柔道技研究『支釣込足』『隅落(空気投げ)』

『たいさんに、初心者向けのレクチャーをお願いしようとしたのですが(笑)』

講座後、甲野先生にこんなことを言われるくらい、この日参加された二人のKさんと最初から最後まで柔道技の研究をしていました。
甲野先生の技は受けずじまい。


集中したおかげで技がかなり変わった。
『背負投げ』
引き手、軸が重要。
自分だけでなく、相手の軸と自分の軸を合わせる感覚か。

『大腰』
これも軸!腰を合わせる。

『支釣込足』
タイミングは捉えているはずだが、技がかからないでいた。
「形」の動きを教わり、その通りに動いてみると、これなら掛かりそうだという感触に一気に変わった。
さらに相手を引き出す崩しに『謙譲の美徳』を使って、それと同時に相手と指し変わるように動くと、数段階強力な技に変わった。
これには来週全国大会を控えているKさんも「今日、『支釣込足』が好きになった。」と興奮気味に話していた。
実際、このやり方では警戒していても止められないのだ。
これは大発見!!

『膝車』
『大車』
大発見の『支釣込足』の崩しからの投げがこの技にも適用できそう。
崩す方向が微妙に違うので、『大車』は崩しに工夫が必要だ。

『小外刈』
相手と半身で硬直した一瞬の隙をついて入れる技。
喧嘩四つでも出しやすい。ふむふむ。

もちろん甲野先生の技も練習。
『コアラ投げ』
コアラ抱っこという赤ちゃんの股関節に負担のかからない抱き方からヒントを得た投げ技。
相手の奥襟(出来れば背中)を持ち、深く『屏風座り』をすることで相手を前隅に大きく崩し投げる。
私はこれを練習して、おそらく体重が重い人にもかかるであろう、『支釣込足』のやり方を見つけた。


それから、試したい事があった『空気投げ』
Kさんたちに受けて貰ったところ、K磯さんから「柔道技になっている。」との感想を貰った。
これは乱取りで出せたら「出来た。」と言ってよいレベルまで来たか。

さらに三船十段のふわふわ受け。
踏ん張って堪えてはいけないという着想から、普通の腰を落として耐る方法とは、逆ともいえる受け方をしたところ、
投げ技が自然と反れるような感触で、かからない。
これも大発見ではなかろうか?!

全ては練習にかかっている。
頑張ります!


講座後、殺陣の方に質問を受けて『謙譲の美徳』を説明した。
ということで一応、初心者向けのレクチャーという役割は果たしました(笑)



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