2017年の目標も『体』

2026年の目標を確認してみると『動ける体』を獲得するとあった。

いくつか具体的に書いていたものの1つ、一輪車は始めるには始めたが全然練習できていない。なかなか思った通りにはいかないものだ。

いっぽうで思いもよらない出来事もあった。
『空気投げ』の研究が武術雑誌の『月刊秘伝(7月号、11月号)』に取り上げられたことと、名古屋東京で公開形式の研究会が開催されたことだ。
これらをきっかけに出来た流れは今年も新たなご縁や技の研究に繋がりそうで、今年の終わりもどのような日記を書いているのか、楽しみでならない。
また甲野善紀先生との関係でも予期せぬ出来事があった。
夜間飛行から発売されているDVD『甲野善紀 技と術理2016 ―飇拳との出会い』で初回特典映像(付録DVD)にわたしが紹介した術理『謙譲の美徳』が特集された。
撮影に協力したときはまさかこのような扱いをしていただけるとは思っていなかったので、大変驚いた。
そして忘れてはいけない記念すべき出来事は、わたしの中で定義していた『空気投げ』ができるようになったことだ。これは1つの節目と言っていいだろう。

今年の目標は空気投げに繋げて『技』と言いたいところだが、やはり『体』が第一だ。動ける体でないと技が身につかないし、新しい発見も得られない。
幸い柔道はほぼ毎週日曜日に練習できているから、これを軸に組み立てることにしよう。
月曜から土曜までをどう過ごすかだ。
仕事があるので家で出来るものにしておかなくては続かない。
その点、ケトルベルは取り組みやすい。寝る前に持ち上げたら良い。
構造動作トレーニングの『股割り』や『腰割り』ももちろんいい、テレビを観ながら出来る。行儀は良くないが食事しながら『牧神の蹄』を掴むのもトレーニングに良さそうだ。
深夜に帰宅するとそれでもトレーニングをしないで寝てしまうかもしれない。情けないが可能性は低くない。それならば確実に時間を確保できる通勤時間にやれれば一番いい。
柔道で利き手の釣り手側ばかりを使う癖があるので、つり革は左手で掴むようにしよう。
掴んでいる間は、できる限り体をまとめて片手懸垂をやるかのように体重を支える練習をしようと思う。
引き手となる左手で体重を支えられるようになれば全ての技が変わってくるだろう。

『体』のことばかり書いたが、『技』のことも書いておこう。
年末に動作術の中島先生から教えてもらった脱力に繋がる筋収縮の仕組みについて、これが身に付いたら少なくとも体感として劇的に動きが変わる予感がする。
つまり全ての技に影響する変化がおとずれる可能性があるということだ。
動作術の稽古にもこれまで以上に通わなくては。

ご縁のあった皆様のおかげで昨年はとても充実した稽古環境を得て、楽しく過ごすことができました。
本年も楽しくも実のある稽古を続けていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。



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