竹串手裏剣デビュー@恵比寿


pomera(電子メモ)からようやくデータが取り出せたので久しぶりの日記。ずいぶん前の日記になったけど、竹串手裏剣デビューした恵比寿の稽古の話。

恵比寿の道場は大変歴史のある道場だが、そこには同じく大変歴史のある発砲スチロールがあった。
先輩稽古人のO田さんが、その昔練習したという竹串手裏剣用の的。もう何年前のものかわからないほど(10年近い?)。Twitterで私が手裏剣稽古を始めたと知ったO田さんがこの日、的を洗っていて下さった。

・爪楊枝手裏剣
竹串の前に食いついてしまった。これはまさしく宴会芸に使えるではないか!(って最近自分でも何をしたいのかわからない)
その昔居酒屋の土壁に爪楊枝手裏剣を刺すといういけない芸をされていた人がいたようだが、そこにも食いついてしまった(笑)
半間ほど離れたところから試みると刺さった!

・竹串手裏剣
重さがないので飛距離はそこまで期待できない。空気抵抗で失速してしまうからだ。
それにもちろん「直打法」にこだわりたい。ボールを投げるようなフォームではなく、剣(この場合は竹串)の回転を抑えるため、持たずに触れるようにして構える。私の場合は極端すぎるのか、腕を上に構えたときにたまに竹串がすっぽ抜ける。それくらい”持たない”ということ。
『直打法』では棒手裏剣はどちらかというと垂直に立った状態で手の内から離れ、的の手前で90度回転して刺さる。
この軌跡が美しく思えるのは、マニアックな世界に踏み込んでしまっている証拠かも知れない。
この日は竹串手裏剣ばかりかなり長いこと練習したが、後半はけっこう良い感じで刺さって結局2mちょっとまでは刺さった。
O田さんからいただいた、
「迷いがないからいいね」
「今のは甲野先生みたいだ」
「その感じならもっと遠くても刺さると思う」
この言葉を励みに頑張りたい。

■体術
O田さんと。前回は井桁を丁寧に教えていただいた。
今回はテキスト(新・井桁術理)から「仙椎の軸立」。これはO田さんがSさんに伝えようと思って持ち込んだというテキストを見ながらの稽古(笑)
これも井桁同様、丁寧にやるとぶつからない動きになる。
・座りで頭をおさえる形
・正面の斬りの形
感覚を掴むのに手こずるも最後はOKをいただいた。「2力の合成」になるのだけれど、前方向が強くなりがち。かといって上方向を強めに出せば良いという単純な話でもない。軸をそのまま運ぶという感覚で動くとうまくいったようだ。

■岡本正剛先生の技(妄想でマネ)
円の技法を使って、相手の胸のあたりに触れて崩す技。
恵比寿でも色々と受けていただき検証。
崩すという目的なら、色々とやりようはあるようだが、動画でみた受けの崩れ方となるとそのやり方はまだ見えてこない。
半身動作研究会で稽古してきた材料の中で検討すれば、『皮膚』『重心移動』を組み合わせて検討する事になる。

同じく岡本先生の、相手の手のひらがすいつく技。
こちらも以前から妄想していたが、このたび妄想再会。そのうち何かおもしろいものが出てくるといいなぁ。
講座後、方条さんと少しやったが何かしそうな予感。

■空手
O田さんは普段空手の稽古をされているのだ。
この日少し教えていただいた。
構えによる「受け」の反応の違い。前に構えるのと気持ち後ろに構えるのとでは後者の方が受けに余裕が生まれる。
『柾目返し』による突き、『仙椎の軸立』による受け。
下段受け、上段受け。相手からは遠く、自分からは近い。

■竹串手裏剣その後
後日、練習用に竹串を購入したのは良かったが、妻の前で得意気にダンボールに刺して見せたところ、
「家の中でやらないでよね。」
謝ったプレゼンにより危ないものイメージを刷り込んでしまって、我が家に竹串手裏剣禁止令が発令されてしまった。。。
へにゃへにゃと飛ぶところを見せて、へなちょこ&危ないものでは無いですアピールをするべきだった!!
硬めのダンボールに見えたので威力を出して打ったのが成功したのだけれど、そうする事に何の意味もなかった。
失敗。

ただ、ぶーぶー言ってみたら、「道場でやれば良いじゃない。」とも言ってくれたのでじゃんじゃん稽古に出かけようと思います!!
と言うことはその前に仕事を頑張らないとですね。

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