日常で活きる松聲館の技法『浮木之腿(ふぼくのたい)』

『松聲館の技法』に興味があって取り組んでいるけれども、
イメージをつかめずにいる人のヒントになるかも知れません。

今回は『浮木之腿(ふぼくのたい)』。
※私の理解の範囲内で書いている事をご了承ください。

先日乗り込もうとした電車の入り口にペットボトルが転がっていた。
何故かラベルが剥がされていて透明だったので、全く気づかずに踏んでしまった。

私の重さで潰れるか、潰れる前に転がって私が足を滑らせるかのどちらかになりそうな場面だ。
しかし実際にはどちらにもならず、私はペットボトルを踏みながらも動きを止めず、
かつペットボトルに重さがかからないようにしながら少しも潰さずに電車に乗ることが出来た。

何を踏んだのかもわからないまま勝手に反応した、このときの体の使い方が『浮木之腿(ふぼくのたい)』である。
腿をあげる(あげようとする)事によって自分の動きを引き出す為、股関節を大きく使う。



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