『対岸の火事、飛び火の原理』松聲館技法レポート(最新技速報)

手裏剣は、その日の湿気により打ち方が違う。
湿気が多い場合、体幹の動きとともに剣を押し出すように打つ。
湿気が少ない場合、手首を利かせて摩擦を増やして打つ。
これが手裏剣の実に難しいところであり、面白いところでもあるようだ。

甲野先生の手裏剣の話を聞いていてハッとした。
稽古を再開するなら手裏剣からだ!
体を捻らずに打つ。
もちろん怪我をしている膝の動きは重要だが内側に捻る動作や、膝を伸ばしきる動作、深く曲げる動作など今の私が出来ない動作は必要ない。
と言うわけで、仕事の都合などでしばらくお休みしていた手裏剣稽古会を近々再開したいと思います。

さて、甲野先生のメルマガ用の動画撮影に行ってきました。
「稽古できない今の状態では酷かもしれませんが。」
と私の怪我を知っている甲野先生から断りを入れられたが、
渇いた状態の方がより吸収できるかも知れないという期待もあって、伺った。
それに先生の技はちょっと目を離すとかなり変わってしまうので油断ならない。

気配なく動き、突然技にかかる感触の『対岸の火事、飛び火の原理』による『浪之下』や、
『火焔の手』と『火焔の足』を行うことにより体をまとまったまま動かす事で相手の十分な組手を振り払う『火柱』などの最新技を撮影した。

詳しくは夜間飛行から発行される甲野先生のメルマガを読んでいただきたいが、
剣術、太刀奪りで『足裏で床を撫でる』と説明される動きは、居着かない動きが滑らかに表現されている。
これには『足首から下が無い』と説明される竹馬のような感覚も働いているようだ。
膝を怪我している私は、『膝から下が無い』感覚で動いてみるが、、、
稽古は治ってからにしよう(笑)

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