松聲館速報『ひもトレからの展開』-稽古納め-

メルマガ動画の撮影で松聲館へ行ってきた。
今年の稽古納めだ。

甲野先生に最近というか昨日の出来事である『集注』によって体が変わると見える世界が変わる体験と、最近の手裏剣について報告した。
手裏剣は先生の前で直打法の重さを感じて打つテイクバックが要らない打ち方と、下段打ち、背面打ち、寝打ちを披露させていただいた。
また手裏剣の種類によらず同じ感覚で打てるようになったことも報告すると、松聲館では見たことのない鉛筆タイプの細長い手裏剣を渡され、これも実演した。
「けっこう打てるようになっていますね。」と甲野先生から言われたのは嬉しかった。
そのあとであらためて見せていただいた甲野先生の、『謙譲の美徳』を絶妙な加減で取り入れた打剣は見事だった。


■ひもトレで展開する武術の動き。

甲野先生の高速微振動がひもトレで変わった。
これまで骨盤の高さあたりで振動していたが、ひもトレでへそに紐を巻く感覚を得たのをきっかけに、振動する位置をへその上あたりに変えると『払えない手』が『触れると跳ばされる手』に変わった。
本当に触れると跳ばされるのだが、一緒にいたKさんと二人でお互いに試してもそのようなことは起きない。

この日だけでもひもトレをきっかけに太刀奪り、座り正面の対応、襟取りの斬り落とし、斬り込み入り身、柔道の返し技など一気に技の質が変化している。
詳しくは夜間飛行から発行中のメルマガか、甲野先生のセミナーで確認していただきたい。


難しいと言われている『人間鞠』がようやく私もできかけているようだ。
しゃがんだまま弾み続けるうさぎ跳びが出来るようになって、その感覚で『人間鞠』をやったところ、少し前に出ながら弾む動きがでた。

またひもトレだが、大転子あたりに紐を巻いて垂直にジャンプをしはじめるとどこかの部族のように垂直跳びが止まらなくなる。
道場の畳がまるでトランポリンになったのかと思えるほどに跳び続けた。
紐トレ繋がりでたすき掛けの感覚で拳立ての格好になり、胴体を真っ直ぐ落とすと『拳立て人間鞠』とも言える跳ね続ける拳立てが出来た。
なかなかコミカルで面白いのでリクエストがあればお見せしたい。


今年の稽古はこれでおしまい。
稽古をご一緒した方ももちろん、当ブログを読んで下さったみなさま、
今年一年ありがとうございました。

来年も引き続きお願いいたします。



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