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2017年8月30日水曜日

東京武道館『柄杓投げ(ひしゃくなげ)』

スタッフのMさんから、甲野先生が少し遅れるのでこられるまでの時間繋ぎに何かやっておいて欲しい、と頼まれた。

正面押しを紹介して皆さんと練習しつつ、なるべく先生の技を受けることをお勧めしているうちに先生が登場。
時間を繋ぐ任務は果たせた。
最初の説明で練習してもらったのが良かったか、参加者のかたが練習する場面が多く見られて、甲野先生の講習会らしい光景に見えた。


小磯さんと柔道技の研究。
柄杓投げや、火焔を使った投げを練習し、その効果を確かめた。
加えて、小磯さんから喧嘩四つの相手に対し、前側の足を脛の方向から払うという柔道技にはなかった投げを教わった。
これはやる方もやられる方も全くなれてないので投げられる気がしない、が見事に投げられる。


柄杓投げの要領を掴んでいると、他の形でも応用がきく。
この日、甲野先生が初めてやった、袖を絞られた状態からの火焔の手による投げの原理は柄杓投げと同じ。
相手がこちらの足を杖がわりにするように立った状態から、杖を外す。

柔道をされているという参加者のかたとも試したが、今までにない感触で投げられると大変興味を持たれて、熱心に練習されていた。

わたしも研究を続けたい。

2017年8月27日日曜日

柔道練習111回目『柄杓投げ(ひしゃくなげ)』

背負い投げの打ち込み

左足に体重がかかり過ぎているとの指摘で、中間に重心が来るように修正すると、受けを取るKパパの体が打ち込みの度に浮くようになった。
これで入れたら軽い感触で投げられそうだ。

練習後、Kパパに空気投げを受けてもらった。
右足で踏ん張れそうな感じがするという感想を受けて、体捌きを素早くしたところ今度は耐えられない感じがするとのこと。
実際の早さは相手の受けによるが、仕組みは共通で、相手が重心をコントロールできないでいる内に作りが終わっていないといけない。

もうひとつ、先日甲野先生に投げられた空気投げである『柄杓投げ』も受けてもらった。
合気道の天地投げに近い形で投げる技で、釣り手は相手の首に親指の背を書けるようにしておき、相手に密着するくらい近づきつつ、引き手をあげて相手の頭を下げる。
ここから右回りの体捌きで相手の目の前からいなくなるようにすると真下に投げることが出来る。
Kパパも今まで受けたことのない感触が面白かったようで、何度もリクエストされて投げることになった。


今回Kパパに受けてもらって整理できたのは、柔道技としての空気投げは梃子の原理で相手を投げるが、甲野先生に教わった空気投げは、そうではない原理で投げているという点だった。

2017年8月23日水曜日

恵比寿で棒手裏剣

恵比寿にいくとたまたま手裏剣稽古の回だった。
久しぶりの手裏剣は湿気で滑りが悪く最初は戸惑ったが、すぐに感覚がよみがえってきて心地よく刺さるようになった。
やっているうちに色々工夫した記憶もよみがえってきて、以前水天宮、人形町でやっていた時の感覚が呼び起こされた。
手裏剣はシンプルながら工夫のしどころがいくらでも出てくる。
楽しい稽古になった。

中島先生から、赤ちゃんの動きをもとにしたリハビリ法を紹介してもらった。
やってみると股関節が楽になる。
一度きちんと教わってみたい。
他にも手のひらのリハビリ?とも言える動きも教わった。地味だがきつい。

稽古後は中島先生、Oさんと食事へ。
具体的な日取りはこれからだが、技あり企画で空気投げ研究会を開催することになった。

研究会らしくマニアックなことをやらせてもらおう。

2017年8月18日金曜日

鉄騎の形

岡田さんから、鉄騎の形の要訣を教わった。
横から圧力をかけられても崩れにくいテンションを腰と足首を結ぶラインに保ったまま動く。
腕は外旋させながらわきを絞っていくように動かす。
この時、体も一緒に横を向くので、見た目ほど体に対して腕は動いていない。

投げでも同じだが、わたしは相手を引き付けるのに脇の絞りを使いきってしまう癖があり、これだと相手を引き落とすときに落下以上の速度がでない。
相手を引き出しつつ落下を初めて、落下が終わる頃に脇を絞りきる速度でそれぞれ動く必要がある。


一つ一つの動きの始まりと終わりを揃えるイメージだ。

2017年8月15日火曜日

松聲館の技法レポート『叶ったものとして願うと叶う』

夜間飛行が発刊している甲野善紀先生のメルマガ向け動画の撮影に行ってきました。

未撮影分の気付きを撮影する予定で始まったが、撮影前の稽古で新たな気付きがあり、追加で撮影するものが増えた。

新たな気付きとは、
『叶ったものとして願うと叶う』
というもの。

動きで言うなら、相手に気づかれずに技に入るのだが、その為には接触面から情報を与えないように動く必要がある。

実際には動き始めているのに相手にとっては動いていない。
これが『叶ったものとして願う』かのように動くということだ。

先生に「やってみてください。」と促され、試してみた。
相手に気づかれずに入るところまでは悪くなさそうだったが、相手を崩すところでごく普通の抵抗しやすい動きが出てきてしまう。
「信心が足りない。」と冗談まじりに言われてしまったが、出来ると確信を持って思えるようにならないと出来ないとすると、これは出来るようになるまで信じられないから出来ない(笑)

形は柔道でこちらが襟か袖の片方を掴んだ状態から。
乱取り中に相手の技を警戒するような感じで動いていても簡単にやられてしまう。

ところでこの日の前半は、先生の技を受けても大きく崩されることがなかった。
先日気づいた腰の緊張を後頭部をリラックスさせることで取る方法で、リラックスしながら技を受けられたのが良かったようだった。

先生からは独特の進化を続けるH氏の受けのようだと評価されたが、わたしも変わってきているようだ。

2017年8月14日月曜日

腰の緊張

腰の緊張が後頭部をリラックスさせると解ける感覚が出てきた。

スマホを操作すると緊張して、やめて周りの景色を見るとリラックス出来る。

後頭部の弛みが背中を通って腰に伝わる。
腰の緊張を直接取るのは難しく、手こずってきたが後頭部の緊張はカンペル平面を保つことで解ける。
遠隔操作で腰の緊張を取っているようでおもしろい。



2017年8月6日日曜日

柔道練習110回目『捨身感覚で背負い投げ』

夏休みで帰省しているのか、子供たちが少なかったので、早めに大人の練習が始まった。

私は背負い投げの打ち込み。
捨て身技の感覚で確実に投げるため、相手をロックすることを意識して取り組んだ。

乱取りで背負い投げを仕掛けられるようになってきている。相手の腕をロックして入ることができたらうまく決まりそうだ。

この道場の出身で最近顔を出すようになった20代で体格のいい大きいTさんと寝技の練習をしたが、私の横四方が重いと感想を漏らしていた。
しっかりおさえられるようになってきたか。

暑すぎて大人の練習も早めに切り上げ。
大きいTさんらに『謙譲の美徳』や『浮木之腿』を受けてもらって終了。

押し合いで体格に劣る私が負けないのには驚かれていた。

2017年8月1日火曜日

全ての道は『空気投げ』に通ず

この夏の練習テーマを『背負い投げ』にしてから新しい感覚が出てきた。
大きなきっかけになったのは、内村直也先生の背負い投げDVDをみたことだ。
内村先生はDVDの冒頭で、背負い投げは手技に分類されるが捨て身技の感覚で投げている旨の発言をされている。
この一言を聞いて、背負い投げで目指すべき感覚が浮かび上がってきた。

「そうか、ロックして落っこちればいいのか。」

こう思えるようになったのだ。
動きの中で技を出せる感覚が強くなってきた。
何をすべきか、背負い投げの手順を投げるところから、
逆に追うと全ての手順において目的が明確になってくる。
・相手を小さな力で投げるため落下の力を使う
・相手と一緒に落ちるためにロックする
・相手の上腕部をロックするために体を回転させる
・回転するスペースを空けるために相手を引き出す

大きな手順の目的がわかるとそこに繋がる細かい動作の目的もはっきりする。
・大きく引き出すために小指を上げる
・大きく引き出すために後ろ回り捌きで回転する
・回転で加速するため、手足を中心に集める
・強くロックするため上腕から脇下に肘を差し込む
・強くロックするため差し込んだら脇を搾る
・大きく落下させるため、頭を先に下げない
・大きく落下させるため、正座に近い落下姿勢をとる
・相手と回転するため、片側の足は小指側の甲を着ける

さらに続く。細かい動作を変える目的で取り組むと動きの質が変わる。
・引き出す時の気配を無くすため『屏風座り』で腰を落とす
・大きく相手を動かすため『謙譲の美徳』で相手を動かす
・回転の滞りを無くすため『円月抜き』で回る
・ギリギリまで落下を継続させるため『浮木之腿』で接地する

まだ続く。動きの質を変えるには身体を変えなければならない。
・股関節から全身を連動させて動くための『股割り』トレーニング
・深く腰を落とした状態でも動けるための『腰割り』トレーニング
・安定した接地をキープするための『趾(あしゆび)』トレーニング
・骨の位置を把握するための『深部感覚』トレーニング

もちろん柔道の練習メニューの目的も明確になってくる。
・相手を引き付ける力をつけるための『絞り』トレーニング
・背中を連動して使うための『すり上げ式腕立て』トレーニング
・背中を連動して使うための『鰐歩き』トレーニング
・しゃがむ力をつけるための『スクワット』トレーニング
・等々

全ては背負い投げに繋がっている。

しかし私の場合は、背負い投げの研究は空気投げ研究の一環として取り組んでいるから、こうも言えるのだ。

「全ての道は空気投げに通ず」