『上下別人』『左右別人』松聲館技法レポート(最新技速報)

短い間に進展が溜まりにたまっていた。

上下に使う『火焔』は、『火柱』となづけられていた。
柔道の形で組んだ状態から一気に振りほどく動きだが、これに対応する方法があったらしく、ふわりと持っていると遊びがある分、対応が間に合う。
その場合は、『逆回転』で一気に遊びを取りつつ振りほどく。
結局持っていられない(笑)

『浪之下』
「対岸の火事版」の浪之下を受ける。
気配なく、一気に重さかかかる動きに耐えられない。
私は強烈な『浮木之腿』に感じたが、その動きを先生は「水面に敷いたござの上で跳ね上がるようにする。」と説明された。
一気にくる重さは上下に使う『謙譲の美徳』と同質のように感じた。

股潜り(仮)
しがみつくようにして腕を持って離さない相手を崩し投げる動き。
持たれていない方の腕を、自分の股を後ろから潜らせるようにしながら沈みをかけると、相手は大きく崩れる。
『深い屏風座り』のようだが、それだけでは相手は崩れない。

剣術
名前はついていないが、剣道の高段者の方々が目を輝かせたという、打ち合っても相手に戻されない打ち込み。
ロックをかけて自動操作になっているのに加えて、私が見たところ『太刀奪り』の重心移動の力が剣に乗っているように見えた。
パシンと打ち合った後、返せずに制されてしまう。

上下別人
『直入身』の形で実演されていた。
下半身をふわふわにしたまま相手に向かっていくと、受けた相手にとっては逆に強くまとまっているように感じるもの。
左右にいなそうと思っていてもそれができなくなる。

左右別人
座りの『正面の対応』で、一人で二人羽織りをやるように左右別人の如く動く。
先生は説明されないが、巧みに受け手の感覚が操作されているのを感じる。
前後方向への対応を意識しているところに突然強い横風が吹いてくるようなもの。
吹っ飛ばされる。


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