甲野善紀「千代田武術稽古会」

甲野先生の技。

『棘あり棘なしトゲトゲ』になっているせいなのか、説明も少し前のものと同じ内容になってきた。

止められない。
内観からの動きで、気配がますます消えている。
参加された方達は参考にしようにも、内観が共有できないので途方に暮れてしまうのではないだろうか。
そんな時はどうすれば良いか。

・技を受ける
これに尽きると言っても良いと思う。
わからなくてもとにかく技を受けるということ。
受けてもわからないと思いますが、後で稽古するときに効いてきます。
答え合わせに使えるのです。

・動きを見る
これは自分が理解できる範囲でしかわかりませんが、先生が具体的にどう動いているのかをみるということです。
これも言われたところで見えるものではありませんが、ある日ある時、急に見える事があります。
それは自分の稽古が進んだときです。

動きを見るときに、先生の丁寧な説明がかえって理解を妨げる場合があります(笑)
例えばこの日は『背中を左肩から袈裟で斬られる』という説明がありましたが、
この説明は続きがあって、そちらのほうが要点です。
『斬られてしまって、緊急事態なので目の前の人を気にしていられない。』
つまり、『相手を気にしないで動く』のが重要だということです。
そう理解した上で、甲野先生が『右肩から斬られても駄目』という説明と合わせて、
斬られて動くとはどういう感覚かと、自分の体と感覚を通して追ってみるのは良いと思います。


この日はNさん、Kさんと柔道練習をしたのだけれど、少し長くなりそうなのでまた別に書こうと思います。

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