手裏剣試行錯誤(水天宮自主稽古会)左打ち、正座打ち


水天宮自主稽古会。
この日はIさんと忍者のIさんとの3人稽古。
先に着いたので手裏剣稽古で到着を待つ。
と、的がボロボロになってきたのでコルクマットを回転させてローテション。
中心付近がきれいになった。
さて、これもいつまで持つことやら。

何はともあれ打つ。
※手裏剣稽古は打って、打って、ちょっと疲れたり発見があったら稽古メモ。というように進めています。
内容に一貫性がない部分は途中で気付いたことがあったり、変化があった為です。



ふと、手の位置を考えた。
先日Hさんと手裏剣稽古をしたときにHさんから「たいさんは意外と手を前の位置に出して打っている。」という感想を貰っていた。
これは私が手のひらを前に向けて手裏剣を打っている事が理由だ。
手のひらを前に向けたまま、手を前に出さずに振り下ろすと肩がとても窮屈な感じがする。
手のひらが前に向いていれば、振り下ろす際の腕は(楽におろす為に)少し前に出る事になる。

では手を前に出さなければどうなるかと言うと、今度は手のひらが前を向かなくなる。少し内側を向いた状態で手を下ろすと楽に手がおりる。

どちらが良いかはわからないが、今の私がやっておさえを利かせやすいのは手のひらが前を向いた状態だ。
一方、手のひらが内側を向いていたほうがよりコンパクトなフォームとなり、打つ気配は出にくいように感じる。

現在、一番遠くて3間半(1間は約1.8m)がやっと刺さる感じだ。これ以上は今の技術では無理そうだ。
3間半での刺さり方に飛距離の余裕が出ない(剣先が上を向かない)。
剣の設計はどれほどの飛距離に向けてされているのだろうか、甲野先生に伺ったはなしでは手裏剣は長距離用に重心の位置などが設計されていて距離を縮めるのは技術で行うとの話だったが。
甲野先生は、私が使っている八角の棒手裏剣よりも大型の手裏剣も打たれるので長距離とは大型の手裏剣で飛ぶ距離を指すのだろう。
以前甲野先生に根岸流の手裏剣で3間用に設計されているものを(抑えが利かせられるようになっているのなら大丈夫でしょう)と、打たせていただいたことがあるが、これは抑えをきかせて打てれば、後は手裏剣の性能で綺麗な軌跡を描いて飛んでいく。
ただ、3間専用の武器というのは、飛び道具としては融通が利かない感じがする。
せっかく飛び道具を練習するのだから、ある程度の距離の幅は対応できるようになっておきたい。



ちょっと打ちすぎて右腕が痛くなってきた。上げ下げするだけでも繰り返していると疲労がたまる。気分転換も兼ねて左で打ってみることにした。
ものすごい違和感。
ボールを左で投げる時の違和感以上のものを感じる。
ただ、変な癖もついていないので修正も楽だった。
右腕では苦労したが、半間の距離はほどなく直打法で刺さるようになってきた。
1間もいけるようになった。ちなみに手は打つ際に前をむかず、内側を向いている。
なかなか左腕は筋がよさそうだ(笑)



忍者道場でIさんが2本同時に打っていたのを思い出した。2本手の内に持って、1本ずつ打っていたのも思い出したが、すっぽ抜けそうなのでやめておいた。
2本同時に打つと前方向への誘いが強くなるが、それを気にしないで動ければ問題ない。

早々に2本投げは止めて、正座打ちに切り替えた。
体の捻れを検知しやすいのだ。
これも左右試す。
左は1間。右は3間で刺さる。
面白いことに正座で3間刺さる感覚がわかると、先ほど3間半が限界と行っていたのに、立って4間が刺さるようになってきた。
これはいい稽古法を見つけたぞ。

ほどなくして、忍者のIさんと、少し遅れてIさんも登場。
手裏剣の話はこれくらいにして、Iさんと忍者のIさんとの稽古について書いておこう。

長くなったので続く

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