柔道練習(7回目)乱取り

体力がついてきたのか、動きに慣れてきたのか、基礎練習(小学生向けですが)についていけるようになっている。

寝技の練習で背中合わせで座り、合図とともに座ったまま向き合って行う練習では、黒帯の若者相手に、押さえ込みには入れなかったものの、主導権を握って動けたように思う。
受けてくれた若者が言うには『途中で関節に入れたかもしれません。』という事だったが、関節技のやり方は全然わからない。
そのうち教えてもらおう。

最近は小学生の試合が近いこともあって、乱取り練習が取り入れられている。
私の相手は小学生か、黒帯かという極端なものだが、小学生相手の場合は、技にかかるポイントに導いてあげるように受けている。上達して、試合でも投げ技が出るようになってほしい(人の心配をしている場合ではないですが)。

この日は黒帯の若者二人と乱取り。
しかし、相変わらず腕に力が入ってしまう。
五分もやったら、腕はパンパン、握力もへろへろ。
その後、試合形式の練習で黒帯の若者に二人に相手をしていただいた。
一人目とは引き分け、二人目には一本負け。
一人目の彼は見るからに強そうな印象(実際強くて、もう一人の黒帯相手に一本勝ちしていた)で、プレッシャーがキツかった。
二人目は一人目ほどのプレッシャーは感じなかったが、技の入り方がうまく、喧嘩四つで警戒していたらいつの間にか右の『一本背負い』で一本取られてしまった。

終わった後は息も絶え絶え、力も入りすぎという感じで、ひどく疲労していた。
相手が来たときにだけパッと変わるか、出来れば丈夫な構造だけ残して力まずに動きたい。

終了後、復習のために『エア体落』をやっていたら先生に『ちょっとやりますか』と声を掛けていただき、乱取りをさせていただいた。
『小内』『大内』は先生が(かかる)と思ってかけても、私にかからなかったらしく、『いいですねー!』と褒めていただいた。
若者との乱取りでも足技にはかかっていない。どうやら、そういう体になっているようだった。
もう一つ褒められたのは先生の膝をつけた(!)『支釣込足』。
タイミングが良かったらしい。
これに関して、私の『支釣込足』は捨て身技の原理で掛けているので、返される危険があるが、それを承知で掛けるのであれば踏み込み位置をもっと深く入ると良いとのこと。先生が中学生の頃にやっていた掛け方だそうだ。
褒められたのはもちろん良かったが、先生には私の右『足払い』を的確に『燕返し』で返され、何度も綺麗に投げられた。
先生が言うには、残った足できちんと立ったまま掛けないと返されたときに弱いらしい。
タイミングを捉えたつもりで動いているので隙だらけになってしまっていたのか。

技を掛けるときに、相手を遠く感じる。
これを解消したい。
相手の技を警戒する気持ちから相手を遠ざけすぎてしまうのだろう。腕を突っ張りすぎているのだと思うが、加減が難しそうだ。

『体落』
練習と動きの中では少し異なる。
右足を相手の足を滑り降りるように差し込む。
なるべく低く入って、大きく跳ねあげる。
左手は引き、右手は相手に密着させる。

柔道の上達に必要なものは何か。
・動ける体であること
・技の仕組みを理解すること
・正確な動きが出来ること
出来ないときこそ、なぜ出来なかったのかを感じ取れなければならない。

上達に必要な練習は何か。

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