沖縄体験稽古「健心流柔術」(その3)

書いてもわからないのでブログへの掲載OKをいただいた稽古メモです。
わからなくても頑張って記録するのがこのブログです。
というわけで健心流柔術の体験稽古メモ。

沖縄に来たー!動画で見た人達に会えたー!
という気持ちをこっそり抱えながらも健心流の稽古に集中。

『相手と繋がる』
『中心をとる』
『崩しをかける』
稽古の形は様々。根本は一緒。

身体の移動、腕以外の移動、重心だけの移動、見えない移動。
見た目にわかる動きから見た目にはわからない動きへ。
中心をとる稽古、繋がる感覚も稽古が進むにつれて繊細なものになっていく。
崩しの大きさは目に見えない大きさ、受け手にもわからない程、小さくなっていく。

基本的な稽古
『胡座で崩す』
お互い胡座で座り、腕を掴む(掴まれても良い)。
中心をとって、繋がりを作る。
ここから崩しをかける。
すると、受け手の感想としては何だかわからないまま崩れていく。

説明が難しい。
中心をとったまま、繋がりを作ったまま崩しをかける。
崩しの感覚を文章にするなら、こちらの体の状態を相手体に反映させる。という表現になるか。
繋がりの感覚を文章にするなら、力の通り道を作る。
繊細だ。疎かになりがちなのは、形の上で引く格好になる側の繋がり。

なるほどわかるように書いたつもりが、読み返してみてもわかってからでないとわからない(笑)


『ペンギン合気』
動画にもあった相手の踵が浮いてくる技。
これも繋がりを作り、あいてを崩す。
崩す方向は、相手の肩が上がってくる方向。
引き込むように見えるが、引いてしまっては技にならない。
雨どいを伝う雨水が下に流れるように、押さえてくる相手の力を下方向に流す。
すると相手は前に置いたつっかい棒を少しずつずらされるように崩され、踵が上がってくる。

『2方向、別々の力』
引き合って拮抗を作り、別方向の力を新たに伝える。
押し合って拮抗を作り、別方向の力を新たに伝える。
基本的な技の原理はここにある。
中心はこれに加えて、相手との繋がりを作る。
繋がりが出来ると相手の状態を感じとることが出来るようになってくる。
繋がった状態にあると、自分の身体の状態が相手に作用する。

『相手を立たせる合気上げ』
胡座から、あるいは正座から相手を立たせる方向に技をかける。
基本的な原理は『ペンギン合気』と同じだが、相手の状態によって立ちやすい位置、立ちにくい位置は変わる。
それを感じ取って、崩しをコントロールする。
胡座からの形で一度だけうまくいったが、これは毎回同じことをすればかけられる技ではない(ので二度は成功しなかった)。
『中心』『繋がり』『崩し』を相手を感じながら制御する技術が必要だ。


このブログを見て健心流に興味を持たれた方、何度か紹介していますが10月に東京セミナーが行われます。
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