松聲館の技法レポート『甲野先生の空気投げ』

ツイッターより
甲野先生のメルマガ動画撮影終了。影観法では、組み手十分の形から空気投げに投げられてしまった。影観法は稽古するにも手掛かりなし。我ならざる我とは誰なのか。想像できる我は、我なる我なので効果がないのだ。

この場で生まれた新技『達磨転がし』を受けた。『柄杓投げ』に似てるががっちり構える相手を転がして投げる感覚が似て非なるところ。これも空気投げ。

新技で空気投げの『達磨転がし』の入り方は2通り。相手が釣り手を取りにくるのを吸収しつつ肘、肩をとって投げる方法と、がっちり釣り手を取られたところから、後ろに下がるように引き出し、相手との関係で空中にイメージするつっかい棒を回転させて投げる方法。

贅沢にも新技の空気投げのポイントを教わることができた。受けた感触と合わせて整理すると、相手を引き出したまま投げる。相手の肘は外へ、肩は下へ。相手との関係性は保ったまま。

指をつまむと気配が消える。突きを目の前で連発されると、記者会見でフラッシュ撮影をあびている気分になる。

津軽三味線から生まれる『舞い』の動き。動かされてる感覚だそう。以前から説明を聞いていて少し見せてもらっていたが、今回の動きは予想を上回る激しい動きだった。

それにしてもいつもより遅めの時間まで道場にいて、駅まで走って帰り、何とかいつもの電車に乗れて、終点に着いて、乗り換えだ!と思ったら逆方向の終点だったときのこの感じ(2回目)。何とか電車で帰れそうで良かった。


甲野先生からの返信です。
<空気投げに関して>
相手の中に自然とできる球を、如何に歪ませずに回せるかが、鍵ですね!

先ほどはありがとうございました。これは手掛かりがありますから練習出来ます!


<影観法に関して>
いつもお世話になっております。今夜は、影観法はフローへと入る引き金、フロートリガーだとあらためて実感しました。フローに入れば、我ならざる我が、姿を現します。田島さんも、ぜひ実感してください。

フローに入れるようになるには、その前にやらなければならない事がたくさんありそうです。自分のやれるところからやっていきます!

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