柔道技(『大外刈り』)

柔道技と有効な掛け方について、少しずつ整理していこうと思います。
いま時点の整理なので、この先変わっていくと思いますが。

『大外刈り』
(右自然体、右組みの場合)
『大外刈り』は、あの柔道最強と言われた木村政彦が得意としていた技です。凄まじい威力で、受けたものが脳震盪を起こしていたそうです。
木村の身長は169cmと決して高くありません。『大外刈り』には、体格に恵まれた選手が得意とするイメージがありますが、体格に恵まれていなくても使える技だと言うことです。

相手を右後隅に崩して、重心がかかった右足を刈る技です。この時、体で後ろ方向へ、引き手で右隅の崩しを保持し、さらに下方向へ引きます。
これは、相手の足が運べない、右後隅に崩しをかけつづけて、投げに入るためです。
釣り手は、相手の体に密着させ、脇を絞り自分の体と一体化させます。
これは重心移動が効率的に相手に伝わるようにする為です。

他にもタイミング、相手との位置関係など、技の要素はまだありますが、『大外刈り』の仕組みは理解できたつもりです。

自分の『大外刈り』を作るのはこれからです。
この理解の元、木村政彦の『大外刈り』も研究したいと思います。

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