柔道練習53回目『横返し、帯取返し、鉄砲返し』

この日はSさんが体調不良でおやすみで、子供たちの練習の後半からKさんに練習相手をしていただいた。

立ち技の練習
打ち込み。
技は相手にくっつくぐらい近づいて投げる。
Sさんは高校の頃は、相撲もやっていて全国レベルで凌ぎを削っていたそうで、くっついてからの投げが強力だ。
組んだ状態から動きに重さをのせるのもうまい。


背負い投げ
動くに従い、次々と相手の体との接触面が多くなっていくように背負いに入る。
左腕の引きで相手を引き寄せる。同時に右腕を肘、上腕、肩甲骨、背中と順に相手と密着していくように回転する。

組手争いと技の仕掛け
どの状態の時にどの技に入りやすいのか、入りやすい状態をどう作るのか。
自分がやりたいことと、相手にやらせたくないことを把握しておく必要がある。
この辺の研究は疎かにしていたので、技の向上のためにもしっかりやりたい。


寝技
下からの返し(基本)
相手の膝をつく足によって、どちらの腕をとるかが決まる。同側の腕をとる。

脛車返し
高専柔道の教科書より。
相手の頭を横にどけるところがもたついてしまった。
腕と頭の間に膝を割り入れるのだと覚えておこう。

手繰り
下から相手の腕を手繰って背後に回り込む。
単に引くと畳に手をつかれるので相手の前方に引き出すように手繰る。
伏せる相手を避けるように手繰りながら横、後ろに素早く回り込む。

横返し
名称は正確ではないかもしれないとのことだったが、亀になった相手を横から返す技。
返して上になるまでが一連の流れになるように動く。ひっくり返して終わりではない。
帯と後ろ襟をつかんで相手を上方向に引き出す。
左足で相手の右腕を引っかける。
右手で相手の左肘をつかむ。
ここまでをなるべく早くする。
引っ掻けた足側に転がって返しつつ上になって押さえ込む。

帯取返し
亀になる寸前の相手をひっくり返して押さえ込む形として練習した。
仁木先生の動画で立って伏せる相手に帯取返しをかけていたのを思い出して立ち姿勢からの形も練習した。

袈裟固めからの逃れ(鉄砲返し)
脇にしめられた肘を抜く。
左腕で相手を後ろからおす。
足をかけるように追いかける。
胸の上にのせるようにブリッジをして返す。

肩固めからの逃れ(三船久蔵版)
左腕を上げられた場合、左肘を張って自分の顔の左側に隙間をつくる。
隙間側に頭が入るように首抜けの後転を行う。

襟車絞
Kさんに絞め技(送襟絞め)を警戒した状態で亀になってもらい、襟車絞めに入るとそれでも絞まる。
知らなければ防御困難な絞め技だというが、その通りだ。

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