第2回楽楽動作研究会@『体の転換』など

今回も一人稽古。
一人で黙々と稽古しているせいか、気づきが細かいです(日記がいつも以上にだらだらと長いです)。


テーマ『腰を楽に』
というわけで構造動作トレーニングを中心の地道な稽古を予定していた。
しかし、この週末はシステマと甲野先生のセミナーが開催されるにも関わらず参加できない!こともあって、稽古熱が高まっていた。

ポータブルDVDプレーヤーまで準備し、一人稽古の準備はバッチリ。
・城間流DVD(体操用)
・甲野先生のDVD(杖の稽古用)


今回の会場は、自宅からママチャリで10分。
20畳もある一人稽古には贅沢な広さの和室。

やりたい稽古がありすぎて詰め込みすぎた感じの今回は、せわしなくメニューを変えて取り組んだ。
・城間流DVD@腕を回す体操
・システマ式ローリング&呼吸によるリラックス
・システマ式レッグレイズ&呼吸によるリラックス
・構造動作トレーニング@股割り
・構造動作トレーニング@腰割り
・構造動作トレーニング@胸割り
・構造動作トレーニング@立位体前屈
・甲野先生DVD@杖(影踏み)
・甲野先生DVD@杖(水車)
・抜刀・納刀
・中島先生技あり本@体の転換
・一人でエア太刀取り
(順不同)

今回特に丁寧に取り組んだのは、腰割り、股割りと体の転換。
丁寧に取り組めばそれなりに気づきがある。
■腰割り
伸張反射がおきるポジションと起きないポジションを確認。
胸割りで胸が楽になっていれば、しゃがんだ状態から腰を浮かせて落とすと伸張反射が起こり、楽に立ち上がれる。
胸割りが不十分だと、伸張反射が起きず立ち上がる動作で、大腿四頭筋主導の動きになり力感を伴う。
楽楽動作研究会の稽古では、『楽に動ける』を目指すのでこれはNG。

■股割り
新たな気づきを得たが、かえって難しくなってきた。
身体を観察しながら丁寧に取り組んでみると、股割り動作の途中で収縮方向が異なる(ブレーキの方向)力みが発生するのを感じる。この力みが出ると動きが止まる。
力みに気づいたら少し前に戻って、やり直し。
『丁寧に』と『ゆっくり』は別物。謝った動作を『ゆっくり』やったとしてもそれは『丁寧に』やったことにはならない。
足首の背屈も難しい。
足の小指側を握る動作に捻りの要素を感じる。
準備ポジションで行う小指を床に押しつける感覚をキープしたまま、背屈が出来れば良いのではと思うが、思うように動かない。
この日はなるべく力みたくなかったので、座布団多めで股割り。


■体の転換
たまに甲野先生も披露するジャンプせずに180度、あるいは360度方向転換を行う動作。蹴らずに動くというもの。
(180度回転)
体を差し替えるようにすると速い。
手主導で動く場合は、右手と左手を直線上を移動するように動かし、半回転する。同時に膝の抜きあるいは足裏の引き上げを行うと上体の動きに全身がついてくる。
足主導で動く場合は、右足と左足を直線上で差し替えるように動くと良い。円周上を動くのは遅い。しかしやるそばから改善の余地を感じる。足主導は着地で居着く感じ出るのだ。
(360度回転)
久しぶりにやってみると左回転が苦手。着地が安定しない。
どうやら頭で思う回転角度と実際の回転角度に差があるため、その分上体がぐらつくようだ。
試しに足が着いたところが着地点というつもりでやってみると、360度回転は出来ないがふらつかなかった。

これでわかったことは、体の転換は足を回すのではなく身体が回るのだということ。
言葉ではわかっていたつもりだけれど、これを実感すると『つもり』であった事に気づかされる。
この稽古も丁寧にやらなければ。

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