「腕相撲」『稽古にかける時間』へのコメント返信

腕相撲
これは『稽古にかける時間』にいただいたKさんからのコメントへの返信です。
質問への返信ですが、Kさんの質問を読んでいて熱心に稽古されている様子が伝わってきたのとブログを見ている他の稽古人の方々とも内容を共有しようと思い、一つずつ載せていくことにしました。

Kさんの質問
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すでにブログで書かれていることだったり、当たり前なことだったりするかも知れませんが、よろしくお願いいたします。

「腕相撲」(負けたところから勝つ)
胴体の動きをなんとなく試していると、手と肘が自然と同時に動くような感じで動かすことが出来ました。
井桁を意識するような感じでやっても、似たような動きは出来そうです。
実際に出来るかどうかは分かりませんが、方向性としてはいいような気もします。
これに関しては、企業秘密(笑)かもしれませんので一切コメントなしでも結構です。
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私はこれを八光流柔術皆伝師範の広沢先生に『宴会芸』として教わりました。初めて技を受けてから出来るようになりたいと思いましたが、出来たのは二年くらい後でした。
その頃はできないことだらけでしたから出来るようになって広沢先生に受けてもらった時は嬉しかったです。
私が教わったやり方は次の通りです。
・相手と組む(負けた状態)
・普通に力をこめる
・肩の力を抜く
・肘の力を抜く
・手のひらはそのまま変えない
・力の込め具合を変えないまま動く

動くときに肩肘に力が入りやすいのでご注意。
成功には脱力が鍵とも言えます。
脱力については、広沢先生からオーディオに例えるとたくさんのボリュームつまみを大から小までコントロールすること。というヒントをいただいたことがあります。
聞いたときは何のことかわからず、単に力を抜くだけではないという事だろうなぁとだけ理解していました。
まだまだわからない事が多いですが、今は説明されたことが我ながら以前よりは理解できていると思います。

Kさんが試している胴体に着目すると結果として肩肘が力まずに済むかも知れません。
井桁のやり方は『宴会芸』とはまた異なりますが、色々試してみると新しい発見があると思います。
また教えてください!

コメント

大阪のK さんのコメント…
返信ありがとうございます。
こんなに書かせてしまうことになって、改めて申し訳なく思いますが、他の方の参考にもなるのならまあいいかと考えることにします(笑)。

教えていただいたことの私なりの解釈ですが、掌の力は自分の掌に拮抗状態を作り出すためだけに使うような感覚でしょうか?また、この状態にするとどうしても手首は固くなりますが、あえてこれを活かして肘から先を1本の棒にするような感じにしてもいいのでしょうか?
なんかまた質問ばかりですが、対人練習が出来ない環境が我ながらもどかしいです。

井桁のやり方は、また違うやりかただったのですね。てっきり「宴会芸」の別バージョンだと思っていました。私が名古屋で受けたのは「宴会芸」だけだったのでしょうか?

>また教えてください!
一方的に教えていただいてるだけですので・・・・・・
こちらこそまた教えてください!
空気投げ研究家 さんの投稿…
私も間違えていましたが、肩、肘に続けて手首も弛める必要があります。
ということは手首は固くしないということになりますね。
掌は変えませんが、私の解釈では相手との接点を変えないで動くためだと思います。
単純な力だと思わせておいて、別の働きで動かすというわけです。
空気投げ研究家 さんの投稿…
ちなみに、名古屋では両方受けていると思います。
よくわからないけど動かされてしまうのが『宴会芸』
私の地からがどんどん強くなるように感じるのが『井桁』
です。
大阪のK さんのコメント…
どうやら手首にもボリュームつまみが必要だったようですね。リンク先の広沢師範のブログ(ものすごく勉強になりそうです)も参考にさせてもらいながら、感覚を探っていきたいと思います。ありがとうございました。

やはり両方受けていましたか。感じが違ったのは分かりましたが、受けた時点ではまだ井桁のことが全く理解できていなかったので、確信が持てませんでした。どうやら3つ目のバージョンも開発されたようですが、またいつか受けてみたいです。
空気投げ研究家 さんの投稿…
広沢先生のブログは勉強になりますよ!おすすめです。