甲野善紀「千代田武術研究会」『空気投げ』進展

『空気投げ』に新たな形が見えました。

相変わらず甲野先生の講習会で、甲野先生の技以外の研究をさせていただいています。
(もちろん、甲野先生の技をヒントにして研究しているので、見た目と違って甲野術理の研究でもあるんですよ。念のため。)

Kさんと『空気投げ』
相手を左前に引き出した(相手が左足を前に踏み出そうとした)瞬間、
自分の左膝を沈めつつ、左に向き変わるようにして相手を相手の右隅に投げ落とします。
「これは有効ですよ。」
と柔道有段者であるKさんのお墨付きをいただきました。

と、書いていてさらに強力な『空気投げ』の方法が見つかりました!
体を沈めるときに有効なのが、『謙譲の美徳』。
これは早く試したい。
これがうまくはまれば相手が浮いて、投げられそうです。

『空気投げ』を受けていただいた皆様、ありがとうございました!!

Kさんには、他にも柔道技をレクチャーしていただきました。
相手に対して床方向に居着かせる崩し、覚えました!
『出足払』『送足払』
『小内刈り(阿部謙四郎版)』『大内刈り(阿部謙四郎版)』
『背負投げ』
『膝車』『支釣込足』
ありがとうございました!


甲野先生の技も受けましたが、強力になっていたのが『綴れ足』から変化した『綴れ脚』。
通称『マナーモード』と呼んでいた『綴れ足』は、足裏が震動するので見た目にも何をしているのかわかりやすかったのですが、
『綴れ脚』は、震動する場所が足裏ではなく膝から上の脚に変わりました。
実際に動かすのは、股関節と膝関節だと思いますが、ほとんど見た目にわからなくなったので、
練習する人は注意が必要ですね。


千代田稽古会はいろいろな人が参加していて面白いのですが、この日は現役のお相撲さんも参加されていて、いつもと違った盛り上がり方も見せていました。
面白かったのが、参加者の方々との相撲を見れた事。
さすがに本物は違いますね。だれも押せませんでした。
逆に押されているのに諦めないで粘っているので、お相撲さんが少々困っていましたが、
困った末にぶん投げて終わらせていたので、私は挑戦しなくてよかったです(笑)


他にも稽古したので忘れないようにメモしておきます。
・Hさん、Aさん、Yさん、Kさん、Sさん
『屏風座り』に必要な関節の可動について、構造動作トレーニングの『胸割り』で説明。
『空気投げ』『浮落』『謙譲の美徳』
『謙譲の美徳』による『ワンインチパンチ』『腹圧による蹴り』
『鶴翼の手による払えない突き』
手裏剣話から、ワンインチ手裏剣の練習を紹介していただきました!
『案山子崩し』
『謙譲の美徳』による『組み手』(相手を浮かせる組手)

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