柔道練習118回目『空気投げの答え?』

先週風邪をこじらせて以来、咳が続いていたので激しい練習を避けて技の研究だけにした。

子供たちが帰った後、まだまだ体力が有り余っている2段のTさんに受けてもらって、2点検証させてもらった。
1つは柄杓投げを短い時間で仕掛けるやり方で、甲野先生との稽古で感覚が出てきていたもの。
Tさんの感想は『これはいけるんじゃないですか』だった。
特に左の『小外刈』との連携で使うと効果的だと感想をもらった。

もう1つは『空気投げ』だ。
早い空気投げにパワーを追加するやり方を試したかった。
以前にもやってみたことはあったが、今回はより動きのイメージがハッキリとした状態での検証になった。
私の中ではひもトレと人間鞠とゆっくり走りに共通する姿勢で、頭をバランスのよい位置で支えてジャンプすると弾む体の状態を利用する。
空気投げの手順のなかで、『落下すると弾む仕組み』を使えるのは、相手を引き出した後、体捌きで方向を変える瞬間だ。
ここで腹を落として体を沈ませる。
三船十段の著書にもこの手順で『後ろの足は、外がわに踏みかためれば、腹に力がはいり、よく腰がすわる。』とある。
実際にこれを弾む体で試してみると、Tさんも『こっちのほうがパワーがあります』と感じられたようだった。

同じ原理で『浮落』を試すとどうもうまくいかない。
どうやらタイミングが遅いようだった。『浮落』は柔道形にもあり、そのやり方でやっていたが、私がやる空気投げの原理では右足が引き出されて着地する前に技を仕掛ける必要があった(柔道形では着地後さらに引き出してから仕掛ける)。
私のやり方にして、体捌きと同時に足を踏みしめると、体が安定してぶれない感触に変わった。やはり同じ原理で良いようだ。

ここにきて大きな発見だ。

もう少し整理しなくては。

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