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2017年11月12日日曜日

柔道練習118回目『空気投げの答え?』

先週風邪をこじらせて以来、咳が続いていたので激しい練習を避けて技の研究だけにした。

子供たちが帰った後、まだまだ体力が有り余っている2段のTさんに受けてもらって、2点検証させてもらった。
1つは柄杓投げを短い時間で仕掛けるやり方で、甲野先生との稽古で感覚が出てきていたもの。
Tさんの感想は『これはいけるんじゃないですか』だった。
特に左の『小外刈』との連携で使うと効果的だと感想をもらった。

もう1つは『空気投げ』だ。
早い空気投げにパワーを追加するやり方を試したかった。
以前にもやってみたことはあったが、今回はより動きのイメージがハッキリとした状態での検証になった。
私の中ではひもトレと人間鞠とゆっくり走りに共通する姿勢で、頭をバランスのよい位置で支えてジャンプすると弾む体の状態を利用する。
空気投げの手順のなかで、『落下すると弾む仕組み』を使えるのは、相手を引き出した後、体捌きで方向を変える瞬間だ。
ここで腹を落として体を沈ませる。
三船十段の著書にもこの手順で『後ろの足は、外がわに踏みかためれば、腹に力がはいり、よく腰がすわる。』とある。
実際にこれを弾む体で試してみると、Tさんも『こっちのほうがパワーがあります』と感じられたようだった。

同じ原理で『浮落』を試すとどうもうまくいかない。
どうやらタイミングが遅いようだった。『浮落』は柔道形にもあり、そのやり方でやっていたが、私がやる空気投げの原理では右足が引き出されて着地する前に技を仕掛ける必要があった(柔道形では着地後さらに引き出してから仕掛ける)。
私のやり方にして、体捌きと同時に足を踏みしめると、体が安定してぶれない感触に変わった。やはり同じ原理で良いようだ。

ここにきて大きな発見だ。

もう少し整理しなくては。

2017年11月11日土曜日

11/18(土)都内で空気投げ稽古会やります

先月末にも紹介しましたが、1週間前なのであらためてお知らせします。

11月18日(土)に通算4回目の空気投げ講習会をやります。

優しく転がすので道着がなくても受け身が取れない方でも大丈夫です。
動きやすい服装でおこし下さい!

講座の日時場所、内容のご確認とお申込みは動作術中島章夫先生のページからお願いします!
http://hanmidosa-waza-ari.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/1118-0947.html


2017年11月10日金曜日

恵比寿で組手練習

総勢8名と過去最高の人数が揃った稽古だった。
私は2年ぶりに参加された駒井さんのリクエストに応えて組手の練習をやった。
『相手にとって重さを感じる組み方とはどういうものか?』というテーマで取り組んだ。
私がやるやり方は、組んだら脇を絞って広背筋をきかせる。
これによって腕力以上に相手を引き付ける力が発揮できる。
上半身だけでは重さが乗らないが椅子に腰かけるように腰を落とすと相手に重さが伝わる。
他にも釣り手の拳で相手の動きを察知するセンサーを作る話もしたが、これは私もまだまだなのでうまく伝えられなかったように思う。

以前の恵比寿稽古でWさんからもらったアドバイスについて書いたブログを読んだWさんが、95%合っていると評価してくれて、5%の違いについても教えてくれた。
『謙譲の美徳』で相手に跳ばされると書いた部分は、自分で跳んでいるが正しいという。
言われてみれば相手に跳ばされるつもりになっているものの、跳んでいるのは自分だから、その余計な部分を止めたらいいということだ。
補助輪が強力すぎて依存してしまっていた。思い返すとこのアドバイスを聞いて以降、ずいぶん動きやすくなって新しい投げの感覚も出てきているので、すでに呪縛から解放された部分が出てきているのかもしれない。

WさんがIさんと稽古の話をしていたので一緒に聞こうとしたときに、Wさんから「これは空気投げの答えにもなる内容だから君は聞かない方がいい。」と止められた。
答えをきくのは面白くないのでその場を離れたが、その前にみたWさんの姿勢からある仮説が浮かび上がって来てしまっていた。

自分でも試したことのある形なのだが、あらためて試したくなった。
今度また試してみようと思う。



2017年11月7日火曜日

松聲館の技法レポート『手が離せない』

当日のツイートを紹介。



甲野先生のメルマガ動画撮影終了。今日は技がきく仕組みの根本的なところを教わった。何気ない意図的な動きと、自分でも予期しないような意図できない動きと、それらを行うタイミング。結果として技になるが、結果を意図して技を出すのではない。混ぜると技になる。

そう言われて受けた『切込み入り身』がかつてないやられ方だった。手刀を逆に跳ね返そうと抵抗する私が急激に90度横回転させられて背後を取られる。この勢いは顔を横から押されたかと思うほどの遠心力を感じる速さ。

甲野先生の片手取りの四方投げを受けると、油断なく構えていても一気に仰け反るところまで崩されてしまう。こうなると手を離したくても離せない。『溺れるものは藁をもつかむ』の通り、投げられる者が投げる者にすがる状態になり抵抗できない。

この事は見よう見まねでやった私の『切込み入り身』を受けた甲野先生が強く実感されていたのが印象的。さて、私が甲野先生に稽古で利息を返せるのかどうかわからないが、柔道で試してみたい形が感覚的に浮かんできている。うまくいくかどうか、さっそく次の柔道練習で確認してみたい。

そうだこれも書いておきたい。今日甲野先生の技を受けて多くの感覚を受け取れた(本当にそうかはわからないが)のは、ひもトレの『鎖編みの四方襷』の効果で体の感覚がひらいていたおかげと感じる。


2017年10月31日火曜日

『空気投げ』の思わぬ反響&『11/18(土)空気投げ稽古会』のご案内

ツイッターでフォローした方から大槻ケンヂさんがラジオで空気投げについて話をされていたと、教えていただきました。

ネットで検索するとすぐにヒットしました。
高田文夫のラジオビバリー昼ズ
10/25(水)に大槻ケンヂさんがゲスト出演されてお話しされていたようです。
http://www.1242.com/takada/index.php?date=2017-10-25%2004:31:00

触れずに投げる技と、少し誤解されているようにも思えるところが気になりますが、、、
空気投げは触れずに投げられないかという着想から三船久蔵十段が編み出した技で、
手は相手に触れています。
でもこうして思わぬところから反響があると嬉しいですね。

11/2までですが実際に聴くことも出来ます。
http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20171025113000
32分頃から大槻ケンヂさん登場です。空気投げ研究会の話は40分頃から。
システマの話もしています。

ちょうどよいので宣伝です!!
11月に空気投げの研究稽古会を開催します。
通算4回目の公開稽古会は11/18(土)19時~21時 都内で開催です。

講座内容の確認とお申し込みは動作術中島章夫先生のブログからお願いします!


田島が研究している三船久蔵十段の空気投げについて、最新の研究から空気投げの手順と仕組みを具体的な練習方法を交えて説明します。
技の仕組みはそのままに柔らかく転がすように練習するので受け身の取れない方でも参加いただけます。
3回目までにやってきたことと練習メニューは大きく変わりませんが、わたしの研究が進んだ分だけ説明出来る内容が変わっています。
興味を持たれた方の参加をお待ちしています。


最後に大槻ケンヂさんのグループ『筋肉少女帯』の公式HPです。
http://eplus.jp/sys/web/king-show/index.html
Newアルバムが発売されたようです!

空気投げの記事が載っている月刊秘伝はこちら。


2017年10月26日木曜日

鎖編みの紐の効果(ひもトレ)

昨日甲野先生からいただいた鎖編みのひもを身につけて、からだが動くままに任せ
て動く。
普段やらないが木刀を持って動きたくなり、素振りからの動きのまましゃがみ、寝転がり、動くに任せて動く。
すると今度は木刀を2本持ちたくなったので両手に持って動くに任せる。
左手は何故か短刀にしたかったが見当たらず軽い方の木刀を持って動くに任せた。
見たこともやったこともない動きが出てきて、ただそれを自分が感じているという、普段得られない感覚で動くことができた。

道場の鏡で自分の動きを確認するとずいぶんと低い姿勢を取っていた。
床すれすれにまで腰が落ちて、お尻がついたりつかなかったり、この姿勢で木刀を持って動いているのだけれど、何故か辛くはない。

ひもの効果を説明せずに何人かにつけてもらって感想を聞いたところ、3人が3人ともに足裏が床に刺さるような感覚を持っていた。
常連の女性が言うには、腰にヒモがあるのが大きいというのと鎖編みでボリュームのあるヒモの重みも作用しているらしい。


中島先生から赤ちゃんの動きをもとにした体操を紹介してもらった。
仰向けで足をあげる
仰向けで足をあげ膝を触る
仰向けで足をあげ足首を掴む

歩いてみると足が重く感じられる。

続いてうつ伏せから
肘が目の位置に来るようにして前腕と手のひらを床につける
腰を浮かせる(腹圧がかかる)
片方の手を伸ばして前に進む

歩いて見ると腰が軽くなっている

腹圧を実感する
腹這いになって、膝をつけたままお腹を床から持ち上げる
この時、お腹は膨らみつつ固くなる。
これが腹圧。

これをキープして立つ。


2017年10月25日水曜日

松聲館技法レポート『ひもトレ四方襷と甲野先生の内観』

夜間飛行から発行中である甲野先生のメルマガ『風の先 風の跡』に掲載する動画撮影に松聲館に行ってきた。
今回は撮影終了直後のわたしのツイートをブログに掲載しておきます。


甲野先生のメルマガ動画撮影終了。前回も凄かったが、今回も全く予想外。大きな驚きが2つ続いて受け止めきれていない。

今回2つの驚きのうち、1つは『ひもトレ』。それも劇的な変化は私に起きた。小磯さんが持ってきた鎖編みのひもを『四方襷』と呼ばれる巻き方で巻いたところ、巻かれながら自覚できるほどの変化が起きた。

鎖編みのひもを巻くことで私に起きた変化は、上半身が軽く、体の重さは足裏に通る感覚。重心がかなり低くなったように感じられた。本当に驚いたのはこの後、先生の技を受けた時だった。

ひもを巻いたまま先生の技を受けたところ、ことごとく止めることができた。これだけでも驚きだが変化をはっきりと自覚したのは柔道技をリクエストされた時だった。私ではない別人がかけているかのように技の途中でバランスが崩れない。だから返されない。

ひもを巻いておくと甲野先生に柔道技を仕掛けても返されない理由も自覚できた。崩れずにいる感覚が強くなり、自分からバランスを崩すような動きには自制がかかるのだ。飛び込んで仕掛けたり、組手不十分なまま強引に足を引っ掻けたりする動きが出てこなくなった。しかし驚きはまだ終わらない。

ひもを巻いて柔道技を仕掛ける自分の変化に自分が驚かされていたが、甲野先生の変化はこれを超えるものだった。ひもトレで変わった私に技が通らなくなっていた原因を甲野先生も自身の体を通じて感じられていた。前回気づいた、湖面の波が今回はおさまらないという。この後、先生の湖面に変化が起きた。

湖面は甲野先生の内観でイメージとは違う。体の正面にあった湖面が左側により楕円になった。さらに棒状に細くなり、それが短くなって、最後はへそのように凹んで刺さったという。それの影響を試してみると今度は先生の技が全く止められない。止められないのをどう説明したらよいだろうか。

ヒモトレの効果でバランスを崩さず、低い重心をキープして先生の技を受けるが、へそが刺さった?先生は止まらない。『浪之下』は掴んでいられないし、『払えない突き』は後ろに飛ばされる。両手で耐える形の『小手返し』は足裏が浮いてひっくり返される。柔道技もまた返されるようになってしまった。

今回のメルマガ動画、甲野先生も途中まではひもトレで劇的に崩れにくくなった私を撮ることになりそうだと思われていたそうだ。しかしそれをきっかけにさらに輪をかけて先生が劇的に変化されて、もう自分が何に驚いていいのかわからなくなってしまった(笑)ぜひ甲野先生の技を受けてほしい。


それにしても今回はツイートへの反響が大きかった。
今までにないほどのリツイートや返信の数でびっくり!
と思ったら前回の撮影後の甲野先生のフォローされていたのでした。

2017年10月22日日曜日

柔道練習117回目『背負い投げ』か『空気投げ』か

打ち込み、乱取り

空気投げに近い投げが決まった。

内村直也先生のDVD「背負い投げ57の入り方」に腰が外れた状態での背負い投げがあったが、
それに近い形に思える。
背負い投げの練習と空気投げが繋がってきたか。


2017年10月20日金曜日

恵比寿で合気上げ練習

合気上げ練習
岡本正剛先生の流れをくむ、大東流合気柔術六方会で稽古されている方と稽古した。
理に適った技だと感じた。
上達すれば見た目には摩訶不思議な現象に移る技になりそうだ。


実に面白い。


2017年10月15日日曜日

柔道練習116回目『柔道の形』

S先生が柔道の形を説明する教科書を見せてくれた。
座り技の座取りや、突きを捌く『突っ掛け』などの形を練習したが実に面白い。

これからの練習に取り入れよう。

2017年10月12日木曜日

松聲館の今を稽古する『練習ときどき先生の技』

参加された方々と自由に練習。
説明しながら自分も練習。

練習ときどき甲野先生の技。

これが一番いい稽古になる。
月1回の恵比寿は貴重な稽古場。


ボクシングと柔道の方に空気投げ、
合気道とヨガの方にも空気投げ。
興味を持ってもらえて楽しんで貰えたようで何より。


2017年10月8日日曜日

柔道練習115回目『練習仲間が増えた』

大人が新たに二人参加!
一人は若く、一人は大きい。

練習の幅が広がる。

2017年10月1日日曜日

柔道練習114回目『小外刈』

小外刈を練習した。

足払いも同じで、柔道がうまい人は足技が上手い。

2017年9月24日日曜日

柔道大会

一年ぶりに大会に出た。

結果は2回戦敗退。
これまでのようにガチガチになって動けないということはなかったが、思いきって攻めて行けず、終わってみれば消化不良の試合だった。

一方、相手の方は狙いがはっきりしていて、わたしがやられた『小外刈』は見事だった。
決勝も『小外刈』で一本取って優勝されていたが、ああいうのを得意技と言うのだろう。
わたしも1週間前の乱取りで空気投げが掛けやすくなる感覚が芽生えてきたところだった。
あそこまで空気投げを自分のものにしていきたい。

私の場合、その前に解消しなくてはならない課題がある。
普段の武術稽古で相手を見る稽古が多いせいか、相手が何かするとそれを観察してしまう癖のようなものがついてしまっている。
試合ではそれが悪い方向に出てしまっていたように感じた。

これは乱取りで修正したい。

2017年9月22日金曜日

空気投げの体捌き

空気投げの体捌きを検証した。

片足で立って向き変わると、腰で体が捻れずに股関節から回転できる。
空手の形にある体捌きと突きを同時におこなう動作がヒントになった。
体を捻らず、体捌きと腕の動きを一致させる。


渦落が鋭くなりそうだ。

2017年9月17日日曜日

柔道練習114回目『乱取りで柄杓投げ』

背負い投げの打ち込み
久しぶりにSさんが参加され、打ち込みからもっと低く入っては?とアドバイスをもらった。
なるべく低くしゃがみきるくらいの感覚で入るといいようだ。

乱取り
乱取り練習を試合モードで思い切り動いてみた。
Sさんは格上なのでいつも通りと言えばいつも通りだが、全く歯が立たず私がバテて止まったところを大内刈で倒されてしまった。
一回でへとへとになるほど消耗したが、組んだらなるべく近づいていったほうが今の自分にはチャンスがあるとわかり、それなりの収穫もあった。
ただわたしの場合、これといった得意技が無いので終始相手にとって怖くないという、そもそものところが改善ポイントなのは練習不足を痛感するところだ。
一本目が終わったところで、見学に来ていた柔道経験者のお父さんが空気投げに興味があると言うことで説明をすることに。
話の流れで甲野先生の『柄杓投げ』も実演しながら説明したが「何で投げられたのかわからない」という感想だった。
道場の皆さんから「これは使えますよ!」と技にはお墨付きをもらったが、「乱取りだと出ないんです。」と苦笑いするしかなかった。
それでもパパさんたちが「いや使えるんじゃないですか?」と言われるので、それならばと『柄杓投げ』をやるつもりの体でもう一本乱取りをすることにした。
相手は先ほど歯が立たなかったSさんだ。

始めてすぐに『柄杓投げ』が決まり、道場に「おぉ!」と歓声があがる。
先ほどまでとはやり易さが全く違う。
また『柄杓投げ』が決まった。
今度は『帯取り返し』からの抑え込みと、3分の乱取りで三本も投げる事が出来た。
『浮落』は決まらなかったが大きく崩す事が出来た。
この技は仕掛けるのも難しかったから、随分と動けていることになる。
わたしも自分で驚いたが、Sさんも驚かれたようだった。
「今のほうが強力だし、技の止め方がわからない。」
一本目の苦しさが嘘のように息もあがらない状態で二本目を終える事が出来た。
これは大きな変化が訪れた気がする。

柄杓投げ
相手十分に組んだところから引き手の手の甲、釣り手の親指の背を相手に触れたまま右組手なら右足左足を歩み足で進める。左足が着くと同時に体を転回させながら相手を引き落として投げる技。

武術研究家の甲野善紀先生に教わった形だ。

2017年9月14日木曜日

松聲館の今を稽古する『柔道技研究』

柄杓投げ、納刀の投げ。
恵比寿にしては珍しく、手の内の説明など万人向けの説明をされていたが、参加者にプロボクサーのライセンスを持つ熱心な方がいたおかげもあって、徐々に武術モードになっていった。

わたしは途中参加のNさんと柔道技の研究をさせてもらっていたが、柄杓投げ、納刀の体での投げともに(これか!)と思うところがあり、理解が進んだように思えた。


この様子を見ていた韓氏意拳教練の内田さんから、「これはどうですか?」と腰帯を掴まれると動ける気がしない。
身体を丁寧にみながら落としていくと動けるようになる。

2017年9月13日水曜日

松聲館の技法レポート『腕を取って柔らかく投げる』

柔道で使えたら有効な投げ技を受けた。
これまでも使えたら有効な技ばかり受けているが。

1つは『柄杓投げ』。
これは前回も紹介したと思う。

もう1つは腕をとって投げる技だ。
小刀を納刀をするつもりで動くという説明から、
かなりの精度が求められる動きであるということと、
手を伸ばしてキャッチするのではなく、体全体で動いて受け止めるという説明から、
腕と体の関係が崩れないというポイントが浮かび上がる。
実際、金山さんからもそのような感想をいただき、意識してみるとわたしの技も変わってきた。
柔らかい感触のまま、強烈に投げが決まる。

これもモノにしていきたい。

2017年9月10日日曜日

柔道練習113回目『腰を近づける』

背負い投げの打ち込み
乱取りで相手にとって嫌な形を教わる。
それは、腰を近づけるということ。
諸刃の剣なので半身になりすぎると返されるので注意。


2017年9月8日金曜日

良いものの大半は余計

久しぶりにWさんと怪我あけのAさんと一緒になった。

シュワイジャオから離れて打撃を始めたというWさんに謙譲の美徳による打撃を受けてもらって、柔道への応用がうまくいかないという悩みを話したところ、目の覚めるようなアドバイスが帰って来た。

『良いと思ってやっているものの大半は余計。』

謙譲の美徳で余計なところはどこか。
Wさんが言うには相手に跳ばされる(自分が跳ぼうとしている)部分だという。
自分で跳ぼうとしているから動けなくなっている、実際に跳ぶ必要は無い、というのがWさんのアドバイスだ。
確かに相手が跳べばいいのだから、自分が実際にやられようと(跳ぼうと)する必要はない。
今のやり方は動きの要素を引き出すのには有効だが、必要最小限のやり方ではなかったということだ。

このアドバイスですぐに変われるほどわたしは器用ではないが、これから変わっていく指針になるアドバイスだった。
何しろ自分で良いと思ったものの欠点に自分で気づくのはなかなか難しいのだ。

Wさんには腕を振り回す練習をしているわたしに対して、右腕が脱力できずに余計なことをしていると指摘をいただいた。
言われて気づいたが、確かに余計なことをしていた。
柔道で釣り手を使うときの癖が出ているようだった。
いかんなー、と思っていたところにまたWさんから目覚めの一言をいただいた。

『余計なことをしてしまうのが必ずしも悪いわけではない。』

わたしの例で言えば柔道で有効な動きの癖で、今の脱力が出来ないのだとしたら、柔道で有効な動きを修正してまで脱力出来るようになる必要はない、ということになるだろう。

わたしは理想的には何でも出来る体になって、その上で最適な動きを選べるようになれたらいいと思っていたが、人間の体はそう簡単にはいかないらしい。

何でも出来るようにならないどころか、あっという間に偏ってしまうようだ。
ここでの偏りというのは、動きの癖と言い換えてもいいが、Wさんが話してくれた例がわかりやすいので紹介すると、Wさんは競技用の自転車に乗って長距離を走った際、自転車から降りて『立つ』のが下手になっていると感じたそうだ。
椅子に座って足を回転させて進む動作に体が適用した結果、立つのに必要な技術が衰えてしまったと言うのだ。
これは感覚にも影響を与えていて、自転車の速度感覚に慣れると歩く速度の"のろまさ"に耐えられなってくるそうだ。
Wさんはこれを実感してすぐに自転車に乗るのをやめている。

自転車を競技で続けるなら気にせずに自転車にどんどん適用すれば良いが、そうではない専門があるのなら自転車に適用してよいのか考えたほうがいいだろう。

極端な例を持ち出すなら、水泳選手がウエイトリフティングに適応した体になったら浮いていられないということだろう。
ウエイトリフティングには筋力が必要で、自分の体には余分な脂肪はないほうが良いが、水泳には浮力が必要で一定の脂肪があったほうがいい。

私にとっては何がよいだろうか。

Aさんとは、セミナーで教わったという合気上げの練習をした。
呼吸と円の動きで相手を制するそうだ。
相手に反射を起こしてコントロールする技術も紹介してくれたが、確かに無意識に反応してしまう動きだった。

以前、動画でみた岡本正剛先生の技の仕組みはこれだったのか?


※11/10Wさんの指摘を受けて少しだけ表現を修正しました。
 自分が跳ばされる⇒自分で跳ぶ

2017年9月3日日曜日

柔道練習112回目『打ち込み』

柔道メモ

■打ち込み
背負い投げ
小内刈り
大内刈り
大内刈りでは半身にならないように。
軸足の踵は右足を開く方向に向く。
釣り手側は、肘で相手の脇腹を止めつつ、手のひらで外側に開く。
引き手が重要で、張りを持たせるように引いた状態をキープ。

柄杓投げ
袖を絞られてからの柄杓投げの応用
どちらも有効。

喧嘩四つからの前足払い
柔道家でこの技に免疫がある人は少ない。

乱取り

まだ力が入りすぎている。

2017年9月1日金曜日

拮抗と緩み

恵比寿で岡田さんと稽古。

柄杓投げと空気投げの練習から崩しの原理の稽古へ。
相手と拮抗した状態からつっかい棒を外す、という原理を整理して、
相手と拮抗した状態から腰だけをリラックスさせる練習を試した。
腰以外も無駄に力むわけではないが、相手に力をいれ続けさせるための情報を拮抗状態としていれ続ける。
腰だけリラックスするのに上半身まで抜けてしまうと相手は拮抗に付き合うのを止めてしまい、自立するので崩れない。


2017年8月30日水曜日

東京武道館『柄杓投げ(ひしゃくなげ)』

スタッフのMさんから、甲野先生が少し遅れるのでこられるまでの時間繋ぎに何かやっておいて欲しい、と頼まれた。

正面押しを紹介して皆さんと練習しつつ、なるべく先生の技を受けることをお勧めしているうちに先生が登場。
時間を繋ぐ任務は果たせた。
最初の説明で練習してもらったのが良かったか、参加者のかたが練習する場面が多く見られて、甲野先生の講習会らしい光景に見えた。


小磯さんと柔道技の研究。
柄杓投げや、火焔を使った投げを練習し、その効果を確かめた。
加えて、小磯さんから喧嘩四つの相手に対し、前側の足を脛の方向から払うという柔道技にはなかった投げを教わった。
これはやる方もやられる方も全くなれてないので投げられる気がしない、が見事に投げられる。


柄杓投げの要領を掴んでいると、他の形でも応用がきく。
この日、甲野先生が初めてやった、袖を絞られた状態からの火焔の手による投げの原理は柄杓投げと同じ。
相手がこちらの足を杖がわりにするように立った状態から、杖を外す。

柔道をされているという参加者のかたとも試したが、今までにない感触で投げられると大変興味を持たれて、熱心に練習されていた。

わたしも研究を続けたい。

2017年8月27日日曜日

柔道練習111回目『柄杓投げ(ひしゃくなげ)』

背負い投げの打ち込み

左足に体重がかかり過ぎているとの指摘で、中間に重心が来るように修正すると、受けを取るKパパの体が打ち込みの度に浮くようになった。
これで入れたら軽い感触で投げられそうだ。

練習後、Kパパに空気投げを受けてもらった。
右足で踏ん張れそうな感じがするという感想を受けて、体捌きを素早くしたところ今度は耐えられない感じがするとのこと。
実際の早さは相手の受けによるが、仕組みは共通で、相手が重心をコントロールできないでいる内に作りが終わっていないといけない。

もうひとつ、先日甲野先生に投げられた空気投げである『柄杓投げ』も受けてもらった。
合気道の天地投げに近い形で投げる技で、釣り手は相手の首に親指の背を書けるようにしておき、相手に密着するくらい近づきつつ、引き手をあげて相手の頭を下げる。
ここから右回りの体捌きで相手の目の前からいなくなるようにすると真下に投げることが出来る。
Kパパも今まで受けたことのない感触が面白かったようで、何度もリクエストされて投げることになった。


今回Kパパに受けてもらって整理できたのは、柔道技としての空気投げは梃子の原理で相手を投げるが、甲野先生に教わった空気投げは、そうではない原理で投げているという点だった。

2017年8月23日水曜日

恵比寿で棒手裏剣

恵比寿にいくとたまたま手裏剣稽古の回だった。
久しぶりの手裏剣は湿気で滑りが悪く最初は戸惑ったが、すぐに感覚がよみがえってきて心地よく刺さるようになった。
やっているうちに色々工夫した記憶もよみがえってきて、以前水天宮、人形町でやっていた時の感覚が呼び起こされた。
手裏剣はシンプルながら工夫のしどころがいくらでも出てくる。
楽しい稽古になった。

中島先生から、赤ちゃんの動きをもとにしたリハビリ法を紹介してもらった。
やってみると股関節が楽になる。
一度きちんと教わってみたい。
他にも手のひらのリハビリ?とも言える動きも教わった。地味だがきつい。

稽古後は中島先生、Oさんと食事へ。
具体的な日取りはこれからだが、技あり企画で空気投げ研究会を開催することになった。

研究会らしくマニアックなことをやらせてもらおう。

2017年8月18日金曜日

鉄騎の形

岡田さんから、鉄騎の形の要訣を教わった。
横から圧力をかけられても崩れにくいテンションを腰と足首を結ぶラインに保ったまま動く。
腕は外旋させながらわきを絞っていくように動かす。
この時、体も一緒に横を向くので、見た目ほど体に対して腕は動いていない。

投げでも同じだが、わたしは相手を引き付けるのに脇の絞りを使いきってしまう癖があり、これだと相手を引き落とすときに落下以上の速度がでない。
相手を引き出しつつ落下を初めて、落下が終わる頃に脇を絞りきる速度でそれぞれ動く必要がある。


一つ一つの動きの始まりと終わりを揃えるイメージだ。

2017年8月15日火曜日

松聲館の技法レポート『叶ったものとして願うと叶う』

夜間飛行が発刊している甲野善紀先生のメルマガ向け動画の撮影に行ってきました。

未撮影分の気付きを撮影する予定で始まったが、撮影前の稽古で新たな気付きがあり、追加で撮影するものが増えた。

新たな気付きとは、
『叶ったものとして願うと叶う』
というもの。

動きで言うなら、相手に気づかれずに技に入るのだが、その為には接触面から情報を与えないように動く必要がある。

実際には動き始めているのに相手にとっては動いていない。
これが『叶ったものとして願う』かのように動くということだ。

先生に「やってみてください。」と促され、試してみた。
相手に気づかれずに入るところまでは悪くなさそうだったが、相手を崩すところでごく普通の抵抗しやすい動きが出てきてしまう。
「信心が足りない。」と冗談まじりに言われてしまったが、出来ると確信を持って思えるようにならないと出来ないとすると、これは出来るようになるまで信じられないから出来ない(笑)

形は柔道でこちらが襟か袖の片方を掴んだ状態から。
乱取り中に相手の技を警戒するような感じで動いていても簡単にやられてしまう。

ところでこの日の前半は、先生の技を受けても大きく崩されることがなかった。
先日気づいた腰の緊張を後頭部をリラックスさせることで取る方法で、リラックスしながら技を受けられたのが良かったようだった。

先生からは独特の進化を続けるH氏の受けのようだと評価されたが、わたしも変わってきているようだ。

2017年8月14日月曜日

腰の緊張

腰の緊張が後頭部をリラックスさせると解ける感覚が出てきた。

スマホを操作すると緊張して、やめて周りの景色を見るとリラックス出来る。

後頭部の弛みが背中を通って腰に伝わる。
腰の緊張を直接取るのは難しく、手こずってきたが後頭部の緊張はカンペル平面を保つことで解ける。
遠隔操作で腰の緊張を取っているようでおもしろい。



2017年8月6日日曜日

柔道練習110回目『捨身感覚で背負い投げ』

夏休みで帰省しているのか、子供たちが少なかったので、早めに大人の練習が始まった。

私は背負い投げの打ち込み。
捨て身技の感覚で確実に投げるため、相手をロックすることを意識して取り組んだ。

乱取りで背負い投げを仕掛けられるようになってきている。相手の腕をロックして入ることができたらうまく決まりそうだ。

この道場の出身で最近顔を出すようになった20代で体格のいい大きいTさんと寝技の練習をしたが、私の横四方が重いと感想を漏らしていた。
しっかりおさえられるようになってきたか。

暑すぎて大人の練習も早めに切り上げ。
大きいTさんらに『謙譲の美徳』や『浮木之腿』を受けてもらって終了。

押し合いで体格に劣る私が負けないのには驚かれていた。

2017年8月1日火曜日

全ての道は『空気投げ』に通ず

この夏の練習テーマを『背負い投げ』にしてから新しい感覚が出てきた。
大きなきっかけになったのは、内村直也先生の背負い投げDVDをみたことだ。
内村先生はDVDの冒頭で、背負い投げは手技に分類されるが捨て身技の感覚で投げている旨の発言をされている。
この一言を聞いて、背負い投げで目指すべき感覚が浮かび上がってきた。

「そうか、ロックして落っこちればいいのか。」

こう思えるようになったのだ。
動きの中で技を出せる感覚が強くなってきた。
何をすべきか、背負い投げの手順を投げるところから、
逆に追うと全ての手順において目的が明確になってくる。
・相手を小さな力で投げるため落下の力を使う
・相手と一緒に落ちるためにロックする
・相手の上腕部をロックするために体を回転させる
・回転するスペースを空けるために相手を引き出す

大きな手順の目的がわかるとそこに繋がる細かい動作の目的もはっきりする。
・大きく引き出すために小指を上げる
・大きく引き出すために後ろ回り捌きで回転する
・回転で加速するため、手足を中心に集める
・強くロックするため上腕から脇下に肘を差し込む
・強くロックするため差し込んだら脇を搾る
・大きく落下させるため、頭を先に下げない
・大きく落下させるため、正座に近い落下姿勢をとる
・相手と回転するため、片側の足は小指側の甲を着ける

さらに続く。細かい動作を変える目的で取り組むと動きの質が変わる。
・引き出す時の気配を無くすため『屏風座り』で腰を落とす
・大きく相手を動かすため『謙譲の美徳』で相手を動かす
・回転の滞りを無くすため『円月抜き』で回る
・ギリギリまで落下を継続させるため『浮木之腿』で接地する

まだ続く。動きの質を変えるには身体を変えなければならない。
・股関節から全身を連動させて動くための『股割り』トレーニング
・深く腰を落とした状態でも動けるための『腰割り』トレーニング
・安定した接地をキープするための『趾(あしゆび)』トレーニング
・骨の位置を把握するための『深部感覚』トレーニング

もちろん柔道の練習メニューの目的も明確になってくる。
・相手を引き付ける力をつけるための『絞り』トレーニング
・背中を連動して使うための『すり上げ式腕立て』トレーニング
・背中を連動して使うための『鰐歩き』トレーニング
・しゃがむ力をつけるための『スクワット』トレーニング
・等々

全ては背負い投げに繋がっている。

しかし私の場合は、背負い投げの研究は空気投げ研究の一環として取り組んでいるから、こうも言えるのだ。

「全ての道は空気投げに通ず」



2017年7月30日日曜日

柔道練習109回目『相手をロックする背負い投げ』

前半にやった子供たちとの寝技練習で体力の大半を使ってしまった。

ちなみに練習したのは『腹包み』。
お手本の受けで何度か受けたが、このおさえこみはガッチリ決まるとお腹に絞め技を受けているようで、抵抗出来ない。
苦しかった。


個人的にこの夏のテーマは『背負い投げ』。
打ち込みでは相手をロックする点に注意して取り組んだ。


2017年7月26日水曜日

甲野先生と女子サッカーのM選手

久しぶりに参加出来た東京武道館での甲野先生の講習会。

私にしては珍しく、かなり早めに会場についたのだが、いつも直前に来られている甲野先生がすでに数名と稽古されていた。
『田島さん、着替えてきてください。』
と私に気づいた先生から声をかけられた。

稽古されていたのは女子サッカー選手(Mさん)だった。

Mさんと先生とのやり取りは面白く、見ごたえがあった。
具体的には、高いボールの競り合いや、キープされているボール奪う、向かい合う相手をすり抜ける、ユニフォームを掴まれた場面での対処を紹介されていた。

講習会はいつも通り始まったが、先生がMさんに私を紹介してくださった事もあって、Mさんが新しい動きを先生から仕入れては私に確認しにくるという流れが出来ていた。
動きの確認のための相手もさせてもらったが、のみ込みが早く、ボールキープの場面では『謙譲の美徳』と『浮木之腿』を使ったMさんに吹っ飛ばされてしまった。
Mさんの取材で同行されていた方が、私の(先生の技の)翻訳がわかりやすいとほめてくださったが、わかりやすいと言うことは、わからない部分の情報が抜けてしまっているとも言える。
私のレベルでわかる範囲だけしか教えられないのだとお伝えした。

サッカーの上達が目的だけれども、甲野先生からサッカーを学びに来たわけではない。
動きの選択肢を拡げるため、未知の動きに触れるために来たのだ。
Mさんはこのあたりもよく考えられていて、動きを学ぶことと、それをサッカーにどう活かすかは別の話で、先生から得られるのは前者だと意識されていた。
Mさんのサッカーに対する真摯な姿勢に、こちらの姿勢が正される思いがした。

稽古とは関係ないが、稽古の後に先生とMさんらとの食事で、わたしがビールとかき氷を注文したのが、Mさんのツボにハマったようだった。

応援する選手が増えた。
これからの活躍が楽しみです。

2017年7月23日日曜日

柔道練習108回目『この夏は背負い投げ!』

柔道練習

前日夜にeJudoから発売された九州産業大学監督の内村直也監督の背負い投げDVDでイメージアップして臨んだ練習。

打ち込みのあと、Kパパと乱取りしたがこれまでになく背負い投げを仕掛けることができた。
まだ投げるまでは行かないが、自分から動けるようになったのは大きな変化。

背負い投げは、相手をロックして回転させる仕組みで掛けるので、次はいかに動きのなかで相手をロックするかをテーマに取り組もう。

ロックできたら逃げられない背負いに繋げる。
そのパターンが1つ実現できたら、内村直也先生のDVDで57パターン!!の背負い投げを勉強だ。


この夏の目標は『乱取り中に背負い投げを決める!』にしよう。

2017年7月16日日曜日

柔道練習107回目『背負い投げ』

『背負い投げ』の打ち込み

先週の柔道練習と、内村直也先生の『背負い投げDVD』を見た効果で乱取り中に何度か『背負い投げ』と『一本背負い』を仕掛けることができた。
まだ投げられる質になっていないが、タイミングと思いきりはついてきた。

練習、練習!

2017年7月9日日曜日

柔道練習106回目『一本背負い投げ』

暑い!
大人も子供も水分補給に気を付けながらの練習。

『大内刈』投げ込みをやらせてもらった。
打ち込み練習は毎回やるが、大人相手に投げ込みマット無しでの投げ込みは、受け身ができても負担が大きく、加えて道場の畳がかたいのでなかなか出来ない。
貴重な練習だ。
相手にくっついてつっかい棒を外すように左足を刈り、釣り手を真下に引き落とす。
以前、岡田さんが主催する恵比寿の稽古会でWさんから聞いたスワイジャオの形にあった、右足裏を右手で触りに行く感覚でやるとうまく行った。
うまく行くと相手がストンと落っこちる。

今日はKパパに教わって『一本背負い』を二種類練習した。
相手を引っこ抜く一本背負いと、相手を巻き込む一本背負い。
相手を巻き込む一本背負いは左も練習した。

引っこ抜く一本背負いで、相手を持ち上げる感覚は辰巳返しの感覚と一致して一気にやり易くなった。
巻き込む一本背負いは、奥襟を取られたときのブリッジして反転して返す投げの感覚と一致した。
引っこ抜く一本背負いは相手の脇をロックするように右手を差し込みながら相手を浮かせる。
巻き込む一本背負いは相手の上腕を掴んで潜り込んでから回転して巻き込む。

技の仕組みの理解と、実際に技をやる感覚が一致してきた。
これは練習を重ねるとともに技の研究をやることで短い期間で掴むことが可能だ。
今回は作りと投げが感覚的に繋がり、今までになく技に入れそうな予感がする練習になった。これが上達の第一歩と感じている。
ここに崩しを繋げて、乱取りで確認する。
久々に上達の予感!また早く練習したい。


2017年7月7日金曜日

『空気倒し』?

岡田さんの稽古会に参加。

『空気転がし』セミナーの報告から、『空気投げ』の研究稽古へ繋がった。
岡田さんから『空気投げ』『空気転がし』ときたら『空気倒し』はどうですか?とこの日の稽古テーマをいただいた。
投げず、転がさず、倒すとなると柔道技の『小内刈』『小外刈』が思い浮かぶ。
これを『空気投げ』の体捌きでやる場合、入り方を変える必要がある。

三船十段の著書『道と術』に空気投げのやり方として相手を引き出す際に右足を引くのではなく、左足を差し込むやり方も書かれている。
このやり方で入るとちょうど『小外刈』の格好で相手が倒れるようになり、岡田さんが言う『空気倒し』のイメージに近づくようだった。

この形は、いかに後ろ足をスムーズに抜くかが技として成立するポイントだとわかってきた。
そのためには以前岡田さんに紹介していただいた空手の形『鉄騎』による重心移動が必要で、それを出来るようにするには、股関節をフリーにしておく必要がある。

帰りの電車は先日開催したセミナーの道場に忍者体験に来られた大野智さん主演映画『忍びの国』仕様の山手線。
降りた駅で気付いておもわずパシャリ。
石原さとみさんは間に合わなくて撮れませんでした。


2017年7月2日日曜日

柔道練習105回目『背負い投げの間合い』

今年一番の暑さの中、空調のない道場での練習。
水分補給には十分気を付けなければならない。

背負い投げの打ち込みが前回の指摘を反映した形で出来た。
相手のまたの間に入り込むタイプではなく、相手を引き出して投げ、反対を向いたときには相手が浮いている背負い投げ。
間合いが近づきすぎないように気を付ける。
練習、練習!


2017年7月1日土曜日

武蔵一族道場移転祝い『第3回空気投げ研究会~空気転がし~』



武蔵一族の習志野 青龍窟さんと企画して実現した、名古屋の空気投げ研究会に始まって、
通算3回目となる空気投げ研究会。
3回目は、忍者軍団武蔵一族の道場移転記念に『空気転がし』セミナーを開催した。

田端の道場で何度か稽古させていただいていて、大変お世話になっていたので、移転を機に何かお祝いしたいと考えていた。
名古屋の山口潤先生に見せてもらった不思議な立ち方を私なりに『宴会芸』と言いながらやっていたのだが、それを代表がえらく気に入って下さったのがきっかけだった。



参加人数は10名ほどで女性(忍者なのでくノ一)が半数ほどだった。

結果から言うと、皆さん楽しんでもらえた上に、失礼ながら予想外に出来るようになられて、大成功だった。
習志野さんからは初心者の方が半数以上という話を聞いていたが、やってみたらとにかく飲み込みが早く予定していた時間よりも早いペースで進み、次々と予定外の難易度の技を紹介したが、それらも皆さんこなしていて驚かされた。
私の説明がわかりやすいとは言っていただいたものの、教えるこちらが驚かされるとは思いもよらなかった。
最後は私も皆さんと一緒に
・『空気転がし』を同じやり方で外からわからないようにやる。
というテーマを急遽追加させていただいて、研究稽古させていただいた。

移転祝いで企画したのに最後は自分の研究に繋げてしまっていた。
実際得たものは大きく、『空気転がし』で得られる感覚は、崩しの感覚を磨くものであるという確信を得た。

(空気転がしは開始20秒あたりから)

稽古後は皆さんとネパール料理屋で食事会。
初めての方から久しぶりにお会いする人もいて、最後まで楽しく過ごすことが出来ました。
また面白い発見が溜まった頃に習志野さんに企画を持ち込んでみようと思います。

武蔵一族の皆さん、ありがとうございました!

道場には、研究会当日(7/1)公開の映画『忍びの国』に出演されている無門とお国(大野智さんと石原さとみさん)も先日体験に来られたそうです。

2017年6月28日水曜日

松聲館の技法レポート『謙譲の美徳』のお返し??

甲野先生が出してくる腕をこちらが横方向から払う形。
こちらの手が先生の腕に触れるや、1メートル後ろの壁まで吹っ飛ばされる。

「コンコンとノックする。」
「相手に触れる前に引っ込めようとするのが難しい。」

甲野先生の説明が技の説明になっていない。
これまでの過程が省略されている上に技も鋭く強力になってきるので、わけがわからなかった。

夜間飛行から発行している甲野先生のメルマガ『風の先 風の跡』に載せるため、松聲館へ動画撮影に行ってきた。

しばらくお会いしていなかったせいか、技が大きく変わっていて付いていけない。
と言っても2週間くらいしか空いていないはずだが。
ざっと以下の技の全てが変わっていた。

『払えない突き』
触れると跳ばされる。

『斬落し』
止めようとしても後ろに跳ばされる。

『浪之下』
何故か持っていられなくなる。

『柔道の組手』
十分に組んだところから相手を押し崩される。
こちらの体が一瞬浮かし崩される。

『真剣の速度』
これまでで一番速いのではないか。

『打剣の変化』
ソフト竹刀で検証。
変化するのかしたのかわからないまま打たれる。

『座り正面の対応』
触れた途端、後ろに跳ばされる。


「これは『謙譲の美徳』です。あなたに教えてもらったものをお返し出来ました。」
こうも言われたが私は先生にこんなすごい技を教えた覚えはない。
説明には省略されていたが、ここ最近先生の技を受けている小磯さんによる説明に助けられた。
きっかけはサッカーの競り合いで相手の中心(芯)に向かってぶつけていくと相手が反応しにくくなって止められない、というもの。
ここから相手にカンとぶつけるという感覚が出てきたようだ。
その後、別の形でも相手の芯にぶつけると技が効くことに気づいた。
これらを経て一度ぶつけるのではなく、二度ぶつけるノック「コンコン」の発見に繋がっている。


確かに受けて体ごと跳ばされる感覚は『謙譲の美徳』に近いが、発見の経緯からわかるように『謙譲の美徳』だけではない。
『飃拳(ひょうけん)』、『石火崩し』、『太刀奪り』、『佐那流立ち(さなるだち)』
ちょっと思い付くだけでもこれらの発見があっての今回の技だ。
『謙譲の美徳』を利息付きで返してもらった格好になったが、こちらが受け取れるようになるのはまだまだ先になりそうだ。
自分の動きとして取り入れるためには、今日受けた技の感触をもとに、自分の技としてあらためて発見し直さなければならない。
その時はきっと先生の技と同じものではなくなっているだろうが、それこそ甲野先生が望む形であり、甲野先生との稽古の成果と言える。


甲野先生の最新技が気になるかたは夜間飛行から発行中のメルマガか、各地の公開セミナーへ参加下さい!



2017年6月25日日曜日

柔道練習104回目『背負い投げ』&『空気転がし』

久しぶりの柔道練習。

打ち込みを中心に汗をかいた。
背負い投げで、「相手との距離が近すぎて回れなくなっている。」という指摘を受けて、
打ち込みを修正した。
すると回転したと思ったら相手が浮いている状態になる背負い投げに修正できた。
何度か言われている修正点だが練習で身につけるしかない。地道にやっていきたい。

練習後は、黒帯のパパさん達ら3人に『空気転がし』を受けてもらった。
気になる感想は、3人とも笑ってしまう感触だったようだ。
「わざと受けているみたいで悔しい、けど倒れちゃう。」
「腰がぐにゃってなる。」
柔道家が笑っちゃう『空気転がし』に興味を持たれた方、お気軽にお声がけください!

7月1日の武蔵一族向け『空気投げ』セミナーに向けてよい確認になった。

先日のつくば稽古会の様子から
0:20あたりから『空気転がし』やっています。

2017年6月22日木曜日

動作術に参加。『空気転がし』

いつ以来だったか覚えていないが、中島先生の動作術に参加できた。

この日のテーマは『2力の合成』。
久しぶりに稽古したがやはり面白い。

終わった後で参加者の方や中島先生に『空気転がし』を受けていただいた。
板の床で転ぶことに抵抗があるせいか、全員転がるという結果にはならなかったが、
それでもしゃがむところまで柔らかく入ることができた。
これは7月1日の武蔵一族向けの『空気投げ』セミナーが楽しみだ。

中島先生から動作術の稽古メニュー『抜き足差し足』の利用許可もいただいた。
セミナー当日はこちらも一緒に稽古したい。

先日つくば稽古会で撮影していただいた動画。
『空気転がし』は0:20から

2017年6月18日日曜日

第147回『つくば身体操法研究会』動画『空気転がし』

娘と一緒につくば稽古会へ行ってきた。

つくばに行くとよく遊ぶ年下のYちゃんも来ていて(これなら子供達が遊んでいる間に稽古できそう)と思っていたら甘かった。
なぜかお互いパパにべったりで離れない。
「父の日だからですかね」と誰かが言っていたがうれしい反面、稽古できないのは困ってしまった。
それでも後半、二人で遊んでくれて無事稽古することが出来た。

■空気転がし
武蔵一族でのセミナーを七月頭にひかえている。
参加されるかたは受け身を取れない初心者のかたもいるとのことで、ここつくばの稽古では投げない『空気投げ』である『空気転がし』の検証をしておきたかった。

小磯さんや林さん、Oさんに先日岡田さんとの稽古で出来るようになった隅落版の『空気転がし』を受けていただいた。
どれも説明のとおりにかかってよい感じだったが、やはり床が板の場合は尻餅をつく形になると危ないこともあるので、初心者の方は狭くても畳を使ってもらったほうが良さそうだ。
転がるのも怖いという方がいてもいいように、投げない、転がさない『空気崩し』も用意できている。

忍者向けに説明したかった『忍び足』の稽古メニューも明確になって、二時間のセミナーでやりたいことが整理出来てきた。
1つは動作術の中島先生に教わった『抜き足、差し足』の稽古だ。
忍者向けには『抜き足、差し足、忍び足』と説明したい。

しかしもう1つ整理しておかなくてはならない点がある。
空気投げの仕組みで『ちょっと崩れたところを真っ直ぐおろす』説明だ。
これを忘れていると相手が変わったときにスランプに陥る。実際、娘に『空気転がし』をかけようとしたらかからなくて、何故かと考えたらこの原理に反していた事がある。
技の仕組みがわかっていれば修正点もすぐに見つかる。
娘の場合は小学生で体も小さいので、大人にかけるように動くと、大きく動かしすぎて体幹部もつれてきてしまい、体勢も戻されてしまうのだ。
相手の状態から、技がかかるかどうかわかるように練習しておくと良い。

■タックル潰し、タックル返し
甲野先生のメルマガ動画撮影で体験した、至近距離から相手の両手でこちらの片足をタックルするように掴まれたところを潰したり、返したりする技。

小磯さんが、相手との釣り合いをどう利用するかで潰したり返したり止めたり出来るのだと気づいたと言うので、説明してもらった。
この説明は応用範囲が広く、練習もしやすいので感覚を掴むのにぴったりだと感じた。


この日も娘がたっぷりと遊んでいただいて、父娘ともに大満足の一日でした。
ありがとうございました!


この日の様子が動画でアップされていました。
0:20あたりで『空気転がし』やってます。

2017年6月14日水曜日

松聲館の技法レポート『佐那流立ち(さなるだち)』

甲野先生のメルマガ用動画撮影のため松聲館へ。

前回から一月弱お会いしていなかったが、その間の先生のツイートによれば稽古への意欲が突然失われて、
低空飛行状態にあるという。
このような状態の先生も貴重と思いながら撮影前の稽古を楽しみにしていた。

仕事が長引いて遅れて到着すると小磯さんが
『田島さんが受けるとどうなるのか見てみたい。』と、
普通でない技を受けた様子だった。

すぐに着替えて技を受けたが、サッカーの競り合いで先生を止める形では、
今までで一番不思議な感覚だった。
何も邪魔されていないのに抵抗できないのだ。


さらに驚かされたのが、『佐那流立ち(さなるだち)』だ。
片足をタックルしに行ったところ、足を両腕でしっかりつかんだ状態から後ろ向きにひっくり返された。
しかもその感触は、正面衝突で跳ね返された衝撃は全くなく、
足を掴んだ感触のままひっくり返されるのだ。
先生はこれを『佐那流立ち(さなるだち)』という特殊な立ち方をすることで実現しているという。

ぜひメルマガ動画で確認していただくか、お近くの講習会で実際に体験していただきたい。

2017年6月2日金曜日

恵比寿稽古『空気投げ』に進展あり!

KDS空手に取り組んでいる岡田さんの稽古会に参加した。

今回は『空気転がし』に進展があった。
これまでは、投げないで安全に『空気投げ』を練習するには斜め前に転がす『渦落』の形にする必要があった。
相手を『左横隅』あるいは『左後隅』に投げる『隅落』では相手が跳びやすく、受け身が取れない人をゆっくり転がすのは難しいと感じていた。
それがこの日、体捌きは『隅落』と同じまま、『後隅』に崩すことで相手に柔らかく座ってもらえる『空気転がし』の形が出来上がった。

きっかけは岡田さんから教わったKDS空手の『波返し』による歩法。
結果として重心移動をスムーズに発生させる『波返し』で相手を崩すと、ゆっくり仕掛けているにもかかわらず、相手が早く崩れるようになった。
ここから『隅落』の体捌きで作りまで行うと、これもスムーズに入れる。
これも岡田さんのアドバイスだが、体捌きの向きを相手がしゃがみやすい方向にすると、最後までゆっくり転がせるとわかった。

やりたかった『隅落』の形での『空気転がし』が出来るようになった。
これなら板張りの床でも安全に練習出来そうだ。
後ろに転がるので全くの初心者の方には安全に配慮して『渦落』の形にするか、まずしゃがんでから後ろに転がる練習をしてもらっておくと良さそうだ。


空手の突きと投げの関係
肩の前に手を伸ばす
体を捻らない

2017年6月1日木曜日

通算3回目『空気投げ』セミナーが忍者武蔵一族向けに開催決定!

通算3回目の『空気投げ』セミナーの開催が決まった。
江戸忍者の団体、武蔵一族の本陣移転を祝して、武蔵一族の方のみに向けて開催する。


道着を持っていない方や初心者の方も参加されるという事と、畳が敷けるのは一部のみということなので、今までと少しメニューを変える必要がある。

軸になるのは『投げない空気投げ』とも言える『空気転がし』。これなら畳でなくても練習できるのでこれを中心に紹介したい。

開催日まであれこれ考えて技を整理し直すのも良い研究になる。


※今回のセミナーは武蔵一族関係者の方のみ参加可能ですので予めご了承ください。

2017年5月21日日曜日

柔道練習103回目『背負い投げ改善』

背負い投げの打ち込み
速度は早くなったが、背負いにくくなっていた。
顔は下を向かずに前を見続ける。
相手に入りすぎると背負えないので、相手を前隅に引き出して空いたスペースに入り込む。

そのまましゃがみこめば相手が浮く

2017年5月19日金曜日

恵比寿稽古『突っ込んで仕掛ける『渦落』』

KDS空手を学んでいる岡田さん主催の稽古会に参加した。

肘に重さを乗せる『鉄騎』の形で肩をあげずに動く。
これが柔道の組み手にも通じる。
肩があがらないようにするのは柔道でも言われるが、直接的に言われるよりも、
肘に重さを乗せる意識を持つことで結果として肩が挙がらないようになると、
意識する場所が違うせいかやりやすい。

浪返しという空手の体捌きが柔道の空気投げに繋がった。相手を引き出すのではなく、相手に突っ込んで仕掛ける『渦落』。
右組みの構えから左技の空気投げに入る。
日曜の柔道でも練習してみたい。

2017年5月17日水曜日

松聲館技法レポート『ひもトレ(四方たすき)』

夜間飛行のメルマガ『風の先、風の跡』向けの動画撮影のため松聲館へ。
小磯さん、金山さんも到着していた。
3人揃うのはずいぶん久しぶりだ。

甲野先生は静岡、浜松でまた変化されていた。
ツイートにもあった『サナル立ち』(漢字は検討中)の安定感がすごい。
足を左右に開いて立っている先生を正面から突き飛ばそうとするが、『サナル立ち』で受けられるとこちらが逆に跳ね返されるほどの威力で止められてしまう。
何を言っているのかと思われるかたはメルマガに載る動画か、各地で開催されるセミナーで確認してほしい。

柔道で相手が釣り手を取りに来るところを、手の甲で受けて流し、相手が崩れるところをそのまま投げに入る技を受けた。
空気投げの定義にも当てはまる投げだが、接触面や触れる面積は『隅落』を手順通りやった場合よりも少ない。
甲野先生があまりにも簡単そうにやっているのと、こちらも見事にやられてしまうので、もしかしてやってみたら意外と出来るのではと思うほどだった。
それで実際、小磯さんとお互いに試してみるが、全く出来なかった。
出来ないなりに発見はあった。
・相手が崩れるところまで引き込む。
・引き込むが引っ張ってはならない。
・相手の動きに乗って吸い込むイメージ。
・相手が崩れたら、崩れが持続する範囲で動く。

発見したてなのでこの先まだまだありそうだ。


ひもトレ
小磯さんと試したひもトレ『四方ダスキ』の効果が凄い。
巻き方は、長さ4メートルのひもをお腹も背中もクロスするように巻くだけ。
これは広島でひもトレを研究している安田さんの発案らしい。
小磯さんは、『浪之下』という体幹部の重さを腕に伝える稽古でその効果を体感したのだという。

すぐに試せるので金山さんの『浪之下』の威力が変わるのか変わらないのか、ひもの有り無しで受けてみた。
結論から言うとひも有りでの変化が予想を遥かに越えていた。

金山さんの『浪之下』を私が受ける。
まずはひも無し。
ピタッと止まり、崩されない。

続いてひも有り。
同じように受けるが、一気に畳近くまで崩される。
私も驚いたが、もっと驚いていたのは金山さんだった。
その前に完全に止められているせいもあって、技が効く感じがしなかったのに、やってみたら嘘のように効いたからだ。
その後、ひも無しで受けたところまたピタッと止まった。

これには驚いた。


撮影では私は試していなかったので、帰宅してからケトルベルを頭上にあげる動作で、ひもの有り無しで変化があるのかを試してみた。
すると金山さんの感想に近いが、巻いてみてもそれだけでは違いがわからなかったが、持ち上げたときの安定感に大きな差があった。

片手で持ち上げた場合、ひも無しだとバランスがとれる場所を筋力で探す感覚だが、ひも有りだと腕も体もケトルベルもピタッと落ち着く。

2017年5月14日日曜日

柔道練習102回目『背負い投げ打ち込み』

背負い投げの打ち込み
背中を使ったら打ち込みが速くなった。

速くなったら相手をロックする動きがおろそかになったので、速さを維持しつつそこを練習した。
肘打ちしながら背中を使って相手を背負う。

背負う感覚が変わりつつある。
相手を背中にくっつけておいて回れば良い。


柔道ノートに書いたもの
背中を使った背負い投げ
背中を使った巴投げ
重心の移動で動く練習
    前転、後転



2017年5月12日金曜日

恵比寿稽古のメモ

時間が取れなくてホントにメモだけ。


地球体操

三点倒立
重心の移動で足を浮かせる
なるべく頭側に重さが乗るように。


壁倒立


前後運動
背骨を一本ずつ感じながら転がる


岡田さんのKDS空手の稽古が着実に進んでいる様子。

そこに私が紹介した人間鞠による弾む体の状態がはまっているようで、このタイミングで紹介できていることに少しだけ不思議な感覚を覚えた。

2017年5月7日日曜日

逆立ち教室と地球体操

浅谷康先生の逆立ち教室と地球体操を連続受講してきた。
一つ一つのワークの目的がシンプルでわかりやすい。
シンプルだけど、簡単に出来るものもあれば、難しく感じるものもある。
逆立ちと地球体操を通じて学んだのは丁寧な動きの積み重ねが高いパフォーマンスを生み出すという事。

地球体操は動きの引き出しを増やす。
動きの引き出しを増やすには動きの要素を混ぜずに取り出して味わう。
筋力も1つの引き出しだが、40才を超えると別の引き出しが必要になる。
重心の位置を感じながら移動する練習は単純な動作に対して、無数の引き出しを作ることが出来る。
この日は体育座りの格好から後ろに転がって戻ってくるという動作で10通りほどのやり方を試した。
引き出しの作り方を教わったのでどんどん増やしていきたい。
浅谷先生の動画を見ると激しい動きに圧倒されてしまうが、ワークでやるのはシンプルな動作ばかりだ。
派手な動きを練習する前にやったほうが良いことがたくさんあるのがよく分かる。

浅谷康先生の逆立ち教室でも重心のコントロールを教わった。前にも後ろにもすぐに倒れ始める、今の私の感覚では何とも危うい位置に立つ。足でも手でも同じ。私の課題は胸の操作。細かい操作で微妙なバランス調整が出来ないと、大きく動いて大きくバランスを崩してしまう。

<メモ>
高いパフォーマンスを生み出すには?
動きの引き出しを増やす地球体操。
逆立ちはまだ出来ない。

応用
背中を丸める動きはそのまま
背負い投げ

背中を丸めて足を引き上げる動きは
巴投げ

背中の設置で×を書いた動きは
前回り受け身


2017年5月1日月曜日

松聲館技法レポート『体を縦圧縮させる』

夜間飛行から発行中、甲野先生メルマガ「風の先、風の跡」に収録する動画の撮影のため松聲館へ行ってきた。
先生の技は先日恵比寿で受けたばかりだったが、また新しい発見をされたというので楽しみにしていた。


新しい発見『手の裏捕り』『鶚捕り』
『手の裏捕り』は柔道で相手が襟を取りに来たところを、両手の甲で挟み込むようにして絡めとり、そのまま投げや立ち関節技に繋げるもの。
タイミングは『飃拳』と呼んでいた動きに近い。先生は説明されないが無関係ではないだろう。
こちらがしっかり襟を取ろうとすればするほど、すかされて上体が泳ぐ。
泳いでしまっては投げられるのは当然だが、普通の攻防ではこのような状態にはならない。
私以外の柔道経験者にも受けていただいて、感想を聞いてみたい。

『鶚捕り』は先生が相手の片手を掴み、相手がそれを振りほどこうとする力を利用して引き寄せるか、引き落とすもの。
先生も発見したてで色々試されているところだが、上手く行くと片手対片手で、振りほどかれずに逆に相手を引き落とすほどの威力がある。


『撃たれてしまえ』『足裏返し』
金山さんが未体験だったので、前回の気付きもおさらいした。
ボクシング経験者でもある金山さんは「リズムがないので予測による対応が出来ない。」との感想を持たれていた。


『旋段の手』
寝技への対応に思いもよらぬ効果があった。
私も先日柔道練習で黒帯の練習仲間相手に確認したばかり。
腕と体幹部の距離を保ちながら動けるため、相手の首をおさえつつ下から返したり、腕十字に対して驚くほどの耐久力を発揮できたりするようだった。


『体を縦圧縮させる』
相手の突き飛ばしを正面から跳ね返す。
金山さんが跳ね返されているのを見たが、目の前の光景が現実離れしていて不思議な気持ちになった。
自分が受けてみても同じく跳ね返される。
確かに現実であり、物理的な現象である。
相手が突き飛ばしてくるエネルギーを瞬間的に地面に通して跳ね返しているように思える。
これを可能にするのが『体の縦圧縮』と言うわけだ。


人間鞠の鞠をバネに置き換えて考えるとイメージを浮かべやすい。
バネを空中に持ち上げて落とすと地面に着いたところで圧縮され、跳ね返る。
体の縦圧縮は、この圧縮されたバネが跳ね返るイメージだ。
これを先生は「足裏を瞬時に腰あたりまで引き上げ、上体は下に落下させて、体を上下に圧縮する。」と表現されていた。

私が出来る範囲でイメージしてみると、人間鞠からの変化になる。
人間鞠は落下させて跳ね返る作用を用いるが、これをしゃがまないが沈みきった状態の体を作ってからやる。
バネで言えば縮ませた状態でいるというイメージ。
ここからさらに上下に圧縮するが、私の場合、足裏を先生の言葉のまま上に引き上げようとすると単に足をあげようとしてしまって圧縮にならない。そこで上体をさらに落下させて縮んでいるバネをさらに圧縮するようにすると、イメージしやすい。
これを金山さんに受けていただいた。
横から押されても耐えられるように少し腰を落として立っていてもらい、いくつかのやり方で押して効果を比較した。
・爪先で蹴って押す。
・謙譲の美徳で押す。
・人間鞠で押す。
・人間鞠の縦圧縮で押す。
・人間鞠の縦圧縮と謙譲の美徳を合わせて押す。
最後に試した形では金山さんが一畳ほど両足が浮いた状態でとんだ。
ちなみに私は一歩踏み出すか踏み出さないか程度の距離から近づいて押している。

我ながら驚く効果だ。

2017年4月30日日曜日

柔道練習101回目『柔道ノート』

いつもは練習後にこうして記録しているが、練習で意識すべき点は練習前にあらためて整理しておいた方がいいと思い、柔道ノートに練習テーマを書いておくことにした。
良く終わった後にあれもこれもやりたかったと思うことが多いのだ。

忘れないで済むように、書くのは次回1回分の練習テーマだけに絞る。
今回ノートに書いたのは以下の通り。
 大きなテーマ:
  『力を抜く』
 個別のテーマ:
  速い背負い投げ
  柏崎先生の巴投げ
  小室先生の横巴
  寝技で『旋段の手』


ノートのおかげでどれも忘れることなく練習することが出来た。
背負い投げはもっともっと練習しないと、今のところ全然できる気がしない。

乱取り中の余計な力みは、以前に比べたらかなり取れてきた。
この日は特に腰の力みを意識していたが、ここの力みが取れないとスタミナを大きく消費してしまう。
たくさん練習するためにも余計な力みは禁物だ。

乱取りでは空気投げの『渦落』が成功した。

相手の懐が深く、頭を低くして足が遠い場合に有効な空気投げだ。

2017年4月16日日曜日

柔道練習100回目『投げられろ!』

暑いくらいの日だった。

子供たちに便乗して、Kパパ先生から『大内刈』の打ち込み指導を受けた。
相手にくっついて、正面を向けた状態で技に入る。
小学生にかけてもらってもこちらがきれいに倒される。
理にかなった技はこうでなくては。
わたしは横を向いたまま入る癖があって、これでは十分にかからない。
しっかり練習して身に付けたい。

どうしようもないので言い訳にならないが、練習時間がもっとほしい。
練習できる体力はもっともっと欲しい。

課題
乱取り中に『背負い投げ』
投げられてもいいから仕掛けるというのが、頭ではわかっていても出来ない。
受け身の練習くらいの切り替えをしないといかん。

今やりたい練習は、技にかからない練習ではなく、技を仕掛ける練習だ。

技を掛けられないくらいなら、いっそ投げられてしまえ!という心構えで取り組みたい。


2017年4月14日金曜日

恵比寿稽古会『KDS空手』

岡田さんが取り組まれているKDS空手の稽古を紹介していただいた。
先日岡田さんは、空手が導いた縁で英国松濤會のベルナルド夫妻からマンツーマンで指導を受けるという、凄い経験をされたばかり。
私に置き換えると三船十段の直弟子にマンツーマンで指導を受けたようなもので、岡田さんが受けた衝撃と感動は大変なものだろうと思う。
その貴重な貴重な体験のお土産稽古をしていただいた。

わたしは空手のことはわからないが、岡田さんの説明を聞く限り、求められる事はシンプルでわかりやすく、しかし奥が深くて技術的には難しいものだった。

難しいがシンプル。
説明は理解できるがすぐには出来ない。
突き詰めていくとこんな感じになるのだろうか。

貴重な体験のお裾分けをいただいた。
目指すところに向かうには地道しかない。
時には回り道も良いかも知れないが、私の場合、目指すところは決めてあって、出来ればそこに真っ直ぐ向かいたい。

近道がないならなおさらだ。

英国松濤會の父、原田先生とベルナルド夫妻の稽古動画です。

2017年4月6日木曜日

松聲館の技法レポート『撃たれて死ぬ』

夜間飛行から発行中の甲野先生のメルマガ動画撮影に松聲館へ。

撮影の度に新しい質の動きに驚かされているが、この日はいつもの2倍驚かされた。

全く質の異なる二種類の動きでそれぞれどうしようもなくやられてしまうという体験は初めてだった。
二種類のうち一つはまだ甲野先生が公開出来ないということで詳しくは書けないが、受けた感触だけ言えば『甲野先生がかつてないほどしっかりして、こちらの抵抗を受け付けなくなる。』と表現できる。
もう一方は、名古屋の山口先生との稽古から始まった『撃たれて死ぬ』と言われる質の動き。
感触から先に言うと『甲野先生の動きに合わせるように、こちらの力が抜けて抵抗出来なくなる。』と表現できる。
甲野先生は後ろから突然『撃たれて死ぬ』動きを内観的にするのだが、タイミング的には、先生を貫通した同じ弾にこちらも撃たれたように何も出来なくなってしまう。

現在非公開の一つめの動きをわたしもやってみたところ、先日動きの質が大きく変わった『人間鞠』との関連を感じることが出来て、私も動きの質がさらに変わって来そうだった。
二つ目はちょっと真似のしょうがない。
私が真似することに意味は無いのかもしれない。
『死んだつもり』や『必死』と、『撃たれて死ぬ』は違うものだ。
受けていて両者が違うのはわかるが、わたしがやるときにこれらを区別するのは難しい。
想像してから動くのとは違う気がするが、想像してからでないと動けない。
体が変わって理解できる日が来るかもしれないくらいに思っておこう。

わたしがどのようにやられているか、夜間飛行から発行している甲野先生の動画付きメルマガで確認していただくか、各地で開催している甲野先生の講座で参加者の方々が受けているのを確認していただきたい。
そして、興味がわいたらぜひ一度実際に受けていただきたい。

2017年4月2日日曜日

柔道練習99回目『乱取りで横車』

足技の研究をして挑んだ練習だったが、乱取りでは成功するどころか、『燕返し』の餌食になってしまった。
足技出したいオーラが出まくっていたせいだろう(笑)。

その代わりではないが、前回研究した技『横車』が乱取りで出た。
奥襟を持たれて不利になるところを相手の横について『裏投げ』にいく気配を出し、相手が前重心に移るのに乗じて横捨て身技の『横車』をかける。
これがうまく行った。

改善ポイントは、相手が背中がつくのを嫌がって前に手を出して堪えようとする場合があるので、『横車』に入りながら、左手は相手の腰から離して右腕を抱え込むのがいいだろう。

動画は三船十段の横車

2017年3月31日金曜日

恵比寿稽古『人間鞠その後』

岡田さん主催の稽古会に参加するため恵比寿へ。
この日は岡田さんと二人稽古になった。


前回も稽古した等尺性収縮による『人間鞠』状態が、岡田さんの稽古するKDS空手に通じているように感じると、その後独自に研究されているようだった。
岡田さんのブログなどを拝見する限り、稽古する上で大きな刺激となっているようで、一緒に稽古している身としては嬉しい限り。

岡田さんの稽古会では、それぞれ稽古しつつ、たまにお互いに稽古している内容を紹介したり、紹介された内容から引き出された新たな稽古を試してみたりと、試行錯誤と検証とを繰り返す場になっている。

今回は体捌きの質を変えるヒントをいただいた。
『鼠径部を畳んで水平に動く』というものだったが、膝抜きの落下や、単に『浮き』を意識するのに比べて、腰に意識を向けることで、足が居着きにくくなる効果もあるように感じた。
居着かずに動ければ相手にとって捉えにくい質の動きになる。


2017年3月26日日曜日

第144回つくば稽古研究会

久しぶりに娘とつくば稽古会へ行ってきた。
第1部は娘と思い切り遊んで、休憩をはさんだ第2部はKさんの奥さまとお嬢ちゃんに娘と遊んでいただいて、わたしは稽古。

柔道技をKさんと。
足技を中心に投げ込み。
人が倒れる原則を元に、足を刈る方向を確認した。実にシンプル。
三船十段の動画で確認しやすいのは『踵返し(きびすがえし)』だ。
小内刈、大内刈、出足払い、小外掛け、大外刈、内股、体落(手技)、足車、大車、支釣込足、膝車
すべてこの原理で倒す。

普段の乱取り練習中でも足技を出すタイミングはある。
技が効く根本的な仕組みを理解できていれば、一つ一つの技は、決まったときの形に名前がつけられるのであって、大別すれば同じ技として理解できる。
そうなれば、相手との位置関係やタイミングによって技の形が自ずと決まるようになる。
このように理解を進めれば全方向の『空気投げ』と足技の関連がより明確に整理できるはずだ。
理解を深めていきたい。


相手を立たせる技
座りで相手に押さえられた腕をあげる稽古で、単に腕をあげるのではなく相手の肩が上がり、そのまま立ち上がってしまうような手の上げ方が出来ないかと、常連の方々と試した。
この稽古は以前、沖縄旅行で健心流柔術を体験してとっても驚いた中でも初めて体験した、お互い向き合って座った状態で前から手をおさえてもらったところから、座った相手を立たせる稽古と同じだ。
わたしは体験の時に一度出来たきり、成功していない。
沖縄で受けた感触をもとに角度や力のかけ方を伝える。
あと少しという感触にもなったが成功しなかった。
これはとっても面白かった。

また再現に取り組んでいきたい。


2017年3月23日木曜日

三船久蔵十段の横捨身技

しばらく寝技の動画ばかり見ていて、三船十段の映像から遠ざかっていた。
三船十段の動きは『空気投げ』研究の原点であり、目標のひとつでもある。いかに自分の動きに進展が続いていたとしてもここを外して出来た気になってはならない。

先日の柔道練習でわたしと同じく三船十段の動きに魅了されているAさんから刺激を受け、久しぶりに三船十段の映像をみた。
今のわたしに三船十段の動きはどう映るだろうか?
一度見直したくらいで大きな発見を得られると思うのは虫がよすぎるが、横捨て身技の映像がこれまでと違って見えた。
具体的には、『横分かれ』と『横車』の映像だったが、先日の柔道練習で試したBJJの先生が奥襟を叩かれた時の対処法として紹介していた投げ技が、『横分かれ』に巻き込みの要素を追加したものだと理解できた。
さらに『横車』は、相手の背後あるいは側面から相手を後方に投げようとした時に相手が前方向に重心を移して耐えようとしたタイミングで良く掛かりそうだとあらためて確認できた。
加えて興味深く感じたのは、これら2つの横捨て身技の理解が進んだ後で『腕返し』の映像をみたところこれまでになくやり方がハッキリと見えたことだった。
横捨て身技としての原理は横分かれと同じだが、作りまでが違う。
引き手を持ったまま、相手の釣り手を切る。
引き手を手前に引き、相手の右肘を伸ばして前隅に崩す。
右手で相手の手首辺りを掴み、横分かれの要領で右足を相手の左側に投げ出して自分の頭が真下に落ちるように身を捨てつつ、投げる方向に体を向ける。


さて今度は三船十段の著書『柔道の真髄 道と術』にある説明で自分の理解を確認しなくては。

2017年3月22日水曜日

武術的な動きをサッカーへ応用する

BULINK主催、東京武道館での甲野善紀先生の講習会に参加した。

現役高校サッカー部員の青年が参加されていた。
なかなか珍しいタイプだが課題が明確でサッカーを上達したい、早く上達出来るようになりたいという思いで参加されていた。
アドバイスはこの日久しぶりに参加していて、スポーツ指導もされているKさんがしていたが、ふと自分もサッカー経験者であることを思い出した。

今の自分がサッカーを再開するとしたら、どうやったら早く上達出来るだろうか?

戦術やフォーメンションの理解を深めるのは当然として、個人の力をどう高めるか。

おそらく姿勢とリラックス出来ているかを意識して練習するだろう。
ボールコントロールの技術を磨く練習中、パスの精度などと同じくらい、これらを意識する。
自分のパフォーマンスが発揮できる状態を把握しておけば、うまくいかない場合に修正すべきなのは何なのかが自分でわかるようになる。

これは今のわたしの柔道への取り組みかたに等しい。
なかなかリラックスし続けるのは難しいが、徐々にリラックスしていられる場面が増えてきている。
もちろん体力面も技そのものの練習も足りていないし、相手があることなのでこれが出来れば必勝と言うものはないが、姿勢とリラックスを意識出来るかどうかが、自分のパフォーマンスを発揮できるかどうかにつながる。

武術で稽古した具体的な動きや技を応用できるかどうかは、ここにかかっているように感じる。
姿勢と武術稽古の関係についての私の考えは、以前甲野善紀先生と中村考宏先生の絶対にあり得ない対談の記事にまとめているが、今でも考えは変わっていない。


この日は柔道有段者のKさんが参加されていたので、空気投げ研究にお付き合いいただいた。
弾まないように弾む動きを空気投げに応用すると、よりスムーズで早い空気投げになりそうだとわかってきた。
これも応用の幅が広そうで楽しみだ。




2017年3月21日火曜日

松聲館の技法レポート『水面走り再び』

甲野先生のメルマガ動画撮影のため松聲館へ行ってきた。

前回、わたしが『人間鞠』で弾んで歩いて過ごしていたのを甲野先生の技を止める動きに応用して、先生に驚かれて以来、20日間ぶりの稽古だった。
前回は先生が『人間鞠』に『抜刀の体』『石火崩し』を合わせたものと、イメージを使って相手を気にしないで突然動く『トカゲ走り』によって、最後はこちらが大きく崩されていた。

20日間、先生の技に対して特別な対策を取っていたわけではないが、再び『人間鞠』の体で受ければ前回の技は止められそうな気がしていた。
ただ、これは毎回そう思って受けていて、毎回そううまくはいかないので、あてにならない感覚でもある。


この日は剣術から
お互い正眼に構えて剣道の試合でも見る剣先が触れるかどうかの間合いで向き合う。先生が動こうとするのを察知して上下に抜くか、横に払うかして対応する。
これがどうしても間に合わない。抜いてかわしたはずの剣が間髪いれずに戻ってくる。
払えるはずの先生の竹刀が重くて払えない。
見た目にはほとんどわからないくらいの『水面走り』をされているという。その結果浮きがかかり、通常では出来ない変化が可能になるそうだ。


『太刀奪り』
真横から剣を先生の上腕辺りを狙って振る。
ソフト剣なので当たっても痛くない分、振るほうにとっては、ゆっくり当てる加減がいらなくなる。
先生が目の前に立ち、動こうとしたらわたしが剣を振る。
普通に動かれたら難なく剣を当てられるが、『水面走り』にもる浮きがかかっていると、こちらの剣が間に合わずにとられてしまう。
これには驚くしかない。


『払えない突き』を払う
『払えない突き』は先生が出してくる手を払う。それだけの単純な稽古だ。
払えそうに思えるのに払えない。時には両手を使わせてもらうが、やはり払えない。
払えないどころか、こちらが構造的に丈夫であればあるほど、触れた途端に後方へ跳ね飛ばされたり、払おうとした手が存在しないかのように胸の辺りを押されてしまう。
かといって抵抗しないで立っていれば容易に突きを許してしまう。それならばと、払わずにいなそうとしてもいなせない。
文字通り『払えない突き』なのだ。ちなみに今まで『払えない突き』をまともに止めた記憶はない。

それが今回は違った。

前回と同じく『人間鞠』が発動する弾む体で構える。前回と違うのは、自分のなかで弾む体が馴染んできている点だった。
より脱力して構えていられる。
先生の手が伸びて、私の手のひらに触れる。
触れた瞬間、先生からの力がわたしの手のひらから体を通して足裏に伝わり、足裏で重さを感じるや、体が弾み今度はその力がわたしの手のひらから先生に伝わる。
すると先生の突きが止まるではないか。
何度か受けるがやはり止まる。
「これは体当たりしてきていますね。」
これが甲野先生の感想だった。

柔道的に組み合ったところから、内腕による動きで崩されていた形でも入らせない。
前回はこれが止められなかった。


『浪之下』が気になる
『浪之下』を弾む体で受けると、先生が「どうしても持たれていることが気になってしまう。」と言う。
技として動くためには気にしないでいる必要があるが、それがしにくくなるそうだ。


『座り正面の対応』でも前回以上に崩されなくなっていて、自分でも別人が対応しているかのように思えた。
先生は重心の偏りが起こる事が止められてしまう原因だが、座りでそれを維持するのが難しいと話されていた。


前回は『とかげ走り』で結局崩されたが、今回はそれも止めて、剣術を除けば完封の勢いかとも思ったが途中、『水面走り』による『太刀奪り』をされたあと、先生の動きがわからなくなってしまった。
柔道の組んだところからも理想的な『空気投げ』のように投げられてしまう、ついさっきまで止めていた『浪之下』も『斬り落し』も『小手返し』も止まらない。
唯一抵抗し続けられた『座り正面の対応』でも、帰り際にわたしが以前やった前後の重心移動を自分の足に寄りかからないで相手に伝える工夫を先生に紹介したところ、吹っ飛ばされるようになってしまった。


毎回衝撃を受けてばかりだが、たまに思い出してあらためて衝撃を受けるのが甲野先生の年齢だ。
70歳まで2年を切っている。
先生が50代の頃、何かの取材で30代の自分を振り返って当時の未熟さを思い返した事があったというが、70歳でもう一度振り返ったらどのように思われるのだろうか?
「今が一番動く。」と言う先生の技がどこまでいくのか、引き続き追っていきたい。


2017年3月19日日曜日

柔道練習98回目『横車』

子供たちの練習後、Aさんと練習。

Aさんはあまり時間を取れないので、BJJの動画で見た奥襟を取られたときの投げによる対処と、ロシアンロールという亀の返し方だけ少し練習した。
Aさんは奥襟を叩いてくるタイプなのだが、わたしとこの練習をした後は、奥襟を持ちに行くのが怖くなったと話されていた。
同じ動画で解説していた防ぎ方も合わせて説明したので実際に奥襟を取らなくなることはないと思うが。

Aさんとはさらに相手の横についてからの攻めについて研究した。
わたしは乱取り中、相手の横について背後に倒す『谷落』の変形を仕掛けることが多いが、これを警戒して前重心になった相手にすかさずかける技はないかと考えた。
Aさんにわたしの谷落を前重心でこらえてもらうと、横捨て身で飛び込めそうであったので、右足を相手の足の間に差し込みつつ、頭を相手の左足前に落とすように横車をかけたところ、これが上手くいった。


Aさんが帰った後、名古屋空気投げ以来、出げいこでたまに来られるAさんが来館。
三船十段のふわふわした受けの感触を探る練習をした。
それにしてもAさんは三船十段の映像をよく研究されていた。
組手の位置や、対左組の時に使う技についても詳しく映像を分析されている。
わたしも見習わなければならない。

Aさんは講道館で柔道を習っているのだけれど、Aさんのクラスでは巴投げ以外の捨て身技と巻き込み技を禁止されているという。
そのAさんかまだ使わないのでと、お借りすることができたのが以前にご紹介いただいた醍醐先生の柔道教本下巻、捨て身技編だ。
説明が丁寧で、やり方だけでなく、なぜそうするのかが書かれていて非常に勉強になる。
その中の記述に横車の応用編として、相手の背後を取ってから技に入る説明があったが、このやり方は先ほど確認したばかりの相手が前に重心を傾けた場合に施すものと同じであった。
試合や乱取りを続けているものにとっては当たり前の感覚かも知れないが、わたしも少しずつ柔道の攻防が理解が進んできているようで嬉しい気持ちになった。

この本を読んでこれはうまく出来そうだと感じたのは、引き込み返しを真後ろではなく、横方向に投げるというもの。
最近はわたしも警戒されてきれいに投げにくくなってきたので、いったん後ろに投げると見せかけてからの、横方向への投げはしっかり決まりそうな気がする。

また練習が楽しみになってきた。

2017年3月17日金曜日

『人間鞠』応用編。『突き』『空気投げ』

恵比寿で岡田さんの稽古会に参加した。
前回岡田さんに紹介した『弾む体』による働きを色々な形で試した。
『弾む体』と言うのは、ヒモトレで頭に紐を巻いたときのバランスであり、甲野先生の『人間鞠』の真っ直ぐの感覚であり、体の仕組みとしては動作術の中島先生から聞いた『等尺性収縮』の働きの事だ。

甲野先生との稽古では相手の力を跳ね返すのに驚くような効果を確認できたが、自分から動くときにどう応用するかが課題だった。

この日は岡田さんが、太極拳の発勁で押されて後ろに大きく崩される体験をしたと言う話をしてくれた。
なるべく自然に手を伸ばすだけで相手を後ろに大きく崩すにどうすれば良いか、『弾む体』で考えて試してみた。
岡田さんに受けてもらうと感触が近いという。
はじめに試したやり方はこうだった。
・足を前後に開き構える。
・後ろ足の踵を踏むことで擬似的な落下を生じさせて『人間鞠』を発動させ、この作用で相手を押す。
・相手が少し後ろに崩れたところをさらに腕を伸ばして大きく崩す。

さらにその後岡田さんの提案でより自然に動けるやり方がわかってきた。
・足を前後に開き構える。
・相手を手で押すと、少しだけ後ろに崩れる。
・押した圧力が自分に反ってくるので『人間鞠』が発動し、それが相手に伝わって大きく相手が崩れる。

後者の、自分からただ動くことで自分に『人間鞠』のスイッチが入る方法は、感覚的にもただ自然に動くだけで良く、大きく相手を押すための準備も要らないため、非常に応用の幅が大きいように感じた。

柔道へもこの感覚で応用してみたい。

先日夜中、会社帰りに足の回転が間に合わなくなりそうな走り方をしていたが、これは弾む力をなるべく外から見えないように効率的に使おうとした結果であった。
弾むので上方向に跳ねながら歩いていたが、跳ねる方向を前方向へ、さらに見た目には跳ねていないように動きを効率化させる。
『空気投げ』への応用で岡田さんと検討したのは、相手を左前隅に引き出した後の体捌きで踵を無理混むことで相手を横隅に追いやる。この時に効率化した弾む動きを取り入れると、動きが止まらずに相手を大きく崩し投げることが出来た。


また、この日は久しぶりに総合格闘技をしているAさんと一緒になった。
柔道では反則になるアキレス腱固めと足関節のヒールホールドと膝十字固めを教わった。
これをやられるのは恐怖を感じる。何も知らないでこれをいきなりやられたら危なくて仕方がない。体験しておいて損はないだろう。



2017年3月13日月曜日

寝ながら?寝技

鮮明な夢を見た。
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いつも動画でみて勉強させていただいている仁木征輝先生の前で寝技乱取りをしていた。

相手に背中を取られて絞めに入られそうなところから、仁木先生の動画でみたやり方を思い出して相手の右足が絡んでくるのを右手で防御しつつ、
その右足を押さえながら反転して横四方に押さえ込んだ。

『動画でみて勉強してたんです!』

と仁木先生に報告出来たが、本当に動画で見ているだけでも動きが変わってくるのだと、
見ていて良かったと強く思った。

-------------------------
、、、という夢。

夢は本当に攻め込まれているときの視界そのもので、臨場感があった。

文字通り『寝ながら寝技』。

夢でも練習できれば、忙しい中でも練習時間を確実に確保できる。

夢の中での練習でも少しは上達出来るだろうか?



2017年3月12日日曜日

柔道練習97回目『送り襟絞め』

打ち込み、乱取り。
奥襟を取ってくるAさんとの乱取りでその返し技を試すことが出来た。
巻き込みながらの投げだったが、背中を付けるところまで行けたように思う。
その流れでAさんが締めを狙ってきたが、これは顎を引いて堪えることが出来た。そもそも起き上がってこれないように、投げた勢いでこっちが起き上がって『逆袈裟』まで持っていけたら良さそうだ。

その後、帯を取ってからの左の『大外刈』で倒してからの流れで『送り襟締め』が決まった。動画で勉強した仁木先生の動脈をおさえる絞めだった。
我ながらいい流れだった。

先週ご一緒したTさんと再び乱取りをした。
先週見事に食らった『内股』では投げられなかったが、『背負い投げ』を堪えた後の『小内刈』を簡単に食らってしまった。
今回は『内股』の気配を感じたらすぐに横から腰につき、『裏投げ』気味に崩す対応でしのいだ。
その中で後半寝技の攻防になったが、Tさんはしばらく寝技の練習をしていなかった事もあり、寝技で来られると怖いという。

今日は6年生2人の送別会があるので大人の練習はすぐに切り上げた。
大人の稽古相手が増えてきたのはいいが、小学生のメンバーが2人卒業すると団体戦に出るのに必要な5人を割ってしまう。
小学生の入門者も来てくれるといいのだが。




2017年3月10日金曜日

弾んで走る

会社帰り、駅から家までの道を弾む体で歩いていた。
正確には弾んでいるので、ゆっくり走っていた。

弾む方向を前に持っていくと、走ることになるはずだが、
どうなるか試してみると、思った通り体は軽いまま、
どんどんスピードが出てくる。

着地すると弾むので加速する。加速して着地するとまた弾む。
この『弾む』というのをもう少し厳密にコントロールして、
上方向ではなく、前方向に働くようにして、体の上下動をなるべく少なくするように、
つまり感覚的には弾んでいるが、見た目には弾まないように調整してみた。

すると、あっという間に速度があがり、足の回転が追い付かなくなりそうになって止めた。

いままでの筋力による加速とも違うし、倒れこみや膝抜きによる加速の感覚とも、
全く異なる感覚の加速。反射による加速と言っていいのか。
これは面白いものを発見した。


2017年3月9日木曜日

松聲館の今を稽古する

遅れて到着すると柔道有段者で講道館で稽古を続けており、その他武術経験もあるNさんも到着したところだった。
『弾む体』の話と『空気投げ』の話をしながら着替えを済ませて、早速受けていただいた。

『弾む体』
一通り説明してから、柔道への応用について意見を伺った。
受けの質が変わるので、相手の技を跳ね返すのに有効。
跳ね返しつつ、自分の技に入れそう。
仕掛ける際も、踵を踏むと気配なく推進力が得られるので、前方向に相手を飛ばしておいて『払釣込足』が有効そう。
ここで三船十段の動画の話になり、今はあまり見られない『払釣込足』はこのような体でかける技なのではないかと想像できた。


『空気投げ』
『全方向の空気投げ』と『空気転がし』を紹介して、そのタイミングを話した後で、『速い空気投げ』のやり方を説明した。
説明と練習では自分も相手も大きく動いて、手順と技の仕組みを理解する。
乱取りでかける場合は、同じ手順と技の仕組みで、動きを小さく、時間を短くして技を仕掛ける。
単に自分だけが早く動いても同じ技にはならない。小さくても早くても相手が崩れているか、体捌きのタイミングはどこか、方向は、大きく動いた場合と変わらない。
実際に仕掛けるところまで受けてもらうと、Nさんも納得した様子だった。
甲野先生がやる釣り手側を引き付けて投げる『渦落』は組み際にいきなりかけると対応しにくい技ではないかと確かめられた。


この日は久しぶりにお会いできた剣術のNさんとも稽古できて、他にも常連の方々に『弾む』と『謙譲の美徳』の違い、合わせてやるとどうなるかをリクエストされて思わぬ威力に驚かれるなどして過ごした。


甲野先生の技を受けなかったのは珍しいが、皆さんのお陰でよい稽古になった。

2017年3月5日日曜日

柔道練習96回目『スピード重視の打ち込み』

就職が決まって時間に余裕ができそうだというSさんが道場OBとして来館。
また1人大人の練習相手が増えた。
練習環境がどんどん充実してくる。ありがたい。


子供たちの練習後、打ち込みを中心に練習した。
怪我から復帰したTさんには、疲れない打ち込みを教わった。
形とスピードを重視する打ち込みで、筋力を多く使わないのでたくさん練習出来る。
おっさんには重要な要素だ。
形が出来てきたらパワーアップを兼ねて負荷を上げていってもいいだろう。

背負い投げの足の位置、体落としの足の位置を確認できた。
相手に近づきすぎると重たいし、実際に投げることも出来ない間合いになってしまう。
私の場合はもう少し相手と離れた位置で打ち込みをすると良いようだ。

技の研究稽古では、奥襟を叩かれた瞬間の投げ技を練習した。
BJJの動画で見た投げ技で、受けたTさんが面白がっていたし、乱取り中に出しても有効そうだった。
奥襟を取りに来た腕にぶら下がるようにしながらブリッジの体勢に入って相手を捲き込んで投げる。

組み手争いで奥襟を取られてから位置を下げる方法を練習したが、Tさんはそれをさせない技術を持っていて、1度取らせてしまったらなかなか簡単にはいかないものだと実感した。
それでもTさんからは相手の手首を押さえて落とす方法を教わったのでこれも有効に使っていきたい。
ただ、私の場合は充分に組ませてもらったところから投げる技がまだ出来ていないので、乱取りでは出来るだけ組んで技をかける練習をやっていきたい。

Sさんには『空気投げ』も体験してもらった。
初めて受けるというSさんの感想は、『けっこう跳ぶんですね』というものだった。
Tさんにも見てもらいながら全方向の『空気投げ』を説明したところ、斜め前方向の『渦落』と後ろ方向の『浪落』がそれぞれ『支釣込足』と『小内刈』に繋がる点について面白がってもらえた。
つまり、足をかけないで投げられるように練習しておけば、足をかけて投げるのはより簡単に出来るようになるという理屈だ。
さらに最新の『空気転がし』についても共感を得られた。これはゆっくり相手を崩し続けて転がす事が出来る技の質を身につければ、そのスピードを上げたときの投げの質も変わるというもの。
特に中心を捉え続けるという説明は、柔道でも感覚的にはやっている。
色々な技で胸や背中を合わせるという説明をされることがあるが、相手の中心を捉えると言い換えても良いだろう。

『謙譲の美徳』による『渦落』
引かれた相手の両足が浮いてくる『謙譲の美徳』による引き付けから、一連の動きで『渦落』で投げるところまでを受けてもらうと、Tさんは笑いだしてしまうほど変な感覚だったようだ。
乱取り中に出せるようになったら面白そう。


最後にTさん、Sさんと乱取りをやって終了。

寝技の練習もやりたかったが、次の楽しみにしておこう。

2017年3月1日水曜日

松聲館技法レポート『抜刀の体で浮く』

夜間飛行から発行している甲野先生のメルマガ用動画撮影に松聲館へ行ってきた。

今回の内容について予め断っておくと、前半は私が甲野先生の技に抵抗した話。後半は先生の技が変わって抵抗できなくなった話になっている。
甲野先生の最新技については後半部分でご確認ください。

■前半
甲野先生との稽古では、技への抵抗を要求されるのでこちらも何かしら前回から工夫して稽古にのぞむ。
うまく抵抗できるとそれをきっかけに先生の技がまた進化するので、こちらも進化の過程を目撃するために頑張って抵抗するのである。

この日はその抵抗が思っていた以上にうまくいって、先生の『斬り落し』、『払えない突き』、柔道的に組んだところからの潰し技、前回吹っ飛ばされた座りの『正面の対応』に対して、ほとんど崩されることなく止めることが出来た。

先生にもこの短期間でこれほど変わるとは、と驚かれたが、わたしも驚いた。

前回との違いは、『弾む体』になっている点だ。
『弾む体』とは、構造動作トレーニングのゆっくり走りで確認した足裏の着地で伸長反射が起きる姿勢のことであり、ヒモトレで言えば頭の回りに紐を巻いてジャンプすると止まらなくなるときの体のバランスであり、甲野先生の術理で言えば『人間鞠』で真っ直ぐ落とすと跳ね返ってくる体の使い方である。

この『重さがかかると跳ね返る』性質を『技を受けると跳ね返す』に応用できたということだ。
先生には腰回りが充実しているのが触れただけでわかると言われて感心された。

■後半
これでしばらく抵抗していたのだけれど、私が『人間鞠』を使っていると説明すると、先生が『なるほど』と言いながらしばらく考えて出てきたのが、
『浮き』、『人間鞠』、『石火崩し』
を同時にやるという動きだった。

座り『正面の対応』で受けたが、さっきまで抵抗できていたのが嘘のように吹っ飛ばされるようになった。
こちらの『人間鞠』が発動する前に跳ばされてしまう。

『浮き』について先生がいうには、抜刀の体にすると必然的にかかることがはっきりわかったという。
なかでも長く浮いていられる抜刀の形があって、今回は特にそれを意識されていた。

また『小手返し』や『浪之下』などはこれに加えて、『トカゲ走り』を使うとこちらが抵抗できなくなる。
『トカゲ走り』は技を仕掛けるときの気配を消す方法で、イメージで作り出した小さなトカゲに術者自身が気をとられているうちに技をかける。
どうやら受け手も無意識にトカゲに気をとられて、相手の技に対する備えが一瞬解除されてしまって、抵抗できないようだ。

柔道的に組んだ状態ではそれでもある程度抵抗の手がかりがあったのだが、『内腕』を使って引き付けられてからの足技にはどうしようもなかった。
先生に足を刈られた方向が対応しにくく、ストンと体を落とされる。

この足技は光岡先生の説明によるものだという、大変勉強になった。

2017年2月26日日曜日

柔道練習95回目『組み手の重要』

道場OBで中高部活でやっていたほぼ現役のTさんが来館。

Tさんに乱取りを相手してもらったら、組み手がうまくて組ませてもらえない。ポンポン投げられてしまった。
これからちょくちょく来れそうとのことなので、また相手をしてもらって、組み手も練習するようにしよう。
Sさんとの乱取りでは不発ながらも『内股』を思いきって仕掛けることができた。積極的に技を仕掛けられるようになりたい。
出稽古できたAさんとは技の研究稽古。空気投げの返し技を考え中らしい。研究熱心な方との練習は刺激があって楽しい。

前回の練習からかなり時間が空いてしまった。
その間見ていた寝技の動画の内容をいくつか実際に練習させてもらった。
横四方からの逃れ
 動脈を拳で押して首に足をかけて外す
 自分の足を手につけ足の力で外す

袈裟固めからの逃れ
 鉄砲返し
 脇から腕を外して相手の首を押して起き上がる

肩固めからの逃れ
 首抜き後転で逃れて押さえ込む

上四方からの逃れ
  煽りを入れて出来た隙間から腕を差し込み回転して伏せる

亀を返す
 横三角に返す
 腹に手を回して返す
 返しながら片羽絞め
 返しながら前絞め

亀の防御
 横三角に攻めてきた相手の足を回転しながら外して逃れる

伏せた相手を返す
 足を持ち上げて自分の足を差し込み梃子を使って返す

動画で勉強した通りに動けたもの、思い通りに動けなかったものがあったが、練習にいけない間の動画を利用した脳内稽古はなかなか有効だ。
この調子で組み手争いの動画を見て次回の練習に備えておくことにしよう。

私のように練習時間が取れないものが柔道を上達するには、柔道の練習をしない時間をいかに過ごすかにかかっている。
動けるからだの獲得と脳内稽古の組み合わせは相性がいいらしい。


2017年2月23日木曜日

『骨を磨く』と『空気転がし』

久しぶりに中島先生の動作術へ。

動作術は構造動作トレーニングから成り立っている。
この日は、骨を磨いてからのゆっくり走りだった。
磨いた骨は、磨いた順に左右の第5中足骨(足の小指の延長)、踵骨、脛骨、膝蓋骨(膝小僧)だ。大転子(足の付け根の横に出っ張ってる骨)まわりもやるとなおよい。
磨きかたはワセリンを使って滑りをよくしておいて、指でなぞるだけ。匠の技でかんながけをするかのように丁寧になぞる。
磨くと骨を意識できるようになる。
1ヶ所磨いては立って変化を確かめる。
感覚的には肉が薄くなって、骨がはっきりしてくる。
これで土台を整えた後、『ゆっくり走り』で弾む。
先日弾む感覚を得て以来、やりたいと思っていた練習だったのでちょうど良かった。
やってみると骨を磨いた効果も合わさって今までと感覚が違っていた。
30分やったところで歩いてみると、また驚いた。
自動的に前に進む感覚が以前よりも強く出ていた。


練習後、中島先生に『空気転がし』を受けていただいた。
「いいですね。」
と評価いただいてひと安心。
『空気転がし』は、ゆっくり安全に練習する空気投げであり、技の切れを増す練習でもある。
また『空気転がし』で身に付く動きは投げ技全般の切れ味を増す効果も得られる。
この練習は、柔道技の上達への近道に違いない。

『空気転がし』


なるべく色々な人を相手に練習したい。