宴会芸宴会デビュー!@甲野善紀音楽家講座

ひさしぶりの音楽家講座。仕事の打ち合わせの状況次第だったが、何とか参加出来た。 

受付を済ませると背後からU田氏が登場。で、会場入り前に稽古開始(笑) 
『屏風座り』の状態検証。足から下がバラバラになりやすいので、そこをそうならない動きでいること。足裏から頭のてっぺんまで。 
そこから動く時も「その状態でいる」こと、もう少し感覚に近い言い方をすると、「どの状態のときもそうある」ことになるか。 
手裏剣でも同じで右手に構えた手裏剣と右側の足裏がどうなっているかに着目すると動きが変わってくる。 

「入らないの?」というM女史の声で2人とも我に返り、甲野先生の講座が行われている室内へ(笑) 

珍しく楽器を持って質問する人がいなかったが、参加者は多め。みなさん楽しそうに参加されていた。もちろん私も。 
ピアノ、バイオリン、フルート、チェロ、ドラム、、、 
音楽家講座ならではの質問が飛び出し、それに臨機応変に対応する甲野先生。聞いたことがない質問にどういう返答をするのか、そのやり取りがライブというか、ひきつけられる要素の1つじゃないかと思う。 

最近の気づきは『屏風座り』からの発展。 
先日回った九州で変わったと言われる『小手返し』を受けた。 
相手に近づくのではなくむしろ遠ざかるようにして技をかけるのだけれど、ちょっとあっさりやられすぎたかという程にあっさりと返されてしまった。 
受ける前はもう少し粘れると思っていたが、あれは耐えられない。 
講座中に聞いた話も面白かった。 
・親指を使わない話から類人猿の歩き方の話 
・類人猿の歩きの話から四つ足生活が精神に支障を来す話 
・ピダハンの生活がぶっ飛んでいる話 
四つ足生活の話は西勝彦著「西式強健術と触手療法」にも少し似た話があったように思う。 

講座後は居酒屋で打ち上げ! 
近くに座った現代東洋医学をされているというN医師の話を聞く。 
身体の調子が悪いと訴える人の多くが、その症状が指の状態に現れているという。 
少し聞いただけだが、ブラックサポーター療法という右足のふくらはぎだけに黒いサポーターをつけるという療法があり、これで身体の連動による余計な緊張をおさえて肩こりなどの症状緩和が期待できるのだそう。本当に色々と研究される人がいるものです。 

途中、甲野先生からお呼びがかかりお話を伺いにいくと「この人ほど理解している人は少ない。」とその場にいた方(どこかでお会いしたような。。。)に紹介される。 
「普段仕事をしていて稽古量などは絶対的に少ないにも関わらず良く理解している。こういう人に抜群になってもらいたい。」という言葉をいただいた。 
楽しくてやっているだけなのでこういったプレッシャーとは無縁なのだが、今回ばかりは何となく感じてしまった。 
ただこのように言っていただけてもちろん嬉しい。 
スポーツへの応用の話や、上達の話について私が感じていることなどを聞いていただく。普段は稽古しているばかりなのでこんな話しはしないのですけどね。 

取り組む本人にとっては、甲野先生がそうであるように絶えず自身の動きを見つめ、「今は仮に有効だからこうしているが、もっとああしたい。」というような向上心と興味を持って取り組んでいく中で、武術的な動きができてくるようになると、その応用が期待出来るだろう。 
そのように工夫するようになるには、もちろん本人で気づかなければならないが、きっかけは指導者が与えてやることも出来ると思う。 
・これが正解というものは無いということ 
・より良いものは、(たとえ教わったものであってもあらためて)自分で見つけるのだということ 
これを伝えられる指導者はどれほどいるだろうか。 
そして伝えるだけでは指導者としては不十分だろう。良い動きかどうか、判断できるだけの目が養われてないとただの放任になってしまう。 
っと、打ち上げで話していない事まで書いてしまった。 

この日は何といっても甲野先生の前で宴会芸を披露した記念すべき日。主催のS女史が「たいさん、是非宴会芸を披露して下さい。」とリクエストして下さった。 

私「ただ座って、立つだけですが足の甲にご注目下さい。」 
<座る> 
みなさま「うわぁ。。」「ひゃあ!」「すごーいw」「ええぇ??」 
<立つ> 
みなさま「うわぁ。。」「ひゃあ!」「すごーいw」「ええぇ??」(拍手) 

S女史「Iさんと2人でやる、誰でも達人になれるやつもお願いします!」 
Iさんと私でニセ達人ごっこ披露! 
さらにはS女史も一緒にニセ達人ごっこ!! 
ウケたww 

さらにはIさんから、たぶん9割以上の方がわからないと思われる「物まね武人スターシリーズ」も飛び出した。 
Youtubeなどで動画を見たことがある人にはたまらなくツボにハマる。見ていない人にもたぶん面白さだけは伝わったと思う。 

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