「何のためにやるのか?」構造動作トレーニングセミナー


中村先生の構造動作トレーニングセミナー。
今回は「トレーニング会」に参加。
仕事の関係で連続講座の「股割りMOREチャレンジ」には参加できず。
久しぶりの参加だが、行けば必ず発見がある。
今回はむしろ久しぶりに参加したせいか、心に刺さる言葉があった。

「何のためにやるのか?ということ。」

最近武術の稽古でもこのような事をあらためて考えていた時期だったので、中村先生のこの言葉がスッと入ってきた。
これなしにトレーニングをしてしまうと、どんなに優れたトレーニングをやったとしても手段が目的になってしまう事になり、本末転倒である。

例えば”スクワット”。
「何のためにやるのか?」という事である。
野球部の学生が参加されていたが、野球部員がスクワットをやるのであればそれは野球の動作のためで無ければ意味がない。
後ろ重心の姿勢で、一部の筋肉(太もも前面)に負荷がかかるようなスクワットを行っていたとしたら、それは「何のためなのか?」という事である。
動き出せない姿勢で筋肉に負荷のかかる動作を繰り返したとして、それが野球の何に役立つのか?
このような問いかけを重ねていけば、自分が取り組むべき方向が見えてくる(はず)。
根本のところですね。

構造動作トレーニングの目的は明確で、“全ては動作のため”である。“動作とは重心の移動である”とも定義している。
「骨が身体を支え、関節が重心を運び、筋肉が骨格位置を調節する」
決して骨盤を起こす事が目的ではないし、単にリラックスすることが目的でもない。
インナーマッスルを鍛えることは目的にはならない。

「何のためか?」

この問いを忘れてはいけない。


新しいトレーニングメニューが紹介されたので書いておこう。
「うつ伏せで腹圧」
読んで字のごとく。うつ伏せの状態から腹圧で自分を押し返す。
状態が浮いてくるのだけれど、腰を反らせるのとは違うので動作ミスに注意である。

「スクワット」
1.沈む。
2.弾んであがる。
”弾む”が強調されていた。

「基本ポーズ」
基本ポーズのスタート位置に変化が出ていた。
両手のひらを頭の上で合わせて、さらに上方向(やや斜め前)に慎重を伸ばす心持ちで腕を上へ。

終了後は後ろ髪をひかれながら職場へ。




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