柔道練習98回目『横車』

子供たちの練習後、Aさんと練習。

Aさんはあまり時間を取れないので、BJJの動画で見た奥襟を取られたときの投げによる対処と、ロシアンロールという亀の返し方だけ少し練習した。
Aさんは奥襟を叩いてくるタイプなのだが、わたしとこの練習をした後は、奥襟を持ちに行くのが怖くなったと話されていた。
同じ動画で解説していた防ぎ方も合わせて説明したので実際に奥襟を取らなくなることはないと思うが。

Aさんとはさらに相手の横についてからの攻めについて研究した。
わたしは乱取り中、相手の横について背後に倒す『谷落』の変形を仕掛けることが多いが、これを警戒して前重心になった相手にすかさずかける技はないかと考えた。
Aさんにわたしの谷落を前重心でこらえてもらうと、横捨て身で飛び込めそうであったので、右足を相手の足の間に差し込みつつ、頭を相手の左足前に落とすように横車をかけたところ、これが上手くいった。


Aさんが帰った後、名古屋空気投げ以来、出げいこでたまに来られるAさんが来館。
三船十段のふわふわした受けの感触を探る練習をした。
それにしてもAさんは三船十段の映像をよく研究されていた。
組手の位置や、対左組の時に使う技についても詳しく映像を分析されている。
わたしも見習わなければならない。

Aさんは講道館で柔道を習っているのだけれど、Aさんのクラスでは巴投げ以外の捨て身技と巻き込み技を禁止されているという。
そのAさんかまだ使わないのでと、お借りすることができたのが以前にご紹介いただいた醍醐先生の柔道教本下巻、捨て身技編だ。
説明が丁寧で、やり方だけでなく、なぜそうするのかが書かれていて非常に勉強になる。
その中の記述に横車の応用編として、相手の背後を取ってから技に入る説明があったが、このやり方は先ほど確認したばかりの相手が前に重心を傾けた場合に施すものと同じであった。
試合や乱取りを続けているものにとっては当たり前の感覚かも知れないが、わたしも少しずつ柔道の攻防が理解が進んできているようで嬉しい気持ちになった。

この本を読んでこれはうまく出来そうだと感じたのは、引き込み返しを真後ろではなく、横方向に投げるというもの。
最近はわたしも警戒されてきれいに投げにくくなってきたので、いったん後ろに投げると見せかけてからの、横方向への投げはしっかり決まりそうな気がする。

また練習が楽しみになってきた。

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