『(続)山を潰す』松聲館技法レポート(最新技速報)

『山を潰す』とは、名称に多少の変更があったが前回にも書いた『富士山』のことだ。

特徴と言えるのは腰を中心とした体幹部の状態が、後続的に非常に丈夫になるというところ。

腰の有り様は、反り具合によって三種類に分けられる。
・屏風座り(骨盤を丸め込む)
・山を潰して腰を骨盤に差し込む(まっすぐ)
・差し込んだ骨盤を反らせる(骨盤をおこす)

これらの腰の有り様と技の形に相関関係があり、有効な組み合わせがある。
例えば『払えない突き』では腰を反り気味にする。
今は先生もゆっくり姿勢を作ってから動いているので、どの技がどの姿勢なのかみることができるがそのうち動きが小さく早くなって、何をしているのかわからなくなったしまうかも知れない。
見るなら今だ(笑)


柔道
相四つで組んだ状態で、相手がこちらの動きをブロックしているところを、『波切り』で右回転しつつ、相手の前に相手と同じ方向を向きながら、左足は相手の右足の下に滑り込ませて入るとともに、左手で相手をのけ反らせる。
そこから下に落とすというもの。
起倒流の型にあったような、、、


嘉納治五郎による古式の形
最後、下に落とす時の形は、

七.虚倒(こだおれ)1:52-2:09) 

或いは

八.打砕(うちくだき) (2:10-2:26)

の形に近い。



終盤、座り技をリクエストしたところ、腰の有り様を変化させる『正面の対応』で、こちらがセンサーモードにされてしまう動きが出てきた。
こちらが油断なく構えていてもいつの間にか押し込まれてしまう。



次回までに私ももう少し抵抗出来るようになっておきたい。


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