柔道練習51回目『亀を返して抑え込む』

今日から一般の練習時間を小学生の時間からずらすことになった。
時間こそ短くなるが、これまでとは密度が違う練習が出来る。


基礎練習、打ち込みの後はSさんと乱取り。
この日は二分を三本やったが、ようやく体力が続くようになってきた。
疲れてしまっては質の良い練習は出来ない。
三分を五本くらいは練習できるくらいの体力は欲しいところだ。


乱取りで大技が出ない。
背負投はしゃがみこむくらいでちょうど良いというアドバイスを受けた。
それを聞いて試すが遅い。
打ち込みで崩しのところからしっかり練習する必要がある。


それから癖になっているようだが、相手にぶつかりにいくのを無意識に避けているようだ。
体当たりするわけではないが、重心を奪える位置取りに必要なら、押し退けてでも動かなければならない。


この日の乱取りは甲野先生に教わった空気投げが大きく崩すところまで入ったが、後は足技がようやく出る程度だった。
逆に体落と背負投で何本か投げられた。
足技にはかかりにくくなっているようで、足技のかかりにくさと手技のかかりやすさに落差があるようだ。


乱取り後、寝技の練習もリクエストして少しだけやった。

・亀を返して押さえ込む形
・下から攻めて返して押さえ込む形(高専柔道より)
・亀の防御から絞めに入る形
(高専柔道より)

上のひとつは先週もKさん(黒帯のパパさんは二人になったのでKさん)と一回おさらいしたもの。
下の二つは高専柔道の教科書にある、防御が大変に困難と言われる技で、寝技の柔道をされている方から紹介されたものだった。


私が亀を返して押さえ込むとSさんに驚かれた。
立技の感触と比べて力強く感じるのだという。
何度かやるがほとんどが押さえ込むところまでいけた。
最後の一回は押さえ込みから逃れられそうになったところを腕十字に入る動きが自然に出て、これにもSさんは驚かれていた(私も内心驚いていた)。

腕十字にスムーズに入れたのは中井祐樹先生のセミナーに出た効果だろう。


関西方面で七帝柔道をされている方から紹介していただいた高専柔道の返し技と絞め技を練習した。
下から攻めて、返して押さえ込む形も、手順を思い出しながら検証的に受けてもらって、返すところまでもっていけた。
講堂館柔道のルールではこの形になることは少ないが、覚えておきたい。
亀にたいして(に限らない技だが)、防御困難な絞技もSさんに受けていただいた。
送襟絞を警戒して両手を首にあてて亀になっているところでも、この絞め技で入るとかかる。
最後、絞り方にコツがいる絞め技でこれも身に付けておきたい。
どちらも防御困難という技と説明にあったが、身に付ければ強力な武器になる。


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