甲野先生への減量報告&なぜ減量出来たか


実際10kg痩せた実績があるので、いろいろと偉そうに書ける。
偉そうに書いたからには、再び70kgになった時にはきっとリバウンド日記を書くと宣言しておこう。
というわけでまたまた減量日記である(ピダハン日記にしようかちょっと迷った)。
次こそ稽古日記を書きたい。そのために稽古したい!


調子に乗って、甲野先生に10kg減の話をしたところ「稽古をしていてそれが必要だと思ったらそうなるのは当然。」というような事を言われた。

私が「苦もなく痩せたんです!」などと、"聞いて!すごいでしょ話"をするまでもなく「当然」と言い切られたので私の減量報告はすぐに完了してしまった。

思い返せば、そのような事を思いながら始めていたのだった。
確か、「今より痩せたら感覚が鋭くなって稽古にも役立つのでは!と思いながら減量すればうまく進むはず!!」といった内容だったと思う。
ただこれはシステマのインストラクターK氏に「ミカエル氏(※)をご覧なさい。」と言われて実際には粉砕されていた。
※ご存じロシア武術システマの創始者。大変ふくよかな体格の持ち主。

粉砕はされたが、どこか予感のようなものはあったのか、予感だとしたら当たったと言っても良いと思う。

実際、減量で動きがどうなったかと言えばプラスになっている。
武術的な動きが痩せるだけで向上するとは思えないが、歩いても走っても身体が軽いし、ベルトのサイズを穴1つ半分も詰めるのは気分が良い。
他にあげれば感覚的な部分の鋭さというのは結果として表れている。
因果関係ははっきりしないが、いわゆる「手当て」の効果を感じ始めたのも減量が進んできた時期と一致している。
「手当て」についてはわからないことだらけなので、わからないところを含めていずれ日記に書こうと思う。



稽古をしていると、技を受けたときに相手が身体のどこを使って動いているかが伝わってくる。
特に「力み(りきみ)」は、手首・肘・腕・肩・胸・背中・腰など力んでいる場所を特定出来る情報が得られる。
「手当て」の感覚で気づいたのは、「力み以外」も伝わってくる情報があるというもの。特に調子を崩している家族の症状は伝わりやすいようだ。
頭痛の状態などは頭のどのあたりが辛いかが伝わってきたり。いずれ「手当て」の日記に書く思うが、ちょっと偶然で片づけにくい事も体験した。
何を思っているかと言うと、減量を通じて「力み以外」の自分の状態が分かるようになるにつれて、触れた相手の「力み以外」の状態がわかるようになってきているのではないかという事だ。
日記に書いてみてあらためて思ったが、本当にそうではないかと思う。

減量との因果関係は説明出来ないが、減量とともに変化が訪れているのは間違いない。



私の減量方法は誰に教わったわけでもないオリジナルである。結果的には単に食事の量が減っただけだから、オリジナルではないと言われそうだが、そうではない。
なぜ減量出来たか?
ハッキリ言えることは、「自分でも出来る方法を考えて、それを実行したから。」である。

世間で流行る○○ダイエットでも何でも、その方法の発案者は自分でうまく行く方法を考えて実行したのだから、よほど物理法則に反する方法ではない限りうまく行くに決まっている。
同じ方法でうまく行かない人がいるのも当たり前で、その人は自分でうまく行くと思わずに続けているのではないだろうか。

必ずしも自分で考え出さなければいけないわけではない。
やる前からうまく行くとわかる方法が見つかれば、きっとうまく行く。



ここ最近の減量日記に関するご意見でいただいたが、極端な制限などを伴う減量は素人判断で継続すると逆効果になる恐れがある(危険だ)というものだった。
たとえばこんにゃくダイエットを単品で行うと大変危険という話もあるようだ(ネットで調べると出てきます)。"痩せよう"が直接の目的になるとこのような極端な取り組みになってしまうのだろう。

私は10kg減から比べると2kg増えているが、身体が快適なままなので無理にまた2kg減らす努力はしていない。なぜなら快適なら痩せる必要がないからだ。
甲野先生に言われた通り、必要なら勝手に痩せるはずだし、必要ないなら変わらないだろう。

例えば私がマラソンを始めれば長距離を負担なく走るためにもっと体重が減るはずだし、シンクロナイズドスイミングを始めれば体重がどうなるかはわからないが浮力を得るために脂肪がついてくるはずだ。
身体にはそのような仕組みが備わっている。その仕組みを引き出すためには自分の身体がどのような状態にあるかを知る必要がある。
そのための第一歩となり得るのが"腹八分目"だと思う。
"○kg減"を目標にせず、"腹八分目で十分満足出来る"というのを目標にしてはいかがだろうか。



次こそ稽古日記だー!!

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