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2016年12月29日木曜日

恵比寿稽古納め

今年の稽古納めは恵比寿で中島先生の動作術。

牧神の蹄を4つ使った足指トレーニングから と、脛の真っ直ぐを捉える深部感覚トレーニングに取り組んだ。

注目は中島先生が来年の予告として紹介した、筋肉の収縮に関する説明だ。
先日の東京武道館で聞いて、韓競辰先生に言われた言葉を連想したが、この日もわたしの動きの質に大きく影響する可能性を感じた。
これがうまくいくと、力は自分で出すのではなく相手に引き出してもらう感覚で動けるようになり、言い換えると常に脱力している感覚を保てるのではないかということだ。
まだ想像しているだけだが、今後が楽しみなテーマだ。

最後はOさんに2力の合成による『空気投げ』で考えていた形を受けていただいて、想像とのギャップを確認した。

そして忘年会へ。
稽古話で盛り上がって、脱力の新たな感覚への予感について熱く語ってしまった。


今年も大変お世話になりました。
おかげさまでたくさんの貴重な経験を積むことができて、限られた時間の中で充実した稽古になりました。
特に『空気投げ』の研究では、名古屋と東京でのセミナーを通じてこれまでの研究成果を整理することができたことに加えて、参加された方々の声から、空気投げが持つ可能性について確信が持てました。
あらためて参加された方々と関係者の方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。


2016年12月25日日曜日

柔道練習90回目『稽古納めは空気投げ』

今年の稽古納め。

九州へ転任されたT先生が9か月ぶりに来られていた。
子供達が先生にいいところを見せようと、寝技の世界一周や打ち込みに張り切って取り組んでいた。

わたしも空気投げの研究成果をご紹介した。
『浮落』の形では「形では受けが自ら跳ぶ必要があるが、これは何もしなくても跳ぶ。」との感想をいただいた。
ぜひ子供達にも技の仕組みを理解させてやって欲しいともお願いされた。
子供への説明は難しいと思ってやってなかったが、自分で技を研究して工夫する面白さが伝えられたら勝手に上手になっていくはずだから、少し考えてみよう。

3週間ぶりに参加されたAさんには、甲野先生のメルマガ動画撮影でやった形の『渦落』を受けてもらった。
感想は「なんだこりゃ?」だった。
わかってても足がでなくて防げないらしい。
『謙譲の美徳』を説明してAさんにも私を投げてもらうと、確かに今までになく変な感覚で投げられてしまう。
これは次回、この日お休みしていたSさんを驚かせることが出来るかもしれない。

Aさんとは1分だけ乱取りをやったが、先週Sさんと検証していた形になった瞬間、『渦落』で投げることが出来た。
課題は組み手争いに付き合ってしまったことか。気配なくスッと組んでそのまま技に繋げられるようにしていきたい。

次の練習は来年。



2016年12月21日水曜日

松聲館技法レポート『甲野先生の空気投げ(渦落)』

年内最後の撮影。

『追い越しする謙譲の美徳』による『払えない突き』が、何気なく、威力のある突きで、先生の拳に手のひらをつけた状態からはじめても払えずに後ろに飛ばされる。

持たせ技では、小さな影抜きを思わせる抜刀の動きによって、なんとも対応できない質の動きになる。腕から伝わるダミーの情報に騙されて本体の動きについていけない。
これは柔道的に組んだ状態でも同様に、『斬り落とし』でこちらが丈夫になる方向に重さをかけたまま、異なる方向にも体幹部の動きによって重さをかけると、はじめの重さに対する方向にだけ対応するようにこちらが居着かされて、次にくる重さの方向に耐えられない。

受けた動きを書いてはみたが、メルマガの動画でみていただくか、出来るなら講習会で技を受けてみていただきたい。

『内腕(ないわん)』と呼んでいる肩から胸鎖関節あたりの内観による腕のイメージがはっきり出てきたのは、剣を手を寄せて持つようになったことが影響していると言われていた。
腕を使いにくくしたことによって引き出された体幹部から操作する動きが、新たな腕の感覚を呼び起こしたということだろうか。
あえて不自由にすることで新たな動きが引き出されるというのは、稽古メニューを考えるうえでも面白そうだ。

わたしが甲野先生に柔道技を仕掛ける。
何を仕掛けるかは事前に予告しない。『小内刈』か『大外刈』『体落』を仕掛けることが多いが、この日も先生になにか仕掛けてきてくださいと言われて、『大外刈』を仕掛けたところ、崩しの段階で跳ね返されたというか、投げ返された。
先生は『浮いただけ』と言うが、こんな返され方は今までやられたことがない。
横で見ていた金山さんは、三船十段の動画で見たやり取りのようだったと感想を漏らしていた。


甲野先生はよく私を『空気投げ』で投げる。と言ってもその形は三船十段の隅落ではなく、その時々の甲野先生オリジナルの形だ。
この日も今まで先生に投げられたことのない形で『空気投げ』をされたが、その形が私の考案した『渦落(うずおとし)』と同じだった。
いつものように「たいさん、今のは空気投げだよね?」といたずらっぽく聞いてくる先生に、「はい。今のは私が研究している空気投げの形と同じで、『渦落(うずおとし)』と呼んでいるものです。」と答えると、「技の名前が先に決まっていたのは初めてだね。」と面白そうに技の名前を記録されていたのが印象的だった。

ここからは私が稽古した話。
形こそ私がやるのと同じ『渦落』だが、先生の技は質がずいぶんと違う。
わかっていて防げないほどに強力で速い。
松聲館技法研究員の金山さんにわたしの『渦落』を受けてもらって違いを確認すると、甲野先生の『渦落』は『謙譲の美徳』による威力を感じるが、私のにはそれがないという。
そこで金山さんに言われる通り、『謙譲の美徳』で相手を引き出しつつ、技をかけてみるとこれが見事に決まった。
さらに甲野先生からのアドバイスで、相手の前からいなくなるのを『太刀奪り』でやると、さらに鋭さが増した。
また、わたしの『渦落』は引き手側に落とすが、甲野先生は釣り手側に落とす。
これは甲野先生のやり方の方が相手の体幹部をより大きく崩すのに有効だと思われる。

以前から柔道に『謙譲の美徳』の前後方向を取り入れたいと考えていたが、使い処が明確になった。相性が良さそうなのは『小内刈』など相手にくっついてからかける足技だと思っていたが、まさか『空気投げ』の『渦落』だったとは。
この形でかける技は、ほとんど準備を必要としない。乱取りでも自然に出せそうなので今度の柔道練習が楽しみだ。

田島による『空気投げ(渦落)』の動画
『謙譲の美徳』を全く使っていない版です。
こうしてあらためて見返してみると改良の余地が見つかります。




2016年12月18日日曜日

柔道練習89回目『くっついて投げる』

やりたいテーマがたくさんあって、時間が足りない。

この日は『腕返し』『背負投げ』『山嵐』『空気投げ』『小内刈』『甲野先生の大鷲投げ』などを打ち込み、投げ込み練習で検証した。これらを乱取りでどう仕掛けるかまでやりたかったが時間が足りなかった。

『腕返し』は落とす位置が定まらず宿題とした。
『背負投げ』は打ち込みと投げ込みで検証したところ、相手の重さを感じないように回す感覚で投げられるやり方が、空気投げの原理に通じていることが確かめられた。
『山嵐』は空気投げの原理に大外刈の足の払いを組み合わせると良さそう。これはまだ検証が必要だ。
『空気投げ』は乱取り中の相手の状態によって、どの形で仕掛ければよいかを検証した。
腰を引いて防御姿勢をとっている相手は一見して前隅に崩れているように見えるがそうではない。また足幅を広げていることが多いため『隅落』には入りにくい。
ここで有効なのは真ん前に引き出しつつ、目の前からいなくなる『渦落』だった。
相手の体勢によってどの方向への空気投げが有効なのか、検証を続けたい。
『小内刈』は背負い投げに入るようにして相手の右半身をロックし、『谷落』をかけるくらいの深さで足を差し込んで相手もろとも倒れるように足を刈るやり方を試した。
Sさんが言うには背負い投げを得意とする人はこの入り方をするそうで身につければ有効そうだった。
『甲野先生の大鷲投げ』は先日やった通りのやり方でSさんに受けていただいた。
今までにない感触で投げられるため防御が難しそうだ。

乱取りでは相手との距離を詰めるというのをテーマにとにかくくっついてから投げることを試みた。
くっつくところまではいくが、くっつくとSさんの『内股』が待っている。
くっつきつつ技を出せるようにしなければ。






2016年12月16日金曜日

東京武道館『大鷲投げ(おおとりなげ)』

BULINK主催、東京武道館での甲野先生のセミナーに参加。

最新の投げを受けた。
甲野先生が以前、『大鷲投げ(おおとりなげ)』と言われてやっていた投げの形だが、感触がまるで違う。
甲野先生は大きく3つを意識している。
・後ろに吸い込まれる
・穴に落ちる
・相手の奥襟を持って自分で自分を吊り上げる
初めの意識で相手から遠ざかるような錯覚を引き起こす。
2番目の意識でかける側からやってやろうという気配が消える
3番目の意識、というか動きで相手に引き落とす感触を与えないまま一気に投げることが出来る。この動きには『内腕』の気付きが大きく影響しているように思う。
これらに加えて、座り捨て身をかけることで威力を出す。
空手家のIさんと練習してみたが難しいのは3番目だ。どうしても下方向に引き下げて投げてしまいそうになる。
落とす場所は意外と自分の近くになるようだった。腕は体から離れすぎない。

サッカーの方からキックを『謙譲の美徳』を使って楽にする方法を聞かれて、その後、柔道への応用で思い浮かんだのが『小内刈り』だった。
『謙譲の美徳による小内刈』のやり方は、相手に引っ掻けたその足で相手を頼りに相手方向に足で飛ばされるように力をかける、というもの。
相当体をまとめないと威力が出なそうなので、意識するだけでも変化はありそうだ。
まだ思い付いただけの段階なので、今後検証していきたい。

中島先生が反射と脱力について話してくれた。詳しくは直接聞いていただくとして、これで説明できることはたくさん出てくる。
ずいぶん前の話になるが、韓氏意拳の韓競辰先生に質問されて答えたことの理解度も変わってきそうだ。
そのやり取りはこちらに記録してある。
その後、理解が少し進んだときの記録。

稽古していて体が変わると以前から繰り返し聞いている話だったりそうとう前に聞いた話が、これまでとは違った意味で解釈できるようになることがある。
また今まで聞いたことのない説明を聞いていて、過去に聞いたことのある説明や動きと自分のなかで繋がることがある。
これはわたしの体と動きが変わったせいであり、変化の証とも言える。
一方でまだ今の自分が理解できる範囲でしか話を聞けていないとも言える。

地道に稽古を続けていくしかない。





2016年12月11日日曜日

柔道練習88回目『甲野先生版、空気投げ成功』

先週試した重さのかけ方をしながらの打ち込み、乱取りでそのメリットを新たに確認できた。

Sさんと打ち込みをしていて、空気投げからの展開で考えていることをそのままわたしの打ち込みへのアドバイスとして言っていただいた。
体落としや、背負い投げも空気投げと同じ原理が成り立つように投げれば良い。
これらの技であれば相手を少し前に引き出しておいて真下に落とすようにすると空気投げの感覚で投げることが出来る。
加えてわたしの場合は引き手の使い方が不十分で相手を崩しきれていない場合が多い。
ここもやみくもに引き手に力をこめるのではなく、体の動きと一致させることで『辰巳返し』のように体幹部の力が引き手に伝わるように工夫したい。

久しぶりにKさんと軽めの乱取りをした。
相変わらずKさんと組むと重さを感じる。
しかしこの日はわたしの方も重さをかけていたせいか、Kさんが軽めにやっているからか、以前ほど何も出来ない感じではなく、かかるかどうかは別にして攻めいる隙はあるように思えた。
実際、帯取り返しを仕掛けてKさんを驚かせるところまでいった。
有効にもならない形だったが、今まで手も足も出なかったKさんに両手両膝を着かせたのだから大きな進展だ。
いつもわたしとSさんとの乱取りで『帯取り返し』を見ていたKさんの感想は「これがたいさんの『帯取り返し』か!」だった。
どうやらどんな感触なのか受けてみたかったようだった。それならばきっちり決めたかったがKさんには潜り込む瞬間に体を捻って距離を取られてしまった。
次は逃さず決めきりたい。

Sさんとの乱取りでは、自分でも驚く動きが飛び出した。練習したことのない形の『空気投げ』が決まったのだ。
その形とは、以前甲野先生にやられた形の『空気投げ』だった。
相手が右釣り手から圧力をかけて前に出てくるところを、その圧力に逆らわずに後ろ回り方向に体を開く。
少し引き出される形になった相手の釣り手の肘辺りをこちらの左手で上から掴み、上から一気に重さがかかるように体を沈める。
技を受けたSさんは「何だいまのは?何をされたかわからない。」と言われていた。
初めての技というのもあるが、やるぞという気配なく動けた結果ではないだろうか。
武術稽古と柔道技が少しずつ繋がってきているように感じる。

そうだ、こんな風に書いていると随分一方的にわたしが良かったように読めてしまうが、そんなことはなく、投げた以上に投げられていることも書き添えておきます。





2016年12月6日火曜日

松聲館の技法レポート『外れる予測』

夜間飛行のメルマガ動画撮影に甲野先生の松聲館へ。

私にしてはしばらくぶりで、甲野先生とは先月の恵比寿以来の稽古だった。
といっても2週間ぶりくらいか。

その間、先生も色々と進展があったというので楽しみにしていた。
もちろんわたしも進展があったので、それが先生との稽古にどう影響するのか楽しみだった。

人が反応できない時間と動きの間に、ほんの少し『影抜き』で方向を変えて動く。
先月の気付きの腰を解放して動く。

技を受けると先生の説明の通り、前回とは違った質の動きになっていた。
しかしわたしもリラックスして受けられていて、大きく崩されることがない。
特に座りの稽古では半歩後退したところで、粘ることができていた。

すると先生が新しい試みをはじめて、座りの稽古を続けようと前に構えるも、触れる前からどうしようもなくやられそうな気配がする。
先生はそれを自分を内側に裏返すように動くと表現されていたが、稽古が進むにつれて後ろに吸い込まれる、上下では崖から崩れ落ちると言った表現に変わった。
これらの表現は以前にも聞いたことがある。

しかし、今回受けた技の質は以前受けたものとは明らかに違っていた。
『払えない突き』で、甲野先生はよく野球に例えて説明されている。
バッターがボールを打てるのは、ピッチャーやピッチングマシーンをみて動きを予測できているからで、もし全くボールの大きさに穴の空いた壁から突然ボールが発射されたら途端に打ちにくくなる。
突きも同様に、起こりが消えていつくるかわからない動きに対しては、予測できなくて払えなくなると言う。
今回受けた印象はそれよりもやりにくい。
野球に例えるなら、ピッチャーが二塁に牽制球を投げるのかと思ったら、突然ボールがこちら側に飛んでくるような状況だ。

逆の予測をさせられるので、こちらの構えが解かれてしまうのだ。
面白かったのが柔道の『小内刈』だった。
この技は相手に近づかないとかかりにくいので、相手が近づいてきたら組んだ腕で相手を突っ張って距離を保てば防ぐことが出来る。
それがどうしてもあっさりと小内刈にかかってしまうのだ。
組んだ感触から甲野先生は後ろに遠ざかるように感じてしまい、大丈夫だと油断したところ実際には前に近づいていて倒されてしまう。
なんとも不思議な、文字通り自分が無力になったような感覚で、どうしようもないとはこのことかと思い知らされているようだった。


この動きの今後の展開が楽しみでならない。

2016年12月4日日曜日

柔道練習87回目『歓迎!出稽古参加』

名古屋に参加されたAさんが都内から出稽古に参加された。
Aさんは大人になってから柔道を習い始めたという珍しい方。
わたしもそうですけど。
1年半ほど前から講道館で練習されています。


Aさんとの練習は子供たちの練習が終わってから一時間程。乱取りと技の研究に取り組んだ。

Sさんとの乱取りでは、金曜日に練習した重さのかけ方を試したがこれが有効だった。
これをやると、Sさんの技の選択肢が減るらしく、背負い投げに入られなかった。
一方、わたしのほうは重さをかけたまま動けるので、不自由にはならなかった。
重さの効果で相手の背中が見える局面が増えて、背中越しに帯を取ってからの『帯取り返し』や『大外刈』に何度か入ることが出来た。
また、組んだ状態からいきなり入る『隅返し』も決まるなど、こちらの技の選択肢は増えていた。

Aさんとは乱取りもやったが、名古屋の空気投げ研究会以来だったので、その後の進展と説明しきれなかった部分を説明するとともに、わたしの研究にもお付き合いいただいた。

Sさんの『体落とし』もそうだが、Aさんも『空気投げ』の原理を理解したことがきっかけで、他の技の切れが増すという成果を得られている。
『空気投げ』を身につけたことで得られる効果で、注目すべき点であり、わたしが自らの研究な期待している点でもある。
ちなみにSさんの『体落』は、斜め前隅への空気投げである『渦落』の説明を聞いてから独自に応用された結果、切れを増した。
それは、『渦落』の説明のうち、相手の前からいなくなると相手は前隅に大きく崩れるという部分からの工夫で、実際Sさんとの乱取りで掛けられにくかった『体落』が避けられなくなってしまう程の変化だった。

動きながらの空気投げ練習をやってみると、うまくいかない原因の多くは崩しと体捌きの方向が原理通りになっていない点だった。

相手も自分も動いているなかで、手順で確認した通りの技に入るには練習が必要だ。

2016年12月2日金曜日

腰を落として重さをのせる

恵比寿の岡田さんの稽古会へ参加した。

先日稽古したAさんと、久しぶりにIさんも参加されていた。

岡田さんと崩しについて色々と試していると、わたしがケトルベルで感じたものと、岡田さんが中島先生との稽古で感じたものに通じるものがあり、相手を頼りに真っ直ぐにしゃがむ感覚で崩すやり方が見えてきた。
相手に寄りかかってはならない、と言うのを動きの原則と考えていたがこの場合は相手の重さを利用するために真っ直ぐ寄りかかる(実際には引っ張る)。
真っ直ぐがポイントのようで、腰を引いてしまったり、背中が前に倒れたりしてはならない。
こうすると『ケトルベル(スイング)』を『屏風座り』でやったような感覚になる。
又聞きなのでわからないが、以前中島先生と話した韓氏意拳の駒井先生が話していた座りかたにも通じるものがありそうだ。

ケトルベルのスイングの感覚は、ケトルベルを振る際に感じる遠心力と、自分の質量との釣り合いを取る感覚。
屏風座りの感覚は、腰を落としていっても前のめりになったり、腰を後ろに引いたりしないでまっすぐに降りる感覚。

動きの質的転換が起きるポイントは腰が下がっていっても、相手を引っ張る力が働いても、自分の膝や腿に力感が出ないようにするという点。
ここを大事に稽古していくと良さそうだ。

この感覚で崩しに入って、そこから空気投げに行けないかと試行錯誤したが、スムーズに繋げたら威力のある崩しからの技に繋がりそうだった。
今後も研究していきたい。


この練習を一人でやれそうな気がして、道場のドアを掴んでやってみたところ、なかなか良さそうだった。
岡田さんも気に入ったようで、どうもKDS空手で習ったエクスプロージョンの感覚に通じるものがあるという。
家でもできるので私もやってみよう。

2016年11月27日日曜日

柔道練習86回目『乱取り』

当初が酷すぎて比較にならないが、乱取りの体力は少しずつだが着実についてきている。心肺機能は週一回の練習でもそれなりに向上するようだ。

何とか動きの中で技を出したいが、苦しい場面でこそ練習の成果が出てくる。
私の場合は練習が足りないので苦しくなるとすぐに形が崩れてしまう。
打ち込み、投げ込みの練習をやっていきたい。

この日はKパパの高校の後輩が参加されて、左利きで体重がある相手との乱取りの感触が確かめられた。
こちらが十分に組ませてもらったが、お互いがしっかり組んだ状態になった途端、引き寄せられてからの腰技に苦しめられた。
Kパパのアドバイスに寄れば、こちらはチャンスを伺いながら潜り込むスペースを確保する組み手を心掛けると良いとのことだった。
体重差のある相手にしっかり組まれたらそれだけで危ないという感覚も、実際に組まれて投げられてみないとなかなか身に付かない。
いい練習になった。

Aさんは最近組み手を厳しく取るように心がけているようで、組み手争いの練習になった。組めてからは下に潰してからの『帯取り返し』が有効だった。今後は担ぎ技にも入れるようになりたい。

Sさんとの乱取りでは帯取り返しを狙いつつ、空気投げのチャンスを伺っていたがいけるタイミングが無かった。
空気投げの精度が高まって、どの方向にいけば決まるかが見えてきた分、そうならないときに仕掛けられなくなってしまっていた。
他の技も磨いて、さまざまな状況でやれることを増やしていきたい。
やはり打ち込み、投げ込み練習が必要だ。

決めた。
投げ込みマットを買って道場に置こう。

しっかりしたものはけっこうお高いのですぐに購入とはいかないが、まずは資金を貯めるところから。

2016年11月24日木曜日

松聲館の今を稽古する

恵比寿で開催された甲野先生のセミナー『松聲館の今を稽古する』に参加した。

『内腕』からの変化が継続中で、この日特に変わったのは先生の抜刀と納刀だった。
錯覚ではなく、今までになくスムーズに刀が動いていたように見えた。
納刀は自分でも信じきれないくらいの軽い感覚で切っ先が鞘の鯉口に飛んでくるのでまだ怖いくらいだという。

体術で面白かったのは、ジャンプしかけたタイミングで落下すると腰が自由になる瞬間があるが、そこで動くと相手が大きく崩れるというもの。
居着きやすい腰を解放させる方法として、とても有効だった。
腰が軽い感覚を身に付けておくと、自分が力んだときに気づけるようになりそうだ。

特に自分は腰が力みやすいのでこの感覚を刻みこんでおきたい。

2016年11月20日日曜日

東京都昭島市「空気投げ研究会」終了!『漢の口約束』を果たす!

ついに駒井さんとの『漢の口約束』を果たすことが出来た。

名古屋から数えると2回目の空気投げセミナーが東京都昭島市で開催された。
今回の収穫は、名古屋から進んだ技の研究に加えて、その伝え方の進展だった。
研究会の後半に受けた参加された方々の『空気投げ』が、この日伝えた要素を踏まえた形で出来ていた。また、今回は名古屋に比べると人数が少なかった分、研究のスタイルにも踏み込んで紹介できたが、空気投げの面白さは技の仕組みだけではなく、技の研究過程にもあることが伝えられたのではないかと思う。


残された映像と書籍の説明という限られた資料をもとにどう研究を進めるのか?
これについて、自分の動きが変わると得られる情報が変わると言うのを、『辰巳返し』『謙譲の美徳』の形を使って体験して貰った。
やり方がわかる前とわかった後で同じ技の見え方が変わるのだ。自分が出来るようになるとまた見え方が変わる。上達すればまた変わる。
逆に言えば、今日理解出来る範囲は、今日の自分のレベルで理解できる範囲に限られる。
この先、動ける体を手に入れて技への理解が深まると、同じ形の『空気投げ』がレベルアップできるようになる。
同じ説明、同じ映像を見ていながらあらためて見返したときに発見があるのは、そういうわけだ。


動きや理解を深めるには『空気投げ』の練習だけではなく、むしろ別の技や動きの中で手に入れたものが有用なことが多い。
一見して関係ないように見える『辰巳返し』や『謙譲の美徳』も今の『空気投げ』には欠かせない要素になっている。
今回はあまり時間を取らなかったが、技の説明には出てこない姿勢や単純な動作の進展による効果も大きい。
私の場合、『空気投げ』に必要な体捌きは、構造動作トレーニングで培った身体が無ければ実現できていないと言えるし、他にも手裏剣や寝技などの投げ技とは異なる技術や、一輪車、ボルダリング、水泳といった全く異なる種目からも『空気投げ』に通じるヒントが得られることも珍しくない。
ただそのヒントが本当に的を射ているかは研究稽古や練習で確かめる必要がある。
やってみて上手くいかない場合でも、発想が外れているのか自分の技量に問題があるのかも見極めなくてはならない。
ここが難しくて面白いところだが、今回は名古屋の時に比べてこの面白さを伝えようと努めた。

前回の名古屋でもそうだったが、今回も説明しながら技の狙いがはっきりした部分があって、私自身得るものが大きかった。
質問に答える形だったが、今回は『空気投げ』で体を沈めるのに『膝抜き』ではなく『謙譲の美徳』を使う理由が、相手との接触面にできる遊びをとる為だとはっきり確認できた。

今後、駒井さんとは空気投げ企画ではなく、個人的に投げ技の稽古で交流を続けていく予定だが、早くも別の団体から時期は未定ながら『空気投げ』第3弾のオファーをいただいている。
わたしも技の進展に繋がるという感覚からやってみたい取り組みがあって、動作術の中島章夫先生に『投げない空気投げ~空気転がし~(仮称)』企画を相談する予定だ。

この日の模様が『月刊秘伝』で紹介されるかもしれません。
さらにわたし自身が一番驚いている別の企画も進行中です。
どちらも詳細が決まったらお知らせ致します。



参加された皆様、当日、準備を含めてご支援くださった皆様のおかげでよい研究会になりました。
ありがとうございました!!
まだまだ研究は続けていきます。また皆さまと成果を共有出来るのを楽しみにしています。




2016年11月11日金曜日

『謙譲の美徳』による突き

岡田さんに加えてBJJをされているAさんも参加されて、いつもとはまた違った雰囲気での稽古になった。

遅れて到着すると二人で空手の練習をされていたので、その間に平均化体操と寝技の足回しや構造動作トレーニングをやって過ごす。

突きの練習をされていたのを見て『謙譲の美徳』による突きのやり方を紹介したところ、
岡田さんがKDS空手に通じるところがあると興味を持たれていた。

20日の空気投げ研究会での説明の練習も兼ねて、Aさんに『辰巳返し』のやり方も紹介すると、
Aさんは『謙譲の美徳』も『辰巳返し』も出来るようになった。

初めての方向けの説明として通用することがあらためて確認できて一安心。
『謙譲の美徳』を突きの形で練習するのは原理を理解するのにも良く、
やってみて面白いので空気投げ研究会でも時間が取れたらやってみたい。

今から空気投げ研究会が楽しみだ。

2016年11月6日日曜日

柔道練習85回目『バービージャンプ』

亀の返し方
頭側から横三角に入れる形で上四方におさえる返し方。
横側から寝技に慣れていない相手向けの足を持つ返し方。

乱取りでの空気投げ。
早い空気投げはかかりこそしなかったが、以前よりも断然仕掛けやすくなった。
あとは適切なチャンスを見極められるようになることと、相手をそこまで崩す技術を身につける必要がある。

この日は久しぶりにバービージャンプと呼ばれる運動をやった。
中学生に負けずにやり切れたのはいいがふくらはぎが筋肉痛で、さらにつりそうになった。
無理はいけません。
この日やったバービージャンプは、立った状態からしゃがんで手をつき、そのまま足を後方に投げだしつつ腕立て伏せを行って、戻る勢いでしゃがんだ姿勢を取って、そこからジャンプして頭の上で手のひらを合わせるところまでが1セットになったもの。
ふくらはぎはジャンプでやられたと思われます(笑)


2016年11月5日土曜日

動画でみる『空気投げ』研究の1年

「空気投げ」研究は徐々に進んでします。
動画に残っていると変化がわかって面白いです。

1年前から先月までの空気投げ動画をまとめてみました。


2015年10月の空気投げ(0:08から つくば稽古会にて)
https://www.youtube.com/watch?v=n7Yh4v31mWM
三船十段の説明の通りに動いていますが、まだ体捌きの方向が定まっていません。
早い空気投げもできない段階でした。


2016年6月の空気投げ(0:09から つくば稽古会にて)
https://www.youtube.com/watch?v=3n1wJPSGIds
かなり形として定まってきていますが、この段階でも小さく動く『空気投げ』は出来ていません。


2016年6月の空気投げ(月刊秘伝7月号 道場にて)


2016年8月の空気投げ(月刊秘伝11月号 名古屋空気投げ稽古会)
体捌きの方向がはっきりして、投げる感触、投げられる感触がより柔らかく、
技は鋭くなりました。

2016年10月の空気投げ(0:17から つくば稽古会にて)
https://www.youtube.com/watch?v=hrVFhuo1jJw
研究段階にあった小さくて速い動きの『空気投げ』が、繰り返し再現可能になりました。


三船十段(DVD「柔道の真髄」に収録)


11月20日東京都昭島市で名古屋以来、2回目となる『空気投げ研究会』を開催します。
興味を持たれた方、ぜひご参加ください!

みなさんと一緒に研究できるのを楽しみにしています。

<11/13追記>
名古屋でもやりましたが、空気投げを構成する要素である稽古メニューも用意しています。
伝え方がバージョンアップしていますので、こちらも楽しみです。
辰巳返し(10:05頃~)
 丈夫な構造のまま動いて、体幹部の力を腕に伝える稽古です。
 動画は甲野先生が吉田秀彦さんを持ち上げています。

謙譲の美徳
 重心の移動を相手に伝える稽古です。
 動画の冒頭で私が甲野先生にかけています。
 応用の幅が広いので時間があれば他の形も紹介します。
 肩で相手を飛ばしたり、拳を当てた状態から相手を飛ばしたりする形もあります。




2016年10月30日日曜日

つくば稽古会『空気投げ進展』

娘も行きたいと言うのでつくば稽古会に参加できた。

Kさんに受けていただいて、空気投げがさらにはやくなった。ここまでの速さになれば乱取りで使える場面も増えてくる。
原理はそのままで全体的に動きを小さく速くしていくと、自分にはわかって相手にはわかりにくい質の動きに変わる。
理想的には、見えないくらいの動きの中で同じ原理の技を出せるようにしていきたい。
つくば稽古会の動画で私がやる最新の空気投げが見られます(一番最後)。

この日は『謙譲の美徳』による動きかたの質問を受けたおかげで、この動きを伝えるための表現方法と伝える順序について、新たな発見があった。
これも大きくゆっくりとした稽古で感覚をつかんでからやると良いようだった。
その感覚は動作術の『正面押し』。『謙譲の美徳』が見つかるもとになった稽古メニューで、相手に譲って自分が倒れる感覚で動くと相手が動いてくれるという稽古だ。
もとが同じなので説明も同じ。『正面押し』をからだ全体で動いて伝える速度を上げると『謙譲の美徳』になる。

娘もKさんの奥さん娘さん等とへとへとになるまで遊んでもらって、大満足していた。

我々親子と遊んでくださった皆さま、ありがとうございました!

動画が公開されていました。
最新の空気投げは、動画の最後、17秒目あたりで登場します。


2016年10月26日水曜日

松聲館の技法レポート『座りの影抜き』

久しぶりにメルマガ動画の撮影に行けた。
金山さん、Kさんとも久しぶりにお会いした。

浜松で『たがが外せる』ようになったと言う先生の動きだったが、序盤はわたしやKさん
がその動きを封じる形になっていた。
これがきっかけで先生が始めたのは、真剣を用いた正座での『影抜き』の練習。竹の棒を畳に立てて、試すと「これは出来ない。」と先生自らが言うほどだったが、見るからに遅い。
それが繰り返し練習を続けていると見る間に動きの滞りが無くなっていき、立ち技と遜色ない速さになった。
甲野先生が出来ないものを繰り返し練習して出来るようになる場面をみたのは貴重だった。
繰り返しと言っても、毎回同じ動きをやろうとして繰り返していてはここまでの短時間で出来るようにはならない。
ちなみにこの『影抜き』は、立ち技でやられると打たれ放題に打たれてしまう。
タガを外してフロー状態になったとしても、動ける体はあるにこしたことはないと言うことか。
『影抜き』を体術に応用した柔道で十分に組ませたところから投げる動きは、この日何度も受けて、何をされるのか分かっているはずでもやられてしまう、相手の反応を利用した技になっていた。
この質の動きは応用範囲が広そうだ。


わたしも内腕やケトルベルや柔道練習を通じて、感覚が変わったところがあったのだけれど、それは甲野先生の動きに対する受けにも現れていた。
座りで抵抗できていたのは『内腕』、小手返しにかかりにくくなったのは『ケトルベル』と柔道練習で変わった感覚がもとになっている。
どちらも相手との接触点に意識を向けすぎなくなったところがポイントだろう。
後者は足裏に感じる重心の分布に着目して、足裏をセンサーとして対応すると、接点の変化に対して部分で対応してしまうのではなく、全体として対応できるようになるようだった。この感覚は柔道でも応用できそうなので今後試してみたい。





2016年10月23日日曜日

柔道練習84回目『空気投げからの展開』

子供達の練習に混じって背負い投げの打ち込みをした。
相手をロックをするところまで速く入る練習で、上半身のロックとスピードを重視した。

大外刈の打ち込みでは、空気投げの原理を応用したやり方を試すと、相手に近づきながら引き寄せて、その動きを途切れさせることなく上方向への吊り上げに繋げ、上半身を崩したところに足をかけられるようになった。
もう少し左右の崩しを入れれば精度が高まりそうだ。
 
Sさんも『体落』と『大外刈』で同じような工夫をしてきていて、これまでと同じ感覚で打ち込みを受けたら上半身が大きく崩された。

子供達の練習後はAさんも加わって乱取り練習。
Aさんが奥襟を取って攻めてくるところをわたしは姿勢を保って対応した、攻防の中でAさんが屈んで背中越しに帯が見えた瞬間、『帯取返し』に入って押さえ込むことができた。
Aさんは何をされたかわからなかったというから、わたしの動きも良くなってきているのだろう。
わたしは『背負投げ』に入ろうとして乱取りをしていてが、結局入れずじまいで、崩しに繋げる動きの工夫が足りないようだった。

Sさんとの乱取りでは、『内股』『背負投げ』『体落』『大外刈』となすすべなく投げられまくった。『空気投げ』は食らわなかったが他の技の質が変わっていて、今までだったら止められていた場面でも簡単にやられてしまった。
後で確認したところ空気投げの原理を応用して技を変えたそうで、あらためて空気投げの応用範囲の広さを感じさせられた。
わたしの方はここでも何とか『背負い投げ』を仕掛けようとしていたが、その前に投げられてしまうので何も出来なかった。
1つうまくいったのは、ケトルベルのスイングの感覚で釣り合いを保ち続けながら相手を時計回りに振り回せたところ。
Sさんが反対方向に大きく抵抗したところに『空気投げ』を狙ったが、失敗に終わった。後から考えるとわたしが体捌きの方向を間違えていた。
Sさんはこの振り回されるのが体力を消耗してかなり嫌だったらしく、あのまま方向を変えずに投げられたら危なかったと言っていた。
浮落でも良かったかもしれない。

この日一番の収穫は、柔道をちゃんとされてきた人が空気投げを覚えると、応用の幅が広くより有効に活用していただけるようだと判明してきたところだ。
もっと多くの柔道家に知っていただいて、空気投げの有用性を実証していきたい。




2016年10月20日木曜日

松聲館の今を稽古する

内腕の動きに中丹田の感覚が出てきたという動きは、剣術にはっきりと現れていた。

袈裟に斬ったと思った剣が突きに変わっている様は、空中で急激に方向を変える蝙蝠のような動きだ。
蝙蝠は翼に骨が通っているが、甲野先生は胸に感覚的に備わった内腕を使って実現している。

「さすが秘伝に出ているだけありますね。」

わたしも秘伝も持ち上げられた(笑)この発言を引き出したのは、私なりの内腕の感覚で受けた動きだった。
前腕、上腕をリラックスさせて内観で作り出した内腕と手首を繋げておく。
この状態で柔道の釣り手を持たせた相手を下に潰すという、甲野先生の技を受けたところ、全く崩されなくなった。
このあと先生の変化に一度崩されたが、先生の感覚を貰って受け直したところ、また崩されなくなった。
その感覚は釣り手の手首に繋げる感覚を内腕だけでなく両足首も加えたもの。
先生からは「浮きがかかっている」と言われた。

このあとまた思い切り崩されることになるのだけれど、しばらくの間、アメリカで合気道をされていたAさんと稽古した。
お互いに動作術と合気道の稽古メニューを紹介しあいながら稽古したが、なかでも合気道の乱取り稽古が面白かった。
YouTubeの動画などでは『多人数取り』というタイトルで近い稽古を見たことがあったが、実際にやってみると難しく楽しい稽古だった。
相手との間合いを制した瞬間に自分がその場所からいなくなると、相手は自分がもといた場所に向かうが、単に逃げると追尾されて捕まってしまう。
合わせて基本的な捌き方も教わった。
これを多人数相手に連続で向かってくる状況で続ける稽古なのだという。Aさんの流派(会派?)では初段の審査でもやるらしい。
これが後の『太刀奪り』にも活かされてくる。
この稽古の感覚にしたがって、相手の間を取って太刀を避けると十分な余裕を持って距離を詰めることができるようになるのだ。

Aさんと稽古を続けていたら甲野先生が近づいてきて、前半に私が止めていた、釣り手を持たせる形での研究稽古が始まった。
内観で危機的状況を作り出してフロー状態になるというやり方をされると、さっきまで崩されなかった形で下まで潰されてしまうようになってしまった。
引きずり込まれるというより、吸い込まれるような、巻き込まれるような感覚で潰される。

これを中島先生の解釈と受けた感触をもとに稽古した。
内観を手がかりにするのは難しいので、甲野先生の見た目から主に体のどこを使っているのかを見極める必要がある。
それを試してみて、受け手が甲野先生の技の感触との違いを判定する。
構造動作的に言えば、広背筋が働く状態で動くということがキーになるようだった。




2016年10月17日月曜日

空気投げ実践の報告がありました。

名古屋で空気投げ研究稽古会に参加された柔道家の方から、柔道の乱取りで『隅落(空気投げ)』が決まったとのお知らせをいただきました。

早速実践していただいて、成功した報告をいただけるとは!
紹介したかいがあると言うものです。
柔道を練習されている方は始めは技の感触のなさに戸惑うかもしれませんが、感覚をつかむと普段の練習の積み重ねがある分、応用しやすいのかも知れません。

名古屋の研究稽古会では柔道指導者の方々にも好評でした。
『空気投げ』は柔道技の原理を紐解く切り口としても面白いと思います。

東京都昭島市で空気投げの研究会が開催されます。
柔道未経験者はもちろん、柔道初心者から指導者レベルの方まで、興味を持たれた方はぜひご参加ください。

ご紹介ページ


2016年10月16日日曜日

柔道練習83回目『寝技と立ち技の感覚が繋がった』

Sさんはお休み。
子供たちとの練習後、Kさんに亀の返し方と背負い投げの入り方を見てもらった。
亀の返し方はオーソドックスな返し方で中学生に教えたやり方だったが、これもしっかり練習しておかないとやられたときにわからない。
背負い投げについては、先に上半身を決めてから投げるような感覚でやると良いのではと、アドバイスをもらった。
これが私の中で寝技で相手を返すときの感覚と繋がって、一気にやり方がわかったと言うか、寝技と立ち技を同じ感覚でやれるようになったと思う。
この感覚変化は面白くて、あれほどやりにくかった背負い投げが、入ったら投げられそうだという感覚に変わった。
この感覚になれば、あとは乱取りでどう入るかに集中できる。

Kさんからは乱取り中にもっと力を抜くようにと言われた。まだ腕に力が入っていてそれが技に入るスピードを殺しているという。相手にとっても力が入った動きは読みやすく、こちらの技がかかりにくくなる。
普段やっている練習にも通じるというか、まさにそのものなので、ここは何とかしたい。

来週からまたいい練習ができそうで楽しみだ。

2016年10月9日日曜日

柔道練習82回目「『空気投げ』られかけ」

子供たちと基礎練習。
子供たちとの練習では抑え込みの練習で中学1年生と袈裟固めの逃げ方、片足かつぎでの攻め方、下からの返し方の練習をした。
下からの返しでは、基礎練習でやっている足回しはここで使うのだと説明があったが、これを意識できているかどうかでかなり違ってくる。
この子は部活でも柔道をやっているので、道場の練習の成果で驚かれるようになってもらいたいものだ。
立ち技は部活の練習量の方が断然多いだろうが、寝技なら道場の練習で部活以上に上達する余地があるのではないだろうか。

大人同士の練習は、Aさんが不在でSさんとの練習になった。
なんとこの日、Sさんとの乱取りで空気投げをやられかけた。
技に入ってくるのが見えたので、防御体勢に入るのが間に合ったが、もう少しで完全に投げられてしまうところだった。
もう空気投げを特別な技と区別している場合ではない。
Sさんは得意の内股や、背負い投げと同じように空気投げを仕掛けてくる。
柔道の実力に差がある現状では投げられてしまうのも時間の問題になってきた。

わたしも空気投げのやり方は説明できるが、いざ乱取りで決めるとなると簡単ではない。
この日は空気投げをより確実に決めるために、まず下方向への崩しから技に繋げようというテーマを決めて取り組んだか、崩したと同時にこちらも居着いてしまい、足技の餌食になってしまっていた。
しかし相手も同時に崩れているのでこの失敗で駄目だったと諦めずにこちらの技に繋げる方法を探っていきたい。


バリバリの柔道家も身につけられる空気投げ、第2回となる研究稽古会が東京都昭島市で開かれます。
11月20日(日)、昭島の体育館で一緒に練習したい方、興味があって見学したい方、
秘伝7月号、11月号を読んで興味を持たれた方、ご参加をお待ちしています。

第1回の名古屋空気投げ研究稽古会や第2回の研究会への申し込みフォームへのリンクはこちらの記事からどうぞ。
http://vtotai.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html



2016年10月6日木曜日

釣り合いと柔道の組手

スワイジャオの立ち方から、相手に触れたときの座り方を中島先生の解釈で説明していただいた。

この感じはわたしがケトルベルの練習で感じていた重さ(遠心力)との釣り合いに通じるものがあり、それは柔道の組手に通じるものでもある。
前後方向の釣り合いに加えて、垂直方向に重さが働くことによって、二力の合成が働いているというのはわたしの解釈だ。

後ろ方向に重心を移動させようとしつつ、相手との釣り合いを保つと結果として真っ直ぐを保つことになる。ここがポイントだ。
構造動作的に真っ直ぐな姿勢をとると後ろ重心にはならない。前重心になるので、この場合は前方向に重心を移動させようとしつつ、相手との釣り合いを保つと、この場合も結果として中間で真っ直ぐを保つことになる。
下方向の働きは結果としての真っ直ぐを保つことによって発生する。

引っ張りすぎたり、寄りかかりすぎたりして重心の位置が前後に片寄ってはならない。

2016年10月2日日曜日

柔道練習81回目『空気投げ(隅落)成功!』

子供たちとの練習が終わった後で、打ち込み練習。
乱取りで背負い投げに入るときのスピード感を確認するため、速度重視で練習した。
速くても形を崩しては意味がないので、ここは注意が必要だ。
Kさんからは組手のアドバイスで、技に入るための空間を作るようにと言われた。
スペースがないと背負い投げの回転が出来なくなるからだ。
連絡技として小内、大内も合わせて練習した。Kさんの説明では小内はキックで大内は胸を合わせて寄っていく技だと言う。

乱取り
Sさんとの乱取りでは、帯取返し(引き込み返し)がきれいに決まった。
この日気づいたが、帯取返しの崩しは空気投げの入りでやっている。
『渦落』の体捌きで相手と入れ替わるようにしながら引き手を離して釣り手を下に引き落とすようにすると、相手が腰から折れて背中が見える場合がある。この時、肩から背中越しに相手の帯を掴むや否や、隅返しの要領で相手の下に潜り込みながら捨て身をかけるのである。技をかけ終わったときには上四方固めに近い抑え込みが決まっている。
これが乱取りでよくかかる。
左手で帯を掴んだ瞬間、左技の大外刈に入ってもいい。
あるいは初めからあえて左組手に釣り手を掴んでおいて帯取返しに入れば右手で帯を掴むので右技に入れる。帯取返しについて、寝技の仁木征輝先生は右技に入れる形で説明されていた。ちなみに私は帯取返しを知ったのは仁木先生の動画だった。

その後、空気投げの練習をしてさらに乱取りをした。
Sさんにも空気投げのやり方を教えていることもあって時おり私に空気投げを仕掛けてくる。
二度、両膝をつかされたが体捌きの角度が整っていたら投げられていただろう。
私は、見えない(動きの小さい)空気投げを仕掛けたところきれいに決まった。Sさんはもちろん空気投げがくることを想定していた。『油断していたつもりはないが(空気投げがくることを)わからなくて投げられてしまった。』と言っていたから、三船十段の一瞬で投げる空気投げはこの方向で研究を進めて良さそうだ。

Sさんは比較的組手争いが厳しくないので、空気投げに入れるチャンスは多い。一方、Kさんの厳しい組手ではなかなかチャンスが無いだろう。

これは空気投げに限った話ではなく、わたしの柔道の実力についての課題だ。地道にやっていきたい。


柔道にもしっかり応用可能な『空気投げ』
第2回となる空気投げの研究稽古会が東京都昭島市で開かれます。
11月20日(日)、昭島の体育館で一緒に練習したい方、興味があって見学したい方、
秘伝7月号、11月号を読んで興味を持たれた方、ご参加をお待ちしています。

第1回の名古屋空気投げ研究稽古会や第2回の研究会への申し込みフォームへのリンクはこちらの記事からどうぞ。
http://vtotai.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html

2016年10月1日土曜日

甲野善紀『アメリカ合気道団体向けセミナー』

アメリカの合気道団体向けに開催された甲野善紀先生のセミナーに参加できた。

わたしの英語は片言だったが、辰巳返しや謙譲の美徳など、いくつかの動きについて伝えることができた。
私が周りの方に教え始めたのと同じくらいのタイミングで、それぞれが稽古する雰囲気になり、それが一斉に始まった。

途中である方から「ぜひロサンゼルスに来てくれ。」と冗談半分ながらもお願いされるなど、伝えたかったものはしっかり伝えられたようだった。

参加メンバーの中に技のかかりにくい方がいて、途中研究モードになるなど、甲野先生にとっても嬉しい稽古環境になっていた。
この場面を見られたことは参加された方々にとっても得るものが大きかったのではないかと思う。

セミナー後は先生がNHKのあさイチ担当の方と打ち合わせをしている間、常連のSさんと、アメリカから日本に戻ってきた合気道のAさんと稽古のはなしをした。
今回Aさんとは稽古するタイミングがなかったが、次は一緒に稽古したい。

あさイチは、国会中継が入ると先生の出演は延期になるそうで、今のところ確立は5割くらいらしい。


2016年9月25日日曜日

ケトルベル『スイング、ゲットアップ』

留守番で柔道練習はお休み。
代わりにケトルベルで普段はやらない『スイング』を1分間やってみた。
ケトルベルの重さと遠心力を体とのバランスで支え続ける感じか。
ケトルベルが上がってくるにつれて、体重を後ろにかけると遠心力と釣り合って、感覚的には勝手に上がってくるような感じがしてくる。


8KGとは言え、振り回せばかなりの負担が体にかかる。私の場合は特にだが、くれぐれも腰に負担がかからないように注意しなくてはならない。
そのためには姿勢に気をつけて、ケトルベルの重さがなるべく体を通って床に流れる感覚でいる必要がある。

この日は動画でみた『ゲットアップ』(普段はこっちだけ)もやってトレーニング終了。


数日やっただけだが、スイングを続ければ、柔道で組んだときに相手が感じる手強さが変わってくるだろうと思われる。

本当に効くものは長く継続するとさらに効くようになってくる。

『股割り』同様、地道に継続あるのみ。
買ったからには続けます。

しかし見よう見まねでやってると落とし穴にはまる恐れがある。

どこかで松下タイケイさんのセミナーを受けなくてはならない。



2016年9月22日木曜日

柔道練習80回目『重心移動』

基礎練習と技術練習。

あいてに向かって進むときに、毎回重心を後ろに戻してから動く癖のある子に、後ろにいく代わりにちょっと低くなるつもりで進んでごらんとアドバイスをしたら一気に予備動作が見えにくくなった。

今回教えた子の背負い投げは堪えにくい質の、受けていてこわい技なので、小学生同士で低くはいれたら相当な武器になると思う。

同じ子に大外刈でも同じように重心を移動させるのと、刈る側の足に相手の重心が乗る方向に技をかけることを教えたところ、相当鋭い技になって、受けたわたしも掛けた子もびっくりした。

子供たちの練習が終わったあとは大人だけで打ち込み練習。
背負い投げを何本か練習したあと、相手が左組手になった状態での打ち込みをやった。
左組みの相手はやりにくいと感じるが、これで慣れておけば対処できるようになりそうだ。
左組手に背負い投げを入るには、釣り手は下から持ち、相手の引き手を肘でどかしつつ、最初から低めにはいって相手の腕の下をくぐり抜けるように技に入ると良さそうだった。

最後は空気投げ研究。
小さな動きでかける空気投げと、乱取りで空気投げを掛けやすくする仕掛けについて検証した。
右足で掛ける支釣込足で牽制し続けた後の空気投げは効きそうだ。

2016年9月21日水曜日

空気投げ研究会~漢の口約束を果たす~

韓氏意拳の駒井雅和先生と交わした『漢の口約束』を果たすべく、
駒井先生のお膝元である東京都は昭島で『空気投げ研究会』 を開催することになりました。

 開催日時:2016年11月20日(日) 14:00~17:00
 開催場所:(東京都)昭島市総合スポーツセンター 柔道場

空気投げ研究について初めて興味を持たれた方、
三船十段の空気投げをどこまで紐解いたの?と思われた方、
八方向の空気投げって何?と思われた方、
前回の名古屋編では日程や距離の関係で参加できなかった方、
名古屋に参加してまた参加したくなった方、
見るだけでいいから参加してみたいという方、
この機会に是非ご検討ください!

空気投げ研究家って強いのか?と道場破りのようなお考えの方、
わたしの実力は柔道初段程度です。
今後も徐々に強くなる予定ですが、ご期待には沿えませんので参加はご遠慮ください。

名古屋の時もそうでしたが、現時点で次回の開催予定はございません。
定員に達した時点で申し込みを締め切ります。
月刊秘伝でも告知予定ですので、告知後は定員に達する可能性もあります。
参加を予定されている方は、早めの申し込みをお願いいたします。
この機会をお見逃しなく!!

<興味を持たれた皆様へ>
今回の空気投げ研究会について、どのような内容にしようか考えています。
名古屋研究稽古会の前に書いた記事ですが、田島による空気投げの動画などを紹介しています。
ちなみにこの時よりも上手になっています。お楽しみに!


<申し込みはこちらから>


ご注意
会場は東京都ですが、わたしの住む千葉県からは名古屋と同じくらい時間のかかる場所にあります。
東京駅からは中央線でひたすら西へ西へと向かった先にあります。
名古屋より近いと思っている方、所要時間をご確認の上、お申込み下さい(笑)





月刊秘伝7月号で研究活動を紹介いただきました。



2016年9月20日火曜日

構造動作トレーニング『牧神の蹄(ぼくしんのひづめ)』動画(足踏み、歩く)

中村考宏先生から依頼を受けて『牧神の蹄』トレーニングの動画を撮影した。


久しぶりだったので乗って歩けるか少々不安もあったが、股割りで股関節に刺激を入れてから乗ってみると心配していた感覚ではなく、蹄を足指で捉えられている感覚があった。

いつの間にか足裏の感覚も増していた。
足指のホールドが甘いと蹄を持ち上げたタイミングで蹄が足裏から少し離れてしまうが、やりながら足裏の感覚で検知して、修正しながら乗って足踏みができた。

『牧神の蹄』は、単独でトレーニングするのももちろんいいが、構造動作トレーニングメニューと組み合わせて、その効果を確認するのに利用してみるのも面白い。

気づかないうちにパワーアップしているかも知れない足指の感覚が、『牧神の蹄』を使うことで明確に確認できる。


<追記>
中村考宏先生のサイトで紹介されています。

【動画】実践編:足踏み/足指センサーをONにして動きの深部感覚(固有感覚)を高める

【動画】実践編:歩く/どのような歩き方・接地・姿勢がよいのか?

2016年9月19日月曜日

一輪車(6時間目)『娘先生』

娘がやる気になると一緒に練習できる一輪車。
娘が誘ってくれて乗ることができた。


娘は直線はスイスイ、曲がるのもスイスイ、何にも掴まらないで漕ぎ出す『空中乗り』も出来ている。

その娘先生から貴重なアドバイスをいただく。
進みたい方向を見る。
手で椅子を上に持ち上げすぎない。
ほんのすこしだけ前に傾き続ける。


ここまで来たらお菓子ひとつ、と言う娘の課題を二回クリアしてお菓子を二つゲットした。


柵を頼って練習しているのだけれど、なるべく頼らない距離を伸ばそうとするよりも、触っても良いがなるべく柵にかける体重を減らそうとするほうが私の上達は早い気がする。

2016年9月18日日曜日

柔道練習79回目『乱取りで空気投げ』

基礎練と乱取り。
大会前の子供たちの相手をつとめた後で乱取り練習。
最後に空気投げの研究にお付き合いいただいた。


Sさんとの乱取りでは久しぶりに完璧な内股をくらった。
Sさんは30秒前くらいからいつかけようかと思っていたと言うのでわたしはいつ掛けられてもおかしくない状態を30秒も放置していたことになる。
危機感が足りませんね。



練習後のSさんとの空気投げ研究では動きを見えなくしていく過程で陥りやすい失敗を明確にすることができた。
これがわかったいれば自分でどこが間違えたのか自覚しやすい。
大きな動作でやったときと技の原理が変わってはいけない。
相手に作用する力も方向や質が変わってはいけない。
ここを丁寧にやれば動作を小さくする過程で勢いまかせの雑な技にならないように出来る。


乱取りのなかでかける空気投げは『渦落』がやりやすい。
相手を前回り受け身の形に導くように体捌きをするが、その前提となる崩しは真ん前の方向であり、攻防のなかで相手が前に出ようとする動きをもらって仕掛けやすいのだ。
実際、乱取りの中でよく成功している。
相手が腰を引いて技にかかるまいとしているときに良く掛かる。
さらに、この形は相手が投げられずに粘った場合でも背中越しに帯が取れることが多いので、そのまま帯取り返しに入ることも出来る。

2016年9月14日水曜日

代官山で甲野善紀先生『晴れたら空に豆まいて』


日中の講座にもかかわらず参加できた。

人間ドックに向かう朝、Twitterを眺めていると昼から代官山で甲野先生のセミナーがあると言うではないか。
健診は都内だし早く終わったら行けちゃうかもなんて思っていたら、ほんとに早く終わったので急遽参加した。



この場所は代官山駅から徒歩一分の利便性と、会場が畳敷で他のセミナーとは雰囲気が違う。
甲野先生との距離が近くなる面白い雰囲気のある場所だ。



『内腕』を感じて動く技の威力が増している。
珍しく平日の昼間に来たと言うことで、いつもよりもたくさん技を体験させていただいた。
『内腕』を使えるとは、これまで意識できていなかった体の一部分を明確に意識出来るようになることだと思っている。
動ける体でやったほうが当然効果も高くなるだろう。


イメージが先か体が先か。

両方やって両方高めていきたい。


代官山ライブハウス『晴れたら空に豆まいて』



2016年9月10日土曜日

一輪車(5時間目)『超久しぶり』




超久しぶり(半年ぶり?)に娘と一輪車の練習ができた。
20分程度だったがバランスに力みは邪魔になるという感覚を確かめられて、
これは柔道でも同じだと感じることができた。

腕前の方は進歩がなく、一漕ぎ半で落ちてしまう。
鉄棒のように掴まるものがあるところで長い直線を練習出来ると上達が早そうな気がするのだが。

どこかにいい練習場所はないだろうか。

それまでは練習から得られる感覚を大事に取り組もう。



ケトルベル(8kg)購入!

我が家にケトルベル8kgが到着した!
ふだん抱っこしている息子(10kg)よりも軽いはずだが、ケトルベルは息子よりも密度があるのでしっかり支える必要がある。



松下タイケイ先生に直接習ってから購入しようとしていたが、先日人形町でスイングして以来、欲しくなってしまっていた。

タイミングが来たと思いAmazonでポチ。
松下先生の動画をみて勉強します!



まずはスイングとゲットアップ。


2016年9月5日月曜日

松聲館の技法レポート『内腕からの展開』

前回撮り忘れた空中でやる小手返しを撮るため、松聲館へ行ってきた。

もちろんこれだけで終わるとは思っていなかったが、想像を越えた技の進展があった。

最新の『内腕』で動く技がどれも今までのは違う感触になっていて、新鮮だった。
やられ方は、全身が崩されるような脱力系の感触とは異なる。思ってもいなくて、気づいても対応のしかたがわからない力に抵抗できなくて動かされていると言う感触だ。


体術では甲野先生オリジナルの空気投げが飛び出した。空気投げ研究家としては研究材料にせざるを得ない(笑)
剣術の進展にも驚かされた。影抜きの変化が、見えない。早くて間に合わないのではなくて、残像にも残らないので本当に見えていない。
これはわたしの内腕が動くようにならないと認識できない動きのようだ。
体が動く人がみたら私よりは見えるのだろうが、それでも今までとは違う剣におおいに刺激を受けることは間違いないだろう。

2016年9月4日日曜日

柔道練習78回目『乱取り』

小学生と一緒に基礎練習をした後で、大人と乱取り。

Aさんがいつもより激しい動きで向かって来たので、こちらも体力を消耗してしまう。
相手が激しく来たときにこちらも疲れるのはある程度仕方ないにしても、無駄に合わせて疲れすぎないようにしたい。
Sさんともやったがこちらが技に掛かりにくくなっているように感じた。
しかし仕掛けるときの隙を狙われている。
組手は組ませてもらっているのでしっかり投げきるところまでいきたい。


練習後、Sさんに空気投げ研究の相手をお願いした。
名古屋で切れを増したせいだろう、Sさんは「これは使える。」ととても興味津々で、
研究稽古が終わった後も、教えたやり方を一人でなぞって『エア空気投げ』を練習されていた。
これはわたしが空気投げを食らう日も遠くなさそうだ。

2016年9月2日金曜日

スワイジャオと空気投げ

大分遅くなったが岡田さんに連絡すると、待っててくださるとのことで、
30分だけでもと恵比寿に向かった。

岡田さんに空気投げを受けてもらうと、名古屋でキレを増したおかげで高評価をいただいて、
次なる課題としている小さく早く進化させる際に陥りやすそうな注意点(小さくしても練習はゆっくり)をいただいた。
大柄な人にかけるのにも動きを小さくしていくのは有効だということだった。


ゆっくりできないことは早くしてもできないとは、以前北川先生のシステマや中島先生の動作術でも聞いた話だ。
丁寧に練習しなくてはならない。


足技への展開は、隅落の形ではスワイジャオの投げの形を応用するとうまくいきそうだった。
隅落に素早く反応した相手に対して、右足を相手の左足にピタッとつけて体を反時計回りに左方向へ捻ると相手が回転に巻き込まれて投げられる。

送り足払いはうまくかかる条件がなかなか厳しいかもしれない。
このあたりもしっかり研究を進めていきたい。
研究したいことはその先にもある。ちょっと認めてもらえたからって満足している暇はないのだ!

この日は結局1時間ほど稽古することができた。

2016年9月1日木曜日

動作術の会(30分)

仕事でだいぶ遅くなって残り30分からの参加になった。

空気投げ
参加されていた数名からリクエストを受けて、空気投げを受けていただいた。
感想をもらえばこちらもよい練習になる。とてもありがたい。
受け身が出来ないという常連の方に、投げる直前までの動作を受けていただいたが、

「これは(きっと)飛ぶ。」という感想をもらった。

足技との関連の整理も今の方向で検証を進めて良いようだ。


中島先生の技の感触も久しぶりに味わった。
逆らわずについていく動きは全ての技に通じると言っていい質の動きだ。
丁寧に取り組むべき稽古だが、遠慮して引いてしまうと別の動きになってしまう。
ここが難しくて、面白いところ。


2016年8月26日金曜日

人形町のケトルベル(8kg)

人形町の稽古場にかわいらしい物体が鎮座している。
8kgのケトルベルだ。



正しいやり方はわからないが、動画で見たイメージをもとに体の一部分に負担が掛からないように気を付けながら振り上げて下す動作を何度か繰り返してみた。
これはハマる。
手裏剣のような中毒性があるトレーニングだ。



1回1回状態を感じながら動けるし、負荷も弱すぎないが強すぎもしない。しかし油断してよい重さではないので、程よい緊張感もある。
欲しくなってしまった。


2016年8月25日木曜日

空気投げ研究『足技への展開』

仕事の予定を考えると絶対に行けないと思えるほどだったので、珍しく道着を用意せずに出社していた。
それが急遽いけるようになったのでどうしようかと思ったが、ちょっとユニクロによって着替えを購入して参加した。

久しぶりにIさん、Sさんに空気投げを受けてもらえた。
前回よりも空気投げの切れが増したと指摘された。名古屋で上達していたようだ。

次のテーマは早く、小さく。
先週一人で構想していた動きをSさんに受けてもらうとかなり良さそうだ。乱取りで狙える機会が増えてくる。
精度向上のポイントとして左足重心への体捌きを指摘してもらった。
はやく、小さい空気投げの場合でも右足を後ろに引きすぎないように気を付ければかなり改善できる。
この方向で練って良さそうだ。

Sさんが言うには以前までとは腕から来る情報が異なるそうだ。
・手で余計なことをしていない
・体捌きで体がまとまっている
・以前よりタイムラグが改善した
辰巳返しの感覚とはっきり繋がった影響が出ていると思われる。
名古屋で空気投げを説明しながら繰り返し投げているうちに重要なポイントを逃さないで出来るようになったようだ。

足技を検証した。
空気投げは、バランスを崩した相手の足が出て地について再びバランスを保つとかからない。
そこで出てくる足を狙う足技を空気投げの延長上に整理することで、この問題に対処したい。
『渦落』には『支釣込足』
『浮落』には『小内刈』※前に出てくる足を引き出すように刈る
『浪落』には『小内刈』※後ろに出ようとする足を止めて刈る
『隅落』には『送足払』※相手の左足から払う


考え方にも一貫性を保てるようになった。
空気投げが間に合わず、相手が足を運んでバランスを取りにくる場合に足技に切り替える。
特に浮落は足技ではなく体落に行くことになるかなどと考えていたが、今回Sさんと検証したところ、小内刈がぴったりだった。
隅落も崩しの方向から大外刈か小外刈と思って検討していたが、空気投げが間に合わずに相手の右足が出た状況を想定すると左足から払う送り足払いのほうがしっくりくる。
これを確認していきたい。


着替えを購入して参加したかいがあった。

2016年8月24日水曜日

松聲館の技法レポート『内腕』

内観が体の外から体に戻ってきた。

新しい気づきは『内腕』。
『前腕』『上腕』ときて肩から胸鎖関節の位置に『内腕』があるイメージで動くというもの。

腕は胸鎖関節から始まっているや、肩甲骨から動く等と言われるが、腕だと思って動かしたことはなかった。
実に興味深いことにそう思って動かすと、意識が濃くなっているのを感じる。
今までなかった位置に意識が通るようになる。

この体で動くと『浪之下』や『小手返し』など受けが動かないように止めようとする動きに対して、止めかたがわからない質の動きが発動する。
面白いのは『払えない手』形でやると、先生がごくゆっくり動いているにもかかわらず、全く抵抗できずにゆっくりと跳ね返される。

最近の技は空間に吸い込まれたり、激流だったりと体の外側に内観があるものが多かったが、
これはまた体の中に戻ってきたようだ。
こちらのほうが稽古する身としてはやりやすいが、今のところ完全に”捉えどころがない”感触だ。


衝撃的な変化をどう稽古していこうか。

2016年8月21日日曜日

柔道練習77回目『寝技乱取り』

基礎練習を子供たち一緒にやって、寝技の練習相手をつとめたあとは、大人相手に打ち込み練習。
回転系の技を中心に汗を流した。

練習後は三段のTさんに寝技乱取りを全てわたしが上から攻める形でお願いした。
仁木先生の動画でみたやり方で攻めようとするも、Tさんの足を殺すことができずに毎度逆転されてしまう。
やるべきことは相手の足を殺して回り込む。
これは練習を続けないとそう簡単には上達しないようだ。
一度だけ、肘と膝を持って制しながら横四方に持ち込むことができたが、いまのルールでは持って立ち上がった時点で待てがかかる可能性が高いという。

流れを切らないように攻め続けなければならない。

それにしても三段のTさんには清々しいくらいに全然歯が立たない。
この差を埋めていくのは大変そうだが、同時に楽しみでもある。
と言ってもなかなか練習時間を確保するのは難しい。
出来るところから、寝る前の足蹴り・足回しは地道にやっておこう。
左股関節の動きがスムーズでないのは股割りで改善していきたい。
焦らず地道に。

2016年8月18日木曜日

『空気投げ』レベルアップの方向

久しぶりの恵比寿だったがいつも相手をしてくれていたSさんが不参加で、空気投げの研究は一人でやることにした。

まずは平均化体操で体を調整して、柔道の足蹴り、足回しで股関節の回転力を確かめる。あいかわらず左がスムーズでない。

そのあとは塩田剛三先生の合気道入門で体捌き、木村政彦先生の柔道入門で腕絡みの脳内稽古を行った(実際にやらないとわかりにくい)。

そこから空気投げ。
三船十段の映像(柔道の真髄)と説明文(柔道の真髄 道と術)を手元に用意して、何度も見た動きをあらためて確認しながら、動きをトレースする。
名古屋で説明しながらたくさん投げて、結果として切れを増した空気投げをさらにレベルアップさせたい。

より小さく、よりはやく。

三船十段の乱取り稽古の映像をスロー再生して一時停止しながら、自分も鏡の前で同じ動きを試みる。
その時、相手の状態はどうなっているか。

あわせて三船十段による八方の崩しの説明も確認する。横隅への崩しの記述で引っ掛かった。
横隅への崩しは三船十段でも難しいという。一度前隅に崩した後、横隅に崩すと良いと説明しているのだ。
ここだけ読んでも三船十段が崩しについても深く研究されていたことがうかがえる。

三船十段の説明から、相手がよく跳び、受けをとりやすいのは横隅への空気投げと理解できる。
名古屋でなったのも横隅への空気投げだった。

まずは相手を前隅に崩す必要がある。
ここを小さくすれば空気投げ全体がはやくなる。
単に引っ張るだけでは次の動きに繋がらない。
後ろに下がる力で相手を引き出すが、その下がり幅を小さくして、その代わりに沈みを増やす。
このタイミングで右手をSLの車輪のように下方向から手前方向に回転させる。
これでこちらの体捌き以上に相手を前方に引き出せる。

ここから横隅へ向かうように体捌きの切り替える。
方向は左足を踏み込む位置できまっている。
決まっていると書いたのは、今回の場合、左足は継ぎ足ではなく右足と同時に位置を定めてしまうためである。
これで早くなる。
前隅に崩れた相手を横から押すような位置をとる。
この体捌きへの切り替えと、腕の回転の続きは同時に行う。下の位置から、上、前方向に回転させる。

前方向に腕が向かうタイミングで、体は腰が据わると言われる状態になっていて、そこからは相手を押し上げる。
押し上げるのを腕力でやるとフワリといかないだろう。
わたしがやるなら謙譲の美徳で沈もうとする力で上に押し上げつつ、体の沈みで左足方向に進もうとする力をここも謙譲の美徳で相手に作用させる。
このとき相手を飛ばすほどの力が発生するので、体の状態は辰巳返しが出来るように構造的に丈夫である必要がある。

説明を書くと長くなるが、技を施すために必要な時間は、右腕をSLの車輪の形で一回転させる時間と同じになっている。
相手の重さによっても変わると思うが、このやり方で原理はそのままにより小さくて早い空気投げが出来るはずだ。


まだまだ研究は続く。

2016年8月13日土曜日

『大盛況!』名古屋で空気投げ研究稽古会

名古屋で開催された空気投げ研究稽古会が無事終了いたしました。
お盆休みのど真ん中に開催された稽古会でしたが、遠く石川県、大阪府、東京都など愛知県外からの参加者も多く集まりました。
経歴も柔道バリバリの猛者から合気道、総合格闘技、中国武術経験者など様々な経歴をお持ちの方々が興味を持って参加して下さいました。

熱心で素直な参加者の皆さまのおかげで大変よい雰囲気の稽古会になりました。
当日含めて、開催までの準備にご協力いただいた協力者の皆さまのおかげもあります。
詳細なレポートは月刊秘伝の記事になる予定ですが、その前に当日の雰囲気がわかる映像が公開されましたのでご紹介します。

田島による空気投げの説明です。
受けてくださっているのは中村先生の後輩で柔道の猛者の方々です。
素直な感想が聞けて嬉しいです。
http://matawari.net/category6/entry109.html


2016年8月10日水曜日

フランス合気道ご一行様

フランスから合気道団体の方々が甲野先生と稽古をするというので、
わたしも参加させていただいた。
文京区の柔道場。

以前にも参加したことがあるが、甲野先生が合気道の稽古をする珍しい機会になっている。
甲野先生が合気道っぽいことをするのは、ここか内田樹先生のところくらいではないだろうか。

日本語が通じるのは代表のM氏くらいで後は英語も通じない(私は英語も片言なので通じても変わらないが)。
わたしもアシスタントとして紹介されたので、身振り手振りでフランスの方々と稽古をした。
言葉は通じなくても技は通じる。
何人かの方に声をかけていただいて、一緒に稽古できた。

フランスの方々は毎回お土産を先生に渡すのだが(文化でしょうか?)、
一緒に稽古した方の一人が私にもお土産をくださった。
小さな缶に入っている黒い飴のようなお菓子でフランスの仁丹みたいなやつらしい。
いまだとフリスクですかね。

謙譲の美徳を上手に出来ていた型とは2ショットで写真も撮らせていただいた。

また稽古できる日まで技を磨いておかなくては。

2016年8月3日水曜日

松聲館の技法レポート『脱力記念』

わたしの仕事のせいで、ギリギリまで開催出来るかどうかわからなかった甲野先生のメルマガ動画撮影が無事終了した。

先日の恵比寿で起きた変化もあり、月に二回発行しているメルマガ動画でも先生の技の変化を追うことが難しくなっていた(七月前半に撮った映像はお蔵入りである)。

この日は最新の術理である『何気無く動く』を撮影する予定だったが、思いもよらない展開になった。

甲野先生のリクエストで、わたしが甲野先生に腕を掴まれたまま動く稽古をやったところ、わたしの脱力のレベルが一段階上がっていた。
掴まれた腕が全くと言って良いほど気にならないのだ。
それを受けた甲野先生が、


「あぁ、そうか。」

と言って交代すると、今度は甲野先生の脱力レベルがとんでもないことになってしまった。
先生が動くとこちらの腰が砕けてしまって腕を掴んだまま離せず、崩されてしまう。


どうやら先生はやられる感覚からやる感覚を得ようとして、わたしにリクエストしたようだった。
それにしてもわたしが思ったよりも動けたのが甲野先生にとっても興味深かったようで、そのあと何度も腕を掴んでいただいた。


「わざとやられているわけではないですよ。」
「ほら。あなたの前腕が柔らかいまま、全く力んでいない。」


こう言いながら先生は嬉しそうにやられていた。
この日は、わたしにとって記念すべき日になった。



「お互いやってみましょう。」

わたしも、掴む側の先生も脱力したまま動くと、わたしが動いた分がきれいにこちらに跳ね返されてころころと転がされた。
これは相対的にわたしが力んでいるということだろう。
こちらが脱力しているとやられているときの感覚がより鮮明になる。
どこがひっかかって、どこが固定されて脱力の隙が出来て崩されているのか把握できているのだ。
面白い感覚だった。



話はこの日前半の稽古に戻る。
先生の『何気無く動く』技を受けていて、いつもは何かしら出てくる、技を受けた感想が言葉になって出てこなかった。
感覚があるにはあるのだが、それを表現するのが難しく感じられた。


「受けた感覚を表現するのが難しいです。」

こう素直に話したのだが、先生はわたしとは別の受け取りかたをされていたようだった。

(これは感覚を掴みつつあるようだ。)

後で聞くとこのように思われていたらしい。
それでわたしにリクエストして、受ける側でその感覚を確かめようとされたのだ。
それが思っていた以上にわたしの動きがスムーズだったので驚いたというわけだ。


ところがわたしの方はと言うと、このかなりしっかりと腕を掴まれた状態で動けることを、出来るのが当たり前というか、ずっと前から出来たのではないかと思える感覚でいた。
相手に何かしようとか、これで出来た、という感じがしないまま動けているせいだろうか。


2016年7月31日日曜日

柔道練習76回目『足技練習』

先週の成果?か、基礎練習に慣れてきた。
回転運動は繰り返しによる三半規管の慣れも必要だ。



この日は大人が少なく小学生と練習していたが、寝技の世界一周は手順を体で覚えられるようになってきた。
受けがしっかりと抵抗しないとやりにくい。


そんな中、Kさんの高校時代の後輩で大学まで柔道を続けていた三段のTさんが来てくれた。
これはいい機会と、足技を中心に教わったがとても勉強になった。
足払いと出足払いはやや遠くからでもかけられるが、そのほかの足技は相手といかに近づくかがポイントだった。また、このときに必要な上半身の使い方も確認させてもらった。
足だけ払っても効果はない。どう崩せば相手が倒れるのか理解しておく必要がある。
わたしがよく返される『大内刈』の弱点も今回受けた説明ではっきりした。


そうすぐに身につくとは考えていないが、1週間の脳内稽古でSさんが乱取りして感じるくらいの変化に繋げたい。


 Tさんには色々教わったので練習終わりに『謙譲の美徳』を体験してもらった。
新鮮な感覚だったようで驚いてもらえたようだった。
名古屋の稽古会でも喜んでもらえると良いのだが。
いよいよ開催日が近づいてきた。
どんな研究会になるのか楽しみだ。

2016年7月28日木曜日

『集注』で中腰

この日は韓氏意拳の内田さんから『集注』について久しぶりにまた教わることが出来た。
しゃがんだところから中腰になるまでの『型』で稽古する。
この稽古を通じて『腰をとる(捉える)』感覚を身に付ける。
自分の腰を意識できるようにならなければ、相手の腰を取ることは出来ない。

・無いところに意識を向ける

肘や肩甲骨の間など、指示された場所に対して順番に意識を向けていくと、結果として体が沈んでいく。
しゃがみきった姿勢からでもさらに沈む。

中腰になったらその『集注』を切らずに動く。
よいしょと動くと体が浮き上がって解けてしまう。

・きっかけだけ与えて動く

つまり『集注』が切れないようにするのだが、分かりやすくかけば腰が浮かないように動くことだ。
こう言われてやってみると、はっきりと違いが確認できた。

きっかけを与えるのは意識だが、動作はその時に始まっている。
説明すると矛盾があるように読めてしまうかもしれない。
きっかけを与えたあと、意識で確認できるのは動作が終わったことだ。
(腰をこう動かして)などと思いながら動くのとは全く感覚が違う。
腰は浮かないし、余計な動作は入る余地がなくなる。

これは面白い感覚だ。
的外れかもしれないが、韓氏意拳がなぜ『意』なのかの理由がここにありそうだ。

それから相手を投げるときにどこに向かって腰をとるのかという原則をうかがうことが出来た。
同じような話しを少林寺拳法の動画で説明しているのを聞いた記憶があったが、それと異なるのは左右で崩す方向が違うということだった。
左側は広がるように外へ崩し、右側は原則に従い内側へ崩す。

なんでそうなのかはわからないが、面白い。

松聲館の今を稽古する『何気なく動く』

甲野先生の技が今までになく変わりつつある。

ただ自然に動く。

この感触がいままでと違うのは受ければわかる。
自然な動きに対しては、抗う反応が生まれないのだ。
何かがきたら抵抗しようと思って構えていると、完全に後手を踏んで大きく崩される。
自然相手では自分を保つことが重要だが、こちらはなかなか自分を保っていられない。


少し前まで『激流』と言っていたが、それを経てからの『自然』。
何気無く動くと言えば、その通りだが何気無くしようと思って意識して動くのと、本当に何気無く動くのとではまるで違うようだ。


今までは”工夫を重ねて”という側面が少なからずあったと思うが、
今回は本当に”何もしていない”ように感じる。

さて、こういうのが一番稽古が難しく、だからこそ面白い。

2016年7月24日日曜日

『空気投げ』が出来た!

前回の記事にさらっと書いてしまったが、ついに『空気投げ』が出来た!


韓氏意拳の駒井さんと交わした『漢(おとこ)の口約束』から2年3ヶ月、ようやく約束の半分を果たすことが出来た。
もう半分も名古屋の研究稽古会の後になると思うが、日程を調整して果たしたい。

漢の口約束
一.必ず出来るようになること
一.出来るようになったら教えること
http://vtotai.blogspot.jp/2014/04/blog-post_20.html


「『空気投げ』が出来た!」と言うために、以前、自分に設定した条件を『空気投げ』の定義とともに確認しておこう。

『空気投げ』の定義
http://vtotai.blogspot.jp/2014/04/blog-post_2.html

相手をしてくださったSさんは柔道再開までのブランクがあったものの、県の道場大会で二段の部で二位になったこともある実力者だ。
Sさんが道場に来た頃の私は、Sさんと乱取りすると足技は返りうちにあう、『内股』には必ず投げられる、こちらは投げられないという状態だった。
そのSさん相手に決められたのだから胸をはって出来たと言える。


『空気投げ』を乱取りで決められた成功要素は、『空気投げ』の練習と普段の稽古に加えて、柔道の上達もその1つだ。
最近は『背負い投げ』を仕掛けられるようになっていたし、足技からの崩しも織り混ぜられるようになっていた。得意技と言っていい『帯取返し』も身に付いてきた。
そうなると当然『空気投げ』に入るチャンスも生まれやすくなる。

今回の乱取りでは、相手に後ろ方向への足技を仕掛けて後退させ、相手が前に出てきた動きに乗って、もう少し引き出してから真下に落とす『空気投げ(渦落)』だった。『浮落』にも近かったかもしれない。
きれいに決まったとは言えないが、相手が投げられやすいように釣り手を押し込んで捻りを加えて投げ、そのまま『袈裟固め』に入った。よい流れだった。

「相手の足がでない範囲で引き出して真下に引き落とす。」

全ての空気投げに通じる原理を説明の通りに実施することが出来た。
もっともこの日はSさんに疲労がたまっていたので「足がでない範囲」がいつもより広くて、条件が揃いやすかったのも成功要因の1つだ。


週一回、一時間にも満たない練習だけではそうそう柔道が上達するものではない。
普段の過ごし方が重要になってくる。
・DVDやWeb動画で高いレベルの柔道を見る
・武術稽古で真似出来ないレベルの技を受ける
・柔道や『空気投げ』に繋がる要素を検討する
・それらをもとに自分で稽古する
・動ける体になるトレーニングを続ける

最後に書いたのは何をするにも必要な要素だろう。私の場合は構造動作トレーニングや先日参加した『地球体操』などがあてはまる。

上達の近道は、端から見れば地道な作業の継続にあるのだと思って取り組んでいる。
まだまだ『空気投げ』のキレを増していきたいし、技の体系も整理していきたい。
もちろん柔道そのものも上手くなりたい。

「出来た!」と言って終わりではない。

柔道練習75回目『空気投げ』成功!

風邪やら旅行やらで、小学生が2名に大人が3名という参加状況。
この日はいつも指導されているKパパが帰省でお休みなので、

練習相手を兼ねて、子供たちの練習時間から参加した。

・準備運動
・補強運動
・回転運動
・受け身
・寝技世界一周
・寝技乱取り
・打込み
・乱取り


回転運動あたりでクラクラしてしまうのは情けない限りだが、嘆いていても仕方がない。

初めてまともに練習したが『寝技世界一周』は逃げるほうがしっかり動くとよい練習になる。
ちょっと手順の記憶が怪しいがこんな感じだった。


・右袈裟固めを決めたところから開始。鉄砲返しを試みる。右手をついて防ぎつつ、後ろ袈裟に移行する。エビで遠ざかって逃げようとする。横四方に移行して防ぐ。左手を相手の脇に差し込みつつエビで逃げようとする。左手を捕りながら反対側に回り込み再び横四方に移行する。右手で相手の帯をつかみ返そうとする。縦四方に移行する。足を絡めて防御する。足を抜きながら肩固めに移行する。腕を抜いて逃げようとする。袈裟固めに移行する。


寝技乱取りは大人とだけあたった。
・バックをとって転がしたら抑え込み。
・バックを取り損ねたら下に潜り込んで返して抑え込み。
・相手が下に来たら膝を制しながら横に回って抑え込み。
この辺りを意識して練習した。
下に回ったときにあっさり抑え込まれてしまったりしたが、それ以外はよく動けていたように思う。
攻めていると守りの時ほど疲れにくい(疲れますが)。


そのまま立ち技の練習へはいり、打ち込みと立ち技の乱取り(倒れたら寝技もあり)をした。
だいぶへばっていたが、三本やった一本目、Sさんに『空気投げ』が決まった。
形は綺麗ではなかったが『渦落』だった。相手を後ろ方向への足技で追い込んで戻ってきた力を利用した。
他にはケンケン内股に失敗した。わたしが『内股』を狙うのも珍しい。

この日は疲れていたわりには動けていたのかもしれない。
一番若いAさんともやったが、私よりもバテていてヘロヘロだった。
ヘロヘロな人に『空気投げ』を使うのは難しかった。



(大人が全員バテたので)練習を早めに切り上げた後、わたしが先日浅谷康さんの『地球体操』で習ったメニューを練習しながら紹介した。
・しゃがんだところから手をついて足を浮かせる。
・そこから頭をついて三点倒立へ移行する。
・逆再生するようにもとに戻る。


いきなりは難しいようだったが、この日くらいバテていても出来るというのは、筋力ではなくバランスの問題だと言うのが説得力を持って伝えられたようだった。

2016年7月23日土曜日

泳ぎの変化

娘の依頼でプールに行くことが増えている。
この日も夏とは思えない涼しさの中、娘の強い要望により屋外プールへいってきた。

わたしの話だが、泳ぎは得意ではなく、今年25m以上泳いだのも20年以上ぶりのはずだ(何しろ前回25m泳いだ記憶が高校の頃だ)。
この日は娘に見てもらいながら平泳ぎとクロールでそれぞれ25mを泳いでみた。
前回温水プールで泳いだ時も感じたが間違いではない。練習していないにも関わらず以前よりも上手になっている。

疲れ方が違うのだ。
体や姿勢が変わったせいだろうか、それとも力まないで動くように感覚が変わったせいだろうか。
両方関係しているように思える。

もう1つ考えられるのは”見取り”の能力が上がっているせいではないだろうか。
上手な人の泳ぎを見ていて、それを真似できるようになっているようだ。
もちろん完全に真似できているわけではないが、以前よりはマシ程度には変化しているらしい。
自分が動けるようになると、その分、他人の動作の見え方が変わってくるのは間違いないようだ。
思わぬ収穫だった。

この日は案の定、さむすぎて唇を紫にしながらガタガタ震えてきたので早々に撤退。

その帰り道に「アイス食べたい!」って、どういうこと??

2016年7月22日金曜日

名古屋で空気投げ。メニュー検討中!

中島先生、中村先生、Oさんと名古屋研究会の打合せ(飲み会)をした。

メニューは予め計画しておいて固定。
空気投げを中心にみんなで稽古する。
みんなで稽古するというのには、わたしも含まれている。
色々なタイプの方が集まる貴重な機会なので、わたしも当然稽古したいのです。
というより、企画当初の目的は研究稽古会で”私が”練習するということだったのです。

力の伝え方をじっくりやって、空気投げをしっかり。
松聲館の技法である『辰巳返し』と『謙譲の美徳』も紹介したい。
これらの稽古がどのように空気投げに繋がっているのか。
伝えられるだけお伝えしたいと思います!!


2016年7月17日日曜日

柔道練習74回目『帯取り返し』

回転系の打ち込みを多めにして体力的に追い込んでからのSさんとの乱取り。

Sさんも何やら研究してきたようで、『内股』と思って受けたら『跳ね腰』で追いかけられて思いきり投げられた。
とは言え、これまでよりは投げられにくくなってきている。
握力もすぐになくなるということはなく、相手の力を感じとりながら動けるようになってきた。
こうなると練習が続けられるようになってくる。あとは心肺機能だがこればかりはコツではどうにもならない。
練習を続けて向上させるしかない。

先週から入れるようになってきた『背負い投げ』には今回も入れたが、かからないのて精度をあげたい。内村先生の動画でイメージをつけておこう。

崩しの段階でかける足技がよくなってきたように思う。もう少し上半身の動きをしっかりしていけば、足技だけでも投げられるのではないだろうか。

帯を取ってからの『帯取反し(引込み反し)』は、逃げられることがなくなってきた。
Sさんからも「(帯を)取られたらおしまいだね。」という感想をもらえる技になってきている。
寝技に移行できるのもこの技のいいところだ。
寝技もしっかり練習しておきたい。

2016年7月12日火曜日

力が入りすぎていたら『謙譲の美徳』

東京武道館で行われた甲野先生のセミナーに遅れて参加した。

最近は甲野先生から『辰巳返し』と『謙譲の美徳』が教えられる人と紹介されることが多くなっている。
この日も紹介を受けて、興味を持った方と一緒に練習をさせていただいた。

『辰巳返し』も『謙譲の美徳』も興味を持っていただけて、
やり方を伝えるとそれなりに体験してもらえるようになっている。

この日はアートの世界で壁にぶつかっているという方にその悩みの相談を受けた。
練習すれば絵の技術は上がるのだが、いい絵になるかというとそれは違うという。
この方の師匠が言うには力が入りすぎているのだという。
ここに壁を感じて悩まれているそうだ。

わたしは、この方ほど頑張ったことがないのでわたしごときができるアドバイスはない、
と、はっきり申し上げたうえで、面白いと思うので『謙譲の美徳』を受けてもらった。
相手が吹き飛ぶパンチなどでほかの方が同じように(それも上手に)やられているのを
見たことがあるが、『謙譲の美徳』の特徴的なところは感覚を逆転させるところにある。
自分が後ろに跳ね飛ばされるように触れると、相手が代わりにはね跳ぶ。
自分が引き付けられるように腕を動かすと、相手が代わりにこちらに来てくれる。
力の感覚は相手をどうにかしようとしたときに比べると、全く逆のことをやろうとして、
結果が当初の狙い通りになるところが面白い。

ヒントになったかどうかわからないが、力が入りすぎているという師匠の指摘に対して、

これまでと違うやり方で思いもよらぬ効果を得られることもあるのだと実感してもらえたと思う。

2016年7月11日月曜日

松聲館の技法レポート『激流くだり』

夜間飛行から出ている甲野先生のメルマガ向け動画撮影に松聲館にいってきた。

稽古の最中、甲野先生の最近のツイートにもあった、山崎弁栄上人と激流下りの○さんの信じられないエピソードを伺うことができた。

わたしも買う予定の弁栄上人の話と激流下りの超人たちの話はこちらの二冊です。
『一葉舟 岡潔』
『超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験』


相変わらずと言っていい、甲野先生の目まぐるしい変化のなかでも最新の変化は音に関する気づき(あ、い、う、あ、を同時に発音する)だったはずが、この日あれよあれよと技が変わり『激流下り』の内観による動きになった。

この変化を最近の術理と繋げるなら、『謙譲の美徳』が『吸われる』内観によって早く強力に作用するようになって、今度はそれが『激流』の内観によって次々と継続的に向きを変えながら働き続けるようになってきた。
前に書いたように『吸われる』と『激流』の間に、『あいうあ』を同時に言おうとする音の内観で変化した動きが過程にある。



激流の技はその勢いが内観そのままに激しく、『雪庇落し』は水中で縦回転させられているような感覚で投げられ、『払えない突き』は払ってもすぐに次の流れに巻き込まれて跳ね返される。

それならば!
とこちらも激流を下るカヤックの内観で流れに乗ると、『払えない突き』をそらし、『雪庇落し』を柔らかく受けることが出来た。


すると今度は甲野先生が流れを変えてきた。変えたというより、より流れに委ねたというべきか、カヤックが転覆するように跳ね返され、投げられるようになった。

あっという間に対応されてしまったものの、カヤックの内観による受けの状態は我ながら理想的といってよかった。
止められなくなったからダメだではなく、この受けは今後検証していきたい。


話を甲野先生の技に戻すと、『吸われる』同様、『激流』も応用範囲はひろい。
柔道の組み手争い、組んだところからいきなりかける『小外刈』『大内刈』、『払えない突き』『直入り身』『(座り)正面の対応』。
特に『正面の対応』では片手対こちらが両手でいなしまくるという条件でも止められない。


かれこれ10年間弱、技を受け続けているわたしが毎回新鮮な驚きを受けているように甲野先生の動きはたえず変化し続けている。

先日、NHKの番組switchインタビューで女優の片桐ハイリさんと甲野先生との対談が放映された。
内容も面白く、興味を引かれた方も多そうなので、今後のセミナーはしばらく盛況が続きそうだ。


 参加されるかたは自身の興味に関することを質問したり、リクエストしたりすると思いもよらないヒントが得られるかも知れません。
直接答えがもらえなくても関連する技を受けることで、今までにない発想や刺激を得られるかも知れません。
見ているだけではなかなか伝わらない部分もあるので、積極的に前に出られることをおすすめします。



2016年7月10日日曜日

柔道練習73回目チャレンジ!『背負い投げ』

いつもの柔道練習。
この日小学生が一人、体験入門から正式に入門することになった。
卒業して中学校の柔道部に入った子も継続して参加してくれている。
OBで黒帯のAさんも頻繁に参加していて、何だかんだ賑やかな雰囲気になってきた。


打ち込み
背負い投げの打ち込みでは回転の速度を重視して、あえて沈みこまずに続けて最後の一本だけ沈みを入れるやり方でやった。
前回から内村直也先生の後ろ回り捌きの打ち込みも取り入れている。相手が大きく手前に引き出される形になる。

連絡打ち込み
小内刈からの背負い投げ打ち込み。
Sさんの大内刈からの背負い投げ打ち込みを受けたが、いつも乱取りで投げられている感触と景色そのものだった。


乱取り
内股の得意なSさんと乱取り。

組んでからも力みすぎず、相手の力を感じ取れるように甲野先生の『手乗り文鳥』を意識できた。
乱取りでこの状態になれたのは初めてかもしれない。

おそらく自分の距離になっていたのだろう、会心の感触で『小外刈』に入ることが出来た。しかしSさんがドンピシャで合わせてきて返された。横で見ていたKさんも今のは良かったが完全に合わされたと言っていたように自分は良いと思っても相手の術中にあることも実力差があれば当然あり得る。

良かったのは乱取り中、二回『背負い投げ』に入れたことだ。いずれも投げきるには至らなかったが、後でSさんに聞くと、同じタイミングでSさんも『背負い投げ』に入りたかったと言うからピンチを未然に防いだ仕掛けだったということだ。
『攻撃は最大の防御』というが、それを実感できる『背負い投げ』だ。
これは打ち込みに取り入れた後ろ回り捌きの背負い投げのお陰が大きい。前回り捌きでは入りにくいと感じる状況でも技を出せるタイミングが増えたというわけだ。

左の大外刈
今までかけたことがなかったが、右釣り手で大きく前に崩したところを、左手で背中越しに帯を掴んでそのまま前に進んで左の『大外刈』が決まった。
これまでなら『隅返』か『引込返』にいく状況だが、立ち姿勢の状態が良かったのだろうか、捨て身技にいく感覚にはならなかった。
これは甲野先生の『手乗り文鳥』の感覚で相手の状態や間合いを感じ続けられていたおかげだと思われる。

内股透かし(かけ)
回避しにくいSさんの内股を一度はっきりとかわすことができた。
内股の気配を察知した瞬間、いつも足を引っ掛けられる位置から自分の重心をずらして回避できた。返す意思があれば『内股透かし』という返し技に持っていけたかもしれないが、そこまでの余裕はなかった。
これが出来たのは前日浅谷さんの地球体操で重心を感じながら動く練習を丁寧にやったからだろう。

2016年7月9日土曜日

初参加『地球体操』

浅谷康さんの地球体操に初めて参加出来た。
なかなか都合がつかなかったが娘が興味を持ってくれたので、一緒に参加できた。
この日はプールにも行っていたので途中疲れてしまっていたようだが、みたことのない動きを間近で見るだけでも刺激になっただろう。

言われることはシンプルでわかりやすい。
その通りに体が動くかどうかは別だが。

・体の張りを作る。
・位置エネルギーを貯める、使う。
・重心の移動を感じる。
・重心の移動で動く。

私には難しい動きもあって苦戦したが、言われた通りに動けたら楽だろうなぁと思える動きだった。
筋力不足でできないとか、思いきりが足りなくて出来ないのではなく、重心の移動を邪魔する動きをしてしまっているから出来ないのが理解できた。


受け身は頭と腰が上下に並ばないようにする。
人に投げられる程度であれば上下にならんでも耐えられるが、それ以上の速度で転がるときは腰の重さが首や頭にかからないように横回転で受け身をすべきだという。
しかし回転速度が上がると縦にならぼうとする力が働くのでそれに抗って横回転に変える必要があるそうだ。
知識としては知っていたが、激しいスタントもこなす浅谷さんが言うと説得力がある。

最後に1つ質問をした。
空中で方向を変えることはできるのかどうか?
浅谷さんがいうには、完全に空中に浮いてからは作用反作用の法則で釣り合いがとれてしまうので、方向を変えることはできない。
しかし、人に投げられる場合で投げられる前であれば触れている場所を頼りにして方向を変えることはできる。
これは動きのヒントにできそうだ!

浅谷さんの動きはここで見れます。すごい!!



2016年7月7日木曜日

久しぶりの『動作術』

恵比寿ではほとんど『空気投げ』しかやっていなかったのだが、この日はいつものSさんがいなかったので久しぶりに中島先生と動作術の稽古になった。

教えていただいたのは末端が動くと体幹部が動くということ。
リバースアクションと呼ぶ働きが、『謙譲の美徳』であるということ。

相手にあわせて動くには、相手に動かしてもらうこと。
動き始めを合わせると面白い現象がおこること。

最後の動きは柔道練習で忘れずに試してみたい。
うまく行けば三船十段のようなフワフワした受けが出来るかもしれない。

2016年7月3日日曜日

柔道練習72回目『背負い投げ』

打ち込みに乱取り。

暑い中、久しぶりの乱取りはなかなかきつかった。
相変わらず『引込返し』『隅返し』以外はかからないが、この日は奥襟を持たれたところからの背負い投げがおそらく有効くらい取れそうな感じで決めることが出来た。
そのまま押さえ込みに入れたので技としては十分だろう。
自分にとっては大きな一歩だった。


足技のかけ方が変化したのでもっとチャンスがあると思っていたが、なかなかかけるところまでいかない。
それでもかけられそうな条件を知っているのと知らないのとでは、乱取り練習の感触が大違いだ。
もしかしたら、かけられるタイミングや状態になっていても、気づけないでいるだけかもしれない。積極的に仕掛けてどうなるかを試していきたい。

2016年7月1日金曜日

『進展』空気投げ研究

岡田さん主宰の稽古会に参加した。

最近参加できていなかったが、到着が遅れながらも、久しぶりに参加できて良かった。
岡田さんの稽古会では、秘伝の記事にも名前で登場していただいたくらい『空気投げ』の研究にお付き合いしていただいている。
基本的に各自自由なテーマで稽古する会なのだが、最近ではわたしが行けば『空気投げ』というくらいの頻度で稽古している。
もちろん名古屋で空気投げの研究稽古会をやることはご存じで、そこに向けて稽古メニューのアドバイスもいただけた。
おおいに参考にしたい。


『空気投げ』の研究もここにきてまたまた進展した。
手順が変わるわけではないが、動きの質が変わった。
よく指摘されるところでもあるが、腕を使う感じがより無くなり、これで崩されると以前より早く崩しの作用が発生するように感じる。


2016年6月27日月曜日

平泳ぎ25m

土曜参観の振り替え休日。娘と市民プールに遊びにいった。
今年は去年よりもプールにいく回数が多い。

空いていたので25m泳げるか試してみた。
泳ぐのは得意ではなく、50m以上泳いだことはない。
25mを泳ぐのは社会人になってから記憶がない。
クロールも平泳ぎも疲れるイメージしかなかったが、今回平泳ぎを試してみたら難なく25m泳ぎきることが出来た。


体の動きが変わったからなのか、脂肪がついて浮きやすくなったからなのか。

2016年6月26日日曜日

第135回つくば稽古会『きびす返し』

つくば稽古会に参加した。
まずは皆さま、娘と遊んでいただきありがとうございました!


Kさんから新しいボールを使った体の外側の感覚を拓くトレーニングと、足技のキレに繋がる基本原理を紹介していただいた。

ボールを使ったトレーニングは丁寧にやればやるほど背中の感覚が拓かれる。このトレーニングをやってみると、床を体の外側を使って転がる運動がやりたくなって、ゴロゴロ転がっていた。受け身の練習にもなるし、子供たちがやっても楽しそうだ。

柔道場ではほぼKさんとの投げ技の研究。お互いに情報交換しながらそれを検証するスタイルが定着しそうだ。
わたしは『空気投げ』と足技の関連について気づいたことを報告して、Kさんからは人が倒れる根本的な仕組みとそれをもとにした足技の形についてご紹介いただいた。
Kさんの足技を受けると「これは!」という切れ味だった。その切れとは、三船十段の動画で見た足技の切れだ。
技に強引さが残る場合、たとえ止められなくても抵抗する隙が見つかるのだが、今回受けた足技にはその隙が感じられない。
この原理に従えば技の完成度を「この形に入ったら逃げられない」ところまで高められそうな感触だった。
乱取り形式でこの形に入るのにはそれはそれで別の課題があるが、三船十段の軽やかな足技が自分にとって現実味を帯びて近づいてきたように感じる。
又聞きなので根本的な仕組みの説明は控えるが、三船十段の『踵返し(きびすがえし)』が決まる仕組みがまさにこの仕組みにのっとっていると言える。




さらに興味深いことには、先日恵比寿でSさんと検証したときに発見して、この日Kさんに紹介した「『隅落』と『送足払い』の関連」も、Kさんの話す根本的な仕組みの中に内包されるようなのだ。
Kさんとわたしの持ち寄った技の仕組みを確認した上で『隅落』をKさんに受けてもらうと、Kさんが飛びやすそうに投げられる。
この受けで大事なのは、決してKさんがこちらの技に合わせて能動的に飛んでいるのではなく、技を素直に受けた結果、受動的に飛ばされている点である。
名古屋の研究稽古会前に『空気投げ』を大きく進展させることが出来た。


参加された皆さまにも『空気投げ』を受けていただいた。
技の仕組みの一部を取り出した、受け身がとれなくても味わえるバージョン『空気崩し(仮)』も受けてもらえた。さらにこちらの説明でやってもらうことも出来た。
しゃがむことに無意識にでも抵抗がある場合、『空気崩し(仮)』はかかりにくい。この場合は『隅落』ではない形を試してみる必要がありそうだ。


この日は韓氏意拳の内田さんも参加されて、以前手裏剣で教わった『集注(しゅうちゅう。今回の注の字はこれで正しい。)』の手ほどきを受けることが出来た。これも名古屋の稽古会までにわたしが語ることは出来ないが、体で感じたものは財産として蓄積されていく。
うまく言えないが、駄目なときの違和感として上達を助けてくれると思う。


後半、世話人のHさん等に甲野先生の『吸われる』術理による『謙譲の美徳』を座り『正面の斬り』の形で受けてもらった。
反応を見ながらやってみたが皆さん後ろにはねのけられる感触を楽しんでいただけたようで良かった。
内田さんは何度かやっているうちにはねのけられずにガッツリ止めるようになっていた。


名古屋まであと二ヶ月弱。技を磨きつつ、出来るだけ伝わりやすいように整理していきたい。


この日のつくば稽古会の様子が動画でUPされていました。
娘がチラチラ映り込んでいます(笑)

2016年6月22日水曜日

松聲館の技法レポート『謙譲の美徳vs謙譲の美徳』

夜間飛行から発行中の甲野善紀先生のメルマガ『風の先、風の跡』動画撮影のため松聲館に行ってきた。


この日受けた『吸われる』内観で発動する『謙譲の美徳』効果は強力で、応用範囲が広い。
前方向だけでなく、後ろ方向に『吸われる』ことで柔道の投げ技にも応用できる。
その一つの形、組んだ状態からいきなり投げ飛ばされる甲野先生の『雪庇落し(せっぴおとし)』は私が改めて設定した空気投げの定義に当てはまる。


突き、座り、投げ、剣術、手裏剣と、『吸われる』ことであらゆる動きが変化してきている。
わたしの理解では『吸われる』内観により強力に体に浮きがかかり、いわゆる踏ん張らない、蹴らない動きが瞬間的に引き出される。これによって、空中を慣性力で飛ぶ物体にそうとは知らずに触れて、対応できずに飛ばされたような反応を相手から引き出すのだと考える。
これが手裏剣でも効果が出ているので、短い時間に多くの力を伝える効果があるのは間違いない。


この理解のもと、『座り正面の対応』で金山さんに受けてもらうと金山さんが後ろに吹き飛んだ。
しかしわたしの『吸われる』は準備に時間がかかるので、後手に回ると厳しい。カウンターで発動できるくらいになると相当有効なのではないかと思う。
座りで出来るならそれを立って出来れば応用範囲が広がるが、わたしの場合、立つと足を頼ってしまって体に浮きがかかりにくい。しかし、この日ご一緒したKさんのアドバイスで立ってやる感覚も掴めそうだ。


この『吸われる』を座り正面の対応で甲野先生と私とでお互いにやるとどうなるのか試してみた。
ほぼ拮抗した後、わたしが左横に崩し浮かされてほぼ真横に転がる。が、後ろに飛ばされることはない。
同じ質の動きどうしであれば、拮抗するということか。この場合、技量に加えて質量も威力に加算されるはずだ。わたしは甲野先生よりも重いのでそれで押し負けるということは技量の差がそれ以上だということだ。

2016年6月20日月曜日

『キャンセル待ち』名古屋空気投げ研究稽古会

稽古会開催の8月13日までまだ1月半以上あるのですが、参加予定者の人数が定員に達したとのことです。
いまから登録される方はキャンセル待ちとなりますのでご注意ください。

それにしても予想外の早さです。
中村考宏先生のブログで申し込みが始まり、秘伝効果ですぐに残り僅かになり、とどめにko2でご紹介いただくと、その日に定員に達しました。
秘伝に甲野先生が紹介文を書いて下さったのを始め、中島先生も名古屋入り、当日のレポートをライターのOさんが、中村先生繋がりの柔道家の方々、サポート体制も万全で、大変ありがたいことです。

当日に向けて準備を整えていきたいと思います。

今回は定員に達する前から、場所や日程の都合で参加できない方もいらっしゃったとうかがっています。
興味を持っていただいた方はまだまだいらっしゃるのだと思います。

空気投げの研究が何かの刺激や励みになれば幸いです。


2016年6月19日日曜日

水中ウォーキング

流れるプールは浅いので腰をおとして股関節を畳みながらウォーキング。
股関節をかなり深く畳んでも浮力がきいてきつくない反面、重力による刺激がはいらないので物足りなくもある。


娘がスライダーに並んでいる間は、やや深めのプールで同じく歩きながら腕をクロールにして体幹から動くクロールを試す。
やり過ぎるとロスが大きそうだが、背骨が回転してからだ全体が動き始めるのに腕の動きを乗せると腕が楽に回せる感覚があった。

娘のリクエストでいったプールだったが、娘と遊びながらもなかなかいい運動になった。

柔道練習71回目『後ろ回り捌きの打ち込み』

仕事やら三船十段記念館行きやら風邪をこじらせたりやらで1か月近くぶりの柔道練習になった。


寝技世界一周という練習があるらしい。
手順だけ教えてもらったが、受けが想定通りに抵抗するとかなり良い練習になりそう。
調べてみると小室こうじせんせいの著書に記載がある。

袈裟固め、後ろ袈裟、横四方、横四方、縦四方、肩固め、袈裟固め
動画もあった。

道場で聞いた話とは少し異なっているが何種類かあるのだろうか。


打ち込み
空気投げ研究稽古会に関係して、中村考宏先生つながりで大阪産業大学監督の内村直也先生とご縁が出来た。

内村先生の背負い投げは『空気投げのようだ』と言われていたそうです。
動画で見た後ろ回り捌きの打ち込みを中心に練習した。
このやり方は初めてみましたが美しいですね。

なるほど相手が大きく崩れる。
釣り手の引き付けを、手の力ではなく股関節の抜きを初動にしてやると相手が動きやすいようだ。
ほかにも足技の動画がアップされているがどれも大変勉強になる。


大外刈の打ち込みも少しやり方を変えてみた。釣り手で相手を引き出しながら左足を踏み込むことで、相手が時計回りの方向に崩れてから、後ろ隅に崩れる。これは『隅落』で用いている崩しの原理を使った打ち込みだ。
初めてやってみたが相手の右足に重心が偏って『大外刈』をかけやすくなりそうだった。

この日は子供たちの打ち込み、投げ込み、乱取り相手をつとめて終了。
子供たちとの乱取りではこちらも足技に限定して、攻めの動きが止まったらこちらから仕掛けるという条件で対応した。
以前よりも足払いがきれいに決まるようになっていた(小学生相手にですが)。
子供たちがいうには他の大人たちに比べて、私には技がかけやすいらしい。
ちょっと受けを甘くしすぎたかな。


この日知って初めて検索した「寝技の世界一周」動画をアップしたのが内村直也先生だと気づいてこの偶然にびっくりしています。

2016年6月14日火曜日

東京武道館『払えない突き』

東京武道館の甲野先生のセミナーに遅れて参加できた。

恵比寿の常連の方と触れた相手が弾かれる『払えない突き』を練習した。
金山さんとやっていたときと同じく、『吸われる』内観で重心移動を発生させながら手を伸ばすと触れた瞬間相手が跳ね返される質の『払えない突き』になる。

その後は先生に声をかけていただいて、真剣の受けをした後、『辰巳返し』『謙譲の美徳』『人間毬』をわたしも実演して、興味を持たれた方に説明するという流れになった。
結局その流れのまま終了時間まで過ごしたが、みなさん『辰巳返し』の仕組みは理解されてそれなりに出来るようになっていただけてよかった。


2016年6月13日月曜日

興味を持たれた皆様へ。名古屋『空気投げ』とかの研究稽古会~三船久蔵十段の『空気投げ』を追う~

こんにちは。
空気投げ研究家の田島です。


わたしの取り組んでいる『空気投げ研究』が月刊秘伝の7月号で紹介された(される)ことで、
8月13日に名古屋で開催する『空気投げ』の研究稽古会に興味を持たれる方もいるかも知れません。
あるいは稽古会には行くいかないはともかく、面白そうだと思っていただけたかも知れません。
少しでも興味を持っていただける方が増えればうれしいです。

今回秘伝に掲載されたのは、他の先生方のように武術の実力が評価されたのではなく、
やっていることの面白さに注目されてのことです。
逆に言うと秘伝の編集者の方に、実力不足を補って余りある面白さを感じていただけたということです。

ですから名古屋の研究稽古会では、研究の面白さを参加者の方々にお伝えしたいと思っています。
映像に残る伝説の柔道家三船久蔵十段の『空気投げ』をどこまで紐解いたのか、最新の研究をご紹介します。

技を研究する面白さをお伝えできればと考えていますが、もちろんまずは最新の研究段階にある空気投げを紹介する予定です。希望者がいれば受けていただきます。
技の仕組みを掘り下げるのも面白そうです。
受け身が取れない方にも、技の仕組みの一部を取り出した『空気投げ崩し』を受けていただくことも出来ます。

その他、『空気投げ』研究を支える稽古も一つ一つが面白くて、全てをやろうとしても時間があっという間に過ぎてしまいそうです。

空気投げの申し込みページにはたくさんのメニューを書きましたが、全てをやると内容が薄くなってしまいます。
8月13日の開催まで、まだ少し期間があります。
当日の限られた時間でどうしたら面白さをお伝えできるか、何をやれば楽しんでもらえるか考えながら過ごしています。
また、今より少しでも研究が進んだ空気投げを紹介できるように引き続き稽古を続けます。



空気投げ動画(三船久蔵十段)


田島による空気投げ『隅落』動画
月刊秘伝の取材時に撮影したものです。
受けの五十嵐さんが上手なのできれいに投げられてくれてます。
三船十段の手順に基づいたこのやり方の説明と希望されるかたに受けていただくのが研究稽古会のメインになると思います。


研究を支える稽古『謙譲の美徳』(松聲館の技法)
壁と人を相手に。
この動きの原理を空気投げにも使っています。
※これも受け手は五十嵐さんです。体をしっかりまとめている相手ほどきれいに跳ぶ傾向があります。

研究を支える稽古『辰巳返し』(松聲館の技法)
※動画が取れたらここで紹介します。

正面からこちらの片方の手首あたりを両手でつかんでもらい、そのまま腕立て伏せ状態で体重をかけてもらっているものを(見た目には)片手で持ち上げる動きです。


おそらく時間の関係で全てのメニューを皆さんと稽古する時間は取れないと思います。
動画でご紹介しておきます。
わたしが新たに定義した『八方向の空気投げ』は次の形です。
※左右横隅、左右後横隅への空気投げは『隅落』です(左右組み合わせてです)。

残りの前隅、後隅、左右前隅への空気投げをご紹介します。
(動画は右組み版のみです)

前隅への空気投げ『浮落』(もともと柔道にある技です)

左右前隅への空気投げ『渦落』(形、名称とも田島のオリジナルです)

後隅への空気投げ『浪落』(形、名称とも田島のオリジナルです)

見た目の形は違いますが、すべて『隅落』の技の仕組みに基づいて技をかけています。