、未知のレベルまで自分をグイグイ引き上げてくれる。」と言う。

これは普段私がやっている稽古法というか上達への近道と感じているものに通じる部分がある。
この話は書くと長くなりそうなので別の日記に書くことにしよう。

そのトロント帰りの北川さんのセミナーが早くも開催されます。
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/2011-50ce.html


2011年11月20日日曜日

爆問学問放送直後!甲野善紀講座@池袋コミュニティカレッジ


NHKの番組「爆問学問」放送直後(翌日)の池袋コミュニティカレッジで行われた甲野善紀先生の講座。

池袋はいつ参加しても空いているという謎の講座なのですが、さすがに参加者急増の恐れもあったので前日に予約を入れておいた。

当日受付でのやり取り。
私「今日はいつもより多いですか?」
受付「やはりTVの影響が出ています。」
私「昨日の放送でももう影響が出るんですね!」
受付「はい、予約だけでももう6人もいらっしゃいます。」
私「(6人?)ああ、そうですか(少なくない??)。」

6人中1人は私で、2人は私の稽古仲間とその連れの方(参加動機はTV関係なし)ですから、実質TVの影響は3人ですね。
その後に開催される東京武道館の講座が1ヶ月前に満席になったのに比べると、、、池袋おそるべし。



爆問学問を見てきた方からの質問に答える形で、上達の秘訣について話を聞く事が出来た。

「必然性があること」

「面白くてしかたがない。」というのもそうだし、
「命懸けである。」というのもそう。
同じ練習をしてもただ漫然と繰り返すのと、必然性を強く感じて行うのでは大きく差が出てくる。


「命懸けである。」というのは難しい。
しかし、甲野先生が話す昔の達人エピソードでよく出てくる中井亀治郎の話は命懸けの良い例だろう。
がれ場に醤油樽を転がして、ほぼ落下するように落ちていく樽を、棒でたたきながらかけ降りたという信じられないような話。
なんでも中井亀治郎は小さい頃から木の枝から枝に飛び移り、逃げ回る猿を捕まえて遊んでいたという。


参加者「筋トレは良くないという話でしたが、どのように練習すれば良いのでしょうか。」
という質問に対しては、
「昔は仕事で身体を作った。」といい、
そば屋の出前で1.5mくらいの高さに積んだ状態で片手運転で自転車をこぎ、落とすことなどなかった。
それどころか、自転車を止めるときなどはひょいと上に投げ上げてキッと自転車をとめて、ポンと受け取ったという。
アメリカかどこからか来日した人が、釘もないところからどんどん打ち込める不思議な金槌を欲しがったというが、それは大工が口に含んだ釘を手で取り出して打ち込んでいた様子が早く、よどみが無かったので金槌に秘密があるように見えたという話。
昔はこういう仕事が出来る大人が当たり前にいた。
甲野先生がTVで「伝統が途絶えた」というのはこういう事態のことをさしているようです。


甲野先生は昔の達人のレベルを自分と比較してこう言う。
「昔の達人のレベルが床から体育館の天井までの高さなら、私は床にある点字ブロックの突起程度。そんな私程度の技がこうして少なからず驚かれるというのは、本来嘆かわしい話。」


NHKの番組中にやっていた技も紹介していた。
■辰巳返し
押さえられているのは手首だが、相手を背中に背負うように動く。
押さえられている部分は気にしない。

■太刀奪り
蹴らないで動くというもの。
これは体捌きの検証稽古と位置づけた方が良さそうだ。
読み合いの稽古になると体幹のスピードを得ることが難しくなる。

■虎ひしぎ
ブラジリアン柔術をされているという参加者。
甲野先生「TVで見てもよくわからなかったでしょう。」
参加者「。。。すみません、見てないんです。」
甲野先生「見てないの?何で来たの?」
この返しは面白かった。

とにかくTVよりも丁寧に説明して、その効果を検証。

講座後も手の形を質問される方が多く、対応しきれなくなった甲野先生は足との繋がりを発見した北川さんに振って脱出。

■平蜘蛛返し
やりませんでした。


NHKの撮影時には無かった技
■木口返し
先日の綾瀬の講習会(http://vtotai.blogspot.com/2011/11/bulink.html)のこと、正面の斬り@辰巳返し版で粘っていた私に対して、座りの「足裏返し」で対応されていたが、これはそこからの進化版。
丸太を縦に転がすのではなく、横に転がす。
縦には転がらない丸太も横には簡単に転がるというもの。
木の断面側から見ている形で横に転がすので、「木口返し」。
受けてみると、綾瀬の時とは違う感触。
ふわっと放り投げられているようだ。

日記を書いていて、早く試したいことがあるのだけれど、、、
やってみてのお楽しみ。

講座後、よくお会いする参加者の方に虎ひしぎの手の形と、鎮心のツボ・指先から動くをご紹介。
強く納得されていて何かを得た様子。お役に立てたようで良かったです。



2011年11月14日月曜日

技の構成要素と稽古法


稽古会に参加した話ではないけど、稽古して整理出来てきた話。

私が稽古を始めてしばらく経ったある日、甲野先生が私に教えてくれた言葉がある。
「技の構成要素は3つ。構造が丈夫であること、起こりがないこと、体幹部が速く動くこと。」

ほかにも要素はあるだろう。
「型」「間合い」「繋がり」「心」私が思いつくだけでもまだあげられそうだ。
ことさら言わなかったのは甲野先生にとって当たり前のことなのか、稽古を始めて間もない私には難しいと思われたせいかもしれない。
実際聞いた当時の私は(へぇ、そうですか。)程度の理解しかしていなかった。

稽古を続ける中で思い出すことはあっても、どう稽古すべきかは試行錯誤、この要素が育っているだろうけど、はっきりはわからないという感じで過ごしていた。
しかし最近、それぞれの稽古法が整理出来てきた。
あらかじめ断っておくと、これは今の私にとってそうなのであって、万人に当てはまるものではないと思われます。
もっともっと稽古が進んでいる方やこれから始めようと言う方には、それぞれにあった稽古があるでしょうし、流派で学んでいる方は流派の教えがあるでしょうから。


■構造が丈夫であること
丈夫な構造とは「姿勢」「構え」のこと。
自分の身体がわかってくると丈夫な姿勢、丈夫な構えを感じられるようになってくる。
これをトレーニングするには読んで字のごとく、構造動作トレーニングがぴったり。
丈夫なまま動く。
ここでいう「丈夫」とは硬くなるという意味ではない。

■起こりがないこと
言い換えれば気配なく動くということ。
全体が一斉に動くと気配が消えてくる。
意識を前に出さないようにすると相手にはさらに捉え辛くなる。
稽古方法は色々。
お手軽編が「鎌柄」。
お互い手を出し合って、一方が相手の手の甲に指先で触れる。
手が下側にある方が、素早く相手の手首を掴むという遊び。上側の人は素早く逃げる。
手だけで動くと気配が出るし、実際に速くない。
一方は気配を消し、一方は探る。
どこに気配が出ていたか相手に伝える。
「払えない突き」「竹刀打ち」でも同じ。
信頼出来る稽古相手が必要だ。

■体幹部が速く動くこと
これはなかなか稽古メニューが見つからない。
分かりやすいのは「太刀奪り」だが、個人的には身体を練る稽古には向かない気がしている。
あくまで”検証用”の稽古として位置づけたほうが良さそう。
”逃げたくなる”誘いが強すぎて自分の動きを練る方に意識が向きづらいのだ。

私のお気に入りは何と言っても方条さん発案の「体幹だけで相手の素早い攻めを受ける稽古」である。
甲野先生が良く引用される願流剣術物語の「剣は動かぬものと知るべし」に通じるものだ。
これをやっていればまだまだ動きが向上していきそうな感じ。


実際どうなるかわからないが、これらの稽古を続けていくことでしばらくは進展がありそうな感じだ。

2011年11月8日火曜日

後の先?先の先?@半身動作研究会


恵比寿の稽古会に珍しく連続参加。
S女史もさらに珍しく連続参加。


■構造動作トレーニング
根本のところ。動ける身体作り。
私の中ではすっかり、これを外すわけにはいかないというメニュー。
・足首の底背屈トレーニング
・股割り
・胸割り
バランストレーニング
・バランスボード
・ボール胡座
みちのく山道
・乗り降り
・飛び乗り、飛び降り


壁を使った胸割り
手を壁につき股関節を折りたたみながら徐々に手をつく位置を下に移動していく。
この時、以下を意識して動くと胸椎に刺激が入る(=胸割り)。
・顔は前
・腹圧をかける
・腰は反らない・丸めない
・膝はのばさない
・踵は上げない
やり方を間違えると強烈に腰を反らしかねないので注意。

最後に登場したJ会のNさんが、トレーニング中で低い位置に手をついている私の腰の上に馬乗りに乗ってきたが、全く問題なかった。
Nさんは身体のことがよく見える方なので、Nさん判断で(乗っても大丈夫そう)に見えて、実際大丈夫だったのだからちょっとは自信を持っても良さそうだ。
私が壁に手をついて低い位置にいたらそれがこれです。
興味がある方、やり方ご紹介します。


■中心を捉える
杖を持って一人稽古していたら、中島先生が声をかけて下さった。
お互い半身になり杖を持つ。
相手の中心(正中線)を捉えて杖を動かす場合と、そうでない場合の違いを確認。
これは取りよりも受けの感覚が稽古のポイント。
中心を取っているかどうかよりも、中心を取られているかどうかの方がわかりやすいのだ。
だから稽古では「もうちょっと右」などと言って、相手に中心を捉えたという状態を教えるのだ。
教えられたほうは素直に受け取って、中心を捉える感覚を養う。
この感覚を高めるには稽古を進めるしかない。


■柾目返し
中心を捉える稽古が地味&長めだったので飽きてしまって、勝手に柾目返しに移行。
相変わらず苦手だが、先日陽紀先生から教わった指先の感じで動くと今までにない感じで動けそう。
しかしまだまだ上方向への誘いに乗ってしまい動きが詰まる。
『辰巳返し』よりもよっぽど難しいと感じる。
試行錯誤していると中島先生のお手本を受けることが出来た。
上方向への力はいっさい感じない。
結果として手は上がるが、方向としては相手の皮膚をずらす方向。
ちょっと出来そうな感覚が出てきたぞ(この技は出来ない歴=稽古歴と長い)。


方条さんとの稽古
■分離
意識と身体を分離した状態で動くというもの。
分離されるとこちらとしては動きが捉えづらくなる。


■気配を捉える
前回の恵比寿で「後の先」と言っていたもの。
今回の稽古で「後の先」だか「先の先」だかわからなくなってしまった。
方条さんは確実に私の「意識」を捉えている。
私が実際に動き出さなくても、(行けるか)と思った時点でピッタリそこを抑えに来るのだ。
これは受け手によってはフライングに感じる事もあるだろう。
「後の先」ではないと感じるかも知れない。
相手の「意識」が出っぱなしの場合、いつでも捉えられる状態にあるので、
フライングと思われないようにわざと相手が動くまでタイミングを遅くするのが難しいそうな。
言い換えればいつでも捉えられる状態ということ。
これはすごい。


■体幹で動く
私からのリクエストで先週紹介してもらった体幹部を動かす稽古の相手をしてもらう。
ソフト剣をもって向かい合い、方条さんが打ってくるのを防ぐ。
ただし、腕から先は動かさず左右への動きは体幹部の左右移動、
上下への動きも体幹部の上下移動、前後への動きは蹴らない移動で対応する。
我ながら先週よりも明らかに動けるようになっている。
これはやればやるだけ効果が得られそう。

2011年11月6日日曜日

爆問学問放送直前!甲野善紀講座@東京武道館(BULINK主催)


NHK爆問学問放送前最後の講習会。
放送直後は下手すると満員なんて事も考えられる。
ゲストで登場するのがあの吉田秀彦氏となれば反響は大きいだろう。
吉田秀彦氏のブログ「ちょっと道着を着替えます。」
http://www.dhcblog.com/hidehiko/archive/140
というわけで仕事を何とかして参加した甲野先生の講座@東京武道館の話


■鎮心のツボ
手のひら中央に窪みが出来るように。
ここ最近の甲野先生の動きはこれ、剣、足裏返し。
後ろ手に持たれたところを通るようにJ字を描くように動くと、相手は止めづらい。

■浪之下
粘っこいI上さんが「全く止められなかった。」
という最新版の浪之下。
ならば私もと、多少は粘れるかという気持ちで挑戦したが、全く止められなかった。
そこにマスターK氏が甲野先生に呼ばれて登場。
(さすがにあれを止めるのは厳しかろう)と思ってみてみれば、なんと受け止めているではないか!
さすがマスター。筑波稽古会の厳しい環境での稽古が伺える。
止められた甲野先生のほうがマスターよりも嬉しそうにしていたのが印象的。

■辰巳返し
「たいさん、ちょっとやってみて。この人は出来るようになった。」
参加者の方に辰巳返しをやってみる。
「説明は難しいでしょう?」
確かに説明が難しい。しかし、稽古をしていればきっと出来るようになる。
現に私の周りで稽古している人には、少しヒントを与えただけで出来るようになる人が少なくない。
・はじめは両手で練習すること。
・手だけであげようとしないこと。
・「飛行機が離陸するように」という比喩は言葉通り受け止めて動くこと
それでも全然上手くいかないときは「人間ジャッキ」で手を使わない感覚を養うこと。

■体幹で動く
恵比寿で方条さんとやった稽古が頭から離れない。
体の転換、180度・360度を体幹部が速く動くと言う感覚でやってみる。
講座後、帰りが一緒になったI嵐さんがこの動きが目にとまっていたらしく、「あれ、速かったですね」と声をかけてくれた。
まずまずだ。

■稲刈り
農作業の指導をされているという方に稲刈りの動作を質問されてアドバイスをする甲野先生。
この日先生が一番楽しそうに動いていたのはここだった(笑)

■一教
講座後退館までのわずかな時間に甲野先生に一教をリクエスト。
辰巳返し版が出来るようになって、同じく甲野先生の辰巳返し版が耐えられるようになった。
構造的に丈夫な姿勢を崩さず今までになく粘っていると、
「こういう場合は座りの足裏返しで、、、」
と言ったかと思ったら吹っ飛ばされた。
「あなたが粘るので、今思いついた。」
という甲野先生の言葉。甲野先生の新しい引き出しを引き出したぞ!
それにしてもどうやっているのか?!
僅かな時間の身体の落下を利用しているということらしいが、、、
研究しておきます!

■甲野先生と方条さん@剣
方条さんも講座後の時間で甲野先生に剣のリクエスト。
袋竹刀で甲野先生が打ち込むところを方条さんが専守防衛で防ぐというもの。
恵比寿の稽古で方条さんに見せてもらった意識との分離状態、体幹の動きの速さ。
ここでも見せてくれました。
さすがに全てとはいかなかったが、驚くべき速さの甲野先生の剣に同じく驚くべき速さでついていっていた。
甲野先生が言っていた技を構成する要素の1つ「体幹部が速く動くこと。」を体現出来ている証拠。

■甲野先生がやり忘れた技
「円月抜きからの突き」
「太刀奪り」
太刀奪りはリクエストすれば良かったぁと悔やまれる。

甲野先生はじめ、皆さまからいい刺激をいただきました!!


そういえば主催者が今回からBULINKに変更になっている。
http://bulink.blog.fc2.com/
次回は12/13(火)か、、、また参加したい!

甲野先生のメルマガ読者は500円引きキャンペーン中とは!
私には権利があるぞ。ますます参加したい!
http://yakan-hiko.com/kono.html

2011年11月3日木曜日

変な人(笑)、『後の先』@半身動作研究会


早い時間から参加出来た。
人数は少な目だったが、久しぶりに方条さんと会って稽古が出来た。
方条さんとの稽古は今までの延長線上にない発見があって面白い。


私が道場につくと、アメリカ帰りで蒸発願望あり(笑)のS女史と方条さんがいた。

方条さん「たいさん、左膝痛めてる?」
私「いや別に。何で?」
方条さん「たいさんが来た瞬間、左膝が痛くなったから。」
私「痛めてないよ(変なの)。」
S女史「私のお腹が痛いのも当てたんです。」
方条さん「稽古中、念のため左膝に気をつけて。」
私「うん(何かこえーな)。」

方条さんの何かこえー発言からスタートした今回の恵比寿。
といっても稽古内容はいつもと同じ構造動作トレーニング&方条さんとの稽古。

■構造動作トレーニング
やればやるだけ身体が変わっていくのがわかる。
私の性格との相性も良いようで、動きの土台となる身体作りにはキツい筋トレやストレッチよりも性に合う(股割りにはまた別のキツさがあるが)。
「痛みが出たら失敗」という構造動作トレーニングに、「手応えがあったら失敗」という技の稽古との共通点を感じているからかも知れない。

この日は、3大割りメソッド「胸割り、腰割り、股割り」と足首の底屈立ち。
それからオリジナルメニューでジャンプ&脱力。
これは単にぴょんぴょんジャンプしながら肩を揺らして脱力するというのを、肩だけでなく全身を対象に行うもの。
肩、背中、腰、お尻、膝上、膝下、足首、足裏
ジャンプしながら上から順番に脱力していく。順番に脱力出来ると、身体の力みが上から下に落ちていくような感覚になって面白い。
方条さんに見てもらったところ力みが全身に散っているとのこと。

この状態で後ろ向きに小さくジャンプしながら進むというのが心地よい。
この動きは娘が運動会のダンスで見せてくれた動きだが、実に軽やかに見えたのだ。
脱力出来ているとそのイメージで動くことが出来る。

「ゆっくり走りをやると良さそう。」
方条さんに言われてやってみると確かに力感なくリズミカルにゆっくりと”走る”ことが出来る。

構造動作トレーニングで養われるのは土台であり、根本のところ。
継続していきたい。


この日の稽古はすべて方条さんと
■意識と身体の分離
方条さんの新しい気づき、身体と意識を分離させるというもの。
言葉で書くと気配がないと言うことなのだけれど、今までの感じとは捉えにくさがちょっと違う。
私の場合、相手の動きを捉えるのに周りの景色とのコントラストが出たところを捉えるような感じでやっているのだけれど、
方条さんがこの動きをすると何か自分に向かって来るとか、目の前の人が動いているという認識にならない。
周りの景色そのものが動いているように見えるのだ。
同じような動きで意識と身体を一致させて動いてもらうと、その動きは捉えやすい。
方条さんの説明と動きが正しいとすると、私自身、無自覚ながら目に見えない「意識」を頼りに気配を感じている事になる。


■体幹で動く
実に具体的ではっきりとした課題が見えた。
剣を持ち、肘を固定したまま相手の剣を捌く。
肘を固定しているので剣を動かすには身体ごと動くしかない。
普通に考えたら遅くなって当然なのだけれど方条さんの動きは、私がこの制約なしに動くよりも速い。
私も同じ条件でやってみるが、遅いこと遅いこと。
しかし、やっているうちに体幹部の動きが引き出されてくる感覚があり、自分でもわかるくらい速くなってくる。
これは面白い稽古だ。
自分の体幹部の動きが遅いということがはっきり自覚できて、はっきりと延びしろを認識できた。
こういう発見はたいへん嬉しい。


■気配を捉える
方条さん「ちょっと適当に打ってきてみて。」
ソフト剣で、ある程度自由に撃ち込む。
相手の気配や間合いをみる稽古か、打ったり、打たれたり。
方条さん「ちょっとよくわからないでしょ?」
私「うん」
どうも思っていたようにならなかったらしい。
それならばこうか?と思ってもう一度やってみたところ、今度はこちらが打とうとすると、ことごとく方条さんに先を越される。
方条さん「どういうこと?」
やっている本人がわからないとは意外だったけど、1回目と2回目の違いは私の心にある。
良くわからなくなった1回目は、(打つも避けるも動くまでは決めない)という感じで動いていたのに対して、
2回目は(必ず当ててやろう)という気持ちで動いたのだ。
と言っても身体の使い方としては、なるべく無駄がないように気配が出ないように動いていたので、
テレフォンパンチのような動きにはなっていないはずである。
それをことごとくこちらが攻撃する前に止められるということは、方条さんが私の攻撃心の起こりを捉えて動いているという事だろう。確か『後の先』とかいうのではなかったか。
受けた感じは違うが、このような”タイミング”での止められ方は、琉煌會の城間啓史郎先生にやっていただいて以来だと思う。


■正面の斬り@辰巳返しの返し
私「これを返してくれる?」
正面の斬り@辰巳返し版を返される感じを得たくてリクエスト。
この辰巳返し版は返し方が難しいので、これをやってくれる人は貴重なのだ。
一言で言えば『懐が深い。』という感じか。
どうやっているのかは不明。


一人稽古
■杖
左膝にコツンと杖が当たって思いだした。
私「方条さん!左膝痛めていたのを思い出したよ!!」
方条さん「おお、やっぱり?それだ。」
なにもしなければ痛まないのですっかり忘れていたのだ。
千代田かどこかで痛めたのだろう、左膝が内出血していたのを思い出した。
本人も忘れていることを聞きもしないのにピタリと当ててくるとは、方条さんの感覚はどうなってしまったのだろうか。
稽古仲間には変わった人が多いが、方条さんも堂々の仲間入りという感じがしてきました(笑)

2011年10月30日日曜日

甲野善紀「千代田武術稽古会」 太刀奪りとか正面の斬りとか

お昼の陽紀先生から続く親子講座「親編」(笑)
※お昼の甲野陽紀先生のワークショップの日記はこちら
http://vtotai.blogspot.com/2011/10/in.html

張り切って一番乗り。
受付開始から着替えて一人稽古というか、構造動作トレーニング的に身体の調整を行う。
身体の前側を縮めないように壁に向かって腕立て伏せ。
手をつける位置を段々低くしていく。システマのトレーニングにもある形だが、呼吸とかは特別意識しない。顔は前。
これで胸椎と頸椎に感じていた滞りがかなり軽くなった。

人数は少な目と聞いていたが始まってみればいつもと同じくらいの人数が集まっていた。
私はお昼は茗荷谷、夜は千代田で稽古出来るというのでこの日はただただ楽しく過ごさせていただいた。


私の最近の稽古は構造動作トレーニングが中心。
仕事が忙しく以前ほどのペースでは稽古に通えていない。

私が甲野先生に聞いた話で印象に残っているものの1つが、「自分が理解できない動きは、認識することが出来ない。」
というもの。
詳細は忘れてしまったが、確か「どこかの木登りが得意な原住民族が、そこへきた人がやってみせた逆上がりの動きを認識出来なかった。」というもの。
この話では逆もまた真で「自分が動けるようになれば見えるようになる。」という説明もされていたように記憶している。
私の中でいつの間にかその話と構造動作トレーニングが結びつくようになってきた。
動ける身体(従来比)になってくると、ある動きを見たときにその動きを構造動作トレーニングで解釈することが出来て稽古の糸口にもなるのである。


■太刀奪り@甲野先生
最近の講座では甲野先生が剣を持つ形で太刀奪りをさせていただく事が多い。
以前であればただただ打たれるために前に立つという状況であったが、少なくとも心境としては(今度はもっといい動きをしよう)というものになってきている。
甲野先生「今のはなかなか良かった。」
この台詞をいただいたので動きの方向はOK。
忘れがちな「相手の剣を取りにいく。」に気をつけよう。
フライングで動いてしまうのは、やりたい事と違う。
かといって相手が動くのを待つというのも違う。
後は動ける身体作り。私の場合は構造動作トレーニング+蹴らない動きの確認。

■太刀奪り@Kさん
質問を受けて、私なりに答える。
足の位置は?そのときの上体はどうなっている?
私の感覚では、膝抜きで動き出すのと上体の移動は同時。
後ろに残りがちな足は蹴っていなければ自動的に身体についてくる。

■リードからの動き出し@野球
Kさんの質問を受けて。
ピッチャーを見ながらの動き出し。
進みたい方向の膝を抜くと早いというのは気づかれているとのこと。
それでも残った足で蹴ってしまっている。
私が伝えて蹴らずに動き出す方法は、進みたい方の膝抜き+反対側の足裏アウトサイドを「踏む」というもの。

■1インチパンチ@Kさん
「やりましょう」1インチパンチそのものを習ったことはないので、自分でやるとしたらこんな感じというもの。
・前に進みながら触れる
・身体を構造的に腕と繋げた状態で触れる
・拳の先だけが飛んでいくように打つ

■1インチパンチ@Tさん
ジークンドー(テッド・リー)版。
・身体の構造を使う
このように説明されたが私がKさんにやった版とは違う。
リーチを精一杯のばしつつ、丈夫な構造を保つ感じか。
打った衝撃が自分に返って来る感じがする。

■振り上げ@Aさん
剣で気づきがあったというTweetが気になっていたのでリクエスト。
剣を振り上げるのを上から押さえる形。
なるほど腕の力であげるのとは明らかに違う。
背中が使えている感じだ。逆に言うと背中で対応すると拮抗する可能性がある。

■両手捧げ持ち崩し
昼に陽紀先生から教わった「鷲掴み」版を試してみるとこれは良さそうだ。
「手のひら中指付け根の窪み+先端から動く」
さらに胸鎖関節を自由にしてあげると効果が上がる。

■正面の斬り@Aさん
私が全然恵比寿にいけてないのでけっこう久しぶり。
受けていて気になった点、手が働きすぎているというのと、身体が手と一緒に移動する(=足が居着かない)ようにと指摘したが、
そのとたんにAさんの動きの質が変わった。
一方私の辰巳返し版がどのような状況で有効かを確かめる事が出来た。
Aさんにはこの勢いでさらに強力になっていただいて、私の辰巳返し版が通じない状況で稽古を進めてみたい。

■一畳相撲@Sさん
禅の人に「あたなに紹介したい人がいる。」と連れて行かれて紹介されたのがSさん。
「前から知っています。」どころかこの前の小金井でまさに一畳相撲をやったところ。
小金井の時に畳だったら崩されていたかもとう感じはしていたが、今回はそれを確認する形になった。
Sさんの爆発力と突進力はすごい。こちらが丈夫な構造を保っていても構造物ごと運んでしまうような力強さがある。
ミツバチパワー?!

■一畳相撲@Nさん
J会の熱心すぎる稽古人Nさん。
構造の丈夫さ的にはお墨付きをいただいた。
次なる課題は動きながら構造を保つというのと、
相手に崩されるかどうかわからないという状況(状態)でやってみるというもの。
何か拓けるか?!

■システマインストラクター1
K川さん登場。
甲野先生の技を受けていたが、受けがとても柔らかい。
甲野先生の技よりもK川さんの受けに注目してしまった。

■システマインストラクター2
未確認情報だが、この日来ていたKさんもインストラクターになったとか!?
そうとわかっていたら、お祝いを言いたかったが情報入手が遅かったか。

■真剣
私の目にはとまらないので、文章に出来ない。
とにかく速い。見えない。
体幹部が速く動いていることと、それが剣に瞬時に伝わっているのだろうが、
何しろそれが捉えられない。


次回の千代田稽古会、候補日は12月11日(仮)だとのこと。
また参加したい!

講座後、甲野先生から伺った話。
先人のエピソードや最近の甲野先生は色々とんでもないことも出来るようになったらしい話、NHKの爆問学問に出演される話。
ここには書けない話ばかり伺ってしまって、書けない(笑)

2011年10月28日金曜日

甲野陽紀「身体探求ワークショップin茗荷谷」

この日は甲野善紀先生と甲野陽紀先生の親子講座をはしご。 
まずは陽紀先生の講座「身体探求ワークショップin茗荷谷」から。 

遅れて参加すると世話人のK女史とお会いできた。 

陽紀先生の講座に出たのは今回が初めて。 
話すことはシンプルでわかりやすい。例えも日常生活に沿ったもので聞けば伝わってくる。 
しかし、シンプルであるが故に聞く人によってはそれぞれの発想の大きな手がかりになる。 
身体一つの動き方の話が、その人の考え方を一新するということもあるだろう。そんな予感がする講座でした。 


陽紀先生の説明で特徴的なのは、「決めつけない」と言うこと。 
言い直すと、講座に参加した人が「これがいいんだ!」という安易な思いこみに陥らないように注意をはらわれている。 
私が書いたメモには無いが、講座では動きの説明とセットで必ず注意点も説明されている。 
もしこのブログを読んで動きを試してみようと思った人がいたら、形だけ真似して(これでOK)という思いこみに陥らないようよくよく注意していただきたい(もちろん今回のブログだけに限った話ではありませんが)。 


■足幅と視野の関係 
”立つ”を強く意識しながら”視る”のと、 
立ちながら”視る”の違いを検証するとも言える。 
広く言い換えれば、頭で考えながら2つ以上のことを同時に行うのと、2つ以上のことを同時に行いながら1つの事に集中することの違い。だろうか。 
真っ直ぐ前をみたまま、横を通り過ぎる人をどこまで捉えられるかを計る。 
足幅を肩幅にした場合と4分の3程度にした場合と膝をくっつけるほど狭くした場合では、視野が変わってくる。 
膝をくっつけた場合などはやる前から視野が狭くなる感じがする。 
見えているようで見えていないということなど多々あるということ。 

■足裏の土踏まずの先端 
何も意識せずに立つのと、足裏の土踏まずの先端あたりを意識して立つの違い。 
検証方法:小さく前習えをした両腕に体重をかけてもらってその丈夫さで計る。 
体重をかける側のほうが相手の状態を感じやすい。この意識で立った途端、相手が丈夫になったように感じる。 

■先端から動く 
繊細に。相手の腕をつかんだその状態を変えずに動く。 
指先が意識できると動きが変わる。相手の腕を指先でポンポン軽く触れてからやり直すと、、、先端から動ける。 

捕まれた場合も同じ。先端から動く。 
引くときは体育館の舞台下から引き出したイスが入っている収納をしまうように、先端を押せば全体がしまわれる。先端が指先、しまわれるのが腕全体。 
押すときは鷲掴み。前にのめるときは肩・肘から動いてしまっている。先端から動く。 
これは説明が動作にスッと結びついたように思う。 
自分で気づきにくい落とし穴としては、肘から押してしまうことがあるということ。 
そう思ったら肘を押さえてもらうと良い。肘から動いていたら、相手を崩すことは出来ない。 

■中指付け根の窪み 
棒手裏剣を持つように縦に折る。 
縦に折る際、中指の付け根のあたりに窪みが出来るようにすると、自然と縦に折れてくる。 
この効果は手首の遊びが取れるということ。 
手のひらを横に折ると意識が先端まで届かない。先端から動けなくなってしまうのでよろしくないということです。 
中指をまっすぐにする「グーパー引き」の手の形をしたときの感覚に似ているという話をしたところ、結果的に中指は真っ直ぐになるのでそういう感覚になるのだろうとのこと。 
もともと「出来かけパー」の手の内では出来る動作に制限がかかるので、同じ効果で自由度をあげたいと思って見つけたのが中指付け根の窪みということらしいです。 
剣を持つときもこの感じがあるとまとまりが変わってくるとのこと。試してみたい。 
手首の遊びがとれると剣に振られる感じが減りそうな気がする。 

■座りの集中力キープ法1 
股裏を5当分して膝から5分の2の位置を感じて座る。 
集中力を保つため?のポイント。 
椅子に座った状態で膝裏5分の2の位置を感じられるように座る。 
深々と座り、後ろに寄りかかる姿勢では集中力は切れている。 

■座りの集中力キープ法2 
膝の間の隙間。膝の横幅の4分の3程度の隙間をキープする。集中力を高める。 
飛行機の乱気流に巻き込まれた時の姿勢でもこれを意識すると内蔵がフワっとくるあの感じを和らげることが出来るという。 



この日はこの後甲野善紀先生の講座へ!
そのときの日記はこちら。
http://vtotai.blogspot.com/2011/10/blog-post_30.html

2011年10月4日火曜日

第6回楽楽動作研究会@『体の転換』動画比較

家族サービス強化期間中により外部セミナーには行かず、午前中に自主稽古。 

やりたかったのは、構造動作トレーニングと技ありメニューの『体の転換』。後者は半年前から動画に撮ってあるので最近の気づきによる動きとの差が出ているかどうか確認したかったのだ。 

■構造動作トレーニング 
家でやればいいじゃん。と言われればそれまでだが、こういうのは普段よりちょっと追い込める環境が大事。 
多少なりともお金を払って場所を借りるのだから、貧乏性の私には「やらなきゃ損効果」が期待できる(笑) 

■正座による前後運動 
骨盤の後傾と併せて後ろ重心になり、背骨を丸めて猫背になる。 
骨盤を起こすにしたがい、重心を前へ、背骨を真っ直ぐに伸ばしていく。 
背骨を伸ばす際、腰が反らないように腹圧をかけておく。 
骨盤を起こす際、顔が下を向かないように胸を割って、胸郭に頭を乗せ続ける。 

久しぶりにやってみると、以前習いたてでやっていた時よりも身体全体に心地よい刺激が入るようだ。 

■足首の底屈トレーニング 
半身動作研究会で目覚めたトレーニングをさっそく取り入れた。 
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。 
座布団などを敷いた柔らかい床の上でやると良い。 
・片足の膝を上げ、上げた方の足首を伸ばす 
・伸ばしたまま足指を握る 
・足指を握ったまま膝をおろして足指を地面に接地させる 
・股関節を外旋させる(足も一緒動かす) 
・接地した足に体重をかけていく 
これで足首の背屈可動域がアップするのだ。 


■股割り 
股割り専用座布団を持参で取り組む。 
股割りに入る前、いかに前重心を取れるかがポイント。特に準備運動を丹念にやった。 
開脚し、腹圧・胸割りで前重心のポジションをとる。以前はこの姿勢にたどり着くのも大変というか無理であったが、いつの間にか何とか形になってきている気がする。 
前についた手に体重を乗せられればOK。勢いをつけてヨイショと体重を乗せるのは前重心がまだ足りない。 

前重心になればなるほど、股関節はフリーになる。 
この準備ポジションが取れたら準備運動を始める。 
足首の底屈・背屈の繰り返し。底屈の際、足首が斜めにならないように注意しながら、小指側に重さをかける。 
すると、股関節の外旋可動域に刺激が入るのを感じる。 
股関節が少しではあるが、「クルッ」と外旋方向へ回る。 
もちろんセミナーでも説明されていたと思うが、実感としてはっきり認識出来た。 
地味ながらも大きな発見である。 


■技アリメニュー 
『体の転換』 
動画を撮ってみた。どうだろうか。 
以前と比べて多少は良くなっている気がしないでもない?! 
180度転換の着地に余裕が出てきたかな。 
比較のため第3回楽楽動作研究会の動画を公開。 
・約4ヶ月前。第3回楽楽動作研究会「体の転換」 
http://www.youtube.com/watch?v=7cb2Ojve7Fs 

・今回。第6回楽楽動作研究会「体の転換」 
http://www.youtube.com/watch?v=ACoKVD9_Nvk 

■構造動作トレーニングメニュー 
第3回楽楽動作研究会で撮った動画を公開に設定しました。 
中村先生の積みおろしと比べて、どうかな?? 
私のは引っ掛けを使っているけど、もうちょっと握りだけで掴んでも良いのかも。 
・中村先生の積み下ろし 
http://www.youtube.com/watch?v=G56mpWL2MYg 

・私の積み下ろし 
http://www.youtube.com/watch?v=YUXXv1LB0jE 

2011年9月30日金曜日

半身動作の基礎

半月くらい前の半身動作研究会、『半身動作の基礎』の回に参加した話。

メニューは大きく3つ
・立つ
・歩く
・触れる
このうち2つが構造動作トレーニングであった。


 ■構造動作トレーニング
・足指の接地
足裏小指側のラインに体重が乗るように立つ
小指側のライン上で重さを支えるように重心移動
抜足・踏足の要領で歩く

・頭の位置
カンペル平面を保つ 顔が下を向くと首が曲がり、背中が曲がり、腰が曲がって、骨盤が後傾する。
顔が上を向くと腰が反る。丁度良い位置がカンペル平面という事らしい。
ギックリ腰をやったとき、下を向くだけで腰に響いたのはこの繋がりを感じていたことになる。

・片足立ち
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
<やり方省略>
最終的に前重心を保ったまま片足立ちになって、
壁から手を離す。
壁から手を離すとき、後ろに重心を移動させない。
これが難しい。足首の背屈可動域が要求される。

・底屈トレーニング
壁の前に立ち、両手を壁につけた状態で行う。
座布団などを敷いた柔らかい床の上でやると良い。
・片足の膝を上げ、上げた方の足首を伸ばす
・伸ばしたまま足指を握る
・足指を握ったまま膝をおろして足指を地面に接地させる
・股関節を外旋させる(足も一緒動かす)
・接地した足に体重をかけていく このトレーニング、セミナーでも紹介されていて知っていたが、痛いし、地味だし、効果がわからないので自主トレでは全くやっていなかった。
なんだか普通のストレッチっぽいし。
 しかしこの日、中島先生に教わった効果を実感して俄然やる気が出てきた。
足首の背屈可動域がググッとアップするのである。
知らなかった。やりますよ。

※動画見つけました。これです。
http://www.youtube.com/watch?v=zoCo0lw6NJs


・おまけ
足首の背屈可動域と股間節の外旋可動域は関連があるよう。
片足立ちでの足首の背屈がひっかかるような感じでうまく行かなかった。
ふと股割りの準備トレーニングが良さそうな気がして、股関節の外旋方向に刺激を与えてから再チャレンジしたところ、背屈で足首が引っかからないようになっていた。
個人的な経験なので万人に当てはまるのかどうかわかりませんが。

■半身動作研究会
動作の基礎をどう技に結びつけるか。
・『触れる』と『何もしない』
足指の接地を変えて相手に触れる。
頭の位置を変えて相手に触れる。
片足立ちで相手に触れる。
これらの変化が相手に伝わると触れた瞬間から相手が動き出す。
相手に伝える為には『何もしない』ことが必要。
何かしようとすればそれが相手に伝わり、触れても相手は動かない。
 今までさんざん体験してきて体でもわかっているつもりだが、まだまだ何かしようとしてしまう。
うまくいったときの感触には毎回「本当に何もしないんだなぁ」としみじみ思うのだから、稽古は初心の頃とかわっていない(笑)
しかし一方で、この感じを脱することなどないような気もする。

2011年9月6日火曜日

太刀奪り研究@甲野善紀「武術の実演と解説」東京武道館

甲野善紀先生の講座@東京武道館に参加。 
稽古も気づきもたくさん。
ここの講座は時間が長め(2時間半)だわ、周りで稽古できるスペースが十分にあるわ、一緒に稽古してくれる人はたくさんいるわ、比較的家から近いわで参加するとなにかしら進展が得られるお気に入りの場所。
 甲野先生に「『辰巳返し』『斬り落とし』『太刀奪り』の3つが出来るようになると色々と変わってきます。」といわれた技のうちの1つ『辰巳返し』から。

■辰巳返し 甲野先生に「『辰巳返し』『斬り落とし』『太刀奪り』の3つが出来るようになると色々と変わってきます。」といわれた3大技(?)のうちの1つ。
 「いたいた、稽古すれば出来るようになるというところを見せて下さい。」 
と合流早々、辰巳返しを披露することに。
押さえてくれたのは女性だったので、重さ的には問題ないと思ったのですが、押さえ方が素敵でした。 腕立て伏せなみに身体を伸ばした状態で私の手首を押さえるというもの。
これを見た甲野先生が
「これは厳しそうですね。」
といわれた通り、 上がるには上がったけど、途中で滞りを感じた。 先入観の無い押さえ方には、あのような方法もあるのだと勉強になりました。 精進します!!

 ■太刀奪り
これまで全く見えなかった甲野先生の動きが見えるようになってきた。
相手の左側へ抜けるには、右膝を抜き身体を右側へ移動。
同時に左足を降りあげて左半身を移動。
見よう見まねで、実際動いてみると悪くない感じ。
見えるようになって、あらためて説明を聞いてみると見えたままの説明をされているから何だか不思議。
しかしこれでは不十分。
不十分なのは前への動き。実際、甲野先生の打ち太刀で受けさせて頂いたが、剣を避けきることは出来ない。
「お、いいですね。」
の一言をいただいた点は、見えるようになった進展の証拠か。
次はどうやって前に出るかだ。ここから先は甲野先生の言葉をかりれば「進入禁止区域」へ進む必要があるということだ。
相手の剣を避けるために、相手の剣に向かう。という身体が本能的に拒否したくなる動きを行う必要がある。
甲野先生「普通は進入禁止区域があることにすら気づけない。」
太刀奪りの研究がちょっと進んだかも。


■斬り落とし
気にしないということ。
手を使わないということ。
どうやら手を引っかけようとすることすらしないようだ。
頭では理解したつもりでやってみても、気になっちゃってしょうがない。
この誘惑に打ち勝つのは難しそう。 『進入禁止区域』に入れるか?!


■U田さんと
・みちのく山道 「みちのく山道」で身体の状態を検証。
身体を後ろに引いていないか
手を前に出し、前にいるU田さんの肩に軽く置く。
この時の上下の感じ。上下の感じがあると左右・前後も発生している。
前後に動いたときに上下が消えないように。
色々な動きがあるがこれに尽きる。
相手に何かしようとしたり、相手が何かしてこようとしたりしたとき、この感じがどうなっているか。
普通は消えてしまう。しかし常に”在る”状態でいれば、触れたら即、働く力となるようだ。
面白い稽古方法を教わった。
「追いかけっこしてる感じで逃げて下さい。」
U田さんが上下の感じなどを無くした状態と、そうでない状態で私に向かってくる。
私は背を向けて逃げる訳ではなく相手の様子を見ながら、相手が何かしようとしてくるところを避け続ける。
前者は気配と次の動きが丸わかりで難なく逃げ続けられるが、後者はどこまで行っても逃げられない感じ。距離感が狂わされるのか、いつのまにか捕まってしまう。
その他にも。
上下の感じが出ていると相手に触れたときの働きがまるで違ってくる。上下の感じは前後にも働く。
特に前に行くときは、しゃがんだ位置からぬめっと出てくるように動くと強力な働きが生じる。
初めのうちは本当にしゃがんだような位置から動いてみると良いらしい。
実際U田さんの動きに触れてみると、触れた瞬間にはもう働いている。触れてから何かをするという速度ではないのだ。
気づけない手。
これも面白い、目の前のU田さんが私に向かって下げた手を上げながら伸ばしてくるのでそれを払うという単純な形。
たいした速さで挙げられているわけでもない手が払えない。
正確には気づくのが遅れて間に合わない。
手・肘・肩と身体全体の繋がった感じ。その感じのまま手を挙げて来られると、こちらが気づけない動きになる。
面白い。かつて甲野先生が、韓先生の動きを見て「一瞬テレビの砂嵐が起きたように見失った。」と言われたのは、このような質の動きではないだろうか。

■K磯さんと
K磯さんがみちのく山道の上で180度転換をしていた。
面白そうなので私もやってみると案外からだが軽い。
360度もいけそうな気がしてやってみると悪くない。
ジャンプしたり、蹴ったりすると痛いのでけっこうシビアなはずだが、動くのにほとんど支障がない感じ。
我ながら動きが軽くなっているなぁ。
K磯さん「遊びましょう。」 面白い遊びを紹介していただいた。
私がK磯さんに背を向けて立つ。
K磯さんは私の背中に手を当ててつつ背後で構える。
私は身体を反転させて背後にいるK磯さんの左右どちらかを抜ける。
K磯さんは私の進路を邪魔して止める。
攻守入れ替えて遊ぶ。
面白かった。
絶対的な速さと気配を消した動きが求められる。
この場合の気配とは、身体の動きに見えるところだけではなく、接触面から伝わる情報のこと。
一段階進むと駆け引きも楽しめる。
接触面に偽の情報を与えて、相手を反応したところを逆をつくというもの。
これはスポーツへの応用が期待できそうな遊び。
うまい人って相手を止めてしまうような動きをしているように感じます。
もう1つのお遊びメニュー お互い横向きに立って、一方が相手の肩に手を当てる。
後は同じで、相手の前側か後ろ側のいずれかを抜ける。
一方はそれを阻止する。 これも面白かった。
「たいさん早いな。」
という嬉しい言葉つき。

■中島先生と。
この日は2人でお揃いのMATAWARI JAPAN Tシャツ。
ここ東京武道館の柔道場の縁には股割りに丁度よい段差がある。
特に何かを話すでもなく中島先生と横に並んで股割り。
なるべく厳密に。
なぜ前に行けないのか、自分を観察しながらやっていて気づいた。
自分の意志の及んでいないところで、体の前側を縮めている。
・頭は前を向く
・腹圧をかける
・力こぶは前
これらを守っていても前に行けないのは、鳩尾が縮んでしまうからのようである。
それならばと、鳩尾が1mmも縮まないように動いてみると、動けない。
どうしても鳩尾が縮んでしまうのだ。
この時、胸椎の下の部分腰椎のすぐ上あたりにテンションがかかる。ここが前に出るようになれば、もっと重心を前に移動することが出来そうである。
股関節の爆発的な回転力は得られるか!?
東京武道館では珍しく、T居さんやO女史にもお会いできた。
O女史の太刀奪りの避け方が独特。 T居さんとも稽古したかったなぁ。

参加されたみなさま、ありがとうございました!!

2011年9月1日木曜日

爆発的な回転力@構造動作トレーニング MATAWARIチャレンジ


構造動作トレーニング。今月はMATAWARIチャレンジの回に参加

『股は腹で割る。』

先日のDVD撮影で初段(?)のお祝いにいただいた、MATAWARI専用クッションを持参して参加。

この日はフリースタイル縄跳び(そういうものがあるという事を初めて知りました)の2008年世界3位という経歴を持つSADAさんが参加。
「ちょっとやってみて下さいよ。」
という中村先生のナイスなリクエストのおかげでフリースタイル縄跳びというものを目の前でみることが出来た。
新体操とブルース・リーを融合させたような動きはSADAさんのオリジナル。
いいものを見せていただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=IMwSXXsaOaA


股は腹で割るのである。

スタートポジションで前重心を取るということ。
下についた腕に体重が乗るかどうか、これが大事。
まずはこのポジションがとれるようにトレーニングするのだ。
前重心にならないと股関節がフリーにならない。
股関節がフリーになると、、、爆発的な回転力!!が生まれるらしい。
「股関節フリー」と「爆発的な回転力」が中村先生のブーム(笑)

スタートポジションで股関節がフリーになったら、そのポジションで足首の背屈・底屈。
足指をぎゅっと握ったまま繰り返す。

背中をきめる。
腕を上に、力こぶが上に向くように腕を横に広げながらおろす。
腕頭関節を内側に回して腕をおろす。
これで力こぶが正面を向く。さらにポジションが整っていれば同時に背中の感覚が変わる。
どう変わるかは変わればわかる(中村先生みたいな言い回しですね(笑))。
私の感覚では背骨が凹む感じ。気のせいではない変化を感じるはずです。

股割り中はこの背中をキープする。

セミナーの最後にみんなでMATAWARIチャレンジ!
「やる気のある人。前に来てください。」
「たいさんとか。」
「たいさんとか、たいさんとか。」
「たいさんとか、たいさんとか、たいさんとか。」

MATAWARIチャレンジ!!

スタートポジション。
前重心で股関節フリー。
腕頭関節回内で、背中をきめる。
爆発的な回転力で前へ!
爆発せず。

「腹で割って下さい。」
「もっともっと」
「もっともっと」
「もっともっと」
「はい、そこで腹圧キープ。Kさん数えて。」

Kさん「いち、、、、に、、、さん、、、」
私(数えるの遅っ!!)

Kさん「・・・きゅう・・・、、、」
私(え?ここで溜め?!)

Kさん「、、、じゅうーーー」

Kさんもチャレンジしながらのカウントなので、KさんがSなのかMなのかどっちかわからないが、
Kさんのカウントのおかげでいつもより余計に頑張れました(笑)

参加された皆様ありがとうございました!!

新井桁術理@技で振り返る松聲館の歴史

カメラ係で参加。 


■講座開始前、方条さんと 
・推手 
方条さんがKさんから聞いた稽古ネタ。 

・浪之下 
 ちょっとずつがたくさん版 
 ちょっとずつがずっと版 
 結果としてたくさん版 
研究熱心な方条さんの浪之下のバージョンは数限りないが、今回の最新版も強力。 
リラックスして自分なりに相手が動いたら自動的に止められるような状態で止めにかかっても、崩されるのを感じるまもなく突破される。 


■新井桁術理 
・一教の形 
舞:動けるところをふんわりと動かすと相手が崩れる。 
パタパタ:舞のふんわりした感じを排除し、関節をパタパタ折って相手に進入する。舞のまとわりつく感じに比べるとさっぱりしている。 
キャスター・風見鶏の原理に通じるものがあると思ったりした。 

・中間重心(一足立ちから、浮き) 
一足立ちは、「重心のお手玉現象を抑止する」と解釈していたが、「上半身と下半身の捻れが解消される」と解釈し直したところ、技のききが変わったというもの。 
その一足立ちの効果を残したまま両足で立つという気づきが中間重心なのだそう。 
股の間を下からツンとされている状態をキープし続けると中間重心になるというが、、、 
中島先生のように、四点不動が身体に染み着いてないとそのイメージで効果を得るのは厳しいか。 
しかし、このツンとなった状態が「浮き」の状態と言えるとのこと。 

・例の力 
小手返しで相手の反対側にもう一人の自分がいて、その辺で何かしている感じ。 
手を直接どうこうするのではなく、手を通して相手の身体を崩す動きをしているように見えました。 
呼び名の由来は良くわからない。霊の力ではないようです。 

・納刀の手の内 
脇が締まるという護身術で紹介している手の内。納刀のとは言わないけれど同じ形。 

・卵殻の手の内 
これも最近陽紀さんが発見した「出来かけパー」に近い感じ。最近手の内に凝っていると思ったら、前から凝ってたんですね。 


そのまま懇親会 

整体の勉強をしているAさんと 
「足裏の垂直離陸をしているとき、膝から下はどういう意識ですか?」 
という質問が。 
いわれてみて着目すると、足首を背屈方向に使う、膝を引き上げる=結果として膝と股関節を曲げる。上体は乗せておく。 
という感じ。気分的には身体が上下方向に圧縮される感じだ。 

その後は最近の稽古会で気づかせてもらった、繋がる感じ。動きの過程を大事にする感じ。などの話と稽古をちょこちょこと。 

で、楽しい時間はあっという間に終了。 
ありがとうございました!! 

この日は続けてMATAWARIセミナーへ参加。 

2011年8月26日金曜日

充実稽古@甲野善紀『小金井稽古会』

翠雲會主催 甲野善紀先生を招いての小金井稽古会に参加した話。 

初段だ有段者だなどと言われて浮かれておりますが、私が初段なら私の周りは高段者ばかり。 
この日もたくさんのアドバイスをいただくことが出来ました。 


■潰し技@柔道 
組んだところからの潰し技 
右利きの相手であれば、相手の右手で自分の左袖あるいは肩の近くを掴まれた状態。 
肘を外側から上側に回し、二の腕の肘付近を相手の前腕に当てる。 
ここから一気に相手を潰すのだが、普通にやっても当然崩れない。 
肘は使わずに脇の下と脇腹の間の部分が下に降りていくように動く。 
・・・わかりません。 
受けた感触は手首付近が極められる感じ(かといって痛いわけではない)と、起こりなくスッと落ちていくので抵抗のきっかけが掴めずに一緒に落ちていく感じ。 


■押し出し@相撲 
相撲で前まわしを取られている状態から、釣り鐘人参の手の内にして、相手を腰から浮かせてしまうというもの。 
浮かされてしまうのでグイグイ押される。 
接触面からは押されている感じや浮かされている感じが伝わってこないので、どう抵抗して良いのかわからなくなる動き。 


■辰巳返し 
K磯さんと稽古。 
甲野先生の説明は「飛行機が離陸するように」であった。 

K磯さんからのアドバイスは、 
・手と身体は最初から最後まで一緒に動く 
というもの。 
実際受けていただくと、私の動きにずれが生じた瞬間を押さえられる。 
手が飛行機の翼とすれば、翼と胴体がずれてはいけないということか。 
動きの精度をあげていきたい。 


■太刀奪り 
打ち太刀の位置でじっくりみさせていただいた。 
しかし私の左側を抜けていく動きが目で追えない。 
「蹴らない」 
「吹っ飛ばされる」 
「バランスを崩すのと立て直すのを同時にし続ける」 
「筋斗雲に乗る感じ」 
色々な言葉で説明されるが、身体がその糸口を掴むまでは想像も出来ない。 
しかしこの日は、具体的な動作に言及した説明があった。 
「一方の足を振り出してその勢いに乗る。」 
というもの。 
(これは!)と思い、やってみると少なくとも床を蹴ることなく移動出来るようだ。 
糸口を掴んだか。 
「蹴らない」とも言えるし、「吹っ飛ばされる」感じがしないでもない。 
「バランスを崩すのと立て直すのを同時にし続ける」これも当てはまると言えば当てはまる。 
「筋斗雲に乗る感じ」がピンと来ないのは動きのレベルの問題だろう。 
体捌きの部分で少し稽古を進められそうな感じがしてきたぞ。 


■斬り落とし@虎菊 
虎菊とは長男陽紀さん考案の「開きかけパー」の別名。 
名称については親子で折り合いがついていないらしいです(笑) 
この手の内にすると何かが変化するはずなのだけれど、虎拉ぎのような明確な変化を感じ取ることが出来ない。 
少なくとも肩があがらないことと、手を使わない効果が得られるはずなのだけれど。。。 
とこの日記を書きながら試してみて、少しわかった。 
”開きかけパー”だから開こうとしていないと駄目なのか。 
開こうとして虎菊にすると腕の外側から背中側に繋がる感覚が出てくる。 
背中がおりていく感じもするので、この状態なら効果も変わってきそうだ。 


■斬り落とし@U田さん 
この日遅れてきたU田さんは、韓氏意拳の練習をされていて、最近中国で韓先生に稽古を付けてもらったばかり。 
私の見る目がどこまで正確かはわからないが、「良い練習が出来た。」と言われている通り、動きの様子から以前よりも明らかに上達されているのがわかる。 

そのU田さんからのアドバイスは、2つ 
・つながっている状態で動く 
・甲野先生の動きを格好だけ真似をするとつながりが切れやすいので注意 

<つながっている状態の確認方法> 
壁に向かって腕立て伏せをするような格好で、指先だけで壁に触れ、トントンと壁を押してみる。 
壁と接触した感じが腕や肩だけに響くようではそこで繋がりが切れている。背中まで響けば背中で繋がりが切れている。 
足の先まで壁と接触した感じが伝わっていればOK。 

U田さん曰く、私は構造動作トレーニングをやっているおかげで、繋がっている状態を感じられる土台は出来ているとのこと。 
あとは稽古!というわけですね。 


■一畳相撲 
S水さんと。 
蜂を飼っているS水さんは目の近くを蜂にさされたとかで、顔の右側が別人のように腫れていた。左側からみないとS水さんとは気づけないほど(実際、しばらく気づきませんでした)。 
甲野先生曰く、蜜蜂の毒は熱で変性するので、刺された直後にお灸などで刺された箇所をシュッとすると良いそうな。 
きっとこの先S水さんが色々と試してくれると思いますが、蜂の毒は毒を吸い出す(吐き出す)、針が残っていれば毛抜きで抜く、流水で薄める(水溶性のタンパク質なので)も良いそうです。 

そんな顔半分が腫れ上がったS水さんとの稽古。 
S水さん「一畳相撲お願いします。」 

私が一畳相撲をするのは千代田稽古会で禅の人とやるときくらい。 
普段はやらない稽古だが、やってみると自分の動きの粗さに気づけて面白い。 
この日、S水さんとの稽古で、股割り&腰の力み抜けの効果が確認できた。 
S水さんは、何か爆発したような相手を吹き飛ばす勢いのある動きをされるのだけれど、この日はそれを受けて、止めることが出来ずに後退しながらも体制が崩れてしまう事はほとんどなかった。以前であれば腰が反ってしまって飛ばされていたところ。 
これは、腰が居着いていないことが大きいと感じている。 
股割り効果と綾瀬でU田さんに言われた腰へのアドバイスのおかげだ。 
しかしこの日は滑りやすい床だったせいで後退となったが、摩擦の大きい畳であれば下半身が後退出来ずに浮かされていたかも知れない。 


おかげさまでとっても充実した良い稽古になりました。 
甲野先生はじめ稽古してくださった方々、ありがとうございました! 


この日は懇親会にいかず仕事へ。 
後ろ髪引かれまくりでしたー。 

2011年8月19日金曜日

太刀奪り研究@甲野善紀 講座:「武術が明かす世界」 池袋コミュニティカレッジ


池袋コミュニティカレッジで開催された甲野善紀先生の講座に参加した話。
毎月第2金曜日に開催されているが、宣伝らしい宣伝をしないためかいつ参加しても空いている。
積極的にお願いすれば、けっこう技をかけてもらったり、質問に答えてもらえるチャンスが多い。
穴場的講座。



■太刀奪り
「蹴って動いているかどうかはこれをやればわかる。」
ここ最近の先生の太刀奪りは、一段と磨きがかかってきている。

特に相手の左側に自分の背を向けながら抜ける動きは、何度見ても一瞬見失ってしまう。
どうやって動いているのか?!
”蹴らない”があの動きを指すのなら、私の”蹴らない”はまだまだ蹴っていることになる。

「たいさんどうぞ。」
ボカスカ打たれまくる。
背中をかすったり、見た目には惜しいと思われる場面もあったが、先生曰く
「かするっていると惜しいように見えるかもしれないが、かするかかすらないかの差は大きい。」
ボカスカ。ボカスカ。
最後に避けよう避けようと思って逃げる方向を決めていたら、避けた(つもりの)脳天ど真ん中をポカンと打たれた。
「今のはやる前から気配が出ていた。」
やはりその場しのぎの動きは駄目だ。
「あんまりやってこの人の心が折れるといけないから。」
で終了www


■辰巳返し
「この人はこれは出来るようになっている。」
「これが出来れば有段者と言ってもいい。」
今度こそはっきり聞きました。
この日はたくさん証人がいたし。
おかげさまで折れかけた心は持ち直しました(笑)

続けて言っていた、
「私のところでは元々段位制はないんですが・・・」
云々は私には良く聞こえませんでした。


講座後、、、
■袴
アシスタントで参加されていた飯田女史が袴をたたむところを見学させていただく。
覚えておきたい。
・上下左右をだいたいあわせて下におく(折り目の数が少ない方が上に来るように)
・紐は上に避けておく
・折り目を合わせて整える
・裏表ひっくり返す
・折り目を合わせる
・下から三分の一を折り返す
・上から三分の一を折り返す(三つ折りにする)
・長い方の帯を2つまたは3つ折りにして折り返す。
・反対側も同様に折り返して、×印に重なるようにする
・短い方の帯で2カ所の上から回して、後ろを通して、折り返し、一カ所を通しておく
・もう一方も同じ
・最後は紐が左右対称になるようにくぐらせる。
最後の紐のたたみ方の記憶が怪しいが、そのうち覚えられるでしょう。


■太刀奪り
池袋の講座では珍しく、講座後に稽古。
飯田女史との太刀奪り。さすが飯田女史という感覚の鋭さ。
頭上20cmほどの位置に剣を構えさせた、あえて厳しい状況で稽古することで動きを引き出すという提案。
なるほど、余裕がないぶん余計な動きが省かれてくる。
余裕がない状況で必要な動きを余裕がある(と思っている)状況でも引き出す必要があるのだ。
打たれる/打たれないはあまり関係なく、余計なことをしないようにする働きが出てくる。
これは勉強になりました。


この稽古に興味を持たれた他の参加者の方々も一緒に太刀奪り。
見た目上は避けていても、甲野先生の動きとは質的に異なる。
打ち太刀の”打たされてしまう感じ”が出ない。
この”打たされてしまう感じ”は、師弟関係のような遠慮の気持ちから起こるものかとも思っていたが、
実際には動きの質の違いから起こるもののようだ。
頭はまっすぐ前に入ってくる。


■岡田さん登場
講座終了後に古武術介護でおなじみの岡田さんが登場。
甲野先生に最新の技をリクエストしていたが、それを受ける岡田さんの動きが抜群。
以前お会いしたときの印象よりもこの日のほうが動かれていたように見えた。
甲野先生も講座後のこの瞬間が一番稽古になったのではないでしょうか。
武術を介護に活かしている岡田さんですが、次は介護を武術に活かす番ですね。
介護流師範。


■斬り落とし
帰りの電車で斬り落としを甲野先生からリクエストされ、かけさせていただいたが辰巳返しの感じとはほど遠い。
(こりゃしばらくかかりそうだなぁ)と思って、ご一緒した参加者の方にかけると今度はすーっと技が通る。
まあ、そんなこともあります。 

    2011年8月9日火曜日

    DVD撮影!@構造動作トレーニング

    先日させていただいた、構造動作トレーニングのDVD撮影にお手伝いで参加した話。 
    というか手伝いらしい手伝いはせず、見学+記念出演させていただきました! 

    撮影場所である都内某所まで2時間弱。 
    けっこう早い時間に家を出たのでちょっぴり寝不足。 
    会場では撮影の方々が到着されていてすでに準備中。 

    撮影は18時頃まで続いて無事終了! 

    発売は10月頃の予定だそうです。楽しみ。 
    中村先生のムチャ振りにもかかわらず一発OKだった私の出演も楽しみ。 

    「どうしてその格好なのか?ということなんです。」 
    担当の方が撮影中何度か言われていた言葉。 
    その理由はDVDをみると明らかだと思うのですが、出演者の格好が見事にバラバラ。 
    こちらも見てのお楽しみ。 


    この日は撮影の合間を縫って股割りの練習。 
    先日痛めた足首が痛くない角度で背屈・底屈を繰り返す。 
    下腹をつけるべく上方向へ伸びつつ、腹圧をかけつつ、胸を前へ。 
    この日は気づかなかったが、前日のMATAWARIチャレンジセミナーから2日連続でじっくり取り組めたせいか、翌朝感覚変化が訪れた。 
    以前感じた足が軽くなった感じ、腰がかるくなった感じのポジションが自分で意識して取れるようになっている。 
    上体を上方向へ伸びやかにする。 
    上方向を経由してそのまま下を向くことなく上体を前へ。 
    腰に巻いているベルトにお腹で寄っかかる感じ。 
    太ってお腹が引っかかっているわけではありません。念のため。 

    腰に感じていた重みがふっと軽くなる。 
    同時に股関節も一段階自由になった感覚を得る。 

    上り階段が以前より楽に上れる感じだ。 
    久しぶりの感覚変化は実に良い感じで訪れた。 


    中村先生をはじめ撮影日ご一緒されたみなさま、お疲れ様でしたー!! 

    家族サービス@構造動作トレーニング(MATAWARIチャレンジ)

    ちょっと前の週末の話。 
    この週末は妻が試験勉強をするというので、娘を日中連れ出すことに。 
    都合良くMATAWARIチャレンジセミナーが日中の時間帯だったので、一石二鳥と喜んで、娘と参加した話。 
    娘は2回目の参加、前回は2歳の頃だったか。 
    娘が(あれでも)おとなしくしていてくれたので助かった。 
    お相手して下さった皆さま、ありがとうございました! 


    MATAWARIのほうは、重心が前に行かなくて四苦八苦。 
    座布団2、3枚は積み上げないとスタートポジションをとるのは厳しい。 
    その点、前回参加したときの長机は下腹がついて良かったなぁ。 

    足首の角度を間違えているらしく、家に帰ったら足首が痛くて困った。 
    ただ、この痛めた状態からでもポジションを再確認して、丁寧に動くと痛みは生じない。 
    この痛みをガイドに正しい方向を探ってみよう。 


    セミナー終了後、カメラ係の方条さんが中村先生にロールオーバーの撮影をリクエスト。 
    私も横で見学させていただく。 
    リクエストに答えて椅子を持たずにロールオーバーされていたが、中村先生もこれで何か変わったらしい。 


    そこで赤ちゃんの動きが話題になって、うちの娘のロールオーバーも披露することに。 
    といってもロールオーバーなんて言葉は知らないし、まともにお願いすると恥ずかしがってやらないので、 
    パパのまねをして開脚して、目の前にあるペットボトルを取りにきてもらう。という遊びの延長で披露。 
    あらためて見てみると上体が倒れずにそのまま前に進んでくる。 
    股関節など回って当たり前のように足が抜けていく。 
    両先生ともすごいっす。 

    そうそう、娘は「バキューンのおじさん」ことS水さんに会えて嬉しかったようです。 
    バキューンのおじさんはじめ、参加されたみなさまありがとうございました!! 

    椅子ありのMATAWARI動画(中村先生) 
    http://www.youtube.com/watch?v=jFyaNCkXSP0 

    前回参加したときの日記 
    http://vtotai.blogspot.com/2010/11/blog-post.html


    2011年8月6日土曜日

    剣は動かぬものと知るべし@東京武道館「武術の実演と解説」甲野善紀

    甲野先生の講座@東京武道館 

    真剣の受けを何度か受けさせていただいた。 
    竹刀よりも早い。 


    ■剣道の方 
    ベテランの雰囲気のある剣道家の方が参加。 
    甲野先生の著書を読まれて参加されたとのこと。 
    何でも、柄を持つ手を寄せたほうが早いだとか、竹刀より真剣が速いだとか本に書かれていることがということが、本当かどうか確かめにきたというのである。 
    何とも純粋な動機。百聞は一見にしかず。技は受けなきゃわからない。 
    影抜きや抜き小手への対応、体術を受けた後、 
    「信じることにします!」 
    と納得のご様子。 
    「剣は動かぬものと知るべし」 
    剣道経験者相手の対応を目の前で見せていただき、見ている側もあらためて納得。 
    先生も何か得られたような様子に感じられた。 


    ■合気道の方 
    技にかかった後の受け身がきれい。 
    甲野先生思わず「派手ですね。」と。 
    でもお互い楽しそうでした。 


    ■太刀奪り 
    H川君の打ち太刀だったが、甲野先生でも残った身体を打たれるほどの厳しい振り。ナイスなKY具合であった。 
    厳しい打ち太刀に甲野先生も今までになく速い動きを引き出されていた。 
    あらためて見るとあの移動速度はおかしい。 


    ■周りで稽古 
    ・体の転換 
    韓氏意拳のU田さんから「手が広がるときに腰も広がる感じ」とのアドバイスをいただいた。 
    腰が軽い! 

    ・斬り落とし 
    T森さんと練習。 
    杖を持っている風に動くと相手の身体が大きく崩れることを確認した。 
    これは色々と展開出来そうだ。 

    初アシスタント!@丸の内朝大学「武士道クラス」甲野善紀




    甲野先生からアシスタントを依頼され2つ返事で引き受けたは良いが、何をしたらよいのかわからないまま参加。 
    甲野先生の講座にアシスタントとして初めて参加した話。 


    ■準備 
    甲野先生に集合時間と場所、持ち物などを確認。 
    木刀を持ってきてくださいとの事だったので、これを機に木刀を購入しておいた。 
    会場までの地図もチェック 

    ■当日 
    早めについたので会場の場所をチェック。 
    皇居のお堀の内側、楠正成像近くに楠公レストハウスを確認。 
    待ち合わせ成功 
    会場にてスタッフの方と打ち合わせ、道具の準備。 

    ■講座 
    講座中は受けをとったり、道具を渡したり、何となく甲野先生に近づけないでいる人達に手の内を紹介したりなどして過ごす。 

    ■懇親会 
    講座後の懇親会もご一緒させていただく。 
    参加された方々とお話させていただいたり、稽古内容を紹介したり、手の内の質問に答えたり。 
    美味しい食事を食べたり。 
    講座よりも休憩時間、休憩時間よりも懇親会が盛り上がるのはよくある話。 

    ■課題 
    袴のたたみかたを知らなかったのは今後の課題。 
    それでも一応先生からも及第点をいただけたようだ。 
    今度また依頼されるかどうかわからないが、また2つ返事で引き受けたい。 


    ★★★★★ 


    記念すべき初アシスタントの記録&いつものように気づきメモ 

    皇居は馬場先門近くにある「楠公レストハウス」で行われた。 
    丸の内朝大学というカルチャーセンターのような施設の講座の1つ。 

    固い床の会場だった為、池袋の講座のような感じで講義形式で進む。 
    後の懇親会でお話させていただいたけど、気持ちの良い印象の方ばかり。 
    ほかの稽古会にはない爽やかさを感じた(笑) 
    女性の参加者が多かったせいもあるとおもうけど、男性含めて全体的にそんな感じ。 

    講義中心のおとなしめの進行になり、(私としては)もっと技中心で進んで欲しいなぁと思っていた。 
    しかし、130kgのスタッフを『辰巳返し』で吹っ飛ばした辺りから皆さん食いついてきたような気がする。 

    技は受けなきゃわからないところがあるけれど、これだけ分かりやすいと形だと見ただけでも伝わるものがある。 
    何よりもやられた側の反応が本物というのがポイントでしょう。 

    途中、休憩時間をはさむとそこで先生は質問責め。 
    こういうブレイクは空気を変えるのにいいですね。 
    主にこの日紹介した手の内に関する質問が多かった。 


    ■斬り落とし 
    アシスタントとして受けを取る。 
    「これはすごいですね。」 
    などといつもの講座のように反応したところ、周りから「おまえが言うか」みたいな笑い声があがった。 
    今日はアシスタントだったので、周りから見たらお弟子さんみたいに映っていたのでしょう。 
    後でお話の機会があった方達には、私は甲野先生の弟子ではなくて、普段はサラリーマンで、 
    その合間に講座に申し込んで皆さんと同じように通っているだけだと言うことを説明させていただいた。 


    ■手の内たくさん 
    実技も交えて。 
    虎拉ぎや鶴翔の手の内などは、効果がすぐに確認できるので女性向けとも言えるなぁ。 


    ■懇親会 
    普段の稽古を紹介したりしながら、楽しい時間を過ごさせていただく。 
    食事も美味しいし、お話は楽しいし。 
    少林寺拳法を8年ほどされているという方から箸を持って姿勢を正すと力が出るなんていう、面白いネタも教えていただいたり。 
    スタッフの皆さまはじめ、参加された皆さまお世話になりました!! 



    ■講座後 
    東京駅までご一緒し、ホームでお見送りをと思っていたら、 
    「今日は色々やってもらったので、喫茶店で少し話でもしていきましょうか。と言っても余り時間は取れませんが。」 
    先生からお誘いいただいたが、これは私から何らかしらのもう少しお話お聞かせいただけませんか的なオーラが出まくっていたのを感じて下さったのでしょう。 
    喫茶店でサシお茶となりました。 

    喫茶店でお話したのは、 
    「あなたは辰巳返しが出来たから、あと2つくらい。太刀取りと斬り落とし。これが出来ると変わってくると思います。」 
    自分の中の出来たい技リストに「斬り落とし」を加える。 
    斬り落としのヒントもいただいた。 
    「これは初めて聞いた人には何のことだかわからない話ですが、稽古をしている人にならヒントになると思います。」 
    ・直角三角形 
    ・斜辺が前腕の角度に沿うように、三角形が下に落ちる 
    ・三角形の斜辺にくっついていくように斬り落としを行う 
    「腕の角度はこのほうがしっくりくる。」 
    ・手刀をあわせると言うよりは、招き猫の手のようなかたちに見えた。 

    「将来あなたが指導者の立場になったときに、、、」これは想像もつかないのが、きっと楽しそうだ。 

    「秘伝?!」 
    ・裏拳の打ち方 
    ・肘のひんじ運動で打つのではない 
    ・内側に巻き込むようにしながら、途中で反転し、脇を締めながら結果として拳が前にでるかたち 
    ・ちなみに「跳ね釣り」は、この裏拳の途中のかたち 
    これは私の勝手な感想だが、沖縄空手の型の中にこれに通じるものがあったような気がする。 

    「外側で動く」 
    ・中から動くと溜、うねりになる。 

    気がつけばあまり時間の取れないと言っていた先生をだいぶ拘束してしまっていた。 
    途中駅までご一緒させていただいてこの日は終了。 

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