松聲館の技法レポート『佐那流立ち(さなるだち)』

甲野先生のメルマガ用動画撮影のため松聲館へ。

前回から一月弱お会いしていなかったが、その間の先生のツイートによれば稽古への意欲が突然失われて、
低空飛行状態にあるという。
このような状態の先生も貴重と思いながら撮影前の稽古を楽しみにしていた。

仕事が長引いて遅れて到着すると小磯さんが
『田島さんが受けるとどうなるのか見てみたい。』と、
普通でない技を受けた様子だった。

すぐに着替えて技を受けたが、サッカーの競り合いで先生を止める形では、
今までで一番不思議な感覚だった。
何も邪魔されていないのに抵抗できないのだ。


さらに驚かされたのが、『佐那流立ち(さなるだち)』だ。
片足をタックルしに行ったところ、足を両腕でしっかりつかんだ状態から後ろ向きにひっくり返された。
しかもその感触は、正面衝突で跳ね返された衝撃は全くなく、
足を掴んだ感触のままひっくり返されるのだ。
先生はこれを『佐那流立ち(さなるだち)』という特殊な立ち方をすることで実現しているという。

ぜひメルマガ動画で確認していただくか、お近くの講習会で実際に体験していただきたい。

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